JPH0689637B2 - トンネル微気圧波低減装置 - Google Patents

トンネル微気圧波低減装置

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JPH0689637B2
JPH0689637B2 JP22604190A JP22604190A JPH0689637B2 JP H0689637 B2 JPH0689637 B2 JP H0689637B2 JP 22604190 A JP22604190 A JP 22604190A JP 22604190 A JP22604190 A JP 22604190A JP H0689637 B2 JPH0689637 B2 JP H0689637B2
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JP
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tunnel
micro
hood
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pressure
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信之 工藤
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Ebara Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新幹線等の高速列車がトンネル内に高速で進入
した場合、圧縮波による発生する微気圧波を低減するト
ンネル微気圧波低減装置に関するものである。
〔従来技術〕
第3図に示すように、新幹線等の高速列車がトンネルT
内に高速で進入した場合、圧縮波Wが発生し、この圧縮
波が列車Trより速いスピード(音速)で伝搬していく。
そしてこれが衝撃波となって反対側のトンネル出口から
「ドカン」という音と共に微気圧波P1,P2を発生させ
る。この微気圧波P1,P2の音波によりトンネル出口付近
の住宅や建物のガラス等をガタガタと揺らし、公害問題
となる。この対策として、従来トンネル出口に開口孔付
フードを取付けてこの微気圧波を減衰させている。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記トンネル出口に開口孔付フードを設ける手法は、列
車の速度が220km/hまでは微気圧波の減衰には充分な効
果があるが、それ以上の高速、例えば220km/hの高速に
なるとその効果は徐々に無くなる。そこで列車を220km/
h以上の高速で走らせる場合に、トンネル出口での微気
圧波を低減させる有効な手段が必要である、従来このよ
うな高速での微気圧波を有効に低減される微気圧波低減
装置はなかった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、トンネル出
口に開口孔付フードを設ける微気圧波低減手段では効果
の薄い程の高速で走行する列車がトンネル内に進入した
場合でもトンネル出口での微気圧波を有効に減衰される
トンネル微気圧波低減装置を抵抗することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するためトンネル微気圧波低減装置を下
記のように構成した。
トンネル出口近傍に開口孔付のフードを設けると共に、
該フード該を略垂直方向に区分するようにエアーカーテ
ンを所定の間隔をおいて多層に設け、トンネルに列車が
突入した場合に反対側出口により発生する微気圧波を吸
収させるようにした。
また、トンネル出口近傍にフードを設けると共に、該フ
ード該を略垂直方向に区分するようにエアーカーテンを
所定の間隔をおいて多層に設け、該エアーカーテンとエ
アーカテンにより区分されたフード内を真空ブロワーで
吸引し負圧とし、該負圧と前記微気圧波の正圧を干渉さ
せて該微気圧波を低減させるようにした。
〔作用〕
第3図に示すように、列車が高速でトンネルT内に突入
することによって生じた圧縮波Wは列車Trより速いスピ
ード(音速)で伝搬してくる。上記のようにトンネル出
口近傍に開口孔付のフードを設けると共に、該フード該
を略垂直方向に区分するようにエアーカーテンを設ける
ことにより、この圧縮波の前面に抵抗を与え、圧縮波の
ピークを開口孔より逃がして、圧縮波による微気圧波を
減少させる。
また、エアーカーテンとエアーカーテンの間を真空ブロ
ワーで吸引し、負圧にすることにより、この負圧と圧縮
波の正圧とが干渉し微気圧波を減少させる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係るトンネル微気圧波低減装置の構造
を示す図で、同図(a)はトンネル出口近傍の縦断面
図、同図(b)はトンネル出口近傍の正面断面図であ
る。図示するようにトンネル1の出口1aの近傍にトンネ
ル断面をカバーする断面を有するフード2を設ける。該
フード2の天井には該フード2を所定間隔でエアーカー
テン4により区分するためのエアーカーテン用送風機5
が設けられている。また、フード2の天井のエアーカー
テン用送風機5とエアーカーテン用送風機5の間には開
口孔3が設けられている。
上記構造のトンネル微気圧波低減装置において、高速列
車がトンネル入口からトンネル1内に突入すると、第3
図に示すように圧縮波Wが発生し、該圧縮波Wは列車Tr
より速いスピード(音速)で伝搬し、トンネル出口近傍
に設けたフード2内に侵入する。該フード2の天井から
下に向かってエアーカーテン用送風機5から噴出される
空気によりエアーカーテン4が形成されており、トンネ
ル1からの圧縮波Wの前面はこのエアーカーテン4に衝
突し、その抵抗により圧縮波Wのピークが開口孔3より
逃げるから、圧縮波Wによる微気圧波が減少する。ま
た、図示するように、エアーカーテン4をフード2を略
垂直方向に区分するように所定の間隔をおいて多層に設
けることにより、圧縮波のピークが開口孔3から徐々に
逃げるから、圧縮波の正圧は徐々に減衰し、微気圧波が
減少する。
第2図は本発明に係る他のトンネル微気圧波低減装置の
構造を示す図で、同図(a)はトンネル出口近傍の縦断
面図、同図(b)はトンネル出口近傍の正面断面図であ
る。図示するようにトンネル1の出口1aの近傍にフード
2を設け、該フード2の天井には所定間隔でエアーカー
テン用送風機5が設けられている点は第1図の場合と同
じである。本トンネル微気圧波低減装置が第1図のそれ
と異なる点は、真空ブロワー6を設け、フード2のエア
ーカーテン4とエアーカーテン4で区分した部分を負圧
にしておく点である。
第2図に示す構造のトンネル微気圧波低減装置におい
て、高速列車がトンネル入口からトンネル1内に突入す
ると、第3図に示すように圧縮波が発生し、該圧縮波W
は列車Trより速いスピードで伝搬し、トンネル出口近傍
に設けたフード2内に侵入する。この時、圧縮波Wの正
圧とエアーカーテン4とエアーカーテン4で区分された
部分の負圧とが干渉し、微気圧波Wが減衰する。また、
図示するように、エアーカーテン4をフード2を略垂直
方向に区分するように所定の間隔をおいて多層に設け、
エアーカーテン4で区分される部分を複数とすることに
より、前記正圧と負圧による干渉が複数段となり圧縮波
の正圧は徐々に減衰し、微気圧波が減少する。
なお、エアーカーテン用送風機5及び真空ブロワー6は
列車がトンネル1に入る前より運転して待機しておき、
圧縮波がフード2内に到達し、列車がフード2を通過す
る前に停止するように、エアーカーテン用送風機5及び
真空ブロワー6を制御する制御装置(図示せず)を設
け、エアーカーテン及び負圧の形成をこのように制御す
ることにより、列車に直接エアーカーテン4の風を当て
ないように制御できるから、エアーカーテン4の風によ
る衝撃を列車に与えないようにすることが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、下記のような優れ
た効果が得られる。
(1)トンネル出口近傍に開口孔付のフードを設けると
共に、該フード該を略垂直方向に区分するようにエアー
カーテンを設けることにより、トンネル内に列車が突入
することにより発生する圧縮波の前面に抵抗を与え、圧
縮波のピークを開口孔より逃がして、圧縮波による微気
圧波を減少させることができる。
(2)また、エアーカーテンとエアーカーテンの間を真
空ブロワーで吸引し、負圧にすることにより、この負圧
と圧縮波の正圧とが干渉し微気圧波を減少させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るトンネル微気圧波低減装置の構造
を示す図で、同図(a)はトンネル出口近傍の縦断面
図、同図(b)はトンネル出口近傍の正面断面図、第2
図は本発明に係る他のトンネル微気圧波低減装置の構造
を示す図で、同図(a)はトンネル出口近傍の縦断面
図、同図(b)はトンネル出口近傍の正面断面図、第3
図は列車がトンネルに突入することにより微気圧波が発
生するメカニズムを説明するための図である。 図中、1……トンネル、2……フード、3……開口孔、
4……エアーカーテン、6……真空ブロワー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネル出口近傍に開口孔付のフードを設
    けると共に、該フードを略垂直方向に区分するようにエ
    アーカーテンを所定の間隔をおいて多層に設け、トンネ
    ルに列車が突入した場合に反対側出口より発生する微気
    圧波を吸収させることを特徴とするトンネル微気圧波低
    減装置。
  2. 【請求項2】トンネル出口近傍にフードを設けると共
    に、該フード該を略垂直方向に区分するようにエアーカ
    ーテンを所定の間隔をおいて多層に設け、該エアーカー
    テンとエアーカーテンにより区分されたフード内を真空
    ブロワーで吸引し負圧とし、該負圧と前記微気圧波の正
    圧を干渉させて該微気圧波を低減させることを特徴とす
    るトンネル微気圧波低減装置。
JP22604190A 1990-08-28 1990-08-28 トンネル微気圧波低減装置 Expired - Lifetime JPH0689637B2 (ja)

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JPH04109000A JPH04109000A (ja) 1992-04-09
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KR101455764B1 (ko) * 2013-04-16 2014-11-03 한국철도기술연구원 터널 미기압파 저감 시스템 및 이를 이용한 터널 미기압파 저감 방법

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