JPH0692996B2 - 静電容量センサ回路 - Google Patents
静電容量センサ回路Info
- Publication number
- JPH0692996B2 JPH0692996B2 JP6731891A JP6731891A JPH0692996B2 JP H0692996 B2 JPH0692996 B2 JP H0692996B2 JP 6731891 A JP6731891 A JP 6731891A JP 6731891 A JP6731891 A JP 6731891A JP H0692996 B2 JPH0692996 B2 JP H0692996B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitance
- operational amplifier
- output
- capacitance sensor
- inverting
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- Expired - Lifetime
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電容量−電圧変換回
路の直線性向上に関することであり、特に平行対向電極
の間隔変化を直線的に電圧変化に変換することの出来る
回路に関するものである。
路の直線性向上に関することであり、特に平行対向電極
の間隔変化を直線的に電圧変化に変換することの出来る
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように金属平行板の対向電極の間
隔変化による静電容量変化をセンサ出力として利用する
には、ブリッジ回路の一辺にこの可変容量を使用して出
力電圧変化とするなどの方法がある。
隔変化による静電容量変化をセンサ出力として利用する
には、ブリッジ回路の一辺にこの可変容量を使用して出
力電圧変化とするなどの方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的に前記
の静電容量はさほど大きな容量でなく、また使用する周
波数におけるリアクタンスは非常に大きく、またリード
線の浮遊容量による誤差や、対地浮遊容量の影響などが
あって、高精度・高安定な使用が困難である。特に、電
極間隔の変化に対して直線的な出力電圧変化を得ること
は難しい。
の静電容量はさほど大きな容量でなく、また使用する周
波数におけるリアクタンスは非常に大きく、またリード
線の浮遊容量による誤差や、対地浮遊容量の影響などが
あって、高精度・高安定な使用が困難である。特に、電
極間隔の変化に対して直線的な出力電圧変化を得ること
は難しい。
【0004】本発明は対地浮遊容量の影響をうけず、ま
た電極間浮遊容量を消去せしめて直線性を向上せしめ高
精度・高安定の要求を満足できる静電容量センサ回路を
提供することを目的とする。
た電極間浮遊容量を消去せしめて直線性を向上せしめ高
精度・高安定の要求を満足できる静電容量センサ回路を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の静電容量センサ
回路は、差動入力演算増幅器の入力に固定の第1の静電
容量を介して信号源を接続し、差動入力演算増幅器の出
力と前記入力の間には静電容量センサを接続し、前記差
動入力演算増幅器の出力信号を反転する反転増幅器を設
け、固定の第2の静電容量を介して前記反転増幅器の出
力を差動入力演算増幅器の前記入力に帰還したことを特
徴とする。
回路は、差動入力演算増幅器の入力に固定の第1の静電
容量を介して信号源を接続し、差動入力演算増幅器の出
力と前記入力の間には静電容量センサを接続し、前記差
動入力演算増幅器の出力信号を反転する反転増幅器を設
け、固定の第2の静電容量を介して前記反転増幅器の出
力を差動入力演算増幅器の前記入力に帰還したことを特
徴とする。
【0006】
【作用】この構成によると、差動入力演算増幅器の出力
と前記入力の間には静電容量センサを接続し、第2の静
電容量を介して前記反転増幅器の出力を差動入力演算増
幅器の前記入力に帰還したため、対地浮遊容量の影響を
受けず、また電極間浮遊容量を等価的な負性静電容量に
より消去せしめて、直線性を向上せしめ高精度・高安定
の要求にこたえることが出来る。
と前記入力の間には静電容量センサを接続し、第2の静
電容量を介して前記反転増幅器の出力を差動入力演算増
幅器の前記入力に帰還したため、対地浮遊容量の影響を
受けず、また電極間浮遊容量を等価的な負性静電容量に
より消去せしめて、直線性を向上せしめ高精度・高安定
の要求にこたえることが出来る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は静電容量センサ回路を示し、図2はその基
本回路を示している。
する。図1は静電容量センサ回路を示し、図2はその基
本回路を示している。
【0008】図2に示すように、固定の第1の静電容量
Ciを介して、信号源Oの励振電圧Viを演算増幅器A
1の反転入力端子(−)に加え、出力端子OUTより反
転端子(−)には、対向電極により形成される静電容量
センサDを接続して電圧反転帰還を施している。
Ciを介して、信号源Oの励振電圧Viを演算増幅器A
1の反転入力端子(−)に加え、出力端子OUTより反
転端子(−)には、対向電極により形成される静電容量
センサDを接続して電圧反転帰還を施している。
【0009】ここで静電容量センサDの静電容量値をC
f とすると、このとき増幅度Av1は、 Av1 = −(Ci/Cf) ・・・・(1) となり、原理的には増幅度Av1は静電容量センサDの
静電容量Cfに正しく反比例する。
f とすると、このとき増幅度Av1は、 Av1 = −(Ci/Cf) ・・・・(1) となり、原理的には増幅度Av1は静電容量センサDの
静電容量Cfに正しく反比例する。
【0010】一方、静電容量センサDの静電容量Cfは
電極面積S、電極の間隔d、誘電体の比誘電率ε、真空
の誘電率ε0 とすると Cf = (ε・ε0 ・S)/d ・・・・(2) で、これを(1)式に代入すると、 Av1= −(Ci/ε・ε0 ・S)・d ・・・・(3) となって、電極間隔dに比例するので増幅器A1の出力
電圧Voも比例する。
電極面積S、電極の間隔d、誘電体の比誘電率ε、真空
の誘電率ε0 とすると Cf = (ε・ε0 ・S)/d ・・・・(2) で、これを(1)式に代入すると、 Av1= −(Ci/ε・ε0 ・S)・d ・・・・(3) となって、電極間隔dに比例するので増幅器A1の出力
電圧Voも比例する。
【0011】しかし、図3に示すように静電容量センサ
Dの静電容量Cfには並列に浮遊容量Cs が必ず存在
し、このため(3)式の関係は正確に成立することはな
い。静電容量Cfが小容量であればあるほどCs の影響
は大きく、非直線性も大きく現われ数%の曲がりをみる
ことも希ではない。
Dの静電容量Cfには並列に浮遊容量Cs が必ず存在
し、このため(3)式の関係は正確に成立することはな
い。静電容量Cfが小容量であればあるほどCs の影響
は大きく、非直線性も大きく現われ数%の曲がりをみる
ことも希ではない。
【0012】本発明においては、図1に示すように抵抗
器R1,R1と演算増幅器A2とで構成される反転増幅
器Jによって、演算増幅器A1の出力端子OUTの信号
を増幅し、演算増幅器A2の出力が、固定の第2の静電
容量Cs1を介して演算増幅器A1の反転入力端子
(−)に接続されている。
器R1,R1と演算増幅器A2とで構成される反転増幅
器Jによって、演算増幅器A1の出力端子OUTの信号
を増幅し、演算増幅器A2の出力が、固定の第2の静電
容量Cs1を介して演算増幅器A1の反転入力端子
(−)に接続されている。
【0013】具体的には、静電容量センサDの静電容量
Cfの浮遊容量Csと並列接続される負性静電容量C
s′=−Cs は演算増幅器A1の出力端子OUTから反
転入力端子(−)に向かってCsを経て流れる電流If
と全く逆位相の電流IfS ′ IfS ′= −IfS が反転入力端子(−)に加えられればよいので、図1に
示すのように演算増幅器A1の出力電圧を反転する演算
増幅器A2 の出力電圧−Voが、 Cs1=Cs を通じて反転入力端子(−)に接続されている。
Cfの浮遊容量Csと並列接続される負性静電容量C
s′=−Cs は演算増幅器A1の出力端子OUTから反
転入力端子(−)に向かってCsを経て流れる電流If
と全く逆位相の電流IfS ′ IfS ′= −IfS が反転入力端子(−)に加えられればよいので、図1に
示すのように演算増幅器A1の出力電圧を反転する演算
増幅器A2 の出力電圧−Voが、 Cs1=Cs を通じて反転入力端子(−)に接続されている。
【0014】また、対地浮遊容量については、図1にお
いて反転入力端子(−)は仮想接地であり、出力端子O
UTは電圧帰還増幅器の出力インピーダンスで非常に小
さいので浮遊容量Csa,Csbの悪影響を受けること
はない。
いて反転入力端子(−)は仮想接地であり、出力端子O
UTは電圧帰還増幅器の出力インピーダンスで非常に小
さいので浮遊容量Csa,Csbの悪影響を受けること
はない。
【0015】なお、この場合に留意すべきことは、演算
増幅器A1の出力電圧波形を正しく反転することと、演
算増幅器A2 の電圧増幅度Av2が、 Av2 = −Cs /Cs1・・・・・・・・(4) となる様調整することにより完全に直線性補償ができ
る。
増幅器A1の出力電圧波形を正しく反転することと、演
算増幅器A2 の電圧増幅度Av2が、 Av2 = −Cs /Cs1・・・・・・・・(4) となる様調整することにより完全に直線性補償ができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によると、差動入力
演算増幅器の入力に固定の第1の静電容量を介して信号
源を接続し、差動入力演算増幅器の出力と前記入力の間
には静電容量センサを接続し、前記差動入力演算増幅器
の出力信号を反転する反転増幅器を設け、固定の第2の
静電容量を介して前記反転増幅器の出力を差動入力演算
増幅器の前記入力に帰還したため、静電容量センサ浮遊
容量を消去せしめて直線性の改善を行なうことができ
る。
演算増幅器の入力に固定の第1の静電容量を介して信号
源を接続し、差動入力演算増幅器の出力と前記入力の間
には静電容量センサを接続し、前記差動入力演算増幅器
の出力信号を反転する反転増幅器を設け、固定の第2の
静電容量を介して前記反転増幅器の出力を差動入力演算
増幅器の前記入力に帰還したため、静電容量センサ浮遊
容量を消去せしめて直線性の改善を行なうことができ
る。
【図1】本発明の静電容量センサ回路の構成図である。
【図2】同静電容量センサ回路の基本回路図である。
【図3】図1の説明図である。
O 信号源 Ci 第1の静電容量 Cs1 第2の静電容量 A1 差動入力演算増幅器 J 反転増幅器 D 静電容量センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 差動入力演算増幅器の入力に固定の第1
の静電容量を介して信号源を接続し、差動入力演算増幅
器の出力と前記入力の間には静電容量センサを接続し、
前記差動入力演算増幅器の出力信号を反転する反転増幅
器を設け、固定の第2の静電容量を介して前記反転増幅
器の出力を差動入力演算増幅器の前記入力に帰還した静
電容量センサ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6731891A JPH0692996B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 静電容量センサ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6731891A JPH0692996B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 静電容量センサ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04303775A JPH04303775A (ja) | 1992-10-27 |
JPH0692996B2 true JPH0692996B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=13341552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6731891A Expired - Lifetime JPH0692996B2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 静電容量センサ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0692996B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7088175B2 (en) * | 2001-02-13 | 2006-08-08 | Quantum Applied Science & Research, Inc. | Low noise, electric field sensor |
JP4676643B2 (ja) * | 2001-04-27 | 2011-04-27 | 東京エレクトロン株式会社 | 電位固定装置および容量測定装置 |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP6731891A patent/JPH0692996B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04303775A (ja) | 1992-10-27 |
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