JPH0688751A - 光周波数掃引係数の測定方法 - Google Patents

光周波数掃引係数の測定方法

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JPH0688751A
JPH0688751A JP23972392A JP23972392A JPH0688751A JP H0688751 A JPH0688751 A JP H0688751A JP 23972392 A JP23972392 A JP 23972392A JP 23972392 A JP23972392 A JP 23972392A JP H0688751 A JPH0688751 A JP H0688751A
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JP
Japan
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frequency
brillouin
laser
optical
measured
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JP23972392A
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Tsuneo Horiguchi
常雄 堀口
Toshio Kurashima
利雄 倉嶋
Yahei Oyamada
弥平 小山田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被測定レーザのパラメータXの変化ΔXに対
するその被測定レーザの発振光周波数FのΔFが ΔF=K・ΔX で表されるときの光周波数掃引係数Kを簡易かつ経済的
に測定する。 【構成】 相対差が既知の複数のブリルアン周波数シフ
トをもつ周波数参照物質8に被測定レーザ7からの出射
光を入射し、個々のブリルアン周波数シフトに対応する
ブリルアンラインから、それが得られるパラメータXの
変化ΔXを求め、またブルアンラインの間隔が周波数の
変化ΔFに対応していることから、これらの値により光
周波数掃引係数Kを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光計測その他で使用され
る光周波数を掃引することのできるレーザの較正に利用
する。特に、被測定レーザの発振光周波数がパラメータ
の変化に対してどれだけ変化するかを測定する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】光計測の分野ではレーザ光の光周波数を
掃引して計測することが従来から行われており、正確な
光周波数の掃引が求められている。レーザ光の光周波数
Fは、例えば半導体レーザの場合であれば駆動電流また
は温度、光励起レーザの場合であれば励起光パワーなど
のパラメータXを変化させることにより掃引できる。そ
して、ある種類のパラメータXi を考えると、光周波数
のΔFとそのパラメータXi の変化ΔXi とは比例関係
にあり、 ΔF=Ki ・ΔXi …(1) で表すことができる。ただし、iはパラメータの種類を
表す添字である。また、Xi を変化させるときには、他
のパラメータXj (j≠i)は所定の値x0jに固定して
おくものとする。
【0003】式(1)により、光周波数の変化ΔFが表
されるとき、比例係数である光周波数掃引係数Ki を事
前に求めておけば、掃引時の光の周波数を例えば干渉法
などの複雑な方法で測定しなくても、パラメータXi
変化量ΔXi から周波数の変化量ΔFを知ることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一度求めたK
i の値が長期間にわたって有効なわけではない。それ
は、Ki がXj にも依存し、かつ、Xj =x0jに設定し
たつもりでも、現実的にはレーザの電源のオン、オフ操
作、レーザのわずかな光学的軸ずれその他により、Xj
がx0jからわずかながらずれた値になるからである。し
たがって、光周波数掃引係数を頻繁に較正する必要があ
る。従来は、干渉法その他の複雑な方法で光周波数を測
定しながら光周波数掃引係数を較正する必要があった。
【0005】本発明は、このような課題を解決し、簡易
かつ経済的に光周波数掃引係数を測定する方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、相対差が既知
の複数のブリルアン周波数シフトをもつ物質を周波数参
照物質として用い、周波数が安定化された光(周波数安
定光)に対するブリルアンライン(ブリルアン増幅また
は後方ブリルアン散乱のピーク)を測定することによ
り、被測定レーザの光周波数変化ΔFを求めることを特
徴とする。
【0007】すなわち、本発明の第一の観点はブリルア
ン増幅を利用した測定方法であり、被測定レーザのパラ
メータXの変化ΔXに対してその被測定レーザの発振光
周波数Fの変化ΔFが ΔF=K・ΔX と表されるときの光周波数掃引係数Kを測定する方法に
おいて、光周波数が互いに異なる二つの入射光に対して
その光周波数差が複数のブリルアン周波数シフトのいず
れかと一致するときにその二つの入射光の一方が他方を
ブリルアン増幅する周波数参照物質を用い、この周波数
参照物質の複数のブリルアン周波数シフトの間の相対差
をあらかじめ求めておき、この周波数参照物質に被測定
レーザの出力光と光周波数が実質的に一定の周波数安定
光とを入射し、被測定レーザのパラメータXを変化させ
ながらブリルアン増幅観測し、複数のブリルアン増幅ピ
ークがそれぞれ得られたときのパラメータXの変化ΔX
とブリルアン周波数シフト間の相対差とから光周波数掃
引係数Kを求めることを特徴とする。
【0008】被測定レーザをパルス発振させるか、また
はその出力光をパルス光に変換して周波数参照物質に入
射し、周波数安定光については連続光として逆方向に周
波数参照物質に入射し、増幅された周波数安定光を測定
することがよい。
【0009】本発明の第二の観点は後方ブリルアン散乱
を利用した測定方法であり、入射光に対して光周波数差
が複数のブリルアン周波数シフトにそれぞれ一致する後
方ブリルアン散乱光を発生する周波数参照物質を用い、
この周波数参照物質の複数のブリルアン周波数シフトの
間の相対差をあらかじめ求めておき、この周波数参照物
質に被測定レーザの出力光を入射し、被測定レーザのパ
ラメータXを変化させながら、光周波数が実質的に一定
の局部発振光により周波数参照物質で発生した後方ブリ
ルアン散乱光をコヒーレント検波し、複数の検波出力ピ
ークがそれぞれ得られたときのパラメータXの変化ΔX
とブリルアン周波数シフト間の相対差とから光周波数掃
引係数Kを求めることを特徴とする。
【0010】この場合にも、被測定レーザの出力光はパ
ルス光として周波数参照物質に入射する。
【0011】周波数参照物質としては、種類の異なる複
数のファイバを接続したもの、例えばコアのGeO2
ープ量が異なる複数の石英系光ファイバを接続したもの
でもよく、複数の音響導波モードを有する光ファイバ、
例えばコアにGeO2 を多量にドープして比屈折率差を
高めた光ファイバでもよい。また、光ファイバ以外の物
質、例えばバルスガラスを用いてもよい。
【0012】
【作用】パラメータXを変化させて被測定レーザの発振
光周波数Fを掃引し、その出力光を相対差が既知の複数
のブリルアン周波数シフトをもつ周波数参照物質に入射
する。このとき、周波数が安定化された光に対してブリ
ルアンラインを測定すると、そのブリルアンラインの間
隔はブリルアン周波数シフト間の相対差に対応してい
る。すなわち、その間のパラメータXの変化ΔXに対し
て、光周波数Fが上記相対差分だけ変化したことなる。
したがって、これらの値から光周波数掃引係数Kを求め
ることができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第一実施例を示す図であり、
図2はその測定原理であるBOTDA(Brillouin Opti
cal Fiber Time Domain Analysis)装置を示すブロック
構成図である。
【0014】ここでBOTDAについて説明する。BO
TDAは、ブリルアン利得分光法を応用して光ファイバ
のブリルアン周波数シフトの分布を測定する方法であ
る。すなわち、図2に示すように、狭線幅光源である第
一のレーザ1からの出射光を光パルス変調器2によりパ
ルス光に変換し、光方向性結合器3を介して被測定光フ
ァイバ5に入射する。一方、同じく狭線幅光源である第
二のレーザ4からの出射光(連続光)を、前記パルス光
に対向して被測定光ファイバ5に入射する。パルス光の
周波数fp と連続光の周波数f0 との差fp −f0 が被
測定光ファイバ5のブリルアン周波数シフトと一致する
と、連続光はパルス光により増幅される。この増幅され
た連続光は、光方向性結合器3を介して、光受信器6に
より検出される。したがって、レーザ1および4のうち
一方の光周波数を安定化し、他方のレーザの光周波数を
変化させて周波数差fp −f0 を掃引すれば、増幅され
た最大の信号が得られる周波数差、すなわち光ファイバ
のブリルアン周波数シフトが測定可能である。また、光
受信器6により検出された信号を時間領域で測定すれ
ば、被測定光ファイバ5の長さに沿ったブリルアン周波
数シフトの分布を求めることができる。
【0015】BOTDAの詳細については、電子情報通
信学会論文誌Vol.J73−B−I、No.2、第1
44頁から第152頁、1990年に示されている。
【0016】このようなBOTDAの測定系を利用して
レーザの光周波数掃引係数を測定するには、第一のレー
ザ1に代えてまたは第一のレーザ1そのものを被測定レ
ーザ7として用い、被測定光ファイバ5の代わりに、複
数のブリルアン周波数シフトをもつ物質、すなわち光周
波数が互いに異なる二つの入射光に対してその光周波数
差が複数のブリルアン周波数シフトのいずれかと一致す
るときにその二つの入射光の一方が他方をブリルアン増
幅する周波数参照物質8を用いる。この周波数参照用物
質8の複数のブリルアン周波数シフトの間の相対差は既
知であるとする。すなわち、BOTDAの場合には測定
対象が光ファイバであったのに対し、本発明ではその部
分を既知のものとし、レーザを測定対象としている。
【0017】測定時は、この周波数参照物質8に、被測
定レーザ7からの出力光が光パルス変調器2により変換
されたパルス光と、周波数が安定化されたレーザ4から
の光周波数が実質的に一定の周波数安定光(連続光)と
を入射し、被測定レーザ7のパラメータXを変化させな
がらブリルアン増幅を光受信器5で観測することにより
行われる。このとき、複数のブリルアン増幅ピークがそ
れぞれ得られたときのパラメータXの変化ΔXとブリル
アン増幅ピークの間の相対差とから、光周波数掃引係数
Kが求められる。
【0018】被測定レーザ7が半導体レーザである場合
には、パラメータXとして例えば電流を変化させる。
【0019】図3は周波数参照物質8の一例を示し、図
4はそのブリルアンスペクトルを示す。
【0020】図3に例示した周波数参照物質8は二種類
の光ファイバ81、82を接続したものであり、両端に
は入出力端子が設けられる。光ファイバ81、82は石
英系光ファイバであり、コアにドープされた材料、例え
ばGeO2 の量が異なるものとする。このとき、図1に
示した測定系で測定される周波数参照物質8のブリルア
ンスペクトルには、図4に示すように、光ファイバ8
1、82にそれぞれ対応した二つのブリルアンラインが
観測される。図4における横軸は被測定レーザ7の周波
数に対応した電流である。ここで、図3における光ファ
イバ81、82のブリルアン周波数シフトに対応した電
流をI1 およびI2 とする。一方、別の方法であらかじ
め正確に測定した光ファイバ81、82のブリルアン周
波数シフトをそれぞれfb1およびfb2とする。このと
き、光周波数掃引係数は、 KI =(fb1−fb2)/(I1 −I2 ) …(2) により求めることができる。添字Iはパラメータが電流
であることを表す。
【0021】一般にGeO2 のドープ量が多いほどブリ
ルアン周波数シフトが変化するので、光ファイバ81、
82として石英コアファイバと多量にGeO2 をコアに
ドープした光ファイバとを使用すると、広い周波数間隔
にわたって較正された周波数掃引係数KI を求めること
ができる。
【0022】図5は周波数参照物質8の別の例を示す。
この例は、ブリルアン周波数シフトが互いに異なるN種
類(Nは2以上の整数)の光ファイバ83−1〜83−
Nを縦続に接続したものである。これらの光ファイバ8
3−1〜83−Nのブリルアン周波数シフトがfb1
…、fbNであり、それぞれに対応して、図1に示した測
定系で被測定レーザ7の電流値がI1 、…、IN と測定
されたとする。また、被測定レーザ7とレーザ4との周
波数差fと、被測定レーザ7の電流Iとの関係が、 f=K・I+A …(3) の一次式で近似可能とする。このとき、良く知られた最
小自乗法により、最も確からしいKおよびAの値が以下
の式により得られる。
【0023】
【数1】 パラメータが電流Iの場合にも、光周波数掃引係数KI
が式(4)により得られる。
【0024】以上の周波数参照物質8の例では、複数の
ブリルアンラインを得るために、それだけの数の種類の
異なる光ファイバを接続していた。これに対し、1本の
光ファイバで複数のブリルアンラインを得ることもでき
る。
【0025】すなわち、接続する光ファイバのうち少な
くとも1本に複数の音響導波モードを有する光ファイバ
を使用して、接続する光ファイバの数を削減することが
できる。音響導波モードとは、光波を狭い媒体に閉じ込
めることにより導波モードが存在することになるのと同
様に、光ファイバの中に音波を閉じ込めることにより存
在する音波の伝搬モードである。このような複数の音響
導波モードを有する光ファイバ中では、光波がそれぞれ
の音響導波モードとブリルアン相互作用を起こすので、
1本の光ファイバであっても、複数のブリルアンライン
が得られる。特に、GeO2 を多量にコアにドープして
比屈折率差を高めた光ファイバでは、複数の音響導波モ
ードがたちやすい。このような光ファイバのブリルアン
スペクトル測定例を図6に示す。このような複数のブリ
ルアンラインを利用することにより、一本の光ファイバ
のみでも周波数参照物質8として使用することが可能で
ある。また、他の光ファイバと組み合わせて縦続に接続
することもできる。
【0026】図7は本発明の第二実施例を示す図であ
り、図8はその測定原理であるBOTDR(Brillouin
Optical Fiber Time Domain Reflectmetry)装置を示す
ブロック構成図である。
【0027】BOTDRの場合には、被測定光ファイバ
5内で発生する後方ブリルアン散乱光を測定する。すな
わち、狭線幅光源であるレーザ1からの出射光を光パル
ス変調器2によりパルス光に変換し、光方向性結合器3
を介して被測定光ファイバ5に入射し、発生した後方ブ
リルアン散乱光をコヒーレント検波器10により感度よ
く検出する。コヒーレント検波器10には、狭線幅光源
である局部発振レーザ9からの出射光が供給される。し
たがって、BOTDAの場合と同様に、被測定光ファイ
バ5のブリルアンスペクトルを測定することができる。
【0028】BOTDRの詳細については、Technical
Digest of International QuantumElectronics Concfer
ence(IQEC'92) 論文番号MoL.4 、第42頁から
第43頁1992年に示されている。
【0029】このようなBOTDRの測定系を利用して
レーザの光周波数掃引係数を測定するには、第一のレー
ザ1に代えてまたは第一のレーザ1そのものを被測定レ
ーザ7として用い、被測定光ファイバ5の代わりに、入
射光に対して光周波数差が複数のブリルアン周波数シフ
トにそれぞれ一致する後方ブリルアン散乱光を発生する
周波数参照物質8を用いる。この周波数参照物質8の複
数のブリルアン周波数シフトの間の相対差は既知である
とする。すなわち、BOTDRの場合には測定対象が光
ファイバであったのに対し、本発明ではその部分を既知
のものとし、レーザを測定対象としている。
【0030】この場合の測定は、この周波数参照物質8
に被測定レーザ7の出力光を光パルス変調器2によりパ
ルス光に変換して入射し、被測定レーザ7のパラメータ
Xを変化させながら、局部発振レーザ9からの光周波数
が実質的に一定の局部発振光を用いて、コヒーレント検
波器10により周波数参照物質8で発生した後方ブリル
アン散乱光をコヒーレント検波することにより行われ
る。このとき、複数の検波出力ピークがそれぞれ得られ
たときのパラメータXの変化ΔXとブリルアン周波数シ
フトの間の相対差とから、光周波数掃引係数Kが求めら
れる。
【0031】周波数参照物質8としては、第一実施例と
同様に、種類の異なる光ファイバを複数縦続に接続した
ものや、1本で複数のブリルアンラインをもつ光ファイ
バを利用することができる。
【0032】以上の実施例では、レーザの光周波数を掃
引するために変化させるパラメータとして電流を例に説
明したが、このパラメータとして温度やレーザの励起用
光源のパワーを用いても本発明を同様に実施できる。
【0033】また、第一実施例における光方向性結合器
3とレーザ4との間に、周波数参照物質8以外の他の物
質、例えば光ファイバを縦続に接続または挿入してもよ
い。第二実施例の場合にも、光方向性結合器3に周波数
参照物質8以外の物質を縦続に接続または挿入してもよ
い。このような構成にすると、被測定レーザ7の光周波
数掃引係数を較正しながら、BOTDAまたはBOTD
Rによる測定を同時に行いことができ、接続または挿入
された物質中のブリルアン散乱光の周波数シフトの歪、
あるいは温度依存性を利用したセンシングを行うことが
でき、精度の高い歪あるいは温度のセンシングが可能と
なる。
【0034】周波数参照物質としては、光ファイバだけ
でなく、他の物質、例えばバルクガラスなどを使用する
こともできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光周波数
掃引係数の測定方法は、複数のブリルアンラインを有す
る光ファイバを利用して被測定レーザの光周波数掃引係
数を測定するので、簡易にその較正を行うことができ
る。特に、光ファイバ中のブリルアン散乱光の周波数シ
フトの歪あるいは温度依存性を利用してその光ファイバ
の障害その他のセンシングを行うために使用するレーザ
を較正する場合には、そのセンシングのための測定系に
何らの変更を加えることなく実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す図。
【図2】BOTDA装置を示すブロック構成図。
【図3】周波数参照物質の一例を示す図。
【図4】図3に示した周波数参照物質のブリルアンスペ
クトルを示す図。
【図5】周波数参照物質の別の例を示す図。
【図6】複数の音響導波モードを有する光ファイバのブ
リルアンスペクトル測定例を示す図。
【図7】本発明の第二実施例を示す図。
【図8】BOTDR装置を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1、4 レーザ 2 光パルス変調器 3 光方向性結合器 5 被測定光ファイバ 6 光受信器 7 被測定レーザ 8 周波数参照物質 81、82、83−1〜83−N 光ファイバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定レーザのパラメータXの変化ΔX
    に対してその被測定レーザの発振光周波数Fの変化ΔF
    が ΔF=K・ΔX と表されるときの光周波数掃引係数Kを測定する方法に
    おいて、 光周波数が互いに異なる二つの入射光に対してその光周
    波数差が複数のブリルアン周波数シフトのいずれかと一
    致するときにその二つの入射光の一方が他方をブリルア
    ン増幅する周波数参照物質を用い、 この周波数参照物質の複数のブリルアン周波数シフトの
    間の相対差をあらかじめ求めておき、 この周波数参照物質に上記被測定レーザの出力光と光周
    波数が実質的に一定の周波数安定光とを入射し、 上記被測定レーザのパラメータXを変化させながらブリ
    ルアン増幅を観測し、 複数のブリルアン増幅ピークがそれぞれ得られたときの
    パラメータXの変化ΔXと上記相対差とから光周波数掃
    引係数Kを求めることを特徴とする光周波数掃引係数の
    測定方法。
  2. 【請求項2】 被測定レーザのパラメータXの変化ΔX
    に対してその被測定レーザの発振光周波数Fの変化ΔF
    が ΔF=K・ΔX と表されるときの光周波数掃引係数Kを測定する方法に
    おいて、 入射光に対して光周波数差が複数のブリルアン周波数シ
    フトにそれぞれ一致する後方ブリルアン散乱光を発生す
    る周波数参照物質を用い、 この周波数参照物質の複数のブリルアン周波数シフトの
    間の相対差をあらかじめ求めておき、 この周波数参照物質に上記被測定レーザの出力光を入射
    し、 上記被測定レーザのパラメータXを変化させながら、光
    周波数が実質的に一定の局部発振光により上記周波数参
    照物質で発生した後方ブリルアン散乱光をコヒーレント
    検波し、 複数の検波出力ピークがそれぞれ得られたときのパラメ
    ータXの変化ΔXと上記相対差とから光周波数掃引係数
    Kを求めることを特徴とする光周波数掃引係数の測定方
    法。
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