JPH0689817A - 段積形乾式変圧器 - Google Patents

段積形乾式変圧器

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JPH0689817A
JPH0689817A JP23925292A JP23925292A JPH0689817A JP H0689817 A JPH0689817 A JP H0689817A JP 23925292 A JP23925292 A JP 23925292A JP 23925292 A JP23925292 A JP 23925292A JP H0689817 A JPH0689817 A JP H0689817A
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JP
Japan
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coil
iron core
transformer
height
stacking
Prior art date
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Pending
Application number
JP23925292A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoki Izuna
具己 伊豆名
Toshiyuki Fujimori
俊幸 藤森
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ビル等で電源設備のひとつとして使
用される低圧配電用変圧器に係り、電気室スペースの有
効利用法として段積形とする場合に段積性,配線作業性
にすぐれた段積形乾式変圧器を提供することにある。 【構成】鉄心4の各脚に嵌着された一次コイル2,二次
コイル3を各々水平状態となるように横置配設する。鉄
心は、横置配設の際、剛性を保つため巻鉄心11構造に
したり、又、内側二次コイル3の冷却路を確保するため
外側一次コイル2を分割したり、一次コイル高さを二次
コイル高さに比べ充分に低くすることで達成される。 【効果】鉄心,コイルを含めた横置配設により、段積形
変圧器としての重心,製品高さが低く押えられるので、
段積作業性が改善され、又、段積時の耐震強度が向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋内、特にビル内等で電
源設備のひとつとして使用される低圧配電用変圧器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の段積形変圧器は実公平2−684
21号に記載の如く、コイル,鉄心を含む変圧器は縦置
配設であり、製品高さ,重心高さは、コイル鉄心を含む
変圧器を横置配設した場合に比べると高くならざるを得
ない。又、同公報の従来技術では、ケース内に引き込ん
だ入出力側ケーブルが混在し、このケーブルをまとめて
収納するケーブルダクト等も必要となり、配線作業性に
関して不合理である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、段
積時の全体製品高さが高くなり、段積作業性や段積時の
耐震強度に対する配慮がなされておらず、又、配線作業
に対する配慮も不十分であった。
【0004】本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされ
たものであって、コイル鉄心を含めた変圧器をケース内
で横置配設することにより、製品高さ,重心高さを従来
技術に比べて低くすることで、段積作業性や段積時の耐
震強度を向上させることを目的としている。更に、コイ
ルの横置配設によって、一次端子,二次端子を各々反対
方向に設置することが可能であり、入出力側ケーブルの
混在を避け、配線作業性の改善も目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に対しては、鉄
心に巻鉄心構造を採用して横置配設時の剛性を向上さ
せ、又、横置配設されたコイルにおいて、鉄心に対して
同心上に巻回された一次,二次コイルの内、外側に配置
されたコイルを分割するか、又は外側に配置されたコイ
ル高さを内側コイル高さに比べ充分低くすることによ
り、各々内側コイルの冷却路を確保することで横置配置
が可能となり、達成される。
【0006】
【作用】従来技術では、段積時の全体製品高さが高くな
らざるを得ないが、本発明では、鉄心に巻鉄心構造を採
用して横置配設時の剛性を向上させ、且つ、横置配設さ
れたコイルにおいては、鉄心に対し同心上に巻回された
一次,二次コイル内,外側に配置されたコイルを分割す
るか、又は外側に配置されたコイル高さを内側コイル高
さに比べ充分低くすることにより、各々内側コイルの冷
却路を確保して、横置配置を可能ならしめ、段積時の全
体製品高さを低く押えて、段積作業性や耐震強度を向上
させる。
【0007】又、段積時の全体製品高さを低く押えるこ
とにより、換気ファン配線用しゃ断器,進相用コンデン
サ,アレスタ等を単独、又は組み合わせてユニットして
段積最上部への配設が可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図3から
図13により説明する。
【0009】本発明の第1実施例を図1から図4により
説明する。本実施例は各鉄心脚及びコイルを横置配設す
ることにより製品高さ,重心高さを低くして段積性(段
積作業,段積時の耐震強度等)を向上したものである。
【0010】鉄心4に装着した一次コイル2,二次コイ
ル3を保護ケース1内において、各々水平状態になるよ
うに横置配設する。而して一次端子と5と二次端子6を
図に示すように互いに反対側に設置する。コイル,鉄心
を含めた変圧器の横置配設により重心高さHG,製品高
さHは、図2に示す従来実施例の重心高さHG’,同製
品高さH’に比べて低く押えることが可能となり、図3
に示すように多段積にする場合、段積作業が従来例に比
べ容易になり、又、段積状態における耐震強度は、重心
高さを低減したことによって向上する。
【0011】次に、一次端子5と二次端子6を互いに反
対方向に設置することによって、図4に示すように段積
時の入出力ケーブル引込み及び接続作業において、入力
側ケーブル9,出力側ケーブル10は、各々混在するこ
となく整然と保護ケース1内に引き込まれ、一次端子5
及び二次端子6に各々接続される。又、この配線作業に
おいて、下段に設置された変圧器用ケーブルが上段保護
ケース内の通過する際、従来実施例のように変圧器コイ
ル近傍を通過することがなく絶縁距離も十分確保できる
ので、段積時の配線作業性を含め効果的である。
【0012】本発明の第2実施例を図5に示す。図5
は、鉄心に巻鉄心構造を採用したものであり、水平状態
配設時においては、鉄板幅方向が垂直方向となるため従
来の積鉄心に比べ剛性が増すため、横置配設には有効で
ある。
【0013】本発明の第3実施例を図6〜図9に示す。
本実施例は鉄心に対して同心上に巻回された一次,二次
コイルの内、外側に配置されたコイルを分割するか、又
は外側に配置されたコイル高さを内側コイル高さに比べ
充分低くすることにより、各々内側コイルの冷却路を確
保したものである。
【0014】図6、図7においては、鉄心4に対して同
心上に巻回した一次コイル2,二次コイル3の内に外側
に配置された一次コイル2を分割することにより二次コ
イル3の一部を直接空気に触れ、内側に配置された二次
コイル3の冷却路を確保した例であり、又、図8,9で
は、前記と同様に外側に配置された一次コイル2を内側
二次コイル3に比べコイル高さを充分低くして二次コイ
ル3の一部を直接空気に触れることによって内側に配置
された二次コイル3の冷却路を確保した例である。
【0015】本発明の第4実施例を図10〜図13に示
す。これらは全てコイル,鉄心を含めた変圧器を横置配
設して段積時の全体製品高さを低く押え、段積最上部へ
周辺機器(装置)を設置したものである。
【0016】図10は周辺装置として冷却用換気ファン
12を設置した例であり、図11は換気ファン13と各
段変圧器毎の入力側配線用しゃ断器14を組み合わせて
ユニット化して設置した例であり、図12は各段変圧器
の各相毎に挿入するアレスタ15と前記配線用しゃ断器
14をユニット化して設置した例であり、図13は配線
用しゃ断器14と負荷側進相用コンデンサ16をコンデ
ンサ投入用電磁接触器17と共にユニット化して設置し
た例である。
【0017】これらの実施例による周辺機器は、いずれ
も段積最上部へ設置することを特徴としている。即ち、
本実施例によれば、段積形変圧器の製品高さが低く押え
られるため、変圧器を設置後、増設に伴う付帯設備とし
て図10〜図13に示した機器(装置)を始めとする各
種周辺機器の最上段設置を容易に行うことができるメリ
ットがある。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、コイル,鉄心を含めた
変圧器をケース内で横置配設することで、段積形変圧器
としての製品,重心高さを低く押えることが可能で、多
段積みの場合の段積作業性が改善され、又、段積時にお
ける耐震強度が向上する効果がある。
【0019】又、コイルの横置配設により一次,二次端
子を各々反対側に設置して入出力側ケーブル引き込み時
のセパレート性が向上し、各端子への接続を含めた配線
作業が容易になる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】従来技術による実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の段積変圧器の段積状態を
示す斜視図である。
【図4】本実施例における段積変圧器のケーブル引き込
み状態を示す側面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例で外側に配置されたコイル
を分割したものを示す斜視図である。
【図7】図6の横断面を示す図である。
【図8】本発明の第3実施例で外側に配置されたコイル
高さを内側コイル高さに比べ充分低くしたものを示す斜
視図である。
【図9】図8の横断面を示す図である。
【図10】本発明の第4実施例で周辺装置として換気フ
ァンを設置した例を示す斜視図である。
【図11】本発明の第4実施例で換気ファンと配線用し
ゃ断器を組み合わせてユニット化して設置した例を示す
斜視図である。
【図12】本発明の第4実施例でアレスタと配線用しゃ
断器をユニット化して設置した例を示す斜視図である。
【図13】本発明の第4実施例で配線用しゃ断器と進相
用コンデンサを電磁接触器と共にユニット化して設置し
た例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…保護ケース,2…一次コイル,3…二次コイル,4
…鉄心,5…一次端子,6…二次端子,9…入力側ケー
ブル,10…出力側ケーブル,11…巻鉄心,12…換
気ファン,14…配線用しゃ断器,15…アレスタ,1
6…進相用コンデンサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内にコイルを各鉄心脚に装着した乾
    式変圧器を格納した段積形乾式変圧器において上記各鉄
    心脚及び上記コイルをそれぞれ水平状態になるよう横置
    配設したことを特徴とする段積形乾式変圧器。
  2. 【請求項2】上記鉄心は巻鉄心であり、上記鉄心に対し
    て同心上に巻回された内側コイルと、外側コイルを有
    し、この外側コイルに内側コイルの冷却路を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の段積形乾式変圧器。
  3. 【請求項3】コイルを横置配設することにより、一次端
    子,二次端子を各々反対方向に設置することによって、
    段積時における受電側,負荷側のケーブルの引き込み及
    び各端子への接続を容易ならしめることを特徴とする請
    求項1記載の段積形乾式変圧器。
  4. 【請求項4】ケース内にコイルを各鉄心脚に装着した乾
    式変圧器を格納した段積形乾式変圧器であって上記各鉄
    心脚及び上記コイルをそれぞれ水平状態になるよう横置
    配設したものを複数段重ね、段積最上部に換気ファン,
    配線用しゃ断器,進相用コンデンサ,アレスタの少なく
    とも一つを含むユニットを載置したことを特徴とする段
    積形乾式変圧器。
JP23925292A 1992-09-08 1992-09-08 段積形乾式変圧器 Pending JPH0689817A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003533005A (ja) * 1998-03-27 2003-11-05 アライドシグナル インコーポレイテッド 略矩形のコイルを有する非晶質金属製の変圧器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003533005A (ja) * 1998-03-27 2003-11-05 アライドシグナル インコーポレイテッド 略矩形のコイルを有する非晶質金属製の変圧器
JP2010212721A (ja) * 1998-03-27 2010-09-24 Metglas Inc 略矩形のコイルを有する非晶質金属製の変圧器

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