JPH069330Y2 - 液体容器の水位検出装置 - Google Patents

液体容器の水位検出装置

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JPH069330Y2
JPH069330Y2 JP1988057541U JP5754188U JPH069330Y2 JP H069330 Y2 JPH069330 Y2 JP H069330Y2 JP 1988057541 U JP1988057541 U JP 1988057541U JP 5754188 U JP5754188 U JP 5754188U JP H069330 Y2 JPH069330 Y2 JP H069330Y2
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寛 八木
棟一郎 楠本
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Zojirushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気ポットのように、液体を収容する容器の
水位検出装置に関するものである。
(従来の技術及びその課題) 従来、電気ポットなどの液体容器では、収容されている
液体の量又は水位を報知するために、いわゆる水位管方
式、静電容量方式、光センサ方式の水位検出装置を備え
ている。
前記水位管方式は、容器本体の側部に透明の水位管を設
け、該水位管の中で上下する液面を観察できるようにし
たものである。
この方式は、液面を直接目視できるため信頼性に優る
が、水位管を必要とするほか、水位管を観察できるよう
にするために外装カバーの形状や組立が繁雑になる、と
いう問題点を有している。
また、静電容量方式は、複数の電極を多段に設け、電極
間の静電容量を測定することにより、それらの間に液面
があるか否かを判定するものである。しかし、この方式
は、液面の位置を正確に検出することができず、極めて
おおざっぱな判断しかできないうえ、各段の電極に配線
するために組立が面倒になるという問題点を有してい
る。
さらに、光センサ方式は、例えば液中、液上に夫々発光
素子、受光素子を設け、発光素子から投射されて受光素
子で検出される光量が水位に応じて異なる性質を利用し
たものである。しかし、この方式は、液体が色を有する
ときは使用できないうえ、例えば、お茶と真水とでは同
一の水位が違って検出されるという問題点を有してい
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、前記問題点を解決するためになされたもの
で、容器本体の水位検出装置を、容器本体2と、該容器
本体2の側部に上下方向に配置された水管4と、上端開
口部、下端開口部、および側部開口部を互いに連通し、
前記上端開口部を前記水管4の下端部に接続し、前記側
部開口部を前記容器本体2の底部に接続した弾性材から
なる接続管6と、前記接続管6の下端開口部に取り付け
られた電気音響受換器8と、該電気音響受換器8から水
管内の液面Wsに向かって発射された超音波信号が前記
液面Wsで反射して戻ってくるまでの時間をもとに、液
面Wsの高さを演算する演算手段13とを備え、前記電
気音響受換器8が、容器本体2の底部2aよりも低く設
定され、超音波の発射に伴う残響(PR′)の中に液面
sからの反射波(PR1,PR2)が入らないようにして
あるものである。
(作用) 前記構成を備えた液体容器の水位検出装置では、電気音
響受換器8から発射された超音波は液面Wsで反射し、
その反射波が前記電気音響受換器8で検出される。
そして、演算手段13では、電気音響受換器8から発射
した超音波が液面Wsで反射して戻ってくるまでの時間
tを測定して、容器本体2における水位を演算する。
また、電気音響受換器8を容器本体2の底部2aよりも
低く設定し、超音波の発射に伴って生じる残響PR′の
中に反射波PR1,PR2が入らないようになっているの
で、常に、第1反射波PR1が検出された時を基準として
水位が演算されることになり、正確な水位検出が可能と
なる。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本考案を説明する。
第1図は、例えば電気ポットなどに内蔵されている液体
容器1を示し、この液体容器1は、概略、ガラス、ステ
ンレス、又は樹脂からなる容器本体2と揚水管4で構成
されており、揚水管4は略J字状のパイプを逆さにした
もので、容器本体2の側部に配置されている。
揚水管4と容器本体2は、容器本体2の底面2aに設け
たパイプ3をエルボ5、接続パイプ7を介してティー6
の側部開口部に接続し、揚水管4の下端部をティー6の
上部開口部に接続して連結されている。また、前記ティ
ー6の下部開口部には、超音波センサ8が、そのセンサ
面8aが液面Wsを臨むように、容器本体2の底面2a
よりも距離Dほど低い所に位置させて取り付けてある。
なお、エルボ5とティー6はゴムで形成されている。
前記超音波センサ8は、電気信号を超音波振動に、ま
た、超音波振動を電気信号に変換する電気音響受換器
で、送波器と受波器を一体的に備えており、マイクロコ
ンピュータ10によって駆動され、駆動回路11と波形
検出回路12に接続されている。
以上の構成を有する液体容器1では、第1図に示すよう
に液体Wが収容されている状態で、容器本体2の液面上
の空間Sを加圧することにより、液体Wはパイプ3,7
を介して揚水管4を上昇し、注ぎ口4aから抽出され
る。
また、液体容器1では、マイクロコンピュータ10によ
って超音波センサ8が駆動されて液体Wの水位Lが検出
され、その結果が報知される。
以下、前記水位検出について、第2図の回路図、第3図
のタイムチャートを参照して説明する。
なお、第2図に示す回路図において、R1,〜,R15
抵抗、C1,〜,C5はコンデンサ、A1,〜,A7はアン
プ、D1,D2はダイオード、Coはコンパレータであ
る。
マイクロコンピュータ10の駆動回路11では、水晶発
振器23を備えた発振回路22から数10kHz〜数MHz
のパルスが発振され、これを増幅した送波パルスP
Tが、AND回路21の入力端子i1に常時入力されてい
る。一方、AND回路21の入力端子i2には、電源V
DDから電圧が印加されており、第3図(a)で示すよう
に、パルス入力端子24を介してタイミングパルスPs
を入力すると、その時間Δtだけ電圧が零になり、第3
図(b)に示すように、前記送波パルスPTがAND回路2
1から出力され、バッファ25を介して超音波センサ8
に電圧が印加される。
超音波センサ8では、前記送波パルスPTを超音波振動
に変換し、液面Wsに向かって超音波を発射する。
前記超音波は、揚水管4の液中を伝播し、液面Wsで反
射されてセンサ面8aに到達した第1反射波、第2反射
波、…等の振動が超音波センサ8で電気信号に変換さ
れ、この変換された受波パルスPR1,PR2,…が波形検
出回路12に出力される〔第3図(c)参照〕。なお、送
波パルスPTの振動も同時に受波パルスPRとして検出さ
れる。
次に、波形検出回路12では、超音波センサ8から出力
された受波パルスPR,PR1,PR2,…が増幅回路31
で増幅される。
また、増幅された受波パルスPR1,PR2,…は検波平滑
回路32で平滑化されたのち、波形成形回路33で所定
レベルの矩形波として成形され、受波パルスPR
R1,PR2,…に対応する矩形パルスPRF,PRF1,P
RF2,…が夫々演算回路13に出力される〔第3図(d)参
照〕。
そして、演算回路13では、タイミングパルスPsの立
ち上がりから、第1反射波PR1に対応する矩形パルスP
RF1の立ち上がりまでの時間tをカウントし、その値に
基づいてセンサ面8aから液面Wsまでの距離H、及び
容器本体底面2aから液面Wsまでの距離L(水位)を
演算する。
ところで、時間tと、超音波センサ8のセンサ面8aか
ら液面Wsまでの距離Xとの関係は、第4図に示す直線
的な比例関係にある。
従って、超音波の水中における音速をCとすると、水位
Lは次式によって演算される。なお、底面2aとセンサ
面8aとの距離は、既知である。
ここで、水位は時間tをもとに演算されるため、電圧の
変動などによって測定誤差を生じることは無く、信頼性
が高い。
以上のようにして検出された水位は、液体容器1を備え
た電気ポット等の表示パネルに表示される。
ところで、第3図(c)に示すように、送波パルスPTは同
時に受波パルスPRとして超音波センサ8で検出され、
その残響PR′がしばらく残る。
従って、残響PR′がほぼ消えるまでの時間内に、液面
sからの第1反射波が超音波センサ8に戻ってきて、
残響PR′の中に受波パルスPR1が入ると、それらの区
別がつかなくなる。つまり、センサ面8aから液面Ws
までの距離がある一定以上無いとき、前記残響PR′の
中に液面Wsからの第1受波パルスPR1が入り、次に、
第2受波パルスPR2を検出して水位が演算されることに
なり、容器本体2の中には水が殆ど無いのに、水が十分
有るように誤った値が報知される。
しかし、本考案では、前述のように、センサ面8aが容
器底面2aから距離Lだけ低くしてあり、その距離は、
超音波センサ8から発射された送波パルスPTの第1反
射波である受波パルスPR1が、残響PR′の中に入らな
い距離としてある。
従って、残響PRと第1の受波パルスPR1とを明瞭に区
別することができ、正確に水位を検出することができ
る。
また、超音波センサ8を保持しているティー6はゴムで
構成されているので、このティー6に超音波センサ8の
振動が吸収され、残響が緩和される効果がある。さら
に、超音波センサ8の周囲にゴムが密着して、シール性
が向上する。
なお、前記実施例では、超音波センサ8は揚水管4の底
部に設け、液中より超音波を発射するものとしたが、超
音波センサ8を揚水管4の液面Wsを臨む天井部に設
け、液面Wsに超音波を発射し、液面からの反射波を検
出することにより水量を検出するようにしてもよい。
また、超音波センサ8は容器本体2の液面Wsを臨む底
部又は天井部に設けるようにしてもよい。ただし、容器
本体2は揚水管4に比べて著しく断面積が大きい。した
がって、超音波センサ8から発射された超音波が周囲に
拡散して著しく減衰するため、揚水管4に取り付けると
きよりも、超音波センサ8はより大きなパワーを要す
る。
さらに、前記実施例では、超音波センサ8は送波器と受
波器とを一体的に備えたものとしたが、これらを別々に
有するものでもよい。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、本考案にかかる液体容器
の水位検出装置によれば、電気音響受換器から発射した
超音波が液面で反射して戻ってくるまでの時間を測定す
ることにより水位を検出ようにしている。
ここで、反射波が検出されるまでの時間は、印加される
電圧の変動等によって変化することはないので、常に正
確な水位検出が可能となる。
また、電気音響受換器の接続には単純な配線で済むう
え、外観に現れる部分が無いため、外装カバーの設計、
組立が楽になる。
さらに、水位の変動を追従した連続的な測定が可能であ
る。
さらにまた、水質に関係なく正確な水位測定が可能であ
る。
そして、音波の減衰が少なく、小パワーのもので足り
る。
また、水管に設けた電気音響受換器が容器本体の底部よ
りも低く、超音波の発射に伴う残響の中に液面からの反
射波が入らないようにしてあるので、残響と第1の受波
パルスとを明瞭に区別することができ、正確に水位を検
出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる水位検出装置の概略構成を示す
断面図、第2図は制御手段の回路図、第3図はタイムチ
ャート、第4図は超音波センサの特性を示す図である。 1…液体容器、2…容器本体、2a…底面、4…揚水
管、6…ティー、8…超音波センサ、10…制御手段、
11…駆動回路、12…波形検出回路、W…液体、Ws
…液面、L…水位、Pa…タイミングパルス、PT…送波
パルス、PR,PR1,PR2…受波パルス、PR′…残響。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体と、 該容器本体の側部に上下方向に配置された水管と、 上端開口部、下端開口部、および側部開口部を互いに連
    通し、前記上端開口部を前記水管の下端部に接続し、前
    記側部開口部を前記容器本体の底部に接続した弾性材か
    らなる接続管と、 前記接続管の下端開口部に取り付けられた電気音響受換
    器と、 該電気音響受換器から水管内の液面に向かって発射され
    た超音波信号が前記液面で反射して戻ってくるまでの時
    間をもとに、液面の高さを演算する演算手段とを備え、 前記電気音響受換器が、液体容器の底部よりも低く設定
    され、超音波の発射に伴う残響の中に液面からの反射波
    が入らないようにしてあることを特徴とする液体容器の
    水位検出装置。
JP1988057541U 1988-04-28 1988-04-28 液体容器の水位検出装置 Expired - Lifetime JPH069330Y2 (ja)

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