JPH069482Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPH069482Y2 JPH069482Y2 JP1989056391U JP5639189U JPH069482Y2 JP H069482 Y2 JPH069482 Y2 JP H069482Y2 JP 1989056391 U JP1989056391 U JP 1989056391U JP 5639189 U JP5639189 U JP 5639189U JP H069482 Y2 JPH069482 Y2 JP H069482Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- center
- electrolytic capacitor
- explosion
- capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、防爆機構を備えた電解コンデンサに関するも
のである。
のである。
従来の技術 従来、電解コンデンサに逆電圧、過電圧が加わったり、
過負荷の状態あるいは寿命故障などの理由で、コンデン
サが発熱して内圧が異常に上昇した場合、ケースの底部
に設けた細溝の薄肉部が切れて、内部のガスを放出する
防爆機構を備えたものが用いられていた。(実公昭51-3
376号公報、実開昭55-141941号公報、実開昭55-37209号
公報、実開昭59-18427号公報など) 考案が解決しようとする問題点 上述のように内圧が異常に上昇した場合、従来の防爆機
構においては、防爆弁の作動性を良好にするために、内
部圧力の上昇に伴う応力がケースの底面の中心部が最大
になることから細溝はケースの底面の中心部を通る位置
に設けられていた。しかしながら、ケースの直径が比較
的大きな製品においては、異常時内部に蓄積されている
ガスの量が多いため、急激に内部圧力が上昇すると、防
爆弁が作動した後においてもケースの底部を膨張させる
ような力が加わり、ケースが変形し、また防爆弁が比較
的大きく開口してコンデンサ素子の一部が外部へ飛散す
るといった問題があった。
過負荷の状態あるいは寿命故障などの理由で、コンデン
サが発熱して内圧が異常に上昇した場合、ケースの底部
に設けた細溝の薄肉部が切れて、内部のガスを放出する
防爆機構を備えたものが用いられていた。(実公昭51-3
376号公報、実開昭55-141941号公報、実開昭55-37209号
公報、実開昭59-18427号公報など) 考案が解決しようとする問題点 上述のように内圧が異常に上昇した場合、従来の防爆機
構においては、防爆弁の作動性を良好にするために、内
部圧力の上昇に伴う応力がケースの底面の中心部が最大
になることから細溝はケースの底面の中心部を通る位置
に設けられていた。しかしながら、ケースの直径が比較
的大きな製品においては、異常時内部に蓄積されている
ガスの量が多いため、急激に内部圧力が上昇すると、防
爆弁が作動した後においてもケースの底部を膨張させる
ような力が加わり、ケースが変形し、また防爆弁が比較
的大きく開口してコンデンサ素子の一部が外部へ飛散す
るといった問題があった。
問題点を解決するための手段 本考案は上述の問題を解決したもので、コンデンサ素子
を収納した円筒状ケースの底面に、該底面の中心を通過
しない2本の直交する細溝を設け、該2本の細溝の長さ
がほぼ等しく、かつその交点が、十字状に形成され、さ
らにその交点とケース底面の中心とを結ぶ直線が上記細
溝の2等分線となるよう構成してなる電解コンデンサで
ある。
を収納した円筒状ケースの底面に、該底面の中心を通過
しない2本の直交する細溝を設け、該2本の細溝の長さ
がほぼ等しく、かつその交点が、十字状に形成され、さ
らにその交点とケース底面の中心とを結ぶ直線が上記細
溝の2等分線となるよう構成してなる電解コンデンサで
ある。
作用 上述の構成によって、内圧が上昇し、細溝から切れて防
爆弁が作動したとき、ケースの変形が極めて少なく、特
にケースの切れた先端の反りが極めて少ないので、プリ
ント基板に近接して取付けられている他の部品や配線導
体に接触せずかつコンデンサ素子の飛散も防止する。
爆弁が作動したとき、ケースの変形が極めて少なく、特
にケースの切れた先端の反りが極めて少ないので、プリ
ント基板に近接して取付けられている他の部品や配線導
体に接触せずかつコンデンサ素子の飛散も防止する。
実施例 以下、本考案を第1図〜第2図に示す実施例により説明
する。
する。
直径40mm、長さ80mm、肉厚0.7mmの円筒状アルミニウム
製ケース1の底部に第1図(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)に示す4
種類の細溝を設けてコンデンサ素子2を収納し、封口材
3にて密閉し、端子4を導出し試料を各々作成した。
製ケース1の底部に第1図(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)に示す4
種類の細溝を設けてコンデンサ素子2を収納し、封口材
3にて密閉し、端子4を導出し試料を各々作成した。
表は上記試料を用いて低粘度の鉱物油により油圧試験を
実施し、細溝5が開裂する圧力(実施例A)およびアス
ファルトピッチをケース1の底部に約20mm充填し、上記
と同様油圧試験を実施し、細溝2が開裂する圧力(実施
例B)を測定し、また該ケースを用いてコンデンサを各
々10個製作し強制破壊させた結果、素子の一部が飛散
した数を調べたものである。
実施し、細溝5が開裂する圧力(実施例A)およびアス
ファルトピッチをケース1の底部に約20mm充填し、上記
と同様油圧試験を実施し、細溝2が開裂する圧力(実施
例B)を測定し、また該ケースを用いてコンデンサを各
々10個製作し強制破壊させた結果、素子の一部が飛散
した数を調べたものである。
実施例Aにおいては、試料1、3はケースの変形は殆ど
なく、試料2、4は高い開裂圧力を示した。
なく、試料2、4は高い開裂圧力を示した。
実施例Bにおいては、アスファルトピッチの粘性率が高
いためにケースが変形し、細溝部は2〜3mm程開口し
た。なお、表中の寸法、mはケース底面の中心から溝
の中心までの距離である。
いためにケースが変形し、細溝部は2〜3mm程開口し
た。なお、表中の寸法、mはケース底面の中心から溝
の中心までの距離である。
したがって、コンデンサ素子を収納する場合、通常の実
施例Aにおいては、本考案に係る試料1および3が適切
であり、試料2および4のように2本の細溝の交点がず
れた位置にある場合は開裂圧力も高く望ましくない。
施例Aにおいては、本考案に係る試料1および3が適切
であり、試料2および4のように2本の細溝の交点がず
れた位置にある場合は開裂圧力も高く望ましくない。
考案の効果 本考案は以上のように防爆弁の作動時にケースの変形が
極めて少なく、コンデンサ素子の飛散を防止でき、極め
て安全性の高い電解コンデンサが得られ、実用的価値の
大なるものである。
極めて少なく、コンデンサ素子の飛散を防止でき、極め
て安全性の高い電解コンデンサが得られ、実用的価値の
大なるものである。
第1図(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は本考案に係る電解コンデン
サ用ケースの各実施例の底面図、第2図は電解コンデン
サの断面図である。 1:細溝、2:ケース、3:コンデンサ素子、4:中心
サ用ケースの各実施例の底面図、第2図は電解コンデン
サの断面図である。 1:細溝、2:ケース、3:コンデンサ素子、4:中心
Claims (1)
- 【請求項1】コンデンサ素子を収納した円筒状ケースの
底面に、該底面の中心を通過しない2本の直交する細溝
を設け、該細溝の長さがほぼ等しく、かつその交点が十
字状に形成され、さらにその交点とケース底面の中心と
を結ぶ直線が上記細溝の2等分線となるよう構成してな
る電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989056391U JPH069482Y2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989056391U JPH069482Y2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02146421U JPH02146421U (ja) | 1990-12-12 |
JPH069482Y2 true JPH069482Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31580173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989056391U Expired - Lifetime JPH069482Y2 (ja) | 1989-05-16 | 1989-05-16 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069482Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS513376U (ja) * | 1974-06-25 | 1976-01-12 | ||
JPS5741652U (ja) * | 1980-08-21 | 1982-03-06 | ||
JPS5918427U (ja) * | 1982-07-27 | 1984-02-04 | エルナ−株式会社 | 電解コンデンサ |
JPS6160145A (ja) * | 1984-08-31 | 1986-03-27 | Nec Corp | 論理検証システム |
-
1989
- 1989-05-16 JP JP1989056391U patent/JPH069482Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02146421U (ja) | 1990-12-12 |
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