JPH0694031A - スライド装置 - Google Patents

スライド装置

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Publication number
JPH0694031A
JPH0694031A JP26787292A JP26787292A JPH0694031A JP H0694031 A JPH0694031 A JP H0694031A JP 26787292 A JP26787292 A JP 26787292A JP 26787292 A JP26787292 A JP 26787292A JP H0694031 A JPH0694031 A JP H0694031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
pressure
ram
pressure fluid
bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26787292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Shinno
康生 新野
Shinji Murakami
慎二 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP26787292A priority Critical patent/JPH0694031A/ja
Publication of JPH0694031A publication Critical patent/JPH0694031A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、高価で設置スペースを必要とするロ
ック装置を用いることなく、スライド部材の軸方向の剛
性を確保するようにしたスライド装置を提供するもので
ある。 【構成】軸受4(案内部材)の案内面に静圧軸受ポケッ
ト5を設け、この軸受4にラム6(スライド部材)を摺
動可能に案内し、前記軸受4とラム6とは前記静圧軸受
ポケット5に圧力流体が供給されたときに弾性変形して
隙間Gを生じ、圧力流体の供給を停止したときには弾性
復帰して圧接し、スライドを拘束するよう締め代が生じ
る寸法関係としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械のスライド装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、水平方向に送り移動するスライ
ドテーブル上の工作物を研削加工する平面研削盤の砥石
台は、ボールネジ、トラクションあるいは油圧シリンダ
等の送り機構により工作物に対して垂直な軸線方向に上
下動するラムと、このラムの下端に取り付けられたモー
タと、このモータの回転軸に固着された砥石車とから構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような送り装置の
軸方向の剛性は、送り機構の剛性で決まるが、送り機構
の剛性が弱いと、加工時の研削抵抗によってラムが逃げ
たり、軸方向に振動し易くなる。これを防止するため
に、ラムの外周を締付けて軸方向の移動を拘束するロッ
ク装置を設けている。このロック装置は高価であり、ま
た、ロック装置を装備するためのスペースが必要とな
り、大型化並びに重量が増大する等の問題がある。
【0004】
【0005】本発明の目的は、ラム等のスライド部材を
案内する静圧軸受を利用してスライド部材の移動を拘束
可能としたスライド装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の構成は、案内面に静圧軸受ポケットを有する案内
部材と、この案内部材に摺動可能に案内されたスライド
部材と、前記静圧軸受ポケットに圧力流体を供給、停止
する圧力流体制御装置とからなり、前記案内部材とスラ
イド部材とは前記静圧軸受ポケットに圧力流体が供給さ
れたときに弾性変形して隙間を生じ、圧力流体の供給を
停止したときには弾性復帰して圧接し、スライドを拘束
するよう締め代が生じる寸法関係としたものである。
【0007】
【作用】上記の構成により、静圧軸受ポケットに圧力流
体が供給されたときに弾性変形して案内部材とスライド
部材との間に隙間が生じ、スライド部材をスライド可能
とし、静圧軸受ポケットへ圧力流体の供給を停止したと
きには弾性復帰して案内部材とスライド部材とが圧接し
てスライド部材のスライドを拘束する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1乃至図3は本発明を平面研削盤の砥石台に適用
した第1実施例である。図1において、1は砥石台であ
り、ブラケット2に図2で示すように、断面方形のハウ
ジング3が固設されている。このハウジング3内の上下
2箇所には静圧軸受ポケット5を有する断面方形の軸受
4(案内部材)が設けられている。
【0009】前記軸受4には断面方形のラム6(スライ
ド部材)が軸線方向(上下方向)にスライド可能に案内
されている。このラム6の一端(下端)にはモータ9が
固設され、このモータ9の回転軸10に砥石車11が取
り付けられている。また、ラム6の他端(上端)にはラ
ム6を送り移動させるナット8aと、このナット8aに
螺合したボールネジ8bと、ボールネジ8bを正逆回転
するサーボモータ7とからなる送り機構がが設けられて
いる。尚、この送り機構は図略のトラクションドライブ
機構あるいは油圧シリンダ機構でもよい。
【0010】前記軸受4の静圧軸受ポケット5は圧力流
体(圧油)を供給、停止する圧力流体制御装置と接続さ
れている。この圧力流体制御装置は、油圧ポンプ12
と、この油圧ポンプ12から吐出する圧油の圧力を制御
するレリーフ弁13と、圧油の圧力を減圧する減圧弁1
4と、減圧した圧油を前記静圧軸受ポケット5に供給及
び停止する方向切換弁15とからなり、各静圧軸受ポケ
ット5の圧油入口には固定絞り16が設けられている。
【0011】そこで、本発明は、前記ハウジング3と軸
受4は、従来と比べて肉厚を薄くし、前記静圧軸受ポケ
ット5に圧力流体が供給されたときに弾性変形してラム
6と軸受4との間に隙間Gを生じ、圧力流体の供給を停
止したときには弾性復帰して軸受4がラム6に圧接し、
ラム6のスライドを拘束するよう締め代が生じる寸法関
係としたものである。
【0012】従って、上記の構成により、ラム6をスラ
イド送りするときは、図1で示すように、圧油が静圧軸
受ポケット5に供給するよう方向切換弁15を切換え
る。これにより、ラム6は浮き上がって軸受4とラム6
との間に隙間Gが生じ、ラム6のスライドを円滑にす
る。
【0013】また、砥石車11で工作物を研削加工する
ときには、図3で示すように、静圧軸受ポケット5への
圧油の供給を停止するよう方向切換弁15を切換える。
これにより、軸受4が弾性復帰することによって収縮し
てラム6を締付け、ラム6の軸線方向の移動を拘束(制
動)し、加工時の切削抵抗等によるラム6の逃げや、軸
線方向の振動を抑止する。
【0014】図4及び図5は、本発明を工作物が載置さ
れるスライドテーブルに適用した第2実施例である。図
4及び図5において、20は案内台であり、21は前記
案内台20にスライド可能に案内されたテーブルであ
る。案内台20には、テーブル21の案内方向の静圧軸
受ポケット5aと、テーブル21の支持方向の静圧軸受
ポケット5bが設けられている。この静圧軸受ポケット
5a、5bは第1実施例と同様な圧力流体の供給、停止
を行う流体圧力制御装置と接続されている。
【0015】また、前記テーブル21には、テーブル2
1の案内方向の静圧軸受ポケット5aと対向する被案内
部材22が設けられている。この被案内部材22は静圧
軸受ポケット5aに圧力流体が供給されたときに弾性変
形して案内台20と被案内部材22との間に隙間Gを生
じ、圧力流体の供給を停止したときには弾性復帰して被
案内部材22が案内台20に圧接し、テーブル21のス
ライドを拘束するよう締め代が生じる寸法関係となって
いる。
【0016】従って、静圧軸受ポケット5a、5bに圧
力流体が供給されたときには、図4で示すように、テー
ブル21は静圧軸受ポケット5bによって浮き上がり、
また、被案内部材22は静圧軸受ポケット5aによって
弾性変形して案内台20と被案内部材22との間に隙間
Gが生じ、テーブル21を円滑にスライドさせる。
【0017】また、静圧軸受ポケット5a、5bへの圧
力流体の供給を停止したときには、図5で示すように、
テーブル21の下面は案内台20の上面に自重圧接し、
被案内部材22は弾性復帰によって案内台20に圧接し
てテーブル21のスライドを拘束することが可能であ
る。このテーブル21のスライドを拘束することによ
り、テーブル21の送り移動の際の慣性移動を抑制し、
テーブル21の位置決め精度を向上することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によると、案内面に
静圧軸受ポケットを有する案内部材と、この案内部材に
摺動可能に案内されたスライド部材と、前記静圧軸受ポ
ケットに圧力流体を供給、停止する圧力流体制御装置と
からなり、前記案内部材とスライド部材とは前記静圧軸
受ポケットに圧力流体が供給されたときに弾性変形して
隙間を生じ、圧力流体の供給を停止したときには弾性復
帰して圧接し、スライドを拘束するよう締め代が生じる
寸法関係とした構成であるから、高価で設置スペースを
必要とするロック装置を用いることなく、スライド部材
の軸方向の剛性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】本発明の第1実施例において、ラムのスライド
を拘束した状態の断面図
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図
【図5】本発明の第2実施例において、テーブルのスラ
イドを拘束した状態の断面図
【符号の説明】
1 砥石台 3 ハウジング 4 軸受 5 静圧軸受ポケット 5a 静圧軸受ポケット 5b 静圧軸受ポケット 6 ラム 20 案内台 21 テーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内面に静圧軸受ポケットを有する案内
    部材と、この案内部材に摺動可能に案内されたスライド
    部材と、前記静圧軸受ポケットに圧力流体を供給、停止
    する圧力流体制御装置とからなり、前記案内部材とスラ
    イド部材とは前記静圧軸受ポケットに圧力流体が供給さ
    れたときに弾性変形して隙間を生じ、圧力流体の供給を
    停止したときには弾性復帰して圧接し、スライドを拘束
    するよう締め代が生じる寸法関係としたことを特徴とす
    るスライド装置。
JP26787292A 1992-09-11 1992-09-11 スライド装置 Pending JPH0694031A (ja)

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JP26787292A JPH0694031A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 スライド装置

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JP26787292A JPH0694031A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 スライド装置

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JPH0694031A true JPH0694031A (ja) 1994-04-05

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ID=17450804

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JP26787292A Pending JPH0694031A (ja) 1992-09-11 1992-09-11 スライド装置

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JP (1) JPH0694031A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0932855A (ja) * 1995-07-19 1997-02-04 Toshiba Mach Co Ltd 静圧軸受の油圧装置
EP1757827A2 (en) 2005-08-23 2007-02-28 Fanuc Ltd Fluid bearing
JP2009293707A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Denso Corp 油静圧スライド装置
CN114505693A (zh) * 2022-02-18 2022-05-17 浙江亚微精密机床有限公司 静压导轨的动导轨锁止结构的加工方法

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JP2009293707A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Denso Corp 油静圧スライド装置
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