JPH0694555B2 - 路盤材および強化路盤工法 - Google Patents

路盤材および強化路盤工法

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JPH0694555B2
JPH0694555B2 JP7566392A JP7566392A JPH0694555B2 JP H0694555 B2 JPH0694555 B2 JP H0694555B2 JP 7566392 A JP7566392 A JP 7566392A JP 7566392 A JP7566392 A JP 7566392A JP H0694555 B2 JPH0694555 B2 JP H0694555B2
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oxide
silicon dioxide
sulfur trioxide
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雅之 片平
三吉 平井
信昭 露木
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    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
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  • Railway Tracks (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道、透水歩道、テニ
スコート等の各種の路盤を新設し、若しくは既設の各種
の路盤を改良するために用いる路盤材および強化路盤工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の鉄道の路盤は土を締め固
めて形成している。そして、この路盤上に砕石を敷き、
この砕石の上に枕木およびレールを順次敷設している。
一方、従来の透水歩道、透水テニスコートにおいては、
砕石を敷均して転圧し、その上に透水性アスファルトを
敷設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の鉄道の路盤にあっては、多量の雨水により
崩壊するおそれがあり、また、列車通過の際に道床砕石
から与えられる圧力と振動の相乗作用により下部の路盤
土内の間隙水圧が上昇し、これに伴い、路盤が泥土化す
るとともに、泥土が振動によるポンプ作用により上部砕
石内に入り、砕石路盤の支持力の低下を促進する。そし
て、地耐力を失い、下部路盤土に上部砕石がめり込んで
レールの沈下を引き起こし、列車の走行に危険を伴う。
このため、砕石を補充して振動加圧するなどの保守を行
う必要があり、このような保守には多くの人手と費用を
要する。
【0004】また、近年の列車の高速化に伴い、路盤で
負担する列車荷重が大きくなり、下部路盤に上記のよう
な土を用いた場合には正常な線路構造の強度を維持する
ことが困難である。そこで、路盤を砂、砕石等の置換材
で置換する方式が試みられている。しかしながら、この
ような置換方式では、既設の枕木およびレールをそのま
まの状態で置換するため、これら枕木およびレールが置
換材の転圧の邪魔になり、置換材を充分に転圧すること
ができない。このため、列車の走行方向における路盤強
度にバラツキを生じ、列車の走行に危険を伴うおそれが
あるばかりでなく、列車の乗り心地にも劣る。この問題
を解決するには、比較的頻繁に保守を行う必要があり、
この保守には上記と同様、多くの人手と費用を要する。
また、上記のような置換、加圧等の保守作業は長時間を
要するため、列車の走行を停止している夜間のみでは不
足し、日中において列車を運休しなければならない場合
も生じ、問題となる。
【0005】一方、上記のような従来の透水歩道や透水
テニスコートにあっては、上部に透水アスファルトを使
用するため、ロードローラによる丁寧な転圧作業を必要
とする。このため、特に、幅の狭い歩道やテニスコート
の隅部ではロードローラによる転圧が不可能となり、ラ
ンマ等の締固め機械を用いざるを得ず、締固め強度が不
足し、短時間で破壊する。また、透水アスファルトは砕
石を少量のアスファルト乳剤で連結し、その空隙で透水
性を得るようになっているため、強度に劣るなどの問題
がある。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、簡単な作業により短時間で路盤を新た
に設け、若しくは置換することができ、したがって、省
力化、経済性の向上等を図ることができるとともに、時
間的制約を受けないようにすることができ、また、透水
性と支持強度の両方を満足することができ、したがっ
て、特に、雨の多い条件下でも安全性を図ることがで
き、更に、荷重を良好に分散することができ、したがっ
て、特に、鉄道用路盤に用いることにより、列車の振動
を小さくして乗り心地を向上させることができるように
した路盤材および強化路盤工法を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の路盤材は、水砕スラグと石炭フライアッシュ
のいずれか一方およびセメントを主成分とし、酸化アル
ミニウム、二酸化ケイ素、酸化カルシウム、三酸化硫
黄、酸化マグネシウムおよびリグニンスルホン酸ナトリ
ウムを混合したものである。
【0008】また、上記目的を達成するための本発明の
透水路盤工法は、水砕スラグと石炭フライアッシュのい
ずれか一方およびセメントを主成分とし、酸化アルミニ
ウム、二酸化ケイ素、酸化カルシウム、三酸化硫黄、酸
化マグネシウムおよびリグニンスルホン酸ナトリウムを
混合して路盤材を作り、この路盤材を所定の高さに敷均
し、その後、散水し、空隙を持たせて連続固化させるよ
うにしたものである。特に、石炭フライアッシュおよび
セメントを主成分とし、酸化アルミニウム、二酸化ケイ
素、酸化カルシウム、三酸化硫黄、酸化マグネシウムお
よびリグニンスルホン酸ナトリウムを混合して路盤材を
作った場合には、この路盤材を所定の高さに敷均して散
水した後、上部を軽く加圧し、空隙を持たせて連続固化
させるようにするのが好ましい。上記各路盤工法におい
て、透水路盤材を既存の路盤と置換して改良することが
できる。
【0009】そして、上記路盤材として、水砕スラグと
石炭フライアッシュのいずれか一方に対し、重量比でセ
メント5〜30%、酸化アルミニウム0.005〜0.7
5%、二酸化ケイ素0.06〜4%、酸化カルシウム0.
005〜0.75%、三酸化硫黄0.001〜0.25
%、酸化マグネシウム0.001〜0.25%、リグニン
スルホン酸ナトリウム0.1〜0.7%の配合比となるよ
うに混合するのが好ましい。水砕スラグとしては、鉄鉱
スラグに加圧水を噴射して急冷し、ガラスを砕いたよう
な尖鋭な形状で粒状化した0.3〜5mmの大きさの乾燥
したものを用いる。セメントとしては、普通ポルトラン
ドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルト
ランドセメント等を用いることができる。
【0010】上記のように新たに敷均し、または既存の
路盤と置換して敷均した路盤材上に散水して浸透させる
ことにより、pH10以上の液相を急速に作り出し、セ
メントの水和反応であるカルシウムシリケート等の水和
物が水砕スラグや石炭フライアッシュの粒子間の橋かけ
のもととなる胚種を発生させて板状結晶を作り出し、こ
れを急速に生長させる。すなわち、セメントペーストの
流動性を失わせる凝結反応が進行してカルシウムイオン
が水和すると、水砕スラグや石炭フライアッシュの粒子
表面よりゲルを生長させ、このゲルが複雑に絡み合い、
水砕スラグや石炭フライアッシュの粒子間を連結する。
このセメントの正常な凝結反応が酸化アルミニウム、二
酸化ケイ素、三酸化硫黄とセメントの反応により急結性
となり、加圧することなく、短時間で固化体を形成する
ことができる。一方、水砕スラグや石炭フライアッシュ
は二酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化カルシウムを
主成分とし、水分を含むとゆっくり固まる性質を有す
る。しかし、上記のようにセメントの凝結反応が急結性
となっているので、水砕スラグや石炭フライアッシュ同
士がそのまま連結固化するのではなく、水砕スラグや石
炭フライアッシュの粒子の尖鋭部間をセメントにより連
結した状態で固化し、しかも、散水後、全く加圧しない
か、または上部のみを軽く加圧するだけであるので、上
記固化体は多くの空隙を持たせて安定した連続状態で固
化させ、良好な支持強度と透水性を得ることができる。
【0011】ここで、セメントが5%より少ないと、路
盤となる固化体の強度に劣り、支持力不足となり、30
%より多いと、固化体の空隙が少なくなり、透水性に劣
るばかりでなく高価となる。酸化アルミニウムが0.0
05%より少ないと、セメントの急結性を発揮すること
ができず、0.75%より多いと、セメントの急結性能
が低下するばかりでなく高価となる。二酸化ケイ素が
0.06%より少ないと、カルシウムシリケートの急速
生長を望むことができず、4%より多いと、固化体の空
隙が少なくなり、透水性に劣るばかりでなく高価とな
る。酸化カルシウムが0.005%より少ないと、固化
体の強度に劣り、0.75%より多いと、それ以上の強
度の向上を望むことができないばかりでなく高価とな
る。三酸化硫黄が0.001%より少ないと、急結性能
がなくなり、0.25%より多いと、固化体が酸性化し
て長期間にわたって強度を望むことができないばかりで
なく高価となる。酸化マグネシウムが0.001%より
少ないと、固化体の急硬性が得られず、0.25%より
多いと、急硬性がそれ以上に向上しないばかりでなく高
価となる。リグニンスルホン酸ナトリウムが0.1%よ
り少ないと、セメントの凝結反応が速過ぎて敷均し作業
がしにくくなり、0.7%より多いと、セメントの凝結
反応が遅過ぎて短期路盤強度が得られず、0.1%から
0.7%の範囲で選択することにより、適度の凝結時間
に調整することができる。
【0012】
【作用】したがって、本発明によれば、路盤として敷均
した後、散水するだけ、または散水して上部のみ軽く加
圧するだけの簡単な作業により短時間で固化させること
ができる。また、この固化体は水砕スラグや石炭フライ
アッシュの粒子間をセメントにより多くの空隙を有する
ように連結し、透水性と支持強度の両方を満足すること
ができる。更に、上記のように連続固化体構造となるの
で、荷重を良好に分散させることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例1) 配合比 乾燥水砕スラグ 1000 kg/m3 早強ポルトランドセメント 100 kg/m3 酸化アルミニウム 1.44kg/m3 二酸化ケイ素 8.4 kg/m3 酸化カルシウム 1.44kg/m3 三酸化硫黄 0.36kg/m3 酸化マグネシウム 0.36kg/m3 リグニンスルホン酸ナトリウム 6.0 kg/m3 上記配合比で混合して試料1〜3の路盤材を作った。そ
して、この路盤材を敷均し、その上方より水230l/m
3を散水し、連続固化体構造を得た。このようにして得
られた締固率0%の路盤の一軸圧縮強度(単位:kgf/c
m2)の試験結果を下記の表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】例えば、新幹線の路盤として要求される短
期要求強度は0.6〜1kgf/cm2、長期安定要求強度は
10〜20kgf/cm2であり、したがって、表1からも明
らかなように、上記実施例1によれば、新幹線における
列車運行停止中の夜間に路盤を置換しても、その短期要
求強度をほぼ満足することができ、また、その後の長期
安定要求強度も充分に満足することができた。一方、比
較例として上記酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、酸化
カルシウム、三酸化硫黄、酸化マグネシウム、リグニン
スルホン酸ナトリウムから成る混合剤を用いず、その他
は上記と同様の配合比で路盤構造を得た。この比較例に
おける締固率0%の材令3時間、1日、7日の一軸圧縮
強度の平均はそれぞれ0kgf/cm2(固化せず、試験不可
能)、0.45kgf/cm2、2.93kgf/cm2であり、新幹
線の路盤として要求される短期路盤強度、長期安定要求
強度のいずれをも満足することができなかった。
【0016】また、上記実施例1による路盤の材令7日
における透水試験を行った結果、その平均は5.3×1
-2/secであった。一方、上記比較例による路盤の材
令7日における透水試験を行った結果、その平均値は
2.3×10-4/secであった。透水性は10-3/sec以
下であれば、良好であるので、上記実施例1によれば、
透水性においても充分満足することができることは明ら
かである。試験においても、比較例では2日間で目詰ま
りを生じたが、上記実施例1では良好な透水状態を持続
することができた。
【0017】したがって、本発明実施例1によれば、路
盤として敷均した後、散水するだけの簡単な作業により
短時間で固化させることができるので、時間的制約を受
ける新幹線の路盤を支障なく改良することができる。ま
た、この固化体は水砕スラグ粒子間をセメントにより多
くの空隙を有するように連結し、透水性と支持強度の両
方を満足することができるので、特に、雨水の多い条件
下でも安全性を図ることができる。更に、上記のように
連続固化体構造となるので、荷重を良好に分散させるこ
とができ、したがって、鉄道用路盤に用いることによ
り、列車の振動を小さくして乗り心地を向上させること
ができる。
【0018】(実施例2) 配合比 石炭フライアッシュ 1000 kg/m3 早強ポルトランドセメント 150 kg/m3 酸化アルミニウム 1.44kg/m3 二酸化ケイ素 8.4 kg/m3 酸化カルシウム 1.44kg/m3 三酸化硫黄 0.36kg/m3 酸化マグネシウム 0.36kg/m3 リグニンスルホン酸ナトリウム 6.0 kg/m3 上記配合比で混合して試料1〜3の路盤材を作った。そ
して、この路盤材を敷均し、その上方より水180l/m
3を散水し、締固率20%となるように加圧し、連続固
化体構造を得た。このようにして得られた路盤の一軸圧
縮強度(kgf/cm2)の試験結果を下記の表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】表2から明らかなように、上記実施例2に
おいても、新幹線における列車運行停止中の夜間に路盤
を置換しても、その短期強度を充分に満足することがで
き、また、その後の長期安定要求強度も充分に満足する
ことができた。
【0021】また、上記実施例2による路盤の材令7日
における透水試験を行った結果、その平均は4.6×1
-3/secであった。一方、比較例として上記酸化アル
ミニウム等の混合剤を用いず、その他は上記と同様の条
件で路盤構造を得た。この比較例による路盤の材令7日
における透水試験を行った結果、その平均は3.8×1
-4/secであった。上記のように透水性は10-3/sec
以下であれば、良好であるので、上記実施例2によれ
ば、透水性においても充分満足することができることは
明らかである。
【0022】したがって、本発明実施例2によれば、路
盤として敷均した後、散水して上部のみ軽く加圧するだ
けの簡単な作業により上記実施例1と同様に短時間で固
化させることができるので、時間的制約を受ける新幹線
の路盤を支障なく改良することができる。また、この固
化体は石炭フライアッシュ粒子間をセメントにより多く
の空隙を有するように連結し、透水性と支持強度の両方
を満足することができるので、特に、雨水の多い条件下
でも安全性を図ることができる。更に、上記のように連
続固化体構造となるので、荷重を良好に分散させること
ができ、したがって、鉄道用路盤に用いることにより、
列車の振動を小さくして乗り心地を向上させることがで
きる。
【0023】なお、上記実施例2では、路盤材を敷均し
て散水した後、締固率20%となるように加圧している
が、路盤の支持強度が少し劣ってもよい場合には、加圧
することなく、単に散水するだけでもよい。また、上記
実施例1においても路盤材を敷均して散水した後、上部
を軽く加圧するようにしてもよい。本発明においては、
このように工法を選択するとともに、水砕スラグ、若し
くは石炭フライアッシュに対し、重量比でセメントを5
〜30%、酸化アルミニウムを0.005〜0.75%、
二酸化ケイ素を0.06〜4%、酸化カルシウムを0.0
05〜0.75%、三酸化硫黄を0.001〜0.25
%、酸化マグネシウムを0.001〜0.25%、リグニ
ンスルホン酸ナトリウムを0.1〜0.7%の範囲で選択
することにより、その強度に適する用途に応じた路盤を
形成することができる。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、路盤とし
て敷均した後、散水するだけ、または散水して上部のみ
軽く加圧するだけの簡単な作業により短時間で固化させ
ることができる。したがって、省力化、経済性の向上等
を図ることができるとともに、時間的制約を受けないよ
うにすることができる。また、この固化体は水砕スラグ
や石炭フライアッシュの粒子間をセメントにより多くの
空隙を有するように連結し、透水性と支持強度の両方を
満足することができる。したがって、特に、雨量の多い
条件下でも安全性を図ることができる。更に、上記のよ
うに連続固化体構造となるので、荷重を良好に分散させ
ることができる。したがって、特に、鉄道用路盤に用い
ることにより、列車の振動を小さくして乗り心地を向上
させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片平 雅之 静岡県静岡市登呂4−20−10 (72)発明者 平井 三吉 静岡県静岡市中田2−10−1 (72)発明者 露木 信昭 静岡県三島市文教町1−4−54

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水砕スラグ、セメントを主成分とし、酸
    化アルミニウム、二酸化ケイ素、酸化カルシウム、三酸
    化硫黄、酸化マグネシウムおよびリグニンスルホン酸ナ
    トリウムを混合した路盤材。
  2. 【請求項2】 石炭フライアッシュ、セメントを主成分
    とし、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、酸化カルシウ
    ム、三酸化硫黄、酸化マグネシウムおよびリグニンスル
    ホン酸ナトリウムを混合した路盤材。
  3. 【請求項3】 水砕スラグに対し、重量比でセメント5
    〜30%、酸化アルミニウム0.005〜0.75%、二
    酸化ケイ素0.06〜4%、酸化カルシウム0.005〜
    0.75%、三酸化硫黄0.001〜0.25%、酸化マ
    グネシウム0.001〜0.25%、リグニンスルホン酸
    ナトリウム0.1〜0.7%である請求項1記載の路盤
    材。
  4. 【請求項4】 石炭フライアッシュに対し、重量比でセ
    メント5〜30%、酸化アルミニウム0.005〜0.7
    5%、二酸化ケイ素0.06〜4%、酸化カルシウム0.
    005〜0.75%、三酸化硫黄0.001〜0.25
    %、酸化マグネシウム0.001〜0.25%、リグニン
    スルホン酸ナトリウム0.1〜0.7%である請求項2記
    載の路盤材。
  5. 【請求項5】 水砕スラグ、セメントを主成分とし、酸
    化アルミニウム、二酸化ケイ素、酸化カルシウム、三酸
    化硫黄、酸化マグネシウムおよびリグニンスルホン酸ナ
    トリウムを混合して路盤材を作り、この路盤材を所定の
    高さに敷均し、その後、散水し、空隙を持たせて連続固
    化させるようにした強化路盤工法。
  6. 【請求項6】 石炭フライアッシュ、セメントを主成分
    とし、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、酸化カルシウ
    ム、三酸化硫黄、酸化マグネシウムおよびリグニンスル
    ホン酸ナトリウムを混合して路盤材を作り、この路盤材
    を所定の高さに敷均し、その後、散水し、空隙を持たせ
    て連続固化させるようにした強化路盤工法。
  7. 【請求項7】 路盤材を所定の高さに敷均して散水した
    後、上部を軽く加圧し、空隙を持たせて連続固化させる
    ようにした請求項6記載の強化路盤工法。
  8. 【請求項8】 路盤材を既存の路盤と置換して改良する
    請求項5ないし7のいずれかに記載の強化路盤工法。
  9. 【請求項9】 水砕スラグに対し、重量比でセメント5
    〜30%、酸化アルミニウム0.005〜0.75%、二
    酸化ケイ素0.06〜4%、酸化カルシウム0.005〜
    0.75%、三酸化硫黄0.001〜0.25%、酸化マ
    グネシウム0.001〜0.25%、リグニンスルホン酸
    ナトリウム0.1〜0.7%の配合比となるように混合し
    て路盤材を作る請求項5または8記載の強化路盤工法。
  10. 【請求項10】 石炭フライアッシュに対し、重量比で
    セメント5〜30%、酸化アルミニウム0.005〜0.
    75%、二酸化ケイ素0.06〜4%、酸化カルシウム
    0.005〜0.75%、三酸化硫黄0.001〜0.25
    %、酸化マグネシウム0.001〜0.25%、リグニン
    スルホン酸ナトリウム0.1〜0.7%の配合比となるよ
    うに混合して路盤材を作る請求項6、7または8記載の
    強化路盤工法。
JP7566392A 1992-02-27 1992-02-27 路盤材および強化路盤工法 Expired - Lifetime JPH0694555B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7566392A JPH0694555B2 (ja) 1992-02-27 1992-02-27 路盤材および強化路盤工法

Applications Claiming Priority (1)

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JP7566392A JPH0694555B2 (ja) 1992-02-27 1992-02-27 路盤材および強化路盤工法

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Publication Number Publication Date
JPH05239459A JPH05239459A (ja) 1993-09-17
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