JPH0693582A - 高剛性線条体の送り出し方法および送出装置 - Google Patents

高剛性線条体の送り出し方法および送出装置

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JPH0693582A
JPH0693582A JP26667292A JP26667292A JPH0693582A JP H0693582 A JPH0693582 A JP H0693582A JP 26667292 A JP26667292 A JP 26667292A JP 26667292 A JP26667292 A JP 26667292A JP H0693582 A JPH0693582 A JP H0693582A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバケーブルのような高剛性線条体の
撚り返しを保存しながら送り出す高剛性線条体の送り出
し方法および送出装置を提供する。 【構成】 高剛性線条体Cを送り出す送出装置2とそれ
を集合する集合ダイス8との間にこの高剛性線条体Cを
その軸線の周りに送出装置2と同一方向かつ同一回転数
をもって回転させるとともに、互いに同一の引取速度を
もって互いに異なる方向に走行させる複数台の回転引取
装置3を設け、この回転引取装置3によって高剛性線条
体Cの進行経路をプーリー等のような物に接触案内され
ることなく方向転換しながに集合ダイス8まで導く方法
であり、またその装置である。この発明によれば高剛性
線条体に付与された撚り返しを確実に保持させ、高剛性
線条体の進行方向変換に際して周囲の何物にも接触しな
い非接触状態が保たれることが撚り返し保存をさらに確
実にする効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高剛性線条体の送り出
し方法および送出装置、さらに詳しく言えばたとえば光
ファイバケーブルのような高剛性線条体の撚り返しを保
存しながら送り出す高剛性線条体の送り出し方法および
送出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3について、高剛性線条体(例えば光
ファイバケーブル)Cの集合装置を図面の簡単な説明す
る。中心線送出装置1から送り出される張力部材Tの周
囲に、縦型の光ファイバケーブル送出装置2から撚り返
し付きで送り出された光ファイバケーブルC(スペーサ
と呼ばれる断面円形の合成樹脂製のひもの外周の螺旋溝
にテープ心線が嵌め込まれた形のもの)を、分線板10
4を経て集合ダイス8において撚り合わせ集合する場合
を考えてみよう。図3の装置は説明を簡単にするため、
テープ巻き装置や引取装置などの付属装置を省略して、
張力部材送出装置1、縦型送出装置2、分線板104、
集合ダイス8、および巻取回転装置106だけのいわば
基本的な構成要素だけで構成したものである。光ファイ
バケーブル送出装置2としては設置スペースを節約する
ため図示のような縦型がよく用いられる。
【0003】この図3の装置では光ファイバケーブル送
出装置2のフレームが図記入の矢印のように回転するこ
とによってボビン21から送り出される光ファイバケー
ブルCにZ方向の撚り返しがかけられ、方向転換プーリ
ー103によって走行方向を転換された後、分線板10
4によって張力部材Tの周囲にまとめられ、巻取回転装
置106の図示の矢印方向に回転によってS撚りに撚り
合わせ集合されるものである。なお光ファイバケーブル
Cに与えられる撚り返し率は集合撚りに対して逆方向に
1対1として、これにより集合ケーブル内では光ファイ
バケーブルCのねじり応力がゼロになるように設定され
るわけである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバケーブル送
出装置2として縦型のものを用いるときは上述のように
省スペースの実効が上がるけれども、集合のためには光
ファイバケーブルCを方向転換プーリー103に掛け回
してその走行方向を転換して張力部材Tの走行方向と同
じ横方向にする必要があり、このとき光ファイバケーブ
ルC(実際にはスペーサ)と方向転換プーリー103と
の間の接触摩擦によって光ファイバケーブルCに付与さ
れた撚り返しが光ファイバケーブルCの長手方向に波及
することが邪魔され、このためその撚り返し撚回が光フ
ァイバケーブルCの長手方向に沿って均一に分布する理
想的な形にならずに、方向転換プーリー103の上流側
では撚りが貯まってねじり応力が過大になり、またこの
ためにスペーサが跳ねたり、逆にその下流側では撚り返
しが十分かかってない状態となる不都合がある。このよ
うな事態は、撚り合わせるべき線が塑性変形しやすい小
径の軟銅線の場合ほとんど問題ないが、たとえばこの場
合の光ファイバケーブルのスペーサのような高い剛性を
持つ線条体の場合はかなり重大な支障となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明がこの課題を解
決するためにとる手段は、高剛性線条体を送り出す送出
装置と前記高剛性線条体を集合する集合ダイスとの間の
複数の個所において、前記高剛性線条体をその軸線の周
りに前記送出装置と同一方向にかつ同一回転数をもって
回転させるとともに、互いに同一の引取速度をもって送
るように把持し、これらの把持個所における該高剛性線
条体の走行方向を最終的には前記集合ダイスに向かうよ
うに順次変換し、かつ前記各把持個所間、および最終の
把持個所と集合ダイスとの間においては該高剛性線条体
を何物にも接触させずに案内送給し、これによって前記
送出装置から送り出されるときに付与される撚り返しを
保存するようにさせたことを特徴とする高剛性線条体の
送り出し方法である。
【0006】またこの発明が課題解決のためにとる手段
は、高剛性線条体を送り出す送出装置と前記高剛性線条
体を集合する集合ダイスとの間に配設され、前記高剛性
線条体をその軸線の周りに前記送出装置と同一方向かつ
同一回転数をもって回転させるとともに、互いに同一の
引取速度をもって互いに異なる方向に走行させる複数台
の回転引取装置と、各回転引取装置間における前記高剛
性線条体の走行経路の変動を検出する経路変動検出装置
と、前記経路変動検出装置からの検出信号によって前記
回転引取装置の回転数を調整する差動歯車装置とを有す
る高剛性線条体の送出装置である。
【0007】
【作用】送出装置から集合ダイスに至る間に配設された
複数の回転引取装置の回転は送出装置の回転によって高
剛性線条体に付与された撚り返しを確実に保持させ、高
剛性線条体の進行方向変換に際して周囲の何物にも接触
しない非接触状態が保たれることが撚り返し保存をさら
に確実にする。
【0008】
【実施例】図1および図2についてこの発明の一実施例
を説明する。図1において高剛性線条体Cは全体として
2で示す送出装置が送りだされ、この際送出ボビン21
の載置されている回転台23が回転軸22によって回転
駆動されることによって高剛性線条体1に撚り返しが与
えられる。ここで回転軸22は主モータ9から駆動され
る。
【0009】主モータ9はさらに駆動軸5および駆動軸
6を回転駆動する。このうち駆動軸5は回転引取装置3
を駆動する。回転引取装置3は、1対の引取ロール3
1,32を両端に配したキャタピラ式の引取装置が2個
対向してフレーム33によってまとめられ、その間に高
剛性線条体Cを挟圧しながら送るように構成した引取装
置と、この引取装置の全体をその高剛性線条体Cの軸線
のまわりに回転させる回転駆動プーリー35、また前記
のキャタピラ装置のロール31等に回転力を伝えてキャ
タピラに送り駆動を与える引取駆動プーリー34を備え
ている。
【0010】駆動軸5は上述のように回転引取装置3の
引取駆動プーリー34を直接駆動するが、回転駆動プー
リー35は差動歯車装置4の出力軸41から駆動され
る。この差動歯車装置4は図1から明白なように駆動軸
5から入力駆動されるが、その別の入力軸は適宜のサー
ボモータ42から駆動される。差動歯車装置4に後述す
る経路変動検出装置7からの信号に従うサーボモータに
よる調整入力がない場合は、回転引取装置3の回転駆動
プーリー35には送出ボビン21の回転軸22と同一回
転数の基本回転が与えられる。
【0011】以上に述べた回転引取装置3による高剛性
線条体Cの引取方向は送出装置2から送りだされる方向
と一致しているが、これに対して引取方向がほぼ150
度時計方向に回っている別の回転引取装置3が設けられ
ている。この回転引取装置3の回転駆動は既に述べた駆
動軸6に取り付けられている駆動歯車61に噛み合う回
転駆動歯車36によって与えられる。またこの回転引取
装置3の引取駆動は、搭載された別の引取駆動モータ3
7によってなされる。ここに述べた2つの回転駆動装置
3,3の間においては、高剛性線条体Cはちょうど縄跳
びのひもを持つ2人の手によって回転されるわけである
が、この間には高剛性線条体Cに接触しながらこれを走
行案内するプーリーのようなものがひとつもないことに
注目されたい。
【0012】全体として符号7で示されるものは、高剛
性線条体Cの経路変動検出装置である。これは平面状に
配置された一種の非接触の存在検知装置であって、図2
に示すように発光ダイオードのような発光部71Aに対
して受光部71Bが直線的に離隔して設けられた遮光検
知装置の組が複数組平面状に並べられたものであり、こ
の平面に対して平行に適宜離隔した別の平面状に発光部
72A,受光部72Bからなる同様の検知装置が設けら
れている。ここで注目すべきことは、発光部71Aを持
つ側の検知装置は、受光部71Bに至る光が遮られたと
き励磁され、別の発光部72Aを持つ側の検知装置は逆
に受光部72Bに光が到達することによって励磁される
形式のものとされる点である。この構成によって高剛性
線条体Cの屈曲点Pがこの2つの平面間に位置する状態
が監視され、点Pがこの2つの平面間から外部に出た場
合を検知することができる。またこの検知信号は先に述
べたサーボモータ42に送られて差動歯車装置4に入力
し、回転引取装置3の回転数を増減して屈曲点Pの位置
を調整するのに用いられる。
【0013】同様の経路変動検出装置7によって高剛性
線条体Cは集合ダイス8に導入案内される。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、高剛性線条体の送出
装置から集合ダイスに至る間に配設された複数の回転引
取装置の回転は送出装置の回転によって高剛性線条体に
付与された撚り返しを確実に保持させ、高剛性線条体の
進行方向変換に際して周囲の何物にも接触しない非接触
状態が保たれることが撚り返し保存をさらに確実にする
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す簡略側面図である。
【図2】経路変動検出装置を説明する簡略平面図であ
る。
【図3】従来の集合装置の一例を説明する簡略側面図で
ある。
【符号の説明】
2 送出装置 C 高剛性線条体 3 回転引取装置 4 差動歯車装置 7 経路変動検出装置 8 集合ダイス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高剛性線条体(C)を送り出す送出装置
    (2)と前記高剛性線条体(C)を集合する集合ダイス
    (8)との間の複数の個所において、前記高剛性線条体
    (C)をその軸線の周りに前記送出装置(2)と同一方
    向にかつ同一回転数をもって回転させるとともに、互い
    に同一の引取速度をもって送るように把持し、これらの
    把持個所における該高剛性線条体(C)の走行方向を最
    終的には前記集合ダイス(8)に向かうように順次変換
    し、かつ前記各把持個所間、および最終の把持個所と集
    合ダイス(8)との間においては該高剛性線条体(C)
    を何物にも接触させずに案内送給し、これによって前記
    送出装置(2)から送り出されるときに付与される撚り
    返しを保存するようにさせたことを特徴とする高剛性線
    条体の送り出し方法。
  2. 【請求項2】 高剛性線条体(C)を送り出す送出装置
    (2)と前記高剛性線条体(C)を集合する集合ダイス
    (8)との間に配設され、前記高剛性線条体(C)をそ
    の軸線の周りに前記送出装置(2)と同一方向かつ同一
    回転数をもって回転させるとともに、互いに同一の引取
    速度をもって互いに異なる方向に走行させる複数台の回
    転引取装置(3)と、各回転引取装置(3)間における
    前記高剛性線条体(C)の走行経路の変動を検出する経
    路変動検出装置(7)と、前記経路変動検出装置(7)
    からの検出信号によって前記回転引取装置(3)の回転
    数を調整する差動歯車装置(4)とを有する高剛性線条
    体の送出装置。
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