JPH0691207A - 粘性材噴霧装置 - Google Patents

粘性材噴霧装置

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JPH0691207A
JPH0691207A JP24325492A JP24325492A JPH0691207A JP H0691207 A JPH0691207 A JP H0691207A JP 24325492 A JP24325492 A JP 24325492A JP 24325492 A JP24325492 A JP 24325492A JP H0691207 A JPH0691207 A JP H0691207A
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俊彦 雨谷
Hiromichi Ando
博道 安藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 粘性材を粘性材噴霧装置に移し替える作業を
無くし、かつ、粘性材を押し出すための加圧空気の圧力
と、押し出された粘性材を噴霧化する加圧空気の圧力と
を別々に調整することができるようにして、両者の圧力
バランスを適切なものとし、均一で良好な噴霧面を得る
こと。 【構成】 粘性材噴霧装置は粘性材を収容するカートリ
ッジの第1端部に連結されるノズル装置と、このカート
リッジの第2端部に連結される第1の空気調整器と、ノ
ズル装置に連通する第2の空気調整器とを有し、単一の
加圧空気源からの加圧空気は第1の空気調整器によって
圧力が調整されてカートリッジ内の粘性材を押し出すの
に用いられ、同加圧空気源からの加圧空気は第2の空気
調整器によって圧力が調整されて、カートリッジから押
し出された粘性材に作用し、ノズル装置から粘性材を噴
霧させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、シーリング材や接着材などの粘
性材を、各種部材へ噴霧するために使用する粘性材噴霧
装置に係り、特に、粘性材を保有しているカートリッジ
と共に使用するための粘性材噴霧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術においては、シーリング材や接
着材などの粘性材を各種部材に噴霧するために、例えば
一般にスプレーガンといわれる噴霧装置に、機密性容器
内に保存されている粘性材を移し替えていた。噴霧装置
に移し替えられた粘性材は加圧空気により押し出され、
この押し出された粘性材に加圧空気を作用させて粘性材
を噴霧しており、これら加圧空気は一つの加圧空気源か
らの同じ圧力の空気を用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】機密性容器内に保存さ
れている粘性材を噴霧装置に移し替える作業は、粘性材
の高い粘度の故に容易ではなかった。更に、速乾性の一
液型ポリウレタン系、シリコン系、モディファイド シ
リコン系接着剤などでは、高温高湿度下では移し替え作
業を速やかに行わなければならないが、粘度が大である
ために速やかな移し替え作業が困難であった。また、粘
性材の押し出しのための加圧空気と、押し出された粘性
材を噴霧するために適用する加圧空気とが同じ圧力であ
ると粘性材の均一な噴霧が得られず、且つ粘性材の高い
粘度による影響によって噴霧が良好には行われ難かっ
た。また、使用後においては噴霧装置全体を洗浄しない
と再度の使用に支障を生ずるという問題もあった。本発
明は、従来の噴霧装置が有しているかような不都合を克
服することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、粘性材を収容
していて、第1端部に出口孔を有するとともに第2端部
に開口を有し、該開口に加圧空気を導入することによっ
て前記出口孔から粘性材が押し出されるようになったカ
ートリッジと共に使用するための粘性材噴霧装置であっ
て、ハンドルと、該ハンドルに枢着された引き金部材
と、該ハンドルに固定されていて前記カートリッジを取
り外し可能に装着するためのカートリッジ保持装置と、
該ハンドルに備えられていて前記引き金部材の作動に応
動して開弁される空気導入弁と、該空気導入弁を加圧空
気源に接続する通路と、前記カートリッジが前記カート
リッジ保持装置に装着された時に、前記カートリッジの
出口孔を取り囲んで前記カートリッジの第1端部に連結
されるようになっていて、先端にノズル孔を有しかつ前
記空気導入弁と連通する中空のノズル装置と、前記カー
トリッジの第2端部に連結されるようになっていて、前
記開口に前記空気導入弁からの加圧空気を導入するとと
もにこの加圧空気の圧力を調整する第1の空気調整器
と、前記ノズル装置と前記空気導入弁との間に配設さ
れ、前記カートリッジの出口孔から押し出された粘性材
に作用して前記ノズル孔から粘性材を噴霧させるための
加圧空気を該ノズル装置内に導入するとともにこの加圧
空気の圧力を調整する第2の空気調整器と、前記空気導
入弁から排出された加圧空気を前記第1の空気調整器及
び前記第2の空気調整器にそれぞれ導くための導管装置
と、を備えたことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用】本発明の粘性材噴霧装置は、粘性材を収
容しているカートリッジと共に使用するよう意図されて
いる。カートリッジは本発明の粘性材噴霧装置に取り外
し可能に装着される。カートリッジは第1端部に出口孔
を、第2端部に開口を有し、この開口に空気導入弁から
の加圧空気を作用させると出口孔から粘性材が押し出さ
れるようになっている。
【0006】本発明の粘性材噴霧装置においては、カー
トリッジの開口に導入されて粘性材を押し出す加圧空気
の圧力は第1の空気調整器によって調節される。また、
押し出された粘性材に作用してこれを噴霧させる加圧空
気の圧力は第2の空気調整器によって調節される。
【0007】
【実施例】以下、図面に従って本発明の実施例について
説明する。図1を参照すると本発明の一実施例である粘
性材噴霧装置100の構成が概略の説明図で示されてい
る。粘性材噴霧装置100は、後述するカートリッジが
取り外し可能に装着されるようになったカートリッジ保
持装置に含まれる円筒状部材2と、円筒状部材2の一端
に取り付けられたノズル装置1と、円筒状部材2の他端
に取り付けられた第1の空気調整器4と、ハンドル19
と、ハンドル19に円筒状部材2を固定しているバンド
3とを含む。バンド3はねじ65によってハンドル19
に固定されている。
【0008】ハンドル19には引き金部材9が枢着され
ている。引き金部材9には当接部材10が備えられ、引
き金部材9が図1で右方に引かれた時、当接部材10は
ハンドル19内に備えられた空気導入弁5の作動ボタン
11を押圧して空気導入弁5を開弁する。空気導入弁5
には、接続具13に連結された図示しないホースによ
り、図示しない加圧空気源からの加圧空気がハンドル1
9内の管路12を通して導入される。
【0009】空気導入弁5を出た加圧空気は出口導管7
の一端に流入する。この導管の他端は分岐管6に接続さ
れており、加圧空気は2つの流れに分けられる。これら
2つの流れのうちの第1の流れは導管8を通って接続具
18に至り、ここから第1の空気調整器4内に導入され
る。第2の流れは、導管14を通って第2の空気調整器
15に至る。第2の空気調整器15を通った加圧空気は
導管16を通って接続具17に至り、ここからノズル装
置1内に導入される。第1の空気調整器4に導入された
空気の圧力は調圧つまみ32を回動することによって調
節され、第2の空気調整器15に導入された空気の圧力
は調圧つまみ59を回動することによって調節される。
【0010】粘性材噴霧装置100の円筒状部材2内に
挿入されるカートリッジ29の1部が図3および図6に
おいて断面で示されている。カートリッジ29の先端部
にノズル47が設けられ、後端部が開口58している。
カートリッジ29内には粘性材26が充填されている。
カートリッジ29内には軸線方向に摺動可能である押出
部材25が粘性材26の後端に接して配設されている。
ノズル47の先端には粘性材の出口孔54が設けられ、
図6で左方に向けて押出部材25を加圧空気によって押
圧すると、粘性材26がノズル47の出口孔54から押
し出される。粘性材26のこの押し出し量を適当なもの
に調整するために、ノズル47の基端部につまみ64が
設けられている。つまみ64が回動されると、つまみ6
4内の図示していない通路の断面積が調節され、出口孔
54から押し出される粘性材26の量を適当なものとす
る。
【0011】カートリッジ29を円筒状部材2内に挿入
するために、第1の空気調整器4が円筒状部材2の後端
に取り外し自在に装着されている。第1の空気調整器4
を取り外した後に、カートリッジ29は図1で円筒状部
材2の後端から左方へ挿入される。カートリッジ29の
後端縁30は、円筒状部材2に装着された第1の空気調
整器4に当接して位置決めされる(後に詳述する)。
【0012】図2はノズル装置1の断面図である。ノズ
ル装置1は後端部が大径で先端部56が小径となった中
空管状部材46と、該先端部56にシール部材50を介
して気密に連結されたノズル部材48とから成る。ノズ
ル部材48は先端にノズル孔53を備えた中空截頭円錐
形である。ノズル部材48はカートリッジ29のノズル
47の先端部を受け入れる中央孔55と、中央孔55の
まわりに複数個備えられた空気通し孔49とを有する後
端壁52を有する。
【0013】ノズル装置1の大径の端部内には環状の肩
部61と、内ねじ44とが備えられている。円筒状部材
2の軸線方向の両端部にはそれぞれ外ねじ45,28が
備えられ、外ねじ45はノズル装置1の内ねじ44と螺
合してノズル装置1と円筒状部材2とを一体に結合す
る。円筒状部材2の中に挿入されたカートリッジ29の
前端部はノズル装置1の肩部61に密着して位置決めさ
れ、この時カートリッジ29のノズル47の先端はノズ
ル部材48の中央孔55に嵌合される。図2を参照して
明らかなように、接続具17を通って中空管状部材46
の内部51に導入された加圧空気はノズル部材48の空
気通し孔49を通ってノズル部材48内に入り、その先
端のノズル孔53から放出されるようになっている。
【0014】図3は第1の空気調整器4の一部断面図で
ある。第1の空気調整器4は、大径の円筒部63と、こ
の円筒部の後壁35に接続された小径の円筒部62と、
この円筒部62の後端に接続されたばね室34と、ばね
室34の後端から突出するつまみ32とを含む。大径の
円筒部63の前壁60には複数の空気通し孔21と、2
つの同心的環状突起23,24とが備えられている。こ
れらの突起23,24の間は環状の凹所となっており、
ここにカートリッジ29の後端縁30が当接して位置決
めされる。大径の円筒部63の後壁35の中央には弁孔
20が形成され、小径の円筒部62内にはニードル弁3
1が弁孔20に対して進退自在に配設されている。ニー
ドル弁31の進退は、後述するように、つまみ32の回
転によってなされる。
【0015】大径の円筒部63に対して回転可能な環状
取付部材22が大径の円筒部63のまわりに装架されて
いる。環状取付部材22は内ねじ27を有し、この内ね
じ27が円筒状部材2の後端部の前記外ねじ28に着脱
自在に螺合することによって、第1の空気調整器4は円
筒状部材2の後端部に取り外し可能に装着される。接続
具18を通って小径の円筒部62内に導入された加圧空
気はニードル弁31のまわりから弁孔20を通って大径
の円筒部63内に入り、複数の空気通し孔21を通って
カートリッジ29の押出部材25を押圧する。
【0016】図5は第1の空気調整器4の一部分を拡大
して示した断面図であって、つまみ32を回転させるこ
とによってニードル弁31が弁孔20に対して進退させ
る機構を説明するものである。ニードル弁31を一端に
備えた弁棒36は小径の円筒部62の後端壁43を貫通
しており、他端に円板33を備えている。壁43と円板
33との間には第1の圧縮コイルばね37が配設されて
いる。ばね室34の後端壁の開口の内周面には内ねじ4
2が形成され、ばね室34から外方に突出しているつま
み32は中空軸部38を有し、この軸部の外周面のねじ
山41が内ねじ42と螺合する。つまみ32の中空軸部
38内に第2の圧縮コイルばね39が配置されて、ニー
ドル弁31の後端の円板33とつまみ32との間に介装
されている。
【0017】つまみ32をばね室34に対して回転させ
ると、つまみ32の中空軸部38のねじ山41と内ねじ
42との螺合関係によりつまみ32が軸線方向に移動
し、この移動は第2のコイルばね39を介して円板33
に伝達され、これによりニードル弁31がばね室34内
を摺動し、弁孔20に対するニードル弁31の位置が調
節される。
【0018】カートリッジ29を粘性材噴霧装置100
に装着するためには、図1において環状取付部材22を
回転させて、第1の空気調整器4を円筒状部材2から取
り外し、カートリッジ29を円筒状部材2の端部から挿
入する。カートリッジ29を挿入したら、環状取付部材
22を回転させて第1の空気調整器4を円筒状部材2の
後端部に固定する。この際に、カートリッジ29の前端
部は、図2に示すごとく、ノズル装置1の肩部61に当
接し、後端部の端縁30は、図3に示すごとく、第1の
空気調整器4の前壁60に設けられた環状突起23,2
4間の円形の凹所に当接して、それぞれ位置決めされ
る。
【0019】第1の空気調整器4により、カートリッジ
29の押出部材25に及ぼされる空気の圧力を適切に設
定することができる。すなわち、つまみ32を回転調節
することによって、弁孔20に対するニードル弁31の
位置を適切に設定することができる。また、第2の空気
調整器15は、つまみ59によって、ノズル装置1に導
入される空気の圧力を適切に設定することができる。
【0020】引き金部材9を引くと、当接部材10が空
気導入弁5の作動ボタン11を押圧して開弁する。管路
12からの加圧空気は導管7に排出され、分岐管6によ
り2つの流れに分けられ、一方の流れは導管8を通って
第1の空気調整器4に、他方の流れは導管14を通って
第2の空気調整器15に至る。第1の空気調整器4によ
って適切に調節された加圧空気は、弁孔20及び空気通
し孔21を通ってカートリッジ29内の押出部材25に
作用し、押出部材25をカートリッジ29内で摺動させ
て粘性材26をノズル47の出口孔54からノズル部材
48内に押し出す。
【0021】第2の空気調整器15によって適切に調節
された加圧空気は導管16を通ってノズル装置1の内部
51に入り、空気通し孔49を通ってノズル部材48内
に入り、カートリッジ29のノズル47の出口孔54か
らノズル部材48内に押し出された粘性材26と共にノ
ズル部材48のノズル孔53から外部に噴射され、粘性
材26を噴霧化する。
【0022】市販の一液性ポリウレタン(例えば商品名
シーカフレックス251−S)を粘性材として用いて、
図1に示した粘性材噴霧装置を使用して、噴霧実験を行
った。空気導入弁5へ導入された空気の圧力は5kg/cm
2 であり、第1の空気調整器4によって調節された空気
の圧力は2.0〜3.0kg/cm2 であり、第2の空気調
整器15によって調節された空気の圧力は0.2〜0.
5kg/cm2 であった。ノズル装置1のノズル孔53から
外部に噴霧された粘性材は被噴霧部材上に均一な梨地状
噴霧面を形成した。
【0023】比較実験のため、第1及び第2の空気調整
器による空気の圧力調整を上述したところと異なるもの
とした。他の条件は、上述したものと同一であるが、第
1の空気調整器により空気の圧力を1.0kg/cm2
し、第2の空気調整器により空気の圧力を0.1kg/cm
2 以下とした場合、均一な噴霧面は得られなかった。ま
た、第1の空気調整器により空気の圧力を4.0kg/cm
2 とし、第2の空気調整器により空気の圧力を0.1kg
/cm2 以下とした場合、均一な噴霧面は得られなかっ
た。また、第1の空気調整器により空気の圧力を1.0
kg/cm2 とし、第2の空気調整器により空気の圧力を
0.6kg/cm2 以上とした場合、均一な噴霧面は得られ
なかった。また、第1の空気調整器により空気の圧力を
4.0kg/cm2とし、第2の空気調整器により空気の圧
力を0.6kg/cm2 以上とした場合、均一な噴霧面は得
られなかった。
【0024】以上の実験結果をまとめて示したのが図7
であり、横軸は第1の空気調整器による調整後の空気圧
(kg/cm2 )、縦軸は第2の空気調整器による調整後の
空気圧(kg/cm2 )である。符号A,B,C,Dで示し
た条件においては、均一な噴霧面は得られず、符号Nで
示した条件において、理想的な均一の噴霧面が得られ
た。
【0025】
【発明の効果】本発明の粘性材噴霧装置は、粘性材を収
容しているカートリッジを使用するようにしているの
で、粘性材を機密性容器から粘性材噴霧装置に移し替え
る作業を必要とせず、作業の効率を向上させる。カート
リッジを使用することで、粘性材を不必要に空気に露出
させることがなく、粘性材の粘度が変化してしまって加
圧空気の圧力を極度に増加しなければ良好な噴霧ができ
ないという問題は生じない。更に、カートリッジを使用
することにより、先端のノズル装置のみの洗浄を使用後
に行うだけで、繰り返して粘性材噴霧装置を使用でき
る。
【0026】更に、カートリッジから粘性材を押し出す
ために用いる空気の圧力を第1の空気調整器によって、
粘性材を噴霧化するために用いる空気の圧力を第2の空
気調整器によって、それぞれ、別々に調整することがで
きるようになっているから、単一の圧力源からの圧力空
気を用いて容易に均一な噴霧面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の粘性材噴霧装置の構成を説
明するための概略側面図。
【図2】図1の粘性材噴霧装置のノズル装置の拡大縦断
面図。
【図3】図1の粘性材噴霧装置の第1の空気調整器の一
部断面拡大側面図。
【図4】図2のIV−IV線に沿うノズル部材48の断面
図。
【図5】図3に示す第1の空気調整器の要部を説明する
ための拡大断面図。
【図6】本発明に使用されるカートリッジの構造を示す
一部断面側面図。
【図7】第1及び第2の空気調整器による調整後の空気
圧の好適な範囲を説明する図。
【符号の説明】
1 ノズル装置 2 円筒状部材 4 第1の空気調整器 5 空気導入弁 9 引き金部材 11 作動ボタン 15 第2の空気調整器 19 ハンドル 25 押出部材 26 粘性材 29 カートリッジ 31 ニードル弁 47 カートリッジのノズル 48 ノズル部材 100 粘性材噴霧装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘性材(26)を収容していて、第1端
    部に出口孔(54)を有するとともに第2端部に開口
    (58)を有し、該開口(58)に加圧空気を導入する
    ことによって前記出口孔(54)から粘性材(26)が
    押し出されるようになったカートリッジ(29)と共に
    使用するための粘性材噴霧装置(100)であって、ハ
    ンドル(19)と、該ハンドル(19)に枢着された引
    き金部材(9)と、該ハンドル(19)に固定されてい
    て前記カートリッジ(29)を取り外し可能に装着する
    ためのカートリッジ保持装置(2)と、該ハンドル(1
    9)に備えられていて前記引き金部材(9)の作動に応
    動して開弁される空気導入弁(5)と、該空気導入弁
    (5)を加圧空気源に接続する通路(12)と、前記カ
    ートリッジ(29)が前記カートリッジ保持装置(2)
    に装着された時に、前記カートリッジ(29)の出口孔
    (54)を取り囲んで前記カートリッジ(29)の第1
    端部に連結されるようになっていて、先端にノズル孔
    (53)を有しかつ前記空気導入弁(5)と連通する中
    空のノズル装置(1)と、前記カートリッジ(29)の
    第2端部に連結されるようになっていて、前記開口(5
    8)に前記空気導入弁(5)からの加圧空気を導入する
    とともにこの加圧空気の圧力を調整する第1の空気調整
    器(4)と、前記ノズル装置(1)と前記空気導入弁
    (5)との間に配設され、前記カートリッジ(29)の
    出口孔(54)から押し出された粘性材(26)に作用
    して前記ノズル孔(53)から粘性材(26)を噴霧さ
    せるための加圧空気を該ノズル装置(1)内に導入する
    とともにこの加圧空気の圧力を調整する第2の空気調整
    器(15)と、前記空気導入弁(5)から排出された加
    圧空気を前記第1の空気調整器(4)及び前記第2の空
    気調整器(15)にそれぞれ導くための導管装置(8,
    14)と、を備えた粘性材噴霧装置。
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