JPH0694817B2 - 高温抽出空気冷却用のガスタービンエンジン・ファンダクト内熱交換装置 - Google Patents

高温抽出空気冷却用のガスタービンエンジン・ファンダクト内熱交換装置

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JPH0694817B2
JPH0694817B2 JP21130691A JP21130691A JPH0694817B2 JP H0694817 B2 JPH0694817 B2 JP H0694817B2 JP 21130691 A JP21130691 A JP 21130691A JP 21130691 A JP21130691 A JP 21130691A JP H0694817 B2 JPH0694817 B2 JP H0694817B2
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fan duct
heat exchange
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    • F02CGAS-TURBINE PLANTS; AIR INTAKES FOR JET-PROPULSION PLANTS; CONTROLLING FUEL SUPPLY IN AIR-BREATHING JET-PROPULSION PLANTS
    • F02C6/00Plural gas-turbine plants; Combinations of gas-turbine plants with other apparatus; Adaptations of gas-turbine plants for special use
    • F02C6/04Gas-turbine plants providing heated or pressurised working fluid for other apparatus, e.g. without mechanical power output
    • F02C6/06Gas-turbine plants providing heated or pressurised working fluid for other apparatus, e.g. without mechanical power output providing compressed gas
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連米国特許出願】本発明の内容と関連するものを扱
った同時係属米国特許出願を次に示す。なお、これは本
発明の譲受人(本件出願人)に譲渡されたものである。
ミラー(F. E. Miller) により発明された「ガスタービ
ンエンジンの整形体と一体の予冷熱交換装置(Precooli
ng Heat Exchange Arrangement Integral With Structu
re Fairing Of Gas Turbine Engine)」についての19
90年7月30日付米国特許出願第559,781号。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービンエンジンに
関し、特に、高圧高温抽出空気を冷却するためにガスタ
ービンエンジンのファンダクト内に設けた熱交換装置に
関する。
【0003】
【従来の技術】多くの商用航空機ガスタービンエンジン
ではコアエンジンから高圧高温空気が抽出され航空機の
様々な装置で用いられる。特に、この高圧空気は航空機
における様々な用途、例えば、防氷や客室の冷房に必要
である。しかし、高圧空気を用いる前に、空気の温度を
それぞれの特定用途に従って適切な値に下げなければな
らない。
【0004】高圧の圧縮機抽出空気を冷却する現用方法
の一つは、エンジンナセルの出口案内羽根の後方でエン
ジンファンダクトから空気を抽出することである。ファ
ンダクトからの比較的低温の抽出空気と、コアエンジン
圧縮機からのより高温の高圧抽出空気はその後熱交換器
に通され、そこで高温高圧空気がその熱エネルギーの一
部を低温のファンダクト抽出空気に伝える。
【0005】こうした熱交換方式の使用は必要である
が、熱伝達を達成する現用装置ははなはだ複雑である。
一種の装置では手のこんだ配管設計を用いて高圧抽出空
気を航空機に送給しかつ比較的低温のファンダクト抽出
空気を熱交換器の場所に導く。この低温のファンダクト
抽出空気は、熱交換器に達して冷却機能を果たすまで
に、その圧力(推力用エネルギー)のほとんどを失って
しまう。これは配管の様々な曲げ部と湾曲部による摩擦
損失に起因する。熱交換器から出たファンダクト抽出空
気は、航空機構造体から機外に排出されるが、その発生
推力は無視し得る程である。ファンダクト抽出空気推力
損失のエンジン燃料消費率に対する影響はかなり大き
い。さらに、複雑過ぎる抽気配管により航空機の重量が
かなり増大する。
【0006】その結果、従来生じたファンダクト抽気損
失を回避するような熱伝達用装置の改良が依然として必
要である。
【0007】
【発明の概要】本発明は上述の必要に応じて設計された
熱交換装置を提供する。本発明の熱交換装置はエンジン
ファンダクト内に設けられ、高圧高温空気、例えば、エ
ンジンコア圧縮機から抽出された空気を冷却する。この
冷却は、ファンダクト空気流の小部分を一時的に分流さ
せ高温抽出空気の流れと熱伝達関係にあるように熱交換
装置に通すことにより達成される。その結果、ファンダ
クト抽出空気圧力損失が低減する。なぜなら、ファンダ
クト抽出空気はファンダクトの主空気流から隔てられた
ファンダクト内の短い流線形通路だけを通るように導か
れるからである。ファンダクト抽出空気は熱交換器を通
流した後ファンダクトに戻される。すなわち、冷却用空
気はファンダクトの主空気流と再び合流し、エンジン推
力の発生に使用され得る。冷却空気圧力損失は、分流し
たファンダクト空気を熱交換器に導く配管が不要である
から低減する。
【0008】従って、本発明は、ガスタービンエンジン
の環状ナセルとケーシングの間に画成され、そしてナセ
ルとケーシングの間に半径方向に延在し両者を連結する
少なくとも一つの支持部材を有する環状ファンダクト内
に用いられる。ファンダクトは推力を発生する主空気流
を通す。本発明は次のような熱交換装置、すなわち、
(a)ファンダクト空気流の温度より高い温度の抽出空
気流を通す導管の形態をなし、導管の一部分がファンダ
クトに入ってそこから出るように延在するような導流手
段と、(b)ファンダクト内に配置され、そして前記導
管が抽出空気流を熱交換器内部に通すように前記導管部
分の途中に設けられた熱交換器と、(c)ファンダクト
内に配置され、ファンダクト主空気流の小部分をファン
ダクトから一時的に分流させそれを熱交換器の内部を通
る抽出空気流と熱伝達関係にあるように熱交換器の外面
上に通すもので、ファンダクト空気分流部分がファンダ
クトを通る主空気流に再び合流しこうして前記導管によ
り導かれる抽出空気流を冷却した後エンジン推力の発生
に用いられるようにする分流手段とからなる熱交換装置
を提供する。
【0009】さらに詳述すると、一実施例において分流
手段は単一の仕切部材であり、他の実施例では分流手段
は1対の仕切部材である。これらの仕切部材は、熱交換
器と支持部材とから離間して両者に近接しておりそれら
とともに空気拡散通路を画成する細長い空力整形板の形
態をなし、この拡散通路をファンダクト主空気流の分流
部分が通流して熱交換器の外面上を通る。拡散通路は主
空気流と連通する入口と出口を有する。通路の入口は熱
交換器の上流側から隔たり、通路の出口は熱交換器の下
流側から隔たっている。
【0010】拡散通路はその入口と出口におけるより熱
交換器の位置における方が断面寸法が大きい。従って、
ファンダクト主空気流の分流部分は、通路の入口に入っ
た後熱交換器に達するまで減速し、さらに熱交換器を離
れた後通路の出口に近づくにつれて加速する。
【0011】さらに、一実施例において、前記支持部材
は、エンジンを航空機翼で支えるための構造部の前部を
含む。熱交換器は仕切部材と前記構造部の前部との間に
延在する。支持部材はまた、前記構造部の前部に装着さ
れて通路の片側の境界をなすそらせ部材を含む。
【0012】本発明の上記および他の特徴と利点と達成
事項を明らかにするため、次に添付図面により本発明の
実施例を詳述する。
【0013】
【実施例の記載】以下の説明において、同符号は全図を
通じて同部分または対応部分を表す。また、以下の説明
における「前方」、「後方」、「左」、「右」、「上
方」、「下方」等の用語は便宜上の用語であって本発明
を限定するものではないことを理解されたい。
【0014】全体 添付図面、特に図1に、航空機(図示せず)の従来の
ガスタービンエンジンを総体的に符号10で示す。ガス
タービンエンジン10は長さ方向中心線Aと、中心線A
の周りに同軸的かつ同心的に配置した環状ケーシング1
2を有する。エンジン10にはガス発生器であるコアエ
ンジン14が含まれ、圧縮機16と燃焼器18と単段ま
たは多段の高圧タービン20とで構成され、これらの構
成部は全てエンジン10の長さ方向中心線Aの周囲に同
軸的に設けられ直列軸流関係に配置されている。高圧タ
ービン20は外側環状軸22により圧縮機16に連結さ
れそれを駆動する。
【0015】コアエンジン14は燃焼ガスを発生するよ
うに作用する。圧縮機16からの圧縮空気は燃焼器18
で燃料と混合されかつ点火されて燃焼ガスを発生する。
燃焼ガスのエネルギーの一部が高圧タービン20により
仕事用として抽出され、圧縮機16を駆動する。残りの
燃焼ガスはコアエンジン14から排出されて低圧パワー
タービン24に入る。
【0016】低圧タービン24にはロータ26が含ま
れ、内側駆動軸28に固定されており、この軸は差動軸
受30を介して外側駆動軸22内に回転自在に設けられ
ている。内側駆動軸28は、ブースタ圧縮機34の一部
をなす前方ブースタロータ32を支えてそれを回動す
る。圧縮機34は前方ファン動翼列36を支持する。
【0017】エンジン10には環状ナセル38が含ま
れ、ファン動翼36を包囲しそして静止ケーシング12
の周囲に配置されている。ナセル38は複数本のファン
フレーム支柱40と出口案内羽根42とにより支持され
ており、支柱40と案内羽根42はナセル38とエンジ
ンケーシング12とを連結し、そして両者間に画成され
た環状ファンダクト44を横切って半径方向に延在す
る。さらに、エンジン10は、上側パイロン50と上側
二また分岐体52とで構成した整形体49のエンジン推
力支承構造体48により片方の機翼46の下側に支持さ
れている。
【0018】従来の熱交換装置 また図1に簡略に示すように、先行技術によるエンジ
ン10は、総体的に符号54で示した従来の熱交換装置
を具備する。熱交換装置54は、エンジン10から抽出
した高圧高温空気を冷却して航空機における様々な用途
に用いるために設けられている。従来の熱交換装置54
は配管56と導管58と熱交換器60を含み、熱交換器
60は、上側パイロン50と二また分岐体52との形態
をなす推力支承構造体48により支持される。
【0019】従来の熱交換装置54の配管56は、ケー
シング12の排気中央体64により支持されファンダク
ト44内に突出しているスクープの形態の入口端62
と、エンジン10の上方かつ後方の上側推力支承構造体
49の区域に配置した出口端66とを有する。配管56
は入口端62でファンダクト44と連通し、ファンダク
ト44を通る冷却空気流の小部分を抽出して熱交換器6
0の外面上に通した後配管56の出口端66に導きそこ
で機外に排出する。
【0020】先行技術装置54の導管58は、コアエン
ジン圧縮機16と連通する入口端68を有し、そこから
少ない割合の高圧高温空気流が抽出されて熱交換器60
の内部を通り、そこで冷却されてから航空機に導かれ
る。冷却用のファンダクト抽出空気の送給に要する配管
56の長さは様々であるが、控え目に見て、直径5イン
チの管で6フィートはあると推定される。
【0021】配管56のこのような配置により、ファン
ダクト44から抽出した冷却用空気は配管56の多数の
曲げ部と湾曲部を通流した後でなければ熱交換器60と
配管出口66に達することはできない。このような流路
に沿う流れにより生じる摩擦抵抗の結果、冷却用抽出空
気はその冷却機能を果たした時既にその推力発生用エネ
ルギーのほとんどを失っているのでその後機外に排出さ
れる。
【0022】本発明の熱交換装置 図2に本発明の熱交換装置を総体的に符号70で示
す。熱交換装置70はファンダクト44内に出口案内羽
根42の下流かつ推力支承構造体48の上側二また分岐
体52の上流に配置されている。導管58の一部分58
Aがファンダクト44に入って出るように配置され、そ
して熱交換器60はファンダクト44内で導管部分58
Aと連通するように配置されているので、導管58は高
圧高温空気、例えば、エンジンコア圧縮機16から抽出
した空気を新しい位置の熱交換器60の内部に通す。熱
交換装置70はさらに、ファンダクト空気流の小部分、
例えば約1%をファンダクト44から一時的に分流させ
て熱交換器60の外面上に通すための手段72を含む。
【0023】従来生じた冷却空気圧力損失は、本装置で
は皆無にならないにせよ減少する。なぜなら、分流した
ファンダクト空気を熱交換器60に導くための配管56
に匹敵する構造物が必要でないからである。その結果、
摩擦によるファンダクト空気損失は回避される。という
のは、エンジン推力発生用ファンダクト44からの冷却
空気はファンダクトから分流した後、熱交換器60の内
部を通る高温抽出空気の流れと熱伝達をなすように熱交
換器60の外面上を短い距離流れるだけでファンダクト
44に戻るからである。すなわち、冷却空気はファンダ
クト44を通る主空気流と再び合流しそしてエンジン推
力の発生に用いられる。
【0024】図3と図4において、ファンダクト空気分
流手段72は1対の仕切部材74を含み、両部材は、熱
交換器60の横方向の両側と、ファン支持部材の一つ、
例えば、ファンフレーム支柱40の両側とに隣接する細
長い空力整形板の形態をなす。図3と図4の実施例にお
いて、仕切部材74はそれらの両端のほぼ中間の位置に
おいて熱交換器60の横方向の両側に取付けられかつ支
持されている。
【0025】仕切部材74はファンフレーム支柱40と
熱交換器60とともに空気流拡散通路76を画成し、こ
の拡散通路をファンダクト主空気流の小部分が分流とし
て通り熱交換器60の外面上を通る。通路76はファン
ダクト主空気流と連通する入口78と出口80を有す
る。通路入口78は仕切部材74の前端74Aとファン
フレーム支柱40の両側との間に画成された2つの横方
向に相隔たる部分78Aに分割されている。入口78は
熱交換器60の上流側すなわち前側から隔たっている。
通路出口80は同様に、仕切部材74の後端74Bと推
力支承構造体48の前部48Aとの間に画成された2つ
の横方向に相隔たる部分80Aに分割されている。出口
80は熱交換器60の下流側すなわち後ろ側から隔たっ
ている。
【0026】空気流拡散通路76はその入口78と出口
80の位置におけるより熱交換器60の位置における方
が断面寸法が大きい。従って、ファンダクト主空気流の
分流部分は、入口78を経て通路76に入った後熱交換
器60に達するまで減速し、さらに熱交換器60を離れ
た後出口80に近づくにつれて加速する。拡散通路76
のこの逆テ−パ形状により、通路76内のファンダクト
空気流の分流部分における摩擦損失が減り、そして分流
空気は主空気流に再び流入してエンジン推力の発生に役
立つ。
【0027】熱交換装置70の様々な代替具体例を本発
明の範囲内で実現できる。図5には熱交換装置の第1代
替具体例を示し、この場合、一つだけの仕切部材74を
図3と図4の好適具体例における1対の仕切部材の代り
に用いてある。その結果、ファンフレーム支柱40の片
側だけに沿って延在する拡散通路76の入口78と出口
80に一つだけの開口が存在する。すなわち、図5の装
置70は図3と図4に示した装置の半分と実質的に同じ
である。図6と図7に示す装置70の第2具体例では、
仕切部材74をそれぞれの上下両端においてナセル38
とケーシング12に取付けてあることが唯一の違いであ
る。
【0028】熱交換装置70の他の幾つかの代替具体例
では、ファンフレーム支柱が存在しない。その代わり、
図8に示した第3代替具体例では、推力支承構造体48
の前部48Aが、ファンフレーム構造体の代りに、所望
の長さ方向逆テ−パ形状を有する空気流拡散通路76を
画成するような形状を有する。前部48Aと仕切部材7
4はどちらも出口案内羽根42の形状に類似した空力形
状を有する。さらに、熱交換器60は、単一仕切部材7
4と、構造体48の前部48Aとの間の通路76を横切
って延在する。図9に示す第4代替具体例では、推力支
承構造体48の前部48Aが鈍い形状を有し、細長いそ
らせ部材82と共に、通路76の片側の境界をなしてい
る。熱交換器60は仕切部材74と構造体48の前部4
8Aとの間に延在し、そらせ部材82とほぼ平行であ
る。構造体前部48Aの鈍い端部とそらせ部材82は異
物そらせ手段として作用し、そして熱交換器60の向き
は異物がそれを直撃することを防止する。
【0029】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明の範囲内で本発明の全ての実質的な利点を損なうこと
なく本発明構成部の形態、構造、構成等に様々な改変を
施し得ることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のガスタービンエンジンから抽出した高温
高圧空気を冷却して航空機における様々な用途に用いる
ための従来の熱交換装置を装備したガスタービンエンジ
ンの概略的な軸方向断面図である。
【図2】図1に類似の概略的な軸方向断面図であるが、
ガスタービンエンジンに装備した本発明の熱交換装置を
示す。
【図3】図2の線3−3に沿って見た本発明の熱交換装
置の断片的な拡大縦断面図である。
【図4】図3の線4−4に沿って見た熱交換装置の断片
的な拡大横断面図である。
【図5】熱交換装置の第1代替具体例を示す。
【図6】熱交換装置の第2代替具体例を示す。
【図7】図6の線7−7に沿って見た熱交換装置の断片
的な拡大横断面図である。
【図8】熱交換装置の第3代替具体例を示す。
【図9】熱交換装置の第4代替具体例を示す。
【符号の説明】
10 ガスタービンエンジン 12 ケーシング 14 コアエンジン 38 ナセル 40 支柱 42 出口案内羽根 44 環状ファンダクト 48 推力支承構造体 48A 推力支承構造体前部 58 導管 58A 導管部分 60 熱交換器 70 熱交換装置 74 仕切部材 76 空気流拡散通路 78 通路入口 80 通路出口 82 そらせ部材

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンエンジンの環状ナセルとケ
    ーシングと前記ナセルおよびケーシング間に半径方向に
    延在しかつ両者を連結する少なくとも一つの支持部材と
    により画成され推力発生用の主空気流を生成する環状フ
    ァンダクトにおいて、(a)前記ファンダクト空気流の
    温度より高い温度の抽気流と連通する導管であって、前
    記ファンダクトに入ってそこから出るように延在する導
    管部分を有する導管と、(b)前記ファンダクト内に配
    置され、そして前記導管が抽出空気流を熱交換器内部に
    通すように前記導管部分の途中に設けられた熱交換器
    と、(c)前記ファンダクト内に配置され、ファンダク
    ト主空気流の小部分を前記ファンダクトから一時的に分
    流させそれを前記熱交換器の内部を通る抽出空気流と熱
    伝達関係にあるように前記熱交換器の外面上に通すもの
    で、前記ファンダクト空気分流部分が前記ファンダクト
    を通る主空気流に再び合流しこうして前記導管により導
    かれる抽出空気流を冷却した後エンジン推力の発生に用
    いられるようにする分流手段とからなる熱交換装置。
  2. 【請求項2】 前記分流手段は、前記熱交換器と前記支
    持部材とに隣接しそれらとともに空気拡散通路を画成す
    る少なくとも一つの仕切部材を含み、前記通路を前記フ
    ァンダクト主空気流の前記分流部分が通流して前記熱交
    換器の外面上を通る、請求項1記載の熱交換装置。
  3. 【請求項3】 前記仕切部材は空力整形板である請求項
    2記載の熱交換装置。
  4. 【請求項4】 前記通路は前記主空気流と連通する入口
    と出口を有し、前記入口は前記熱交換器の片側から隔た
    りそして前記出口は前記熱交換器の反対側から隔たって
    いる、請求項2記載の熱交換装置。
  5. 【請求項5】 前記拡散通路はその入口と出口における
    より前記熱交換器の位置における方が断面寸法が大き
    く、従って、前記ファンダクト主空気流の前記分流部分
    は前記入口を経て前記通路に入った後前記熱交換器に達
    するまで減速しさらに前記熱交換器を離れた後前記出口
    に近づくにつれて加速する、請求項4記載の熱交換装
    置。
  6. 【請求項6】 前記仕切部材を前記熱交換器に取付けた
    請求項2記載の熱交換装置。
  7. 【請求項7】 前記仕切部材の両端をそれぞれ前記ナセ
    ルと前記ケーシングに取付けた請求項2記載の熱交換装
    置。
  8. 【請求項8】 前記熱交換器と前記支持部材の両側に配
    置した1対の前記仕切部材をさらに含む請求項2記載の
    熱交換装置。
  9. 【請求項9】 前記支持部材は、前記エンジンを航空機
    翼で支えるための構造部の前部を含む、請求項1記載の
    熱交換装置。
  10. 【請求項10】 前記熱交換器は前記仕切部材と前記構
    造部の前記前部との間に延在しかつそれらに装着されて
    いる、請求項9記載の熱交換装置。
  11. 【請求項11】 前記支持部材はまた、前記構造部の前
    記前部に装着され前記通路の片側の境界をなすそらせ部
    材を含む、請求項9記載の熱交換装置。
  12. 【請求項12】 高圧高温空気源をなすコアエンジン
    と、環状ナセルと、このナセルと前記コアエンジンとの
    間に半径方向に延在して両者と結合しそして前記ナセル
    を前記コアエンジンの周囲にそれから外方に隔てて両者
    間に環状ファンダクトを画成して推力発生用の低温空気
    流路となす少なくとも一つの支持部材とを含み、そして
    前記支持部材は前記低温空気流路を横切って延在するよ
    うなガスタービンエンジンにおいて、(a)高圧高温抽
    出空気源の空気を前記ファンダクトに入れてそこから出
    す導流手段と、(b)前記ファンダクト内に配置されそ
    して前記導流手段と連通し、高圧高温抽出空気が熱交換
    器内部を通るようになっている熱交換器と、(c)前記
    ファンダクト内に配置され、ファンダクト空気流の小部
    分を前記ファンダクトから一時的に分流させそれを前記
    熱交換器の内部を通る高圧高温空気と熱伝達関係にある
    ように前記熱交換器の外面上に通すもので、前記ファン
    ダクト空気流分流部分が前記ファンダクトを通る主空気
    流に再び合流しこうして前記導流手段により導かれる高
    圧高温空気を冷却した後エンジン推力の発生に用いられ
    るようにする少なくとも一つの細長い仕切部材とからな
    り、(d)前記仕切部材は前記熱交換器と前記支持部材
    とに隣接しそれらとともに空気拡散通路を画成し、この
    通路を前記ファンダクト主空気流の前記分流部分が通流
    して前記熱交換器の外面上を通り、前記通路は前記主空
    気流と連通する入口と出口を有するようになっている熱
    交換装置。
  13. 【請求項13】 前記仕切部材は空力整形板である請求
    項12記載の熱交換装置。
  14. 【請求項14】 前記拡散通路はその入口と出口におけ
    るより前記熱交換器の位置における方が断面寸法が大き
    く、従って、前記ファンダクト主空気流の前記分流部分
    は前記入口を経て前記通路に入った後前記熱交換器に達
    するまで減速しさらに前記熱交換器を離れた後前記出口
    に近づくにつれて加速する、請求項12記載の熱交換装
    置。
  15. 【請求項15】 前記仕切部材を前記熱交換器に取付け
    た請求項12記載の熱交換装置。
  16. 【請求項16】 前記仕切部材の両端をそれぞれ前記ナ
    セルと前記ケーシングに取付けた請求項12記載の熱交
    換装置。
  17. 【請求項17】 前記熱交換器と前記支持部材の両側に
    配置した1対の前記仕切部材をさらに含む請求項12記
    載の熱交換装置。
  18. 【請求項18】 前記支持部材は、前記エンジンを航空
    機翼で支えるための構造部の前部を含む、請求項12記
    載の熱交換装置。
  19. 【請求項19】 前記熱交換器は前記仕切部材と前記構
    造部の前記前部との間に延在しかつそれらに装着されて
    いる、請求項18記載の熱交換装置。
  20. 【請求項20】 前記支持部材はまた、前記構造部の前
    記前部に装着され前記通路の片側の境界をなすそらせ部
    材を含む、請求項18記載の熱交換装置。
JP21130691A 1990-08-01 1991-07-30 高温抽出空気冷却用のガスタービンエンジン・ファンダクト内熱交換装置 Expired - Lifetime JPH0694817B2 (ja)

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