JPH0688501A - 速度の異なる2つのポンプを同時に駆動するための方法及び2つの流体を同時に圧縮するためのターボポンプ - Google Patents

速度の異なる2つのポンプを同時に駆動するための方法及び2つの流体を同時に圧縮するためのターボポンプ

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JPH0688501A
JPH0688501A JP3186552A JP18655291A JPH0688501A JP H0688501 A JPH0688501 A JP H0688501A JP 3186552 A JP3186552 A JP 3186552A JP 18655291 A JP18655291 A JP 18655291A JP H0688501 A JPH0688501 A JP H0688501A
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turbine
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 異なる速度で回転せねばならない2つの遠心
ポンプを同時に駆動する方法を提供する。 【構成】 ターボポンプ1は、ポンプ2a,2bと同軸
の同一の反転タービン3により異なる速度で駆動され得
る2つの遠心・同軸ポンプ2a,2bからなる。遠心ポ
ンプ2aは、固定式外側ハウジング5a及び可動インペ
ラ6aを備えている。入り口オリフィス8aによりポン
プ2a内に貫入し出口コレクタ9aにより圧縮状態で送
出される第1の推進薬を圧縮するために、2つのポンプ
及びタービン3に共通の軸7の周りに回転し得る。同様
に第2の遠心ポンプ2bは、固定式外側ハウジング5b
及び可動インペラ6bを備える。これは入り口オリフィ
ス8bによりポンプ2b内に貫入し且つハウジング5b
内に設けられた出口コレクタ9bにより圧縮状態で送出
される第2の推進薬を圧縮するために、軸7の周りに回
転し得る。2つの遠心ポンプはそれぞれ反転タービン3
の各軸方向端部に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なる速度で回転し得
る2つの遠心ポンプを同時に駆動するための方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】多数の
技術的用途は、2つの流体を圧縮するために2つの遠心
ポンプの同時使用を必要としている。例えば、ロケット
エンジンへの液体推進薬供給の場合がそうである。これ
らの用途では、2つのポンプの寸法及び速度は、低重量
に対して2つの流体の圧縮装置の効率を最良にするよう
に圧縮すべき流体の型及び実現すべき圧力の増加に適合
する必要がある。
【0003】ポンプが単一タービンを使用して同一速度
で駆動され得且つポンプ及びタービンが単一シャフトに
より固定されるようにポンプ寸法を決定することは既に
提案されている。この配置は、装置全体の総合的な効率
には好ましくない。何故ならば、各構成要素であるポン
プ又はタービンの効率は機械的速度(regime mecaniqu
e)の適合により最適化され得ないからである。
【0004】一方のポンプに減速機を設置することによ
り、単一タービンで速度の異なる2つのポンプを駆動す
ることも可能である。この方法には重量及びスペースの
増加を生じるという欠点があるが、この欠点は、減速機
が一般に出力の小さい方のポンプに設置されているため
に緩和されている。この方法にはまた作動時に付加的な
振動を生じるという欠点がある。
【0005】勿論各ポンプを分割型タービンにより駆動
することができるが、この方法は装置の重量及びスペー
スの観点から好ましくない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、これら
の欠点を克服して、異なる速度で回転せねばならない2
つの遠心ポンプを同時に駆動するための方法を提案する
ことである。この方法により、装置全体の重量及びスペ
ースを穏当な規模に維持して、最適化された効率でポン
プを使用することができる。
【0007】本発明の目的は、重なり合った回転翼が各
々のポンプの速度と同一速度で逆方向に回転する反転タ
ービンが使用され、且つこれらのポンプが重なり合った
回転翼に直接連結されることにより達せられる。
【0008】好ましくは、速度の速い方のポンプは、タ
ービンの軸に近い方の反転タービンの内側回転翼に連結
される。
【0009】この方法により、装置全体に対して良好な
効率が得られる。何故ならば、各ポンプの回転速度が圧
送される推進薬の型及び得られる圧力差に適合させられ
得るからである。更には、タービンの可動羽根段の間に
固定羽根式分配器がないので、反転タービンの効率が改
善される。提案した方法では減速機を使用しないので、
公知の方法に比べて重量及びスペース面で利点がある。
【0010】当然反転タービンの寸法及び可動羽根の形
状は2つの遠心ポンプの各出力及び速度並びにタービン
の回転翼を起動するために使用し得る気体状流体に応じ
て計算される。
【0011】本発明は更に、特にロケットエンジンに液
体推進薬を供給するために使用される、2つの流体を同
時に圧縮するためのターボポンプに関する。このターボ
ポンプは、一方ではそれぞれが固定式ハウジングと、こ
のハウジング内に設けられた入り口オリフィスによりポ
ンプ内に貫入し且つハウジング内に設けられた出口コレ
クタにより圧縮状態で送出される液体推進薬を圧縮する
ために、ポンプの共通軸の周りに回転し得る可動インペ
ラとを有する、同軸に配置された第1の遠心ポンプ及び
第2の遠心ポンプを備え、他方では、タービンハウジン
グを形成し且つこれらのポンプの固定式ハウジングを結
合する外側ケーシングと、ケーシングの内部で、これら
のポンプの共通軸の近くに配置され且つ第1のポンプ用
インペラに連結された内側回転翼と、このケーシングの
内部で内側回転翼を包囲し且つ第2のポンプ用インペラ
に連結された外側回転翼とを有する、ポンプと同軸であ
り且つこれらのポンプの間に配置された反転タービンを
備え、この内側回転翼及び外側回転翼が、ポンプの共通
軸と同軸の環状空間をこれらの間に規定し且つそれぞれ
が環状空間内に半径方向に伸びている少なくとも1つの
羽根段を備え、一方の回転翼の羽根段がタービンの軸方
向に向けて他方の回転翼の羽根段と交互になり、これら
の各回転翼が、推進薬供給管により環状空間内に貫入し
且つケーシング内に設けられた排気コレクタにより排出
される第3の気体推進薬の膨張により回転駆動され得る
ことを特徴とする。
【0012】2つのポンプが異なる速度で回転し得る場
合、より速く回転するポンプが反転タービンの内側回転
翼に連結されている。
【0013】タービンの推進薬供給管は第2のポンプの
側に設けられ、排気コレクタは第1のポンプの側に配置
されている。
【0014】内側回転翼は環状空間の上流では、ポンプ
の軸に配置された支持ロッドにより担持され、この支持
ロッドは、支持アームの上流では、ポンプと同軸の推進
薬供給管内を循環する第3の推進薬の流れを偏向させる
ために使用される羽根形状の複数の半径方向支持アーム
により外側回転翼に結合されている。
【0015】軸受が内側回転翼と支持ロッドとの間に配
置され、内側回転翼は、第1のポンプの高さに設けられ
た軸受を使用して、タービンのケーシング及びポンプの
固定式ハウジングからなる固定式構造体に対して配置さ
れている。
【0016】好ましくは、タービンの推進薬供給管は第
2のポンプのインペラを通過して、軸方向オリフィスに
より第2のポンプのハウジングに通じている。
【0017】変形例としては、外側回転翼の壁に設けら
れたオリフィスにより推進薬供給管と連通している気体
推進薬の環状入り口コレクタは、第2のポンプの付近の
タービンのケーシング内に設けられている。
【0018】外側回転翼は、一方が第2のポンプの高さ
に、他方が支持アームと直角に配置されている2つの軸
受を使用して、タービンのケーシング及びポンプのハウ
ジングからなる固定式構造体に対して配置されている。
【0019】
【実施例】添付図面を参照して以下の説明を読めば、本
発明の他の特徴及び利点が明白となろう。
【0020】図1は、例えばロケットエンジンに供給す
るための2つの液体推進薬を同時に圧送するために特に
使用されるターボポンプ1を示している。このターボポ
ンプ1は、ポンプ2a,2bと同軸の同一の反転タービ
ン3により異なる速度で駆動され得る2つの遠心・同軸
ポンプ2a,2bからなっている。
【0021】第1の遠心ポンプ2aは、固定式外側ハウ
ジング5a及び可動インペラ6aを備えている。このイ
ンペラはハウジング5aの内部に配置され、且つ入り口
オリフィス8aによりポンプ2a内に貫入し且つハウジ
ング5a内に設けられた出口コレクタ9aにより圧縮状
態で送出される第1の推進薬を圧縮するために、2つの
ポンプ2a,2b及びタービン3に共通の軸7の周りに
回転し得る。
【0022】同様に、第2の遠心ポンプ2bは、固定式
外側ハウジング5b及び可動インペラ6bを備えてい
る。このインペラ6bはハウジング5bの内部に配置さ
れ、且つ入り口オリフィス8bによりポンプ2b内に貫
入し且つハウジング5b内に設けられた出口コレクタ9
bにより圧縮状態で送出される第2の推進薬を圧縮する
ために、軸7の周りに回転し得る。
【0023】2つの遠心ポンプ2a,2bはそれぞれ、
反転タービン3の各軸方向端部に配置されている。
【0024】反転タービン3は、タービン3のハウジン
グを構成し且つ遠心ポンプ2a,2bのハウジング5a
と5bとを結合する、実質的に円筒形状の固定式外側ケ
ーシング10を備えている。タービン3は更に、ケーシ
ング10の内部で、共通軸7の周りに回転装着されてい
る2つの重なり合った回転翼11,12を備えている。
【0025】第1の回転翼11、いわゆる内側回転翼は
軸7の近くに配置され且つ第1のポンプ2aに連結され
ている。第2の回転翼12、いわゆる外側回転翼は内側
回転翼11を少なくとも部分的に包囲し且つ第2のポン
プ2bのインペラ6bに連結されている。外側回転翼1
2は内側回転翼11と共に、共通軸7と同軸の環状空間
13を規定している。各回転翼11,12は、内側回転
翼11については14a、外側回転翼12については1
5aと、少なくとも1つの羽根段を備えている。各回転
翼の羽根段数は1以上であり得るが、2つの回転翼1
1,12の羽根段数は同一であるか又はせいぜい1つだ
け違っている。図1では、内側回転翼11が3つの羽根
段14a,14b,14cを備え、外側回転翼が2つの
羽根段15a,15bしか有さないことがわかる。
【0026】内側回転翼11の羽根段14a,14b,
14cは、軸7に沿って外側回転翼12の羽根段15
a,15bと交互になっている。各羽根段の羽根16は
環状空間13内を半径方向に伸び且つこの空間13内で
角度をなして規則正しく配分されている。
【0027】内側回転翼11及び外側回転翼12は、第
2のポンプ2bの側に位置する推進薬供給管17を通っ
て環状空間13内に貫入し且つ第1のポンプ2a近くの
ケーシング10内に設けられた排気コレクタ18から排
出される第3の気体推進薬の膨張により軸7の周りに回
転駆動され得る。
【0028】内側回転翼11は、玉軸受19aの挿入さ
れた支持ロッド19を使用して外側回転翼12上で心出
しされており、該支持ロッドは、タービン3の軸7方向
に伸び、且つ環状空間13内に貫入する第3の推進薬の
流れを偏向させるための羽根形状の複数の半径方向支持
アーム20により外側回転翼12に結合されている。支
持アーム20は環状空間13内を半径方向に伸びる。好
ましくはこの環状空間13の平均直径は、支持アーム2
0の上流でタービン3の軸7内に位置する推進薬供給管
17に達するように気体推進薬の入り口の側へ向け少さ
くなっている。
【0029】玉軸受19aにより外側回転翼12上で心
出しされた内側回転翼11は、公知の如く玉軸受19a
と第1の羽根段14aとの間に配置された第1の円錐状
リング21と、最後の羽根段14cを第1のポンプ2a
のインペラ6aのシャフト23に結合する同様に円錐状
の第2のリング22とからなっている。内側回転翼11
は、ターボポンプ1の固定式構造体24に対して配置さ
れ、該構造体は、第1のポンプ2a及びタービン3に共
通の環状側板を形成する固定式構造体24の部分24a
とインペラ6aのシャフト23との間に挿入された玉軸
受25により、ハウジング5a,5b及びケーシング1
0からなる。
【0030】同様に、外側回転翼12は、インペラ6b
のシャフト27を第1の羽根段15aに結合する第3の
円錐状リング26からなっている。この外側回転翼12
は、一方では、タービン3と第2のポンプ2bとを離隔
する第2の環状側板29と第3のリング26との間に支
持アーム20と直角に設置された第2の玉軸受28によ
り、他方ではインペラ6bのシャフト27と第2のポン
プ2bの固定式ハウジング5bとの間に挿入された第3
の玉軸受30により、固定式構造体24上で心出しされ
ている。
【0031】第1のリング21及び第2のリング22
は、それぞれが羽根段14a,14b,14cを担持し
ているタービンディスク32a,32b,32cを収納
し得るのに十分な寸法の環状空間31を軸7の周りに規
定している。これらのディスク32a,32b,32c
は内側回転翼11の高速回転により生じる大きな遠心力
に耐えるのに十分な寸法を有する。それゆえ、内側回転
翼11に連結された第1のポンプ2aは、2つのポンプ
2a,2bのうちでより速く回転するポンプである。連
続する2つのディスク、例えば32aと32bとは、環
状空間13により包囲され且つ対応する羽根段15aと
直角に位置する環状区域33を環状空間13と共に規定
する円錐状壁により公知の如く結合されている。この環
状区域33内には、羽根段15aの羽根16を担持する
環状ディスク34が収納され得る。第3の推進薬の流管
を構成する環状空間13は、羽根の頭部及び脚部が、流
管の連続性及びその気密性を確保する補足部品により公
知の如く規定されている。
【0032】第1のポンプ2aの場合、第1の推進薬用
入り口オリフィス8aは好ましくはポンプ2a,2b及
びタービン3の共通軸7と同軸である。
【0033】第2のポンプ2bは第1のポンプ2aより
もかなり遅く回転し、インペラ6bのハブは図1に示す
如く、ハウジング5bの側板内に設けられた開口部35
がターボポンプ1の軸7に通じる推進薬供給管17の延
長上に置かれ得るように軸7に沿って曲湾し得る。この
場合、第2のポンプ2bにより圧縮される第2の推進薬
用入り口オリフィス8bはポンプ2a,2bの軸7から
離れている。
【0034】インペラ6bのハブ内に設けられ得る最大
開口部が、ポンプ2a,2bを起動させるために環状空
間13内に十分な流量の気体推進薬を供給し得るには不
十分なときには、図2及び図3に示す変形例が、タービ
ン3のケーシング10内に気体推進薬用環状入り口コレ
クタ36を備えている。このコレクタ36は、支持アー
ム20の上流で第3のリング26内に設けられたオリフ
ィス37により推進薬供給管17と連通し、また複数の
密閉シールが挿入されている。
【0035】密閉シール38a,38b,38cはそれ
ぞれ、第1のリング21と支持ロッド19との間、外側
回転翼12の下流端部とケーシング10との間、及びケ
ーシング10と第2のリング22との間に設けられてい
る。これらの密閉シールは環状空間13を密閉させるた
めに使用される。ポンプ2a,2bも、これらのポンプ
により圧縮された推進薬を離隔し且つケーシング10内
部への漏出を防ぐための密閉シール(図示せず)を備え
ている。
【0036】連続する2つの羽根段、例えば14a,1
5aの速度三角形が、図4及び図5に示すタービン3の
型について例示されている。接線速度UN,UN+1
は、2つの羽根段14a,15aの平均半径が同一であ
ることを考慮して、回転翼11,12の機械的速度比内
にある。各羽根段14a又は15aに対して、速度三角
形は入力速度VE及び出力速度VSについて対称的であ
る。羽根16は、軸方向速度VXが羽根段全体で一定に
維持されるように描かれている。
【0037】最適に近いタービン効率を得るために、V
X値は、軸方向速度VXの比及び接線速度UN,UN+
1の比で、値1の両側に置かれた値を確保するように選
択される。図4及び図5に示す実施例では、この比率
は、羽根段14aの場合で0.77近くになり、羽根段
15aの場合で2近くになり得る。速度UN,UN+1
の比率はほぼ3である。
【0038】外側回転翼12に固定された支持アーム2
0は従来のタービンでは入り口分配器がそうしていたよ
うに、第1の羽根段14aの入り口に気体推進薬の流れ
を向けるという空気力学的機能を有する。これらの支持
アーム20は軸7の近くにあるので、外側回転翼12か
ら羽根段15a,15bに提供される出力よりかなり小
さい出力をこの外側回転翼12に提供する。
【0039】各回転翼の段数が1つ違い得ることは明記
した。この数はこれらの回転翼11,12を駆動するた
めに使用される気体推進薬に応じて計算される。特に、
高温水素(hydrogene chaud)を回転翼11,12を駆
動するための気体推進薬として高温で使用すると、羽根
段毎に他の流体より非常に大きい負荷が得られ得る。そ
れにより、所定の推進薬流量及びタービン出力に対して
羽根段数を減らすことができる。
【0040】上述したターボポンプ1は、サイクルエキ
スパンダを備えたロケットエンジンに液体推進薬、酸素
及び水素を供給するのに特に適している。このロケット
エンジンでは、反転タービンが再生(regeneratif)回
路により生じる高温水素により駆動されている。このタ
ーボポンプ1が他の液体状又は気体状流体を圧縮するた
めに使用され得且つタービン3が水素以外の気体状流体
により駆動され得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のターボポンプの好ましい実施例の概略
断面図である。
【図2】タービンが気体推進薬用環状入り口コレクタを
備えている、本発明のターボポンプの変形例の断面図で
ある。
【図3】2つのポンプが軸方向に供給を受ける第2の変
形例の断面図である。
【図4】内側回転翼の羽根の速度を示す線図である。
【図5】外側回転翼の羽根の速度を示す線図である。
【符号の説明】
1 ターボポンプ 2a,2b ポンプ 3 反転タービン 5a,5b ハウジング 6a,6b インペラ 10 ケーシング 11,12 回転翼 19 支持ロッド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる速度で回転し得る2つの遠心ポン
    プを同時に駆動するための方法であって、重なり合った
    回転翼が各々のポンプの速度と同一速度で逆方向に回転
    する反転タービンを使用し、且つ該ポンプが重なり合っ
    た回転翼に直接連結されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 速度の速い方のポンプが、タービンの軸
    の近くに位置する内側回転翼に連結されることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 特にロケットエンジンに液体推進薬を供
    給するために使用される、2つの流体を同時に圧縮する
    ためのターボポンプであって、該ターボポンプが、一方
    ではそれぞれが固定式ハウジングと、該ハウジング内に
    設けられた入り口オリフィスによりポンプ内に貫入し且
    つハウジング内に設けられた出口コレクタにより圧縮状
    態で送出される液体推進薬を圧縮するために、ポンプの
    共通軸の周りに回転し得る可動インペラとを有する、同
    軸に配置された第1の遠心ポンプ及び第2の遠心ポンプ
    を備え、他方では、タービンハウジングを形成し且つ前
    記各ポンプの固定式ハウジングを結合する外側ケーシン
    グと、ケーシング内部で、該ポンプの共通軸の近くに配
    置され且つ第1のポンプ用インペラに連結された内側回
    転翼と、ケーシングの内部で内側回転翼を包囲し且つ第
    2のポンプ用インペラに連結された外側回転翼とを有す
    る、ポンプと同軸であり且つ該ポンプの間に配置された
    反転タービンを備え、該内側回転翼及び該外側回転翼
    が、ポンプの共通軸と同軸の環状空間をこれらの間に規
    定し且つそれぞれが環状空間内に半径方向に伸びている
    少なくとも1つの羽根段を備え、一方の回転翼の羽根段
    がタービンの軸方向に向けて他方の回転翼の羽根段と交
    互になり、該各回転翼が、推進薬供給管により環状空間
    内に貫入し且つケーシング内に設けられた排気コレクタ
    により排出される第3の気体推進薬の膨張により回転駆
    動され得ることを特徴とするターボポンプ。
  4. 【請求項4】 2つのポンプが異なる速度で回転し得、
    より速く回転するポンプが反転タービンの内側回転翼に
    連結されていることを特徴とする請求項3に記載のター
    ボポンプ。
  5. 【請求項5】 タービンの推進薬供給管が第2のポンプ
    の側に備わり、排気コレクタが第1のポンプの側に配置
    されていることを特徴とする請求項4に記載のターボポ
    ンプ。
  6. 【請求項6】 内側回転翼が、環状空間の上流では、ポ
    ンプの軸に配置された支持ロッドにより担持され、該支
    持ロッドが、支持アームの上流では該ポンプと同軸の推
    進薬供給管内を循環する第3の推進薬の流れを偏向させ
    るために使用される羽根形状の複数の半径方向支持アー
    ムにより外側回転翼に結合されていることを特徴とする
    請求項5に記載のターボポンプ。
  7. 【請求項7】 軸受が内側回転翼と前記支持ロッドとの
    間に設置され、該内側回転翼が、第1のポンプの高さに
    設置された軸受を使用して、タービンのケーシング及び
    ポンプの固定式ハウジングからなる固定式構造体に対し
    て配置されていることを特徴とする請求項6に記載のタ
    ーボポンプ。
  8. 【請求項8】 タービンの推進薬供給管が第2のポンプ
    のインペラを通過して、軸方向オリフィスにより該第2
    のポンプのハウジングに通じていることを特徴とする請
    求項6又は7に記載のターボポンプ。
  9. 【請求項9】 外側回転翼の壁内に設けられたオリフィ
    スにより推進薬供給回転翼と連通している気体推進薬の
    環状入り口コレクタが、第2のポンプの付近のタービン
    のケーシング内に設けられていることを特徴とする請求
    項6又は7に記載のターボポンプ。
  10. 【請求項10】 外側回転翼が、一方が第2のポンプの
    高さに、他方が支持アームと直角に配置されている2つ
    の軸受を使用して、タービンのケーシング及びポンプの
    ハウジングからなる固定式構造体に対して配置されてい
    ることを特徴とする請求項6から9のいずれか一項に記
    載のターボポンプ。
JP3186552A 1990-07-26 1991-07-25 2つの流体を同時に圧縮するためのタ―ボポンプ Expired - Lifetime JP2530526B2 (ja)

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