JPH0689743A - 二次電池システム - Google Patents
二次電池システムInfo
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- JPH0689743A JPH0689743A JP4240358A JP24035892A JPH0689743A JP H0689743 A JPH0689743 A JP H0689743A JP 4240358 A JP4240358 A JP 4240358A JP 24035892 A JP24035892 A JP 24035892A JP H0689743 A JPH0689743 A JP H0689743A
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- discharge
- secondary battery
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】直列結線リチウム二次電池モジュール内の単電
池の転極を事前に予測検知し、警報ランプによって特定
すると共に、残された電池でもって継続してモジュール
としての使用を可能とした2次電池のシステムを提供す
る。 【構成】直列結線リチウム二次電池モジュール内の単電
池の電圧と、電圧変動状態を微分回路等を用いて把握す
る。 【効果】過放電による事故を防止し、省資源的にも有効
である。また、継続的な電池としての使用が可能なた
め、製品として信頼性の高い製品の供給が可能となる。
池の転極を事前に予測検知し、警報ランプによって特定
すると共に、残された電池でもって継続してモジュール
としての使用を可能とした2次電池のシステムを提供す
る。 【構成】直列結線リチウム二次電池モジュール内の単電
池の電圧と、電圧変動状態を微分回路等を用いて把握す
る。 【効果】過放電による事故を防止し、省資源的にも有効
である。また、継続的な電池としての使用が可能なた
め、製品として信頼性の高い製品の供給が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ金属を負極活
物質とする二次電池システムに係り、特に二次電池を構
成している単電池の転極を前もって予測検出,表示,配
線切り替え装置を備えた二次電池システムに関する。
物質とする二次電池システムに係り、特に二次電池を構
成している単電池の転極を前もって予測検出,表示,配
線切り替え装置を備えた二次電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に二次電池を複数個直列接続して用
いる場合には、電気容量の一番小さい単電池が他に先行
して放電を終えるため、その後は他の電気容量の大きな
単電池により強制放電させらて、電圧が0V以下の転極
状態になる。このような過放電から転極状態になった場
合、正極上へ負極活物質であるアルカリ金属が析出する
逆充電反応が起き、事故にいたる危険性が生じる。この
ような転極状態の発生を避けるために、例えばNi−C
d電池では単電池の電気容量がほぼ似たようなものを選
定して使用したり、アンダーカット回路を装備したりし
ている。一方、リチウムを負極としたリチウム二次電池
では単電池ごとにダイオード素子を接続し充電時過充電
を防止し、結果的に各電池がそろって充電されるように
して、転極状態の発生を避けたリチウム二次電池が提案
されている(特開昭61−206179号)。また、直列接続す
る各電池に並列に抵抗を接続して放電末期に転極を起こ
しても電池性能が劣化しないリチウム二次電池が提案さ
れている(特開昭61−206178号)。
いる場合には、電気容量の一番小さい単電池が他に先行
して放電を終えるため、その後は他の電気容量の大きな
単電池により強制放電させらて、電圧が0V以下の転極
状態になる。このような過放電から転極状態になった場
合、正極上へ負極活物質であるアルカリ金属が析出する
逆充電反応が起き、事故にいたる危険性が生じる。この
ような転極状態の発生を避けるために、例えばNi−C
d電池では単電池の電気容量がほぼ似たようなものを選
定して使用したり、アンダーカット回路を装備したりし
ている。一方、リチウムを負極としたリチウム二次電池
では単電池ごとにダイオード素子を接続し充電時過充電
を防止し、結果的に各電池がそろって充電されるように
して、転極状態の発生を避けたリチウム二次電池が提案
されている(特開昭61−206179号)。また、直列接続す
る各電池に並列に抵抗を接続して放電末期に転極を起こ
しても電池性能が劣化しないリチウム二次電池が提案さ
れている(特開昭61−206178号)。
【0003】上記の従来技術は転極防止や、転極による
弊害を少なくすることを目的としており、転極現象の予
測検出を目的としてはいない。電池の転極現象から事故
を起こした場合、電池としての再使用が不能と成るばか
りで無く、安全上問題と成る。また著しく製品としての
信頼性も損なわれてしまう。このため、単電池の転極を
前もって予測検出し、事故を未然に防止することは、非
常に重要である。
弊害を少なくすることを目的としており、転極現象の予
測検出を目的としてはいない。電池の転極現象から事故
を起こした場合、電池としての再使用が不能と成るばか
りで無く、安全上問題と成る。また著しく製品としての
信頼性も損なわれてしまう。このため、単電池の転極を
前もって予測検出し、事故を未然に防止することは、非
常に重要である。
【0004】従来から、電池の劣化状態検出法としては
以下の3方法が考えられてる。電極の抵抗値計測によ
る検出法,電極の温度変化計測による検出法,電圧
計測による検出法。これらの方法のうちでの電極間の
抵抗値計測による検出法は単電池の寿命予測等には適し
ているが、転極によって電極の抵抗値は顕著に変わるも
のとは考えにくいので、転極現象の検出には不向きであ
る。の電極の温度変化計測による検出法は転極状態に
なった場合、正極上へ負極の活物質であるアルカリ金属
が析出することからショート状態と成るため、急激な温
度上昇が想定されるので、電池の転極現象の検出方法と
して使用しうる。たとえば、電池の近傍に熱電対を設置
しこの熱電対の熱起電力測定値又は熱起電力の微分値等
を用いて転極現象の把握が可能となる。しかしこの方法
では、検出時点で既に転極現象が起こっており、転極現
象による事故を未然に防止することには適当でない。
以下の3方法が考えられてる。電極の抵抗値計測によ
る検出法,電極の温度変化計測による検出法,電圧
計測による検出法。これらの方法のうちでの電極間の
抵抗値計測による検出法は単電池の寿命予測等には適し
ているが、転極によって電極の抵抗値は顕著に変わるも
のとは考えにくいので、転極現象の検出には不向きであ
る。の電極の温度変化計測による検出法は転極状態に
なった場合、正極上へ負極の活物質であるアルカリ金属
が析出することからショート状態と成るため、急激な温
度上昇が想定されるので、電池の転極現象の検出方法と
して使用しうる。たとえば、電池の近傍に熱電対を設置
しこの熱電対の熱起電力測定値又は熱起電力の微分値等
を用いて転極現象の把握が可能となる。しかしこの方法
では、検出時点で既に転極現象が起こっており、転極現
象による事故を未然に防止することには適当でない。
【0005】一方の電圧計測による検出は転極現象の
発生機構に基づいているため、事前に検出する確率は他
の方法に比べて高くなる。単電池を複数個直列に接続し
た場合は、モジュールの電圧測定だけではモジュール内
の異常単電池の予測検出を目的とした単電池の特定は困
難である。またモジュール内の単電池の電圧測定による
基準下限電圧監視だけでも、異常現象の予測検出に対し
ては不十分であり、基準下限電圧時点での電圧の変動状
態の把握が必要となる。
発生機構に基づいているため、事前に検出する確率は他
の方法に比べて高くなる。単電池を複数個直列に接続し
た場合は、モジュールの電圧測定だけではモジュール内
の異常単電池の予測検出を目的とした単電池の特定は困
難である。またモジュール内の単電池の電圧測定による
基準下限電圧監視だけでも、異常現象の予測検出に対し
ては不十分であり、基準下限電圧時点での電圧の変動状
態の把握が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、集合型二
次電池を構成している個々の単電池個々の転極を前もっ
て予測し事故に至らしめないと共に、連続的に二次電池
システムとして使用しうることを目的としたものであ
る。
次電池を構成している個々の単電池個々の転極を前もっ
て予測し事故に至らしめないと共に、連続的に二次電池
システムとして使用しうることを目的としたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は二次電池を複数
個直列接続して用いる場合には、電気容量の一番小さい
単電池が他に先行して放電を終えるため、その後は他の
電気容量の大きな単電池により強制放電させらて、電圧
が0V以下になってしまうというような放電特性に着目
して電圧が下限以下に成った時点での放電電圧と放電電
圧の変動状態を把握して単電池の異常を予測検出しよう
としたものである。具体的な放電電圧の変動状態の把握
方法としては、下限電圧以下に成った時点での放電電圧
の放電電気量に対しての変動量を用いてその傾きから、
単電池の異常を予測検出しようとしたものである。例え
ば、1Ah級のリチウム二次電池においては、設定下限
電圧を0.5V としたとき、この時点での微小単位時間
あたりの放電電圧低下率を微分回路を用いて求め、これ
を単位微小時間あたりの放電電気量に換算して放電電気
量に対する放電電圧の微分値として求め、この低下率の
絶対値が10mV/mAh以上の場合は、放電電気量が
50mAh以内でこの単電池は転極を生じることを本発
明者等の検討結果から明確にしているが、このような値
を用いて単電池の転極を前もって予測し検出しようとし
たものである。尚、このような目的に対しては基準下限
電圧付近での電圧監視を1点以上とし、これらの微分値
の変化状況から異常現象の検出を行った方が、その検出
精度は一層向上する。また、特に微分回路を使わなくて
も下限電圧付近で複数個の電圧だけを計測してこれらの
計測電圧と放電電気量のそれぞれの変化量からも本発明
の目的は達成される。
個直列接続して用いる場合には、電気容量の一番小さい
単電池が他に先行して放電を終えるため、その後は他の
電気容量の大きな単電池により強制放電させらて、電圧
が0V以下になってしまうというような放電特性に着目
して電圧が下限以下に成った時点での放電電圧と放電電
圧の変動状態を把握して単電池の異常を予測検出しよう
としたものである。具体的な放電電圧の変動状態の把握
方法としては、下限電圧以下に成った時点での放電電圧
の放電電気量に対しての変動量を用いてその傾きから、
単電池の異常を予測検出しようとしたものである。例え
ば、1Ah級のリチウム二次電池においては、設定下限
電圧を0.5V としたとき、この時点での微小単位時間
あたりの放電電圧低下率を微分回路を用いて求め、これ
を単位微小時間あたりの放電電気量に換算して放電電気
量に対する放電電圧の微分値として求め、この低下率の
絶対値が10mV/mAh以上の場合は、放電電気量が
50mAh以内でこの単電池は転極を生じることを本発
明者等の検討結果から明確にしているが、このような値
を用いて単電池の転極を前もって予測し検出しようとし
たものである。尚、このような目的に対しては基準下限
電圧付近での電圧監視を1点以上とし、これらの微分値
の変化状況から異常現象の検出を行った方が、その検出
精度は一層向上する。また、特に微分回路を使わなくて
も下限電圧付近で複数個の電圧だけを計測してこれらの
計測電圧と放電電気量のそれぞれの変化量からも本発明
の目的は達成される。
【0008】さらにこの異常予測検出信号により、モジ
ュール内の異常単電池は該当警報ランプ等の表示手段に
より特定され、配線の切り替えにより電池としての使用
を中止するとともに他の健全な単電池でもって電池とし
ての安全な使用を継続的に行えるようにする。そのた
め、電池の放電動作に中断が生じない。さらにモジュー
ルからの単電池の脱着が容易な構造とすることにより直
列結線したモジュール内の単電池全てを廃棄すること無
く、異常な単電池だけを交換する方式となるので省資源
的である。又本発明では前述のように単電池1個1個が
着脱可能な構造に成って独立して設置されているため、
転極による事故は最小単位で食い止められるので安全で
ある。
ュール内の異常単電池は該当警報ランプ等の表示手段に
より特定され、配線の切り替えにより電池としての使用
を中止するとともに他の健全な単電池でもって電池とし
ての安全な使用を継続的に行えるようにする。そのた
め、電池の放電動作に中断が生じない。さらにモジュー
ルからの単電池の脱着が容易な構造とすることにより直
列結線したモジュール内の単電池全てを廃棄すること無
く、異常な単電池だけを交換する方式となるので省資源
的である。又本発明では前述のように単電池1個1個が
着脱可能な構造に成って独立して設置されているため、
転極による事故は最小単位で食い止められるので安全で
ある。
【0009】
【作用】本発明おいては複数個の単電池を直列に接続し
た電池群単電池1個1個の放電電圧とその放電電気量に
対する放電電圧の変動状態から、単電池の転極による事
故発生前に、前もってこれを予測し、検出しようとした
ものである。
た電池群単電池1個1個の放電電圧とその放電電気量に
対する放電電圧の変動状態から、単電池の転極による事
故発生前に、前もってこれを予測し、検出しようとした
ものである。
【0010】
【実施例】以下実施例により詳細に説明する。
【0011】実施例1.図1に本発明になる二次電池シ
ステムの一実施態様を示す。
ステムの一実施態様を示す。
【0012】電流は交流母線1からスイッチ2を介して
負荷3とインバータ/整流機4が接続されており、4に
は更に充放電制御装置5を介して単電池群6が直列に接
続されている。充放電制御装置5は電流の大きさと方向
を検出し充放電を制御する。これにより充電量及び放電
量を検知し充放電制御を行うとともに単電池の電圧検出
演算部7からの信号で単電池の異常現象を予測しそれを
検出して、全ての単電池の1個1個に対応させて設置さ
れている警報表示部13の該当ランプを点灯させるとと
もに該当単電池の配線切り換えを配線切り換えスイッチ
20の該当スイッチを用いて行った。なお本実施例で用
いた単電池の正極材はLiMn2O4で、負極材はLi−
Pb合金であり、5cm×7cmのものを組み合わせて単電
池とした。これを5個直列に組み合わせて1Ah級のモ
ジュールとした。
負荷3とインバータ/整流機4が接続されており、4に
は更に充放電制御装置5を介して単電池群6が直列に接
続されている。充放電制御装置5は電流の大きさと方向
を検出し充放電を制御する。これにより充電量及び放電
量を検知し充放電制御を行うとともに単電池の電圧検出
演算部7からの信号で単電池の異常現象を予測しそれを
検出して、全ての単電池の1個1個に対応させて設置さ
れている警報表示部13の該当ランプを点灯させるとと
もに該当単電池の配線切り換えを配線切り換えスイッチ
20の該当スイッチを用いて行った。なお本実施例で用
いた単電池の正極材はLiMn2O4で、負極材はLi−
Pb合金であり、5cm×7cmのものを組み合わせて単電
池とした。これを5個直列に組み合わせて1Ah級のモ
ジュールとした。
【0013】放電開始により個々の単電池から単電池電
圧計測用導線14〜19を介して電圧検出演算部7につ
ながれ電圧の測定が開始される。測定電圧が基準下限電
圧値(0.5V )に到達した時点で微分回路を用いて単
位微小時間内における電圧変動量と充放電制御部5に記
憶されている単位微小時間内における放電量を用いて単
位放電量に対する電圧の低下率を求めてこれを放電電圧
の放電電気量に対する微分値とし、その値の絶対値が設
定値(10mV/mAh)より大きい場合は該当単電池
は放電電気量が10mAh以内で転極を起こす可能性が
高いと判断し、警報表示部13の該当ランプを点灯させ
るとともに配線切り替え信号線14を介して配線切り換
えスイッチ20を用いて、配線の切り換えを行い該当単
電池がそれ以上放電しないように電流の切断およびモジ
ュールとして継続して使用しうるように配線の切り換え
を行う。これにより転極を予測検出し電池としての使用
を中断すること無く、安全に使用できるようになること
ができた。
圧計測用導線14〜19を介して電圧検出演算部7につ
ながれ電圧の測定が開始される。測定電圧が基準下限電
圧値(0.5V )に到達した時点で微分回路を用いて単
位微小時間内における電圧変動量と充放電制御部5に記
憶されている単位微小時間内における放電量を用いて単
位放電量に対する電圧の低下率を求めてこれを放電電圧
の放電電気量に対する微分値とし、その値の絶対値が設
定値(10mV/mAh)より大きい場合は該当単電池
は放電電気量が10mAh以内で転極を起こす可能性が
高いと判断し、警報表示部13の該当ランプを点灯させ
るとともに配線切り替え信号線14を介して配線切り換
えスイッチ20を用いて、配線の切り換えを行い該当単
電池がそれ以上放電しないように電流の切断およびモジ
ュールとして継続して使用しうるように配線の切り換え
を行う。これにより転極を予測検出し電池としての使用
を中断すること無く、安全に使用できるようになること
ができた。
【0014】実施例2.本実施例における二次電池シス
テムを集合型二次電池に適用した場合の概要は実施例1
と同じなので実施例1に示した図1を用いて実施例2を
説明する。本実施例の特徴は、基準下限電圧付近での複
数個の電圧値を利用し、これらの微分値から、より高精
度に異常現象を予測検出した事である。
テムを集合型二次電池に適用した場合の概要は実施例1
と同じなので実施例1に示した図1を用いて実施例2を
説明する。本実施例の特徴は、基準下限電圧付近での複
数個の電圧値を利用し、これらの微分値から、より高精
度に異常現象を予測検出した事である。
【0015】放電開始により、個々の単電池の電圧測定
を開始し、測定電圧が基準下限電圧値に到達した時点で
微分回路を用いて放電電気量に対する放電電圧の微分値
の絶対値を求め、その値をD1 として記憶させておく。
さらに基準下限電圧値到達時点後の放電電気量1mAh
毎に更に2回電圧の微分値の絶対値を読み取りこれをそ
れぞれD2,D3として記憶させておく、これらの数値を
呼出し ・D1≧10mV/mAh ・D1−D2≦1mV/mAh ・D2−D3≦1mV/mAh の条件を満足すれば放電電圧が基準下限電圧値付近でほ
ぼ直線的に低下し放電電気量が50mAhで放電電圧は
0ボルトと成り、該当単電池は転極を起こす可能性が高
いと判断し、警報表示部13の該当ランプを点灯させる
とともに配線切り換えスイッチ20を用いて、配線の切
り換えを行い該当単電池がそれ以上放電しないように電
流の切断およびモジュールとして継続して使用しうるよ
うに配線の切り換えを行う。これにより転極を予測検出
し電池としての使用を中断すること無く、安全に使用で
きるようになることができた。
を開始し、測定電圧が基準下限電圧値に到達した時点で
微分回路を用いて放電電気量に対する放電電圧の微分値
の絶対値を求め、その値をD1 として記憶させておく。
さらに基準下限電圧値到達時点後の放電電気量1mAh
毎に更に2回電圧の微分値の絶対値を読み取りこれをそ
れぞれD2,D3として記憶させておく、これらの数値を
呼出し ・D1≧10mV/mAh ・D1−D2≦1mV/mAh ・D2−D3≦1mV/mAh の条件を満足すれば放電電圧が基準下限電圧値付近でほ
ぼ直線的に低下し放電電気量が50mAhで放電電圧は
0ボルトと成り、該当単電池は転極を起こす可能性が高
いと判断し、警報表示部13の該当ランプを点灯させる
とともに配線切り換えスイッチ20を用いて、配線の切
り換えを行い該当単電池がそれ以上放電しないように電
流の切断およびモジュールとして継続して使用しうるよ
うに配線の切り換えを行う。これにより転極を予測検出
し電池としての使用を中断すること無く、安全に使用で
きるようになることができた。
【0016】実施例3.本実施例の特徴は、特に微分回
路を用いないで放電電気量に対する放電電圧の変動状態
を把握することによっても転極による異常現象を予測検
出しうることを示したものである。
路を用いないで放電電気量に対する放電電圧の変動状態
を把握することによっても転極による異常現象を予測検
出しうることを示したものである。
【0017】本実施例は実施例1の図1を用いて説明す
る。放電スタート後基準下限電圧に到達した時点で、放
電電圧と放電電気量を一端記憶さる。その後この作業を
放電容量間隔1mAhで3回繰り返し、これら3回分の
放電電圧をそれぞれV1,V2,V3,として記憶させ、
V3を計測時点でこれらの数値を呼出して |V1−V2|−|V2−V3|≦1mV の条件を満足すれば該当単電池は80mAh以内の放電
で転極を起こす可能性が高いと判断し、警報表示部13
の該当ランプを点灯させるとともに配線切り換えスイッ
チ20を用いて、配線の切り換えを行い該当単電池がそ
れ以上放電しないように電流の切断およびモジュールと
して継続して使用しうるように配線の切り換えを行う。
これにより特に微分回路を用いないでも電圧値とその電
圧の変化量から転極を予測検出し電池としての使用を中
断すること無く、安全に使用できるようになることがで
きた。
る。放電スタート後基準下限電圧に到達した時点で、放
電電圧と放電電気量を一端記憶さる。その後この作業を
放電容量間隔1mAhで3回繰り返し、これら3回分の
放電電圧をそれぞれV1,V2,V3,として記憶させ、
V3を計測時点でこれらの数値を呼出して |V1−V2|−|V2−V3|≦1mV の条件を満足すれば該当単電池は80mAh以内の放電
で転極を起こす可能性が高いと判断し、警報表示部13
の該当ランプを点灯させるとともに配線切り換えスイッ
チ20を用いて、配線の切り換えを行い該当単電池がそ
れ以上放電しないように電流の切断およびモジュールと
して継続して使用しうるように配線の切り換えを行う。
これにより特に微分回路を用いないでも電圧値とその電
圧の変化量から転極を予測検出し電池としての使用を中
断すること無く、安全に使用できるようになることがで
きた。
【0018】
【発明の効果】本発明により、複数個の単電池を直列に
接続して成る集合型二次電池において、転極を前もって
予測検出し、事故を未然に防ぎ、信頼性の高い集合型二
次電池の提供が可能と成り、また転極による電池の廃棄
が最少ですむ為に省資源の点で効果的である
接続して成る集合型二次電池において、転極を前もって
予測検出し、事故を未然に防ぎ、信頼性の高い集合型二
次電池の提供が可能と成り、また転極による電池の廃棄
が最少ですむ為に省資源の点で効果的である
【図1】本発明になる実施例1.の二次電池システムを
電力貯蔵システムに適用した場合の一実施態様を示して
いる。
電力貯蔵システムに適用した場合の一実施態様を示して
いる。
1…交流母線、2…スイッチ、3…負荷、4…インバー
タ/整流器、5…充放電制御部、6…単電池群、7…電
圧検出演算装置、8〜12…単電池、13…警報表示
部、14…配線切り替え信号線、15〜19…単電池電
圧計測用導線、20…配線切り換えスイッチ。
タ/整流器、5…充放電制御部、6…単電池群、7…電
圧検出演算装置、8〜12…単電池、13…警報表示
部、14…配線切り替え信号線、15〜19…単電池電
圧計測用導線、20…配線切り換えスイッチ。
フロントページの続き (72)発明者 本棒 英利 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内 (72)発明者 西村 勝憲 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社日 立製作所日立研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】複数個の単電池を直列に接続した電池群を
接続して成る集合型二次電池群において、充放電を繰り
返して使用する過程で、個々の単電池の転極を前もって
予測検出し、異常表示をするとともに、異常単電池の使
用を中止する機能を備えたことを特徴とする二次電池シ
ステム。 - 【請求項2】複数個の単電池を直列に接続した電池群を
接続して成る集合型二次電池群において、充放電を繰り
返して使用する過程で、放電時の電圧とこの電圧の変動
状態を電圧を放電電気量に対して微分した値等を用いて
把握し、これにより個々の単電池の転極を前もって予測
検出し異常表示をするとともに、異常単電池の使用を中
止する機能を備えたことを特徴とする二次電池システ
ム。 - 【請求項3】複数個の単電池を直列に接続した電池群を
接続して成る集合型二次電池群において、充放電を繰り
返して使用する過程で、放電時の電圧とこの電圧の変動
状態を電圧を放電電気量に対して微分した値等を用いて
把握し、これにより個々の単電池の転極を前もって予測
検出し異常表示をするとともに、異常単電池の使用を中
止する機能を備え、異常検出信号により単電池の配線が
自動的に切り替えられ、連続的に使用しうることを特徴
とする二次電池システム。 - 【請求項4】複数個の単電池を直列に接続した電池群を
接続して成る集合型二次電池群において、充放電を繰り
返して使用する過程で、放電時の電圧と電圧の変動状態
を電圧を放電電気量に対して微分した値等を用いて把握
し、個々の単電池の転極を前もって予測検出し異常表示
をするとともに、異常単電池の使用を中止する機能を備
え、異常検出信号により自動的に切り替えられ、単電池
が集合型二次電池群から着脱しうるようにしたことを特
徴とする二次電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4240358A JPH0689743A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 二次電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4240358A JPH0689743A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 二次電池システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0689743A true JPH0689743A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17058306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4240358A Pending JPH0689743A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 二次電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0689743A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010102944A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | 放電装置 |
WO2019131741A1 (ja) | 2017-12-27 | 2019-07-04 | 古河電気工業株式会社 | 充電可能電池異常検出装置および充電可能電池異常検出方法 |
JP2020136069A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | 古河電気工業株式会社 | 充電可能電池状態検出装置および充電可能電池状態検出方法 |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP4240358A patent/JPH0689743A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010102944A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | 放電装置 |
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US11269014B2 (en) | 2017-12-27 | 2022-03-08 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Chargeable battery abnormality detection apparatus and chargeable battery abnormality detection method |
US11796600B2 (en) | 2017-12-27 | 2023-10-24 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Chargeable battery abnormality detection apparatus and chargeable battery abnormality detection method |
JP2020136069A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | 古河電気工業株式会社 | 充電可能電池状態検出装置および充電可能電池状態検出方法 |
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