JPH0687860B2 - 顎関節の位置のずれを矯正する装置 - Google Patents

顎関節の位置のずれを矯正する装置

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JPH0687860B2
JPH0687860B2 JP4160399A JP16039992A JPH0687860B2 JP H0687860 B2 JPH0687860 B2 JP H0687860B2 JP 4160399 A JP4160399 A JP 4160399A JP 16039992 A JP16039992 A JP 16039992A JP H0687860 B2 JPH0687860 B2 JP H0687860B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯の上下の噛み合せを
正常な咬合状態に保持して、これを習慣づけることによ
り、顎関節の位置のずれを正常に戻すことができる矯正
装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景および従来の技術】人間の顎は、口腔を上
下より囲んでいる部分で、上顎と下顎に分けられる。顎
の中には上下に夫々上顎骨と下顎骨とがあって支柱をな
しており、これら上,下顎骨には歯が植っている。下顎
骨は顎関節によって頭蓋に結びつけられていて、上顎に
対し、前・後・左右方向に運動し、食物を噛んだり、会
話時等に所定の運動をする。
【0003】前記顎関節は68対の筋肉をコントロール
しており、中には脳神経にも影響を与える筋肉もあるこ
とから、前記顎関節の位置はずれることのないよう常に
保持される必要がある。
【0004】しかしながら、上,下の歯の咬合状態がず
れてくる(いわゆる不正咬合)と、当然前記顎関節の位
置もずれてしまい、例えば下顎骨が奥へ押し込まれた場
合、その分だけ頭は前方へ傾くので、それを調整するた
め生体は首の後の筋肉が重い頭を引張って前を向けさせ
るように努力するが、その結果、首の筋肉が緊張し続
け、首筋がこったり、肩がこったりすることになる。そ
して、この無理な筋肉の緊張状態を強いるうちに、首の
骨までゆがみ、頭の位置がずれて、左,右いずれかに傾
いてくる。
【0005】更に、前記首のゆがみが背骨から全身に広
がって行き、重たい頭部が傾くと、これを支える体の位
置がずれてきて、その結果脊椎が曲ってしまうことにな
る。この脊椎は各器官や臓器、筋肉に連らなる神経を守
ると共に、前記脊椎を構成する各椎体の間から多くの神
経が出て、前記各器官や臓器、筋肉に連らなっている
が、脊椎が湾曲してしまうということは一つ一の椎体の
つながりがずれるということで、ずれた椎体から出てい
る神経が圧迫され、前記各器官や臓器、筋肉に影響を与
え、頭痛、耳鳴り、顔面神経痛、肩痛、首痛、腰痛、脊
椎湾曲の原因となると共に、内蔵疾患の原因ともなって
いた。
【0006】しかしながら、顎関節の位置のずれを矯正
する装置は従来全く存在していなかった。確かに従来は
歯列矯正器なるものがあったが、これは歯並びの不揃い
を正常に戻すという装置であって、顎関節の位置のずれ
を正常位置に戻すという作用、効果は奏しない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記歯の不正咬合が顎
関節の位置のずれを生じ、その結果種々な症状が生体に
発生するという問題点に鑑み、本発明者は上顎骨および
下顎骨の歯の咬合状態を正常位置に保持すれば、顎関節
の位置のずれが生じないという点に着目して本発明をな
したものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ラテックスゴ
ム、シリコンゴムまたは医療用PVC等の柔軟な材料に
より、人間の顎および歯の配列形状に合うよう弓形また
はU形状の平面形状にしたベース部分を形成し、且つ該
ベース部分はその外側端縁部分に沿って外方フランジ部
分およびその内側端縁部分に沿って内方フランジ部分を
備え、前記ベース部分は後方端に隣接する後方寄り部分
を最大の厚みとすると共に、該後方寄り部分から先端部
中央に向って徐々に薄くなるテーパが付いており、且つ
前記外方および内方フランジ部分は、ベース部分と共に
歯を受容するための上方および下方通路を形成し、該各
通路は夫々歯の接触面の形状に合うよう、先端部中央か
ら後方端に行くに従い徐々にその巾が広くなるよう形成
されており、更に前記外方および内方フランジ部分は、
その高さにおいて中央先端から後方端に行くに従い徐々
に低くなるテーパが付けられると共に、前記外方フラン
ジ部分は中央先端部分において最大の傾斜角度で内方側
へ緩かに湾曲しており、前記中央先端から後方端方向へ
向ってその傾斜角度が徐々に減少し湾曲面が浅くなるよ
う形成される一方、内方フランジ部分は中央先端部分に
おいて最大の傾斜角度で内方側へ湾曲した深い湾曲面を
有し、前記中央先端から後方端方向へ向ってその傾斜角
度が徐々に減少し、湾曲面が徐々に浅くなる湾曲凹所を
備え、後方端近傍においてはほぼ垂直面になるよう形成
するという手段を採用することにより、上記問題点を解
決した。
【0009】
【作用】上記構成より成る本発明によれば、本発明顎関
節の位置のずれを矯正する装置を口腔内に装着して、症
状に応じて単に1時間程度装着しているのみ、または数
分間下顎骨を上下動させるか、あるいは1日中装着する
ことにより、上,下の歯の咬合状態が正常位置に復帰
し、顎関節の位置のずれがなくなり、正常なバランスを
保つ。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明に係る顎関節の位置のずれを矯正す
る装置10の全体を示す斜視図、図2は同側面図、図3
は左半分を省略した正面図、図4は左半分を省略した平
面図である。前記顎関節の位置のずれを矯正する装置1
0は、人間の顎および歯の配列形状に合うよう幾らか弓
形またはU形状の平面形状にしたベース部分11を有し
ており、該ベース部分11はその外側端縁部分に沿って
外方フランジ部分12、およびその内側端縁部分に沿っ
て内方フランジ部分13を備えている。前記外方および
内方フランジ部分12,13は、夫々口腔内の内面並び
に舌に密接することができるような形状に形成されると
共に、前記外方フランジ部分12の中央先端14の上下
部分においてノッチ15が設けられている。そして、該
ノッチ15は顎関節の位置のずれを矯正する装置10を
上顎骨および下顎骨の中央前方側に位置する2つの歯の
間に配置するための位置決め用として設けられている。
前記ノッチ15は特に設ける必要はなく、該ノッチ15
に代えて位置決め用の目印、例えば垂直の突条を外方フ
ランジ部分12の中央先端14部分の外側面に設けても
よい。
【0011】顎関節の位置のずれを矯正する装置10の
ベース部分11は、最も好ましくは後方端16に隣接す
る、臼歯部分が接触する後方寄り部分17を最大の厚み
とし、且つ該後方寄り部分17から先端部中央18に向
って徐々に薄くなるようなテーパが付いており、且つ前
記ベース部分11は、好ましくは先端部中央18に隣接
して約3mmの厚さを有し、且つ先端部中央18より後
方端16に向って後方寄り部分17において約6mmの
最大の厚さに増加し、次いで後方端16において約4m
mの厚さに減少するよう構成することが推奨される。
【0012】図5〜図11に示すように、外方および内
方フランジ部分12,13はベース部分11と共に、上
顎および下顎の歯の受容のための上方および下方通路1
9,20を形成し、且つ該各通路19,20は上顎骨お
よび下顎骨の歯の接触面の形状に合うよう、先端部中央
18から後方端16に行くに従い徐々にその巾が広くな
るよう形成されており、また前記外方および内方フラン
ジ部分12,13は、顎関節の位置のずれを矯正する装
置10を口腔内に挿入しやすいようにその高さにおいて
も中央先端14,21部分が最も高く、後方端16に行
くに従い徐々に低くなるテーパが付いている。
【0013】ベース部分11はその上面でほぼ平面また
は平らであり、且つベース部分11は先端部中央18部
分から後方寄り部分17にかけて徐々に厚みを増やすよ
うに形成され、図8に示す後方寄り部分17において最
大の厚みを有し、且つ該後方寄り部分17から後方端1
6にかけて図9〜図11に示すように厚みが徐々に減少
している。
【0014】外方フランジ部分12は中央先端14部分
において内方フランジ部分13側へ湾曲傾斜しており、
且つ前記外方フランジ部分12の湾曲傾斜角度は、中央
先端14の位置において最大の傾斜角度で緩かに湾曲し
た湾曲面22を有し(図5参照)、そして図6〜図10
に示すように中央先端14から後方端16方向に向って
その傾斜角度が徐々に減少し湾曲面が徐々に浅くなるよ
う形成されている。前記図5の中央先端14の位置にお
ける最大傾斜角度θは、好ましくは7度とすることが推
奨される。
【0015】また内方フランジ部分13は、図5に示す
ように中央先端21において最大の傾斜角度で湾曲した
深い湾曲面23を備え、そして図6〜図11に示すよう
に中央先端21から後方端16方向に向ってその傾斜角
度が徐々に減少し湾曲面が徐々に浅くなり、後方端近傍
においてはほぼ垂直面になるよう形成されている。
【0016】内方フランジ部分13は、使用者の舌の位
置を決めるため、ベース部分11方向へ向けられた湾曲
凹所24を設けると共に、口腔内における顎関節の位置
のずれを矯正する装置10の保持を確実にするため、ほ
ぼ断面弓状に形成されている。
【0017】前記ベース部分11、内,外方フランジ部
分12,13により形成された顎関節の位置のずれを矯
正する装置10は、上,下顎の歯の正常な咬合状態にお
ける輪郭を表現したような形状になっている。本発明顎
関節の位置のずれを矯正する装置10は、ラテックスゴ
ム、シリコンゴムまたは医療用PVC材料により形成す
ることが推奨されるが、他の柔軟な合成樹脂材料によっ
ても形成することができる。
【0018】次に、本発明顎関節の位置のずれを矯正す
る装置の作用について説明する。顎関節の位置のずれを
矯正する装置10を使用者が口腔内に挿入し、上顎の歯
をベース部分11の上面に、また下顎の歯をベース部分
11の下面に接触させると共に、外方フランジ12の内
周面に上顎および下顎の歯の外側面を摺接させ、更に内
方フランジ13の湾曲凹所24に舌の外側周面を摺接さ
せて顎関節の位置のずれを矯正する装置10を口腔内に
装着する。
【0019】前記顎関節の位置のずれを矯正する装置1
0を口腔内に装着し、口を閉じているだけの状態におい
ても、ベース部分11、外方および内方フランジ部分1
2,13の弾発力により、上顎および下顎の歯の咬合状
態が正常に復帰すると共に、前記歯が正常な咬合位置に
復帰することにより、顎関節の位置のずれがなくなり、
顎関節の位置のずれを矯正する装置10の使用を習慣づ
けることにより、最終的には顎関節の位置のずれを矯正
する装置を使用しないでも顎関節の位置のずれをなくす
ことができるのである。
【0020】すなわち、図12に示すように、誤配列さ
れた上顎25と下顎26の不完全な咬合状態において、
上顎25と歯の後方に配置された下顎26とが不正咬合
状態にあると、顎関節の位置がずれて筋肉が緊張すると
共に、頚椎の配列に異状を来たし、痛みを生じさせる。
そこで、本発明顎関節の位置のずれを矯正する装置10
を口腔内に装着すると、図13に示すように上顎25お
よび下顎26の位置は整復され、下顎26が異常位置に
あることから生ずる顎関節の位置のずれが矯正される。
【0021】また、顎関節の位置のずれが中程度の場合
は頭部および首部の筋肉を運動させ、且つ顔の筋肉への
酸素の流れを改善するために、顎関節の位置のずれを矯
正する装置10は10分間位静かに咬むようにして使用
される。更にまた、顎関節の位置のずれを矯正する装置
10は歯軋り、起床時における筋肉の硬直または頭痛を
軽減するため就寝時に装着することもできる。
【0022】図14,図15は他の実施例を示す斜視図
と要部断面図であり、顎関節の位置のずれを矯正する装
置10の外方フランジ部分12の中央先端14付近の内
側面の上下部に複数個の突起23を突設してあり、顎関
節の位置のずれを矯正する装置10を口腔内に装着する
ことにより、前記複数個の突起27が歯茎に当接してこ
れを押圧して、歯茎をマッサージすることができる。
【0023】また、図16はスポーツ選手など激しい運
動をする人に便なるよう形成された顎関節の位置のずれ
を矯正する装置10の他の実施例を示す斜視図であり、
前記激しい運動をする人はその運動時に歯を強く咬みし
めるためにベース部分11の厚みを前記実施例のものの
2倍程度の厚みに形成すると共に、外方フランジ部分1
2の中央先端14部分に、多くの空気を吸入できるよう
に空気吸入孔28が設けられている。
【0024】また更に、図17は乳幼児に適する顎関節
の位置のずれを矯正する装置10の他の実施例を示す斜
視図であり、外方フランジ部分12の中央先端14部分
にハンドル29が外方に向って突設されており、該ハン
ドル29は好ましくは把持を容易にするため適宜形状の
拡大頭部30が設けられている。
【0025】図17の実施例における顎関節の位置のず
れを矯正する装置10は乳幼児用のため、全体的に小さ
く形成され、母親等が前記ハンドル29を持って乳幼児
の口腔内に顎関節の位置のずれを矯正する装置10を装
着して使用する。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば顎関節の位
置のずれの症状が軽い場合、本発明装置を口腔内に装着
するのみでも、顎関節の位置のずれを矯正する装置の弾
発力により、上顎および下顎の歯は夫々正常な咬合位置
に矯正されると共に、顎関節の位置のずれが矯正され、
顎関節の位置のずれや顎関節の位置の緊張に基づく頭
痛、耳鳴り、顔面神経痛、肩痛、首痛、腰痛や背柱湾曲
等を防止するという効果を有する。更に、顎関節の位置
のずれの症状が重い場合、ベース部分を歯で静かに噛み
合わせて噛み合せ運動を繰返すことにより、上顎および
下顎の歯は夫々正常な咬合位置に矯正されると共に、顎
関節の位置のずれが矯正され、顎関節の位置のずれや顎
関節の位置の緊張に基づく頭痛や背柱湾曲等を防止する
という効果を有する。請求項2記載の発明によれば、前
記請求項1記載の効果の外に、歯茎をマッサージして、
血行を促進し歯茎を強化するという効果を有する。請求
項3記載の発明によれば、前記請求項1記載の効果の外
に、スポーツ競技者などの運動をする人が顎関節の位置
のずれを矯正する装置を装着したままでも呼吸がしやす
く、スポーツ競技中でも装着できるという効果を有す
る。請求項4記載の発明によれば、前記請求項1記載の
効果の外に、乳幼児にも使用できるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明顎関節の位置のずれを矯正する装置の斜
視図である。
【図2】本発明顎関節の位置のずれを矯正する装置の側
面図である。
【図3】本発明顎関節の位置のずれを矯正する装置の左
半分を省略した正面図である。
【図4】本発明顎関節の位置のずれを矯正する装置の左
半分を省略した平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【図7】図4のC−C線断面図である。
【図8】図4のD−D線断面図である。
【図9】図4のE−E線断面図である。
【図10】図4のF−F線断面図である。
【図11】図4のG−G線断面図である。
【図12】不正咬合状態における頭骨および顎の状態を
示す概略図である。
【図13】本発明顎関節の位置のずれを矯正する装置を
不正咬合の患者に使用したときの頭骨および顎の状態を
示す概略図である。
【図14】本発明顎関節の位置のずれを矯正する装置の
他の実施例を示す斜視図である。
【図15】本発明顎関節の位置のずれを矯正する装置の
他の実施例を示す要部の断面図である。
【図16】本発明顎関節の位置のずれを矯正する装置の
更に他の実施例を示す要部の断面図である。
【図17】本発明顎関節の位置のずれを矯正する装置の
また更に他の実施例を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
10 顎関節の位置のずれを矯正する装置、 11 ベ
ース部分、 12 外方フランジ部分、 13 内方フ
ランジ部分、 14 外方フランジ部分の中央先端、
16 後方端、 17 後方寄り部分、 18 ベース
部分の先端部中央、 19 上方通路、 20 下方通
路、 21 内方フランジ部分の中央先端、 22 湾
曲面、 23 深い湾曲面 24 湾曲凹所。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラテックスゴム、シリコンゴムまたは医
    療用PVC等の柔軟な材料により、人間の顎および歯の
    配列形状に合うよう弓形またはU形状の平面形状にした
    ベース部分を形成し、且つ該ベース部分はその外側端縁
    部分に沿って外方フランジ部分およびその内側端縁部分
    に沿って内方フランジ部分を備え、前記ベース部分は後
    方端に隣接する後方寄り部分を最大の厚みとすると共
    に、該後方寄り部分から先端部中央に向って徐々に薄く
    なるテーパが付いており、且つ前記外方および内方フラ
    ンジ部分は、ベース部分と共に歯を受容するための上方
    および下方通路を形成し、該各通路は夫々歯の接触面の
    形状に合うよう、先端部中央から後方端に行くに従い徐
    々にその巾が広くなるよう形成されており、更に前記外
    方および内方フランジ部分は、その高さにおいて中央先
    端から後方端に行くに従い徐々に低くなるテーパが付け
    られると共に、前記外方フランジ部分は中央先端部分に
    おいて最大の傾斜角度で内方側へ緩かに湾曲しており、
    前記中央先端から後方端方向へ向ってその傾斜角度が徐
    々に減少し湾曲面が浅くなるよう形成される一方、内方
    フランジ部分は中央先端部分において最大の傾斜角度で
    内方側へ湾曲した深い湾曲面を有し、前記中央先端から
    後方端方向へ向ってその傾斜角度が徐々に減少し、湾曲
    面が徐々に浅くなる湾曲凹所を備え、後方端近傍におい
    てはほぼ垂直面になるよう形成されたことを特徴とする
    顎関節の位置のずれを矯正する装置。
  2. 【請求項2】 ラテックスゴム、シリコンゴムまたは医
    療用PVC等の柔軟な材料により、人間の顎および歯の
    配列形状に合うよう弓形またはU形状の平面形状にした
    ベース部分を形成し、且つ該ベース部分はその外側端縁
    部分に沿って外方フランジ部分およびその内側端縁部分
    に沿って内方フランジ部分を備え、前記ベース部分は後
    方端に隣接する後方寄り部分を最大の厚みとすると共
    に、該後方寄り部分から先端部中央に向って徐々に薄く
    なるテーパが付いており、且つ前記外方および内方フラ
    ンジ部分は、ベース部分と共に歯を受容するための上方
    および下方通路を形成し、該各通路は夫々歯の接触面の
    形状に合うよう、先端部中央から後方端に行くに従い徐
    々にその巾が広くなるよう形成されており、更に前記外
    方および内方フランジ部分は、その高さにおいて中央先
    端から後方端に行くに従い徐々に低くなるテーパが付け
    られると共に、前記外方フランジ部分は中央先端部分に
    おいて最大の傾斜角度で内方側へ緩かに湾曲しており、
    前記中央先端から後方端方向へ向ってその傾斜角度が徐
    々に減少し湾曲面が浅くなるよう形成される一方、内方
    フランジ部分は中央先端部分において最大の傾斜角度で
    内方側へ湾曲した深い湾曲面を有し、前記中央先端から
    後方端方向へ向ってその傾斜角度が徐々に減少し、湾曲
    面が徐々に浅くなる湾曲凹所を備え、後方端近傍におい
    てはほぼ垂直面になるよう形成され、更に前記外方フラ
    ンジ部分の中央先端付近の内側面に複数個の突起を突設
    したことを特徴とする顎関節の位置のずれを矯正する装
    置。
  3. 【請求項3】 ラテックスゴム、シリコンゴムまたは医
    療用PVC等の柔軟な材料により、人間の顎および歯の
    配列形状に合うよう弓形またはU形状の平面形状にした
    ベース部分を形成し、且つ該ベース部分はその外側端縁
    部分に沿って外方フランジ部分およびその内側端縁部分
    に沿って内方フランジ部分を備え、前記ベース部分は後
    方端に隣接する後方寄り部分を最大の厚みとすると共
    に、該後方寄り部分から先端部中央に向って徐々に薄く
    なるテーパが付いており、且つ前記外方および内方フラ
    ンジ部分は、ベース部分と共に歯を受容するための上方
    および下方通路を形成し、該各通路は夫々歯の接触面の
    形状に合うよう、先端部中央から後方端に行くに従い徐
    々にその巾が広くなるよう形成されており、更に前記外
    方および内方フランジ部分は、その高さにおいて中央先
    端から後方端に行くに従い徐々に低くなるテーパが付け
    られると共に、前記外方フランジ部分は中央先端部分に
    おいて最大の傾斜角度で内方側へ緩かに湾曲しており、
    前記中央先端から後方端方向へ向ってその傾斜角度が徐
    々に減少し湾曲面が浅くなるよう形成される一方、内方
    フランジ部分は中央先端部分において最大の傾斜角度で
    内方側へ湾曲した深い湾曲面を有し、前記中央先端から
    後方端方向へ向ってその傾斜角度が徐々に減少し、湾曲
    面が徐々に浅くなる湾曲凹所を備え、後方端近傍におい
    てはほぼ垂直面になるよう形成され、更に外方フランジ
    部の先端中央に空気注入孔を設けたことを特徴とする顎
    関節の位置のずれを矯正する装置。
  4. 【請求項4】 ラテックスゴム、シリコンゴムまたは医
    療用PVC等の柔軟な材料により、人間の顎および歯の
    配列形状に合うよう弓形またはU形状の平面形状にした
    ベース部分を形成し、且つ該ベース部分はその外側端縁
    部分に沿って外方フランジ部分およびその内側端縁部分
    に沿って内方フランジ部分を備え、前記ベース部分は後
    方端に隣接する後方寄り部分を最大の厚みとすると共
    に、該後方寄り部分から先端部中央に向って徐々に薄く
    なるテーパが付いており、且つ前記外方および内方フラ
    ンジ部分は、ベース部分と共に歯を受容するための上方
    および下方通路を形成し、該各通路は夫々歯の接触面の
    形状に合うよう、先端部中央から後方端に行くに従い徐
    々にその巾が広くなるよう形成されており、更に前記外
    方および内方フランジ部分は、その高さにおいて中央先
    端から後方端に行くに従い徐々に低くなるテーパが付け
    られると共に、前記外方フランジ部分は中央先端部分に
    おいて最大の傾斜角度で内方側へ緩かに湾曲しており、
    前記中央先端から後方端方向へ向ってその傾斜角度が徐
    々に減少し湾曲面が浅くなるよう形成される一方、内方
    フランジ部分は中央先端部分において最大の傾斜角度で
    内方側へ湾曲した深い湾曲面を有し、前記中央後端から
    後方端方向へ向ってその傾斜角度が徐々に減少し、湾曲
    面が徐々に浅くなる湾曲凹所を備え、後方端近傍におい
    てはほぼ垂直面になるよう形成され、更に外方フランジ
    部分の前端中央にハンドルを突設したことを特徴とする
    顎関節の位置のずれを矯正する装置。
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