JPH0687799B2 - 酵素阻害によるテオフイリンの分析用分析素子,組成物および方法 - Google Patents

酵素阻害によるテオフイリンの分析用分析素子,組成物および方法

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JPH0687799B2
JPH0687799B2 JP61006587A JP658786A JPH0687799B2 JP H0687799 B2 JPH0687799 B2 JP H0687799B2 JP 61006587 A JP61006587 A JP 61006587A JP 658786 A JP658786 A JP 658786A JP H0687799 B2 JPH0687799 B2 JP H0687799B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は臨床化学及びヒト生体液(又はヒトの生物学的
流体、以下同じ)のテオフィリンの分析に関する。更に
詳しくは、本発明は、ヒト生体液中のテオフィリン分析
用の乾式分析素子、分析用組成物及び分析方法に関す
る。
〔従来技術〕 テオフィリンはぜん息(asthema)及び肺の疾病(pulmo
nary diseases)などの治療にしばしば投与されている
薬である。この薬を重大な副作用を起すことなく継続的
に投薬するためには、テオフィリンの治療使用範囲は比
較的狭い、即ち1〜2mg/dlであるので、頻繁に注意深く
患者をチェックする必要がある。
ヒト血清中のテオフィリンの量を分析するのに多くの技
術が知られている。しかしながら、これらの技術のほと
んどは重大な欠陥を有している。例えば、公知の分光光
度分析方法は多量のサンプルや過度な前処理を必要と
し、更にカフェインやテオブロミンのような類似構造の
キサンチン類の妨害を受けやすいという欠点がある。公
知のガスクロマトグラフ法は一層特殊であるが、関連設
備を必要としかつ分析に時間がかかるという問題があ
る。
非アイソトープ免疫分析技術は、迅速に結果が得られ簡
便であるので、最も頻繁に使用されている。免疫分析は
一般に十分な感度を与えるが、最近患者の腎臓の状態や
分析に使用する抗体の特異性などにより非常に高い結果
を生ずることが知見された。更に免疫分析は一般に高価
でしかも安定性に限界のある試薬の使用を必要とする問
題がある。
高性能を液体クロマトグラフィー技術も知られている。
この技術は試験試料の前処理によって特異性が変動す
る。有機抽出工程が分析の精度及び特異性を改良するの
に必要である。多くのクロマトグラフ法は共通の抗生物
質を含む多くの物質による妨害作用を受けやすい。別の
欠点は高価な機器や分析操作のために特殊技術を有する
スタッフを必要とすることである。
テオフィリンはそのアルカリホスファターゼ活性の阻害
効果を測定することによって分析できることが知られて
いる。しかしながら、この方法でヒト生体液を分析する
と、内因性の(又は生体由来の)アルカリホスファター
ゼが分析に影響して分析結果を高い側にもたらしてその
精度を悪くすることが知られている。従って、この問題
を避けるために、分析に先立って、内因性のアルカリホ
スファターゼを何らかの方法で破壊又は除去しなければ
ならない。
B.Vinet及びL.Zizianの文献〔Clin.Chem.25:8,1370〜13
72頁(1979)〕には、ヒト血清のテオフィリン分析が記
載されており、この方法によれば、テオフィリンの実際
の分析に先立って700ホルム/イソプロパノールを用い
て血清サンプルから薬剤を抽出して、未知量の内因性ア
ルカリホスファターゼからテオフィリンを分離してい
る。テオフィリンの量は、pH9.4で、テオフィリンの存
在によって生ずるウシのアルカリホスファターゼ活性の
阻害量を測定することによって実施している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記したテオフィリン分析法は、いくつ
かの重大な欠点がある。この分析は溶液分析に限定され
る。更に、この分析は、薬剤の実際の分析前に、内因性
のアルカリホスファターゼをテオフィリンから分離する
ための多段抽出工程のために遅く、時間がかかる。
従って、内因性のアルカリホスファターゼによって影響
されずに、しかも面倒な前処理又は抽出技術を必要とす
ることのない、テオフィリンの簡単で迅速な分析方法に
対するニーズが依然としてある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ヒト生体液中のテオフィリン分析用の乾式分
析素子でもって公知のテオフィリン分析の問題を克服す
ることを目的とする。
本発明に従えば、pH9以下でアルカリホスファターゼの
同位酵素用基質に作用することができるアルカリホスフ
ァターゼの同位酵素を含む第一のゾーン及び前記同位酵
素用基質を含む第二のゾーンを含み、かつ前記第一及び
第二のゾーンの少なくとも一方が多孔性展開ゾーンであ
り、そして第一及び第二のゾーンは流体接触するように
配され、更に分析中に9以下のpHを保持する緩衝剤を含
んで成るヒト生体液中のテオフィリン分析用の乾式分析
素子が提供される。
本発明に従ったヒト生体液中のテオフィリン分析用の分
析組成物は、pH9以下でアルカリホスファターゼの同位
酵素用基質に作用することができるアルカリホスファタ
ーゼの同位酵素、前記同位酵素に対する基質、及び組成
物をpH9以下に保持する緩衝剤を含んで成る。
更に、本発明に従ったヒト生体液中のテオフィリン分析
方法は、(A)pH9以下においてアルカリホスファター
ゼの同位酵素に対する基質に作用することができる前記
同位酵素及び同位酵素用基質の両方とヒト生体液の試料
とをpH9以下で物理的に接触せしめ、そして(B)検知
可能な変化を測定する工程を含んで成る。
〔実施態様の説明〕
本発明は、ヒト生体液中のテオフィリンの分析に関す
る。特に本発明は、内因性アルカリホスファターゼ(即
ち、自然に存在している酵素)をその任意の酵素形態で
(例えば肝臓、腸、胎盤、骨における)含む、ヒト生体
液中のテオフィリンを分析するのに使用することができ
る。例えば、本発明はヒト血清、全血、血しょう、脊髄
液、痰、胆汁、唾液などの分析に有利に使用することが
できる。また、ヒトの骨格筋、腎臓、胎盤、心臓、腸、
肺又はその他の組織のようなヒトの組織の流体試料を分
析するのに本発明を使用することもできる。本発明の実
施に使用される好ましい生体液はヒトの血清及び全血で
ある。分析流体は希釈してもよいし、そのまま希釈しな
くてもよい。
本発明の実施に際し、テオフィリンは、多くの基質に作
用して検知可能な反応生成物を生ずることができる酵
素、アルカリホスファターゼの活性を阻害することによ
って測定される。例えば、次の代表的反応は典型的な基
質、p−ニトロフェニルホスフェートを用いたアルカリ
ホスファターゼの作用による検知可能な色素の生成を示
す。
この生成色素は次に適当な分光光度検知装置で比色的に
検出することができる。基質及び酵素と接触した試験サ
ンプル中に存在するテオフィリンの量は測定した色素の
量に逆比例する。
本発明はpH9以下、好ましくはpH7〜9で実施する。本発
明者はヒトの流体中の内因性アルカリホスファターゼが
pH9以下で実質的な活性を呈さないことを見出した。従
って、試験サンプル中のアルカリホスファターゼのヒト
同位酵素の存在はpH9以下で実施するテオフィリンの分
析に悪影響を及ぼさない。しかしながら、pH9以下の環
境中で不活性化されないアルカリホスファターゼの同位
酵素は分析に使用してテオフィリンの存在を示すことが
できる。所望の性質、即ちpH9以下で測定できる活性を
有する。任意の適当な入手源からの同位酵素が本発明の
実施に有用である。特に有用な同位酵素はウシ源から得
られるもの、例えば、牛、子牛などの組織及び機関(例
えば肝臓)から得られるものである。その他の種々の入
手源、例えば微生物、鳥類及びヒト以外の哺乳動物から
得られる同位酵素も有用である。なお、本発明の実施に
有用な同位酵素を見つけることは、十分、臨床化学の作
業者の技術範囲内である。このことは、同位酵素とその
基質を混合してpH9以下での酵素反応によって検知可能
な変化が生ずるか否か(例えば色素が形成されるか否
か)を見ることによって実施することができる。
本発明の実施に際しては種々のアルカリホスファターゼ
基質の一種もしくはそれ以上を使用することができる。
使用する基質は前記同位酵素との反応によって、直接検
知可能な変化を生ずるもの、例えば色原体(又は色素
原)、蛍光原(fluorogen),ラジオアイソトープでラ
ベルされた化学種などのような1種又はそれ以上の検知
可能な反応生成物に転化するものでなければならない。
分析中に測定する検知可能な変化は、前記したような検
知可能な生成物の出現又は消失とすることができ、また
或る検知可能な物から別の検知可能な生成物の変化であ
ってもよい。或いは、検知可能な変化は、同位酵素の基
質に対する作用によって開始される一連の反応によって
もたらされるものとすることもできる。例えば、アルカ
リホスファターゼ同位酵素は基質に作用して反応試薬を
生成し、これらを次の別の一種又はそれ以上の反応に使
用して検知可能な生成物を生成することができる。検知
可能な生成物は直接測定してもよいし、又は測定のため
に物理的分離や処理を必要としてもよい。
本発明の好ましい態様では、分析によって酵素反応の検
知可能な生成物として色素原又は蛍光原が生成する。一
般的に言えば、このような反応に有用な基質は酵素反応
の間に基質分子から開裂されるホスフェート基を有す
る。このような基質はリン酸又はその塩の有機モノ又は
ジエステルを含む。特に有用な基質の例は、p−ニトロ
フェニルホスフェート、フェノールフタレインモノホス
フェート、フェノールフタレインジホスフェート、チモ
ールフタレインモノホスフェート、インドキシルホスフ
ェート、フェニルホスフェート、α−ナフトールホスフ
ェート、β−ナフトールホスフェート、α−グリセロー
ルホスフェート、o−メチルフルオレセインホスフェー
ト、o−カルボキシフェニルホスフェート、これらのア
ルカリ金属塩並びに業界公知のもの(例えば米国特許第
3425912号及び欧州特許出願第61731号参照)である。好
ましい基質はp−ニトロフェニルホスフェート及び4−
(4−ニトロ−2−メチルスルホニルフェニルアゾ)ナ
フトール−1−ホスフェートである。
本発明に従ったテオフィリン分析は溶液又は乾式分析素
子を用いて実施することができる。いずれの場合にも、
同位酵素及び基質は液体試験サンプルと接触するまで別
々に保持しなければならない。
溶液分析においては、同位酵素及び基質は一般に適当な
容器(例えば、試験管、ペトリ皿、ビーカー、キュベッ
トなど)中で液状試験サンプルと混合される。生成反応
混液は所望なら適当な温度で或る時間インキュベートす
ることができる。次に反応混液を、必要なら一般的な検
出装置及び手順を用いて得られた検知可能な変化を測定
して評価することができる。何の変化も生じない場合に
は、試験サンプル中のテオフィリンの存在によってホス
ファターゼ活性は完全阻害されている。しかしながら、
変化が生じた場合には得られた変化量は液体サンプル中
のテオフィリンの量と相関する。反応混液はpH9以下、
好ましくはpH7〜9に緩衝させる。本発明の実施に際し
ては、分析中に系のpHを9以下に保持することのできる
任意の適当な緩衝剤又はその混合物を用いることができ
る。本発明において使用される代表的な緩衝剤(もっと
も本発明をこれらに限定するものでないことはいうまで
もないか)はトリス(ヒドロキシメチル)アミノエタン
・HCl、グリシルグリシン、N−トリス(ヒドロキシメ
チル)−メチル−2−アミノエタンスルホン酸、N−2
−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−エタンスル
ホン酸及びその他の業界で公知のもの(例えば、Goodら
のBiochem.5(2),467〜477頁,1966年参照)である。
或いは、分析に必要な反応試薬は別のソースから得るこ
とができ、そして一緒にして分析用組成物とすることが
できる。
本発明を溶液分析として実施する場合には、試薬量は使
用する基質に依って変動させることができる。しかしな
がら、一般にはアルカリホスファターゼ同位酵素は50〜
5000I.U./l、好ましくは250〜2500I.U./lである。同位
酵素用基質は一般に1〜100ミリモル濃度、好ましくは1
0〜50ミリモル濃度の量で存在する。緩衝剤は、使用す
る緩衝剤に依って、反応混液のpHを所望の9以下に保持
するのに適当な量で使用する。これらの緩衝剤量は臨床
化学の当業者によって容易に決定することができるもの
であるが、一般には0.2モル濃度未満である。
所望なら、別の任意の試薬を反応混液に添加することも
できる。例えば、同位酵素の活性化のために金属イオン
活性化剤を添加することができる。そのような活性化剤
としては、遊離又は塩の型(例えばアスパラギン酸塩、
酢酸塩、塩化物、硫酸塩など)で、Mg++,Co++,Mn++,Ca
++,Zn++,Sr++,Fe++などの二価カチオンをあげることが
できる。或いは、試験サンプル中の内因性アルカリホス
ファターゼのレベルが異常に高い場合には酵素活性抑制
剤又は阻害剤を使用することができる。有用な抑制剤と
してはフェニルアラニンやテトラアミソールをあげるこ
とができる。このような抑制剤は、有利なことに、ヒト
以外のアルカリホスファターゼ同位酵素の活性に影響を
及ぼさない。
更に、ホスフェート基質を使用する場合には、一種又は
それ以上のホスフェート受容体を反応混液中に含ませて
酵素反応速度を増大させるのが好ましい。かかる化合物
は、当業界において、それが基質から開裂したホスフェ
ート部分の受容体として作用すると共に、緩衝剤として
作用するので、リン酸基転移可能な緩衝剤としても知ら
れている。有用なホスフェート受容体としてはアミノア
ルコール及びその誘導体、又は脂肪族アミンをあげるこ
とができ、特にアミノアルコールが有用である。このよ
うな化合物の具体例は当業界において周知である。
本発明の方法は乾式分析素子を用いて実施することもで
き、この素子は吸収性担持物質、例えば過用の紙やス
トリップのような自己支持性吸収性又は吸収剤物質の薄
いシートに前記した緩衝剤、同位酵素及び基質を含ませ
て成る。この素子(又は要素)は二つのゾーン(又は帯
域)に分けられ、同位酵素と基質とはそれぞれ別々のゾ
ーンに組み入れられる。このような素子は業界において
テストストリップ(試験片)、診断素子、浸漬スティッ
ク、診断薬剤として知られているものである。
乾式分析素子に使用する場合には、反応試薬は、浸染、
吸収、浸漬、塗布又はその他の適当な技術によって適当
な吸収性担持物質中に含ませることが出来る。有用な吸
収性物質は、水又は血清もしくは全血のような生体液に
曝した場合に、不溶性でその構造的一体性を保持するも
のである。有用な素子は紙、多孔性の粒状構造体、多孔
性ポリマーフィルム、セルロース、木材、ガラス繊維、
織布及び非織布(合成及び非合成)などから製造するこ
とができる。かかる素子を製造するのに有用な材料及び
方法は、例えば米国特許第3092465号、同第3802842号、
同第3915647号、同第3917453号、同第3936357号、同第4
248829号、同第4255384号、同第4270920号及び同第4312
834号並びに英国特許第2052057号に例示されているよう
に業界において周知のことである。前記した2つのゾー
ンは重ね合せた別の層とすることができ、また単一層中
に限定された区域とすることもできる。これらは、同一
又は異なった材料から構成することができ、積層又はそ
の他の適当な技術によって一体化することができる。
本発明の乾式分析素子の少なくとも一つの必須のゾーン
は、好ましくは吸収性担持物質として作用する多孔性の
展開(spreading)ゾーンとする。このゾーンは自己支
持性(即ちその一体性又は自立性を保持するのに十分な
硬質材料から成るもの)とすることができるが、別の非
孔性支持体上に担持させるのが好ましい。かかる支持体
は寸法的に安定で、好ましくは200nmと900nmの間の波長
の電波放射を透過する透明(即ち放射線又は幅射線透過
性)材料とすることができる。
前記多孔性展開ゾーンは、任意の適当な繊維状又は非繊
維状材料又はこれら一方もしくは両方の混合材料から製
造することができる。このゾーンの空隙容積及び平均孔
寸法は使用目的によって変えることができる。
有用な展開ゾーンは、米国特許第4292272号に記載のよ
うに、繊維材料を用いて、適当な結合剤物質と混合する
か、又は布帛に織って製造することができる。或いは、
そして好ましくは、展開ゾーンは、例えば米国特許第39
92158号及び同第4258001号、西独OLS第3150102号及び日
本特許公報57-101760号に記載のように、結合接着剤を
使用して又は使用せずに一緒に結合したビーズのような
粒状物質、又は例えばブラッシュ(blush)ポリマーの
ようなポリマー組成物から製造することができる。
本発明の素子は二つの必須ゾーンを有し、その少なくと
も一方は好ましくは多孔性の展開ゾーンである。他の必
須のゾーンは、当業界において知られているように、反
応試薬ゾーン又は記録ゾーンとすることができる。本発
明の素子は、上記二つの必須ゾーンに加えて、これらに
限定するわけではないが別の展開ゾーン、幅射遮断又は
フィルターゾーン、下塗(subbing)ゾーン、バリヤー
ゾーンなどのような別のゾーンを有することができる。
好ましくは、前記二つの必須ゾーンの間に下塗層を設け
て分析をするまで反応試薬を別個に保持するのを補助す
ることができる。これらのゾーンは一般には互いに流体
接触するように配置される。即ち、流体、反応試薬及び
反応生成物(例えばカラー色素)は隣接ゾーンの重ね合
さった領域の間を通過又は移動することができるように
されている。前述の引用文献のほかに、適当な素子成分
は、例えば米国特許第4042335号、同第4132528号及び同
第4144306号などに記載されている。
本発明の好ましい態様は、支持体及びその上にこの順で
しかも流体接触状態で配置された前述の同位酵素を含む
第一の層、放射線遮断層、下塗層、そして同位酵素用の
基質を含む多孔性展開層から成る素子である。第一の層
も多孔性展開層とすることができるが、好ましくはそれ
は一種もしくはそれ以上の親水性バインダー(例えばゼ
ラチン、ビニルピロリドンポリマー、アクリルアミドポ
リマーなど)、界面活性剤、媒染剤、及びその他の補助
剤を含む試薬層又は記録層である。
この好ましい素子は、場合によっては、第二の多孔性展
開層を含むこともでき、この層は第一の多孔性展開層の
材料と同一又は異なった材料から構成して素子の最外層
とすることができる。例えば、第一の展開層は米国特許
第3992158号に従って製造したブラッシュポリマーから
構成し、そして第二の展開層は前述の粒状材料から構成
することができる。
本発明の素子は、前述の一種又はそれ以上の緩衝剤を含
み、この緩衝剤は素子を分析に使用する時に素子中の反
応環境のpHを9以下に保持する。また、素子が前述の一
種又はそれ以上の金属活性化剤及びホスフェート受容体
を含むのも好ましい。
本発明の素子においては、同位酵素及び基質の量は広範
囲に変動させることができる。一般には、本発明の素子
は10〜50I.U./m2、好ましくは20〜40I.U./m2の同位酵素
を含む。同位酵素の基質は一般に1〜5g/m2、好ましく
は2〜4g/m2の量で存在する。緩衝剤は、分析を行わん
とするpH及び試験サンプルの容積などに依って変動する
が一般には比較的少量存在する。しかし、pHが7〜9で
サンプル容積が1〜100μlの場合には緩衝剤の量は一
般には0.1〜0.7g/m2である。素子中に含ませるその他の
任意的な補助剤は臨床化学の当業者の常識内の量で配合
することができる。この明細書の開示において、I.U.は
同位酵素活性の国際単位で1国際単位(I.U.)は当該同
位酵素の標準pH及び温度条件で1分間当りに基質1マイ
クロモルの転化を触媒するのに必要な同位酵素活性量と
して定義される。
本発明に従えば、分析方法に依って、いろいろの異なっ
た素子を製造することができる。素子は、例えば所望の
幅の長いテープ、シート、スライド又はチップなどの様
々な型に形成することができる。
本発明の分析は手動又は自動のいずれともすることがで
きる。一般には、乾式素子を用いる場合には、テオフィ
リン分析は素子を供給ロール、チップパケット又はその
他の供給源から素子を取り出し、それを試験すべき液体
サンプル(例えば1〜100μl)と物理的に接触させる
ことによって実施する。この接触は、任意の適当な方
法、例えば素子をサンプル中に浸漬したり、或いは好ま
しくは素子に適当な分配手段でサンプルの一滴を手又は
機械でスポットとして適用することによって行なうこと
ができる。
サンプルの適用後、素子はインキュベーション、加熱な
どの任意のコンディショニングを施す。これはテスト結
果を迅速に又は容易に得るのに好ましい。
次に、素子中に存在するアルカリホスファターゼが、サ
ンプル中のテオフィリンによって阻害されないアルカリ
ホスファターゼの存在量に基づく速度で基質の反応を触
媒する。反応生成物の生成に基づく検知可能な変化(例
えば色素生成)速度は、反射又は透過分光測光用の適当
な装置を備えたゾーンを通過させることによって定量す
ることができる。適当な分光測光装置及び方法は当業界
において周知のものである。別の適当な測定手段として
蛍光分光分析、放射線分析、酵素ラベル法などを用いる
こともできる。テオフィリンの量は測定反応速度に逆比
例する。
例えば、p−ニトロフェニルホスフェートを基質として
使用した場合には、非阻害酵素反応はp−ニトロフェノ
ールを生成し、これは汎用の分光光度計を用いて400nm
で測定することができる。定量可能な変化速度(例えば
色変化速度)は基質反応の速度に直接関連し、そしてサ
ンプル中のテオフィリンの濃度に間接に関連する。
本発明の実施を説明する以下の例においては、以下の材
料を使用した。
ウシ(beef)肝臓アルカリホスファターゼ同位酵素、p
−ニトロフェニルホスフェート及びトリス(ヒドロキシ
メチル)アミノメタン・HCl緩衝剤(シグマケミカル
社、米国ミズリー州セントルイス)、エスタン(ESTAN
E)(ビー・エフ・グッドリッチ社、米国オハイオ州ク
リーブランド、ポリウレタン樹脂)、トリトン(Trito
n)X−102,X−200及びX−405界面活性剤(ロームアン
ドハース社、米国ペンシルヴァニア州フィラデルフィ
ア)並びにその他の材料(イーストマンオルガニックケ
ミカル社、米国ニューヨーク州ロチェスター又は公知の
原料から公知の方法で製造)。
例1 テオフィリン検量線の調製 以下の例において使用する検量線を以下のようにして作
成した。
50mlの貯留ヒト血清にテオフィリン2.25mgを加えること
によって4.5mg/dlテオフィリン貯留溶液を作ることによ
って検量サンプルを作成した。この溶液を貯留ヒト血清
によって連続的に希釈してテオフィリン濃度が2.25,1.1
25,0.56及び0.28mg/dl(溶液)の最終検量溶液を得た。
1cmセルに酢酸マグネシウム1ml(最終濃度10-3モル濃
度)、蒸留水500μl、各検量溶液500μl、ウシ肝臓ア
ルカリホスファターゼ100μl(最終濃度1000I.U./l)
及びトリス(ヒドロキシメチル)アミノエタン・HCl緩
衝剤(0.1モル濃度,pH8)中のp−ニトロフェニルホス
フェート1ml(最終濃度16ミリモル濃度)を加えた。対
照サンプルは緩衝剤のみを含むものであった。
各検量サンプルに対し、一般的なキャリー(Cary)219
分光光度計を用いて37℃及び420.5nmで5分間数試料に
ついて経時的な吸光度の変化を測定した。吸光度の測定
値は各サンプルについて平均した。吸光度及び阻害率%
の結果を以下の表Iに示した。%阻害率とテオフィリン
濃度との標準検量曲線を作成した。
例2 テオフィリンの溶液分析 例1の方法を用いてヒト血清サンプル10点のテオフィリ
ン分析を行なった。推定テオフィリン濃度は例1で得ら
れた検量線から得られたものである。結果は表IIに示し
た通りである。
この10個のサンプルは2個所の別の分析研究所へ送って
テオフィリンの対比分析を依頼した。
第一の研究所(I)では市販のシバ社(Syva Corp.,米
国カリフォルニア州パロアルト)のEMIT免疫法を用いて
サンプルの分析を行なった。第二の研究所(II)ではア
ボットラボラトリー(Abbott Labo.,米国イリノイ州シ
カゴ)から市販の蛍光偏光免疫法を用いてサンプルの分
析を行なった。結果は以下の表IIIに示す通りであっ
た。
本発明は標準的テオフィリン分析に十分匹敵するもので
あった。サンプル4の(*)印のものはサンプルを入手
した患者に特有の別の健康因子によって影響されたもの
と思われる。
例3 分析素子によるテオフィリン分析 以下のフォーマットと組成を有する分析素子を用いてヒ
ト血清サンプルのテオフィリンを分析するのに用いた。
各サンプルのテオフィリン濃度はサンプル10μl容積を
素子の多孔性展開層上に滴下することによって求めた。
37℃でのインキュベーション中に酵素活性の速度を一般
的な臨床化学アナライザーを用いて402.5nmで生成色素
の吸光度を測定して求めた。得られた結果を市販のテオ
フィリン分析法(アポット法)による結果と対比して表
IVに示した。表IVの結果から明らかなように、両者の相
関関係は極めて良好であった。
統計的相関データ:スロープ0.86,インターセプト1.4,
相関因子(γ)0.9300 例4(比較例) 本例は分析を9より大きいpH値で実施した場合のテオフ
ィリン分析に及ぼす内因性アルカリホスファターゼの悪
影響を例示する。比較のために本発明の分析をpH9未満
で実施した。
前記例1で述べた分析方法を用いて比較テオフィリン分
析をpH9.5(従来法)及びpH8(本発明法)で実施した。
各試験溶液は以下の組成であった。
酢酸マグネシウム500μl (最終濃度10-3モル濃度) ウシ肝臓アルカリホスファターゼ200μl,及びp−ニト
ロフェニルホスフェート1ml (最終濃度16ミリモル濃度) pH8の試験溶液はトリス(ヒドロキシメチル)アミノエ
タン.HCl緩衝液1ml(最終濃度0.15モル濃度)を含み、p
H9.5の試験溶液はアデノシン−5′−モノホスフェート
緩衝液1ml(最終濃度0.1モル濃度)を含むものであっ
た。
0又は20mg/mlのテオフィリンを含む血清サンプル(500
μl)をいずれかの試験溶液を含むキュベットに添加し
た。血清サンプルは0又は1000I.U./lのヒトアルカリホ
スファターゼを含むものであった。内因性(即ちヒト
の)アルカリホスファターゼ(ALP)による妨害量は表
Vに光学濃度(O.D.)の%変化で示した通りである。表
Vの結果から明らかなようにpH9.5では内因性アルカリ
ホスファターゼが著しい妨害を示したのに対し、本発明
では最小であった。
〔発明の効果〕 本発明はテオフィリンによるアルカリホスファターゼ酵
素活性に及ぼす阻害効果を測定することによってテオフ
ィリンの分析に用いることができる。しかしながら、Vi
netらの酵素阻害分析とは違って、本発明は血清サンプ
ル中の内因性アルカリホスファターゼの影響を回避した
迅速で簡単な分析を提供し、サンプルの前処理や分析前
の内因性アルカリホスファターゼの除去のいずれかを用
いる従来技術のような多段の面倒な方法による必要がな
い。
これらの特長は従来技術で教えられているpHより臨界的
に低いpHでヒト生体液のテオフィリンを分析することに
よって達成される。本発明者はpH9以下で内因性ホスフ
ァターゼを不活性化し得ることを見出した。従って、目
的の分析はpH9以下で活性のアルカリホスファターゼの
同位酵素を用いて実施される。本発明は分析の実施まで
素子の別々のゾーンに同位酵素及びその基質を含ませた
場合に、これらを含む乾式分析素子を用いて実施するこ
とができる。本発明は、前処理や抽出工程を必要としな
いので、迅速で簡単な分析方法のために設計された高度
に自動化された臨床化学装置に適用するのに容易に適合
化することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】pH9以下でアルカリホスファターゼの同位
    酵素用基質に作用することができるアルカリホスファタ
    ーゼの同位酵素を含む第一のゾーン及び前記同位酵素用
    基質を含む第二のゾーンを含み、かつ前記第一及び第二
    のゾーンの少なくとも一方が多孔性展開ゾーンであり、
    そして第一及び第二のゾーンは流体接触するように配さ
    れ、更に分析中に9以下のpHを保持する緩衝剤を含んで
    成るヒト生体液中のテオフィリン分析用の乾式分析素
    子。
  2. 【請求項2】pH9以下でアルカリホスファターゼの同位
    酵素用基質に作用することができるアルカリホスファタ
    ーゼの同位酵素、前記同位酵素に対する基質、及び組成
    物をpH9以下に保持する緩衝剤を含んで成るヒト生体液
    中のテオフィリンを分析する分析用組成物。
  3. 【請求項3】(A)pH9以下においてアルカリホスファ
    ターゼの同位酵素用基質に作用することができる前記同
    位酵素及び同位酵素用基質の両方とヒト生体液の試料と
    をpH9以下で物理的に接触せしめ、そして (B)検知可能な変化を測定する 工程を含んで成るヒト生体液中のテオフィリンを分析す
    る方法。
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