JPH0688114A - 高炉送風量の制御弁 - Google Patents

高炉送風量の制御弁

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JPH0688114A
JPH0688114A JP7537991A JP7537991A JPH0688114A JP H0688114 A JPH0688114 A JP H0688114A JP 7537991 A JP7537991 A JP 7537991A JP 7537991 A JP7537991 A JP 7537991A JP H0688114 A JPH0688114 A JP H0688114A
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JP
Japan
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valve body
blasting
valve
passage
pipe
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Pending
Application number
JP7537991A
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English (en)
Inventor
Kazutsugu Kishigami
和嗣 岸上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH0688114A publication Critical patent/JPH0688114A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は高炉送風支管に設置する風量制御弁
において、弁体としての耐力があり、送風時の抵抗が小
さく、また、弁体からの奪熱量も少なく、さらに弁体の
点検、取り替えは送風支管本体を取り外すことなく容易
に行える弁体構造を提供する。 【構成】 高炉炉下部の羽口より熱風を吹込む送風支管
内に、送風量を制御するために設置された風量制御弁に
おいて、耐力のある弁体構造とするために、弁体は薄肉
部のない円筒形状とし、また弁体の先端部は全開状態で
送風通路に突き出さないように斜めに切断して送風時の
抵抗を小さくする。さらに、弁体および弁体の回転支持
部は送風支管より斜め方向に分岐して突き出した短管内
部に外部から納めて、短管の先端部に設けたフランジに
ボルトにて固定する。従って弁体の取外しはフランジ部
の切り放しにより簡単に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉炉下部の羽口より
熱風を吹込む送風支管に設置され、メンテナンス性も良
く弁体の取り替えも簡単に行える風量制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉送風量の制御弁として、従来使用さ
れている技術を図6〜図12に示す。これらのうち図6
乃至図9は円弧状の弁部を有する構造であり、特公昭5
9−6891号公報に記載されている。すなわち、デュ
ーゼンストック7の縦孔通路42と横孔通路43の交差
部に円弧状の弁部36を有する円筒状の弁体35が後端
部より挿入されている。この円筒状の弁体35の軸中心
には羽口観測用の貫通孔38が開けられているととも
に、先端部の円弧状を有する弁部36が縦孔通路42の
軸線に直交するように配置されている。弁部36は、デ
ューゼンストック7における縦孔通路42の横孔通路4
3に連結する開口部44の開口縁に摺接して該縦孔通路
42を開閉する構造としており、前記弁体35を回転さ
せることにより、弁部36の側縁部と開口縁との間に形
成される開口面積を変化させて風量調整を行う。
【0003】次に図10および図11はボール弁型式の
従来技術構造であり、実開昭63−145847号公報
に記載されている。すなわち、高炉送風支管のデューゼ
ンストック7の直前の縦孔通路に弁体12を設置してお
り、この弁体12は球形状の外形に円筒形の貫通孔を有
し、水冷した弁体フレーム46にスタッドを建ててキャ
スタブルにて成形している。弁体の回転軸48,49は
弁体の両側に出ており軸受ハウジングに納められたすべ
り軸受けに支持され、外部に設置された電動シリンダー
61で弁体の回転軸48,49の軸端に設けた回転レバ
ー47を動かして弁体の回転が行われる。
【0004】図12はバタフライ弁型式の従来技術構造
であり、円盤状をしている弁体60は、送風支管の通路
に回転軸59より支持されている。該弁体は回転軸内に
ある水路を通じて水冷却されており、この弁体の回転は
回転軸とカップリング52により連結されたギヤードモ
ーター51にて行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、現状高炉
送風量制御弁としては図6乃至図9に示すデューゼンス
トックの曲がり部に円弧状の弁を設置する型式や、図1
0及び図11に示すようなボール弁型式、また図12に
示すようなバタフライ弁型式のものが使用されている
が、それぞれ下記に示す問題点がある。すなわち、 (1)円弧状の弁型式での問題点 a)弁体部は構造上肉厚の薄い円弧状となるため、操業
時と休風時で温度差の激しい送風支管での使用では熱的
スポーリングに対して不安定である。 b)全開時でも弁体は通路内にあり、弁体を強固にする
ために肉厚を厚くすると通路面積が狭くなり送風抵抗が
増える。 c)該弁体が設置されるのはデューゼンストックの羽口
観測部であり、目視点検で操業者が顔を近づける場所で
ある。該弁体構造の場合、ガス漏れ時は非常に危険であ
る。 (2)ボール弁での問題点 a)冷却された弁体の受熱面積が大きく、熱風より熱量
を奪い易い。 b)弁体を取り替える場合は本管ごと取り外す必要があ
り、作業が大変である。 (3)バタフライ弁での問題点 a)全開にしても送風通路内に弁体があるため、送風抵
抗が増える。 b)冷却された弁体が常に送風通路内にあるため、熱風
が熱量を奪われやすい。結果として送風温度が下がり易
い。 c)弁体を取り替える場合は本管ごと取り外す必要があ
り、作業が大変である。
【0006】本発明は上記従来技術での問題点を解決す
るものであり、そのため、耐力のある弁体形状である
こと、全開時には弁体が送風通路内に残らず送風抵抗
が少ないこと、弁体の受熱面積が小さく奪熱量が少な
いこと、弁体の点検、取り替え時は送風支管本体を取
り外すことなしに行えること、を実現する制御弁を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、高炉炉下部の羽口より熱風を吹込む送風支
管内に設置する風量制御弁に於いて、下記の技術的手段
を採用する。すなわち a)耐力のある弁体構造とするために薄肉部のない円筒
形状とする。 b)全開時には弁体が送風通路内に残らないように、円
筒状の弁体は送風支管内通路の中心線に対して斜め方向
に分岐した短管内に設置して、該弁体の先端部は全開状
態で送風通路内に突き出さないように斜めに切断する。 c)弁体および弁体の回転支持部は送風支管より斜め方
向に分岐して突き出した短管内部に納めて、短管の先端
に設けたフランジにボルトにて固定する。従って、該フ
ランジ部を切り放すことにより弁体と弁体の回転支持部
が一体で外側に取り外せる構造とする。
【0008】
【作用】本発明の風量制御弁では送風支管の通路に対し
て斜め方向の角度より、先端を同等の傾斜角度で切断し
た円筒状の弁体を挿入し、該弁体を回転させることによ
り送風支管の通路面積を絞ることができる。また弁体を
送風通路の中心軸に対して斜め向きに設置しているた
め、弁体を回転させて全閉から全開状態に移行させる
と、斜めに切断した弁体先端部の送風通路内への突き出
し量が徐々に少なくなり、全閉時には弁体先端部が完全
に送風通路から外れる。この状態では図4(a)に示す
ように弁体先端部端面が送風通路の内面形状に沿うよう
になる。更に弁体および回転支持部は送風本管より分岐
した短管にフランジ取合いにて固定されており、弁体取
り替え時は該フランジを切り離して、弁体を回転支持部
とともに一体で取り外すことが可能となる。
【0009】
【実施例】以下図面に示す実施例に基づいて本発明を説
明する。図1は本発明の風量制御弁が送風支管内に設置
された状態を示す全体縦断面図であり、熱風環状管1よ
り高炉炉下部にある羽口9の数量に合わせて支元管2が
突き出ており、該支元管に対して伸縮管3、風量測定用
差圧取り出し管4、制御弁設置短管5、デューゼンスト
ック7、ブローパイプ8を有する送風支管6が設置され
ている。本実施例で、風量制御弁11は制御弁設置短管
5に取付けられており、図に示すように、送風支管6の
通路に対して斜め方向に分岐した短管62内に設置され
る。
【0010】図2は本実施例の弁体部の拡大断面構造を
示す。すなわち、弁体12はスタッド13を溶接固定し
た回転軸14に、キャスタブルを成形した構造として取
り付けられている。該弁体キャスタブルには耐スポーリ
ング性に優れたコージライト質のものを使用している。
また、熱変形等に対してより安定に動作するように回転
軸14は水冷構造として外部よりフレホース23にて冷
却水の供給、排水を行っている。この弁体の回転軸14
の回転部にはすべり軸受17を設置し、内圧力のシール
は回転軸14と軸受ハウジング16の間に設置されるグ
ランドパッキン20にて行う。軸受ハウジング16は冷
却水通路18を有した水冷構造とし、送風支管より分岐
した弁体設置用短管62とはフランジ30にて取り合う
ようになっている。また、弁体12は回転軸14にカッ
プリング25で連結されたギヤードモーター26にて回
転させる。
【0011】図3(a)は弁体全閉時の縦断面図であ
り、同図(b)に(a)図のA−Aで切った弁体全閉時
の横断面図を示す。本実施例では弁体12の外径を送風
通路50の内径よりも大きくしてあるが、弁体12の外
径が送風通路50の内径よりも大きくなる程、弁体全閉
状態での送風通路の開口面積が小さくなる。
【0012】一方図4(a)は弁体全開時の縦断面図で
あり、同図(b)に(a)図におけるA−Aで切った弁
体全開時の横断面図を示す。弁体が全開した状態では弁
先端の端面が送風通路の内面に沿い、弁体は送風通路か
ら完全に外れる。また、弁体を全閉にすれば高炉本体か
らの高熱の逆風により送風支管が傷められるため、機能
上は風量を完全に絞る必要はない。
【0013】図5(a)には別の実施例として、弁体外
径と送風通路内径が同一の場合での弁体全閉状態の横断
面図のみを示す。また、図5(b)には弁体外径と送風
通路内径が同一の場合での弁体全開状態での横断面図の
みを示す。図5(a)の弁体全閉状態に於いては、送風
通路の開口面積は約50%となる。また図5(b)の弁
体全開状態では、弁体は送風通路から完全に外れる。
【0014】
【発明の効果】本発明の高炉送風支管の風量制御弁を採
用すれば、下記の効果を発揮し、安定した操業が行え
る。
【0015】弁体が円筒状であるため、強度的に安定
している。また、回転軸を利用した弁体の水冷も容易に
行える。 弁の全開時には弁体自身が送風通路から外れるため、
圧力損失は皆無である。 送風通路内に面した弁体部表面積が小さく、奪熱量は
少ない。 弁体が軸受および軸受ハウジングとともに一体で外部
に取り外せる。従って弁体の点検、取り替え作業も簡単
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による風量制御弁を送風支管に配置した
縦断面図である。
【図2】本発明の風量制御弁の弁体廻り拡大断面図であ
る。
【図3】(a)は本発明における弁体全閉状態での縦断
面図、(b)は(a)図のA−A線横断面図である。
【図4】(a)は本発明における弁体全開状態での縦断
面図、(b)は(a)図のA−A線横断面図である。
【図5】(a),(b)は本発明における弁体の外径が
送風通路内径と同一の場合の弁体開閉時の横断面図であ
る。
【図6】従来の円弧状弁形式を示す縦断面図である。
【図7】図6の部分拡大断面図である。
【図8】図6の弁体部分の拡大断面図である。
【図9】図8の弁体斜視図である。
【図10】従来のボール弁型式の縦断面図である。
【図11】図10の部分拡大断面図である。
【図12】従来のバタフライ弁型式の断面図である。
【符号の説明】
1 熱風環状管 2 支元管 3 伸縮管 4 差圧取り出し管 5 流調弁設置短管 6 送風支管 7 デューゼンストック 8 ブローパイプ 9 羽口 10 高炉本体 11 風量制御弁 12 弁体 13 スタッド 14 回転軸 15 仕切弁 16 軸受けハウジング 17 すべり軸受け 18 冷却水通路 19 給脂配管 20 グランドパッキン 21 押さえ金物 22 軸受冷却用フレホース 23 回転軸冷却用フレホース 24 ランタンリング 25 カップリング 26 ギヤードモーター 27 ブラケット 28 ブラケット 29 軸受ハウジング固定用フランジ 30 弁体設置短管側フランジ 31 軸受ハウジング固定用ボルト 32 押さえ金物固定ボルト 33 鉄皮 34 耐火物ライニング 35 弁体 36 弁部 37 弁軸 38 羽口観測用貫通孔 39 グランドパッキン 40 軸受けハウジング 41 操作部材 42 縦孔通路 43 横孔通路 44 開口部 45 弁箱下部 46 弁体フレーム 47 回転レバー 48 駆動側軸 49 反駆動側軸 50 送風通路 51 ギヤードモーター 52 カップリング 53 ユニバーサルジョイント 54 すべり軸受け 55 耐火断熱キャスタブル 56 ガスシール 57 水冷筒 58 継手 59 回転軸 60 セラミックス弁体 61 電動シリンダー 62 弁体設置用短管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉炉下部の羽口より熱風を吹込む送風
    支管内に設置された風量制御弁に於いて、先端を斜めに
    切断した円筒状の弁体が、送風支管内通路の中心線に対
    して斜め方向に分岐した短管内に設置され、さらに該弁
    体が回転軸および軸受けにより回転自在に軸支されるこ
    とを特徴とする高炉送風量の制御弁。
JP7537991A 1991-04-08 1991-04-08 高炉送風量の制御弁 Pending JPH0688114A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7537991A JPH0688114A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 高炉送風量の制御弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP7537991A JPH0688114A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 高炉送風量の制御弁

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Publication Number Publication Date
JPH0688114A true JPH0688114A (ja) 1994-03-29

Family

ID=13574507

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7537991A Pending JPH0688114A (ja) 1991-04-08 1991-04-08 高炉送風量の制御弁

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JP (1) JPH0688114A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5667743A (en) * 1996-05-21 1997-09-16 E. I. Du Pont De Nemours And Company Wet spinning process for aramid polymer containing salts
LU91665B1 (en) * 2010-03-15 2011-09-16 Wurth Paul Sa Hot blast control valve for a metallurgical installation

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990518