JPH0687047A - コントロールケーブル及びその製法 - Google Patents

コントロールケーブル及びその製法

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JPH0687047A
JPH0687047A JP26561392A JP26561392A JPH0687047A JP H0687047 A JPH0687047 A JP H0687047A JP 26561392 A JP26561392 A JP 26561392A JP 26561392 A JP26561392 A JP 26561392A JP H0687047 A JPH0687047 A JP H0687047A
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JP
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zinc
wire
plated
control cable
wire rod
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JP26561392A
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Hiroshi Ichige
博 市毛
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Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
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Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 耐疲労性及び耐蝕性を向上したコントロール
ケーブル及びその製法。 【構成】 線材aを熱処理1b,酸洗1cし、その鋼素
地表面に最終めっき付着量7.0〜20g/m2 となる
亜鉛めっき1dをし、亜鉛めっき線材をダイスで伸線1
eして鋼素地表面凹凸の平均深さを3.0μm以下、最
大深さを素線径の7.0%以下とするか、又は伸線によ
る平滑処理2d後、亜鉛めっき2e、伸線2fで鋼素地
表面凹凸の平均深さを1.5μm以下、最大深さを素線
径の4.5%以下とした亜鉛めっき素線10,20に形
成し、この素線多数本を複層撚り合わせてコントロール
ケーブルを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、モーターボー
ト、各種の産業機器等において、その操作手段として汎
用されているコントロールインナーケーブル等のコント
ロールケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コントロールケーブルは、自動車、モー
ターボート、各種の産業機器等において、その操作側に
加えられる荷重(力及び変位)をそのまま被操作側に伝
達する操作手段として汎用されている。例えば、コント
ロールインナーケーブル及びその製法は、硬鋼線材を熱
処理、酸洗して、亜鉛めつきした後、その亜鉛めつき線
材を伸線して亜鉛めつき素線に形成し、その亜鉛めつき
素線又はストランド(複数本の亜鉛めつき素線で形成)
を多数本撚り合わせて多層撚りのケーブルに形成し、亜
鉛めつきと油剤の潤滑により耐疲労性、耐蝕性を高めた
構造とし、アウターケーブル内に収容して使用されてい
る。そのアウターケーブルは、合成樹脂材製の芯パイ
プ、その外側に撚り合わせた複数本のワイヤやストラン
ド、及び合成樹脂の被膜層等で構成されている。
【0003】また、前記のようなコントロールケーブル
は、比較的に低荷重下で強度の繰り返し曲げ応力を受け
るため、捩れに耐えられる強度、弾性伸び、柔軟性や、
曲げに対する高度の耐疲労特性、耐蝕性など、高度の荷
重伝達特性及び耐久性が要求され、このケーブルを構成
する亜鉛めつき素線(ワイヤ)やストランドの強度アツ
プや細線化、これらの撚合時の反発性や撚り均一性等に
関する種々の方法、手段が提案され実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のコントロールケ
ーブルは、前記のようにそのケーブルを構成する亜鉛め
つき素線やストランドの強度アツプや細線化、撚合時の
反発性や撚りの均一性等に関する種々の提案がなされて
いるが、それらにはバラツキが多く耐疲労性、信頼性の
改善には自から限界があり、また、前記のように亜鉛め
つき線材を伸線すると、その伸線加工により亜鉛めつき
素線の鋼素地表面の凹凸が増大されて、耐疲労性、耐蝕
性の低下の原因になるなどの課題がある。
【0005】本発明は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、線
材のめつき付着量の低減、適正化により伸線時の鋼素地
表面の凹凸発生を効果的に抑制、減少して、耐疲労性及
び耐蝕性を向上したコントロールケーブル及びその製法
を提供するにある。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明は、線材を熱処理
及び酸洗し、線材の鋼素地表面に最終のめつき付着量
7.0〜20g/m2 となる亜鉛めつきをして、亜鉛め
つき線材をダイスにより伸線して鋼素地表面の凹凸発生
を抑制し減少した亜鉛めつき素線に形成し、線材のめつ
き付着量の低減、適正化により伸線時の鋼素地表面の凹
凸発生を抑制し均等に減少して、その亜鉛めつき素線の
多数本を複層撚りに撚り合わせて形成したコントロール
ケーブルにおいて、亜鉛めつき素線のめつき付着量を
7.0〜20g/m2 とし、亜鉛めつき素線の鋼素地表
面凹凸の平均深さを3.0μm以下及び最大深さを素線
径の7.0%以下に構成して、亜鉛めつき素線のめつき
付着量を適度に確保し鋼素地表面凹凸を均等に減少して
いる。
【0007】また、線材を熱処理及び酸洗し、線材の鋼
素地表面を伸線により平滑処理した後、線材の鋼素地表
面に最終のめつき付着量7.0〜20g/m2 となる亜
鉛めつきをして、亜鉛めつき線材をダイスにより伸線し
て鋼素地表面の凹凸発生を抑制し減少した亜鉛めつき素
線に形成し、線材の鋼素地表面の平滑処理とめつき付着
量の適度な低減、適正化により伸線時の鋼素地表面の凹
凸発生を抑制しさらに均等に減少して、その亜鉛めつき
素線の多数本を複層撚りに撚り合わせて形成したコント
ロールケーブルにおいて、亜鉛めつき素線のめつき付着
量を7.0〜20g/m2 とし、亜鉛めつき素線の鋼素
地表面凹凸の平均深さを1.5μm以下及び最大深さを
素線径の4.5%以下に構成して、亜鉛めつき素線のめ
つき付着量を確保し鋼素地表面の凹凸をさらに大幅、均
等に減少して、ケーブルの耐疲労性及び耐蝕性を高めて
いる。
【0008】
【作用】線材を熱処理及び酸洗し、線材の鋼素地表面に
最終のめつき付着量が7.0〜20g/m2 となる亜鉛
めつきをして、亜鉛めつき線材をダイスにより伸線して
鋼素地表面の凹凸発生を抑制し減少した亜鉛めつき素線
に形成することにより、その線材のめつき付着量の適度
な低減、適正化により伸線時の鋼素地表面における金属
の塑生流動量を適度に減少して、鋼素地表面の凹凸発生
を効果的に抑制して均等に減少し、この亜鉛めつき素線
の多数本を複層撚りに撚り合わせて形成したコントロー
ルケーブルにおいて、亜鉛めつき素線のめつき付着量は
7.0〜20g/m2 に低減して適度に確保し、亜鉛め
つき素線の鋼素地表面凹凸の平均深さを3.0μm以
下、最大深さを素線径の7.0%以下に均等に減少し
て、ケーブルの耐疲労性、耐蝕性を効果的に高めてい
る。
【0009】また、線材を熱処理及び酸洗し、線材の鋼
素地表面を伸線加工により平滑処理した後、線材の鋼素
地表面に最終のめつき付着量7.0〜20g/m2 とな
る亜鉛めつきをして、亜鉛めつき線材をダイスにより伸
線して鋼素地表面の凹凸発生を抑制し減少した亜鉛めつ
き素線に形成することにより、その線材の鋼素地表面の
平滑処理とめつき付着量の適度な低減、適正化により伸
線時の鋼素地表面の凹凸発生を抑制しさらに均等に減少
して、その亜鉛めつき素線の多数本を複層撚りに撚り合
わせて形成したコントロールケーブルにおいて、亜鉛め
つき素線のめつき付着量を7.0〜20g/m2 に低減
して適度に確保し、亜鉛めつき素線の鋼素地表面凹凸の
平均深さを1.5μm以下、最大深さを素線径の4.5
%以下に大幅に均等に減少して、ケーブルの耐疲労性、
耐蝕性をさらに高めている。
【0010】
【実施例】図1(A)(B)に本発明の第1実施例及び
第2実施例のコントロールケーブルの各製造工程図、図
2(A)(B)に同コントロールケーブルを構成する亜
鉛めつき素線の各拡大横断面図、図3(A)(B)に同
コントロールケーブルの各横断面図を示す。図中aは亜
鉛めつき素線10,20の線材、1a〜1g,2a〜2
hはコントロールケーブルの各製造工程、10,20は
各製造工程で製造される亜鉛めつき素線、11,21は
亜鉛めつき素線10,20の鋼素地表面凹凸、12,2
2は亜鉛めつき素線10,20の亜鉛めつき層、13は
コントロールケーブルに含浸されている油剤、15a,
15b,25c,25dは亜鉛めつき素線10,20を
撚り合わせて形成した複層撚りのコントロールケーブル
であり、図1(A)に示す第1実施例のコントロールケ
ーブルの製法は、例えば、カーボン含有量0.62重量
%の線材aを使用し、その線材aを0.84mmφに伸線
加工1aし、加熱温度950℃、鉛温度590℃の条件
で熱処理1bして、15%の塩酸溶液中で酸洗1cして
被膜処理し、線材aの鋼素地表面に付着量30〜180
g/m2 の範囲で5水準の電気亜鉛めつきを施し、即
ち、最終のめつき付着量7.0〜20g/m2 となる亜
鉛めつき1dをした後、その亜鉛めつき線材aをダイス
により0.14mmφまで冷間伸線、即ち、伸線1eして
鋼素地表面の凹凸発生を抑制して均等に減少した亜鉛め
つき素線10に形成する。その亜鉛めつき素線10は、
図2(A)のように亜鉛めつき層12のめつき付着量を
7.0〜20g/m2 とし、鋼素地表面凹凸11の平均
深さを3.0μm以下及び最大深さを素線径の7.0%
以下に構成され、同様な構成を有する各種の線径に形成
可能であつて、この亜鉛めつき素線10の多数本を複層
撚りに撚り合わせ1f、塗油1gして構成するコントロ
ールケーブルの製法になつている。
【0011】図3(A)のように同径の亜鉛めつき素線
10を使用し、亜鉛めつき素線10の19本を撚り合わ
せて1×19構造の内層索とし、その内層索の周囲に1
×7構造のストランドを8本複層撚りに撚り合わせて形
成した1×19+8×7構造のコントロールケーブル1
5aに製造され、又は、図3(B)のように異径の亜鉛
めつき素線10を使用し、1×7構造のストランドを7
本撚り合わせて7×7構造の内層索とし、その内層索の
周囲に1×7構造のストランドを8本複層撚りに撚り合
わせて形成した7×7+8×7構造のコントロールケー
ブル15bに製造され、いずれも亜鉛めつき素線10の
多数本を複層撚りに撚り合わせて形成したコントロール
ケーブルにおいて、亜鉛めつき素線10のめつき付着量
を7.0〜20g/m2 とし、亜鉛めつき素線10の鋼
素地表面凹凸11の平均深さを3.0μm以下及び最大
深さを素線径の7.0%以下に構成したことを特徴とす
るコントロールケーブル15a,15bに構成される。
【0012】また、図1(B)に示す第2実施例のコン
トロールケーブルの製法は、同様な線材aを使用し、そ
の線材aを0.84mmφに伸線2aし、同様に熱処理2
b、酸洗2cして被膜処理し、その線材aをダイスによ
り0.63mmφまで冷間伸線して、酸による剥離等で肌
荒れした表面凹凸を少なくし、即ち、伸線2dによりそ
の鋼素地表面を平滑処理して、好ましくは同様に熱処
理、酸洗した後、その線材aの鋼素地表面に付着量30
〜180g/m2 の範囲で6水準の電気亜鉛めつきを施
し、即ち、最終のめつき付着量7.0〜20g/m2
なる亜鉛めつき2eをして、その亜鉛めつき線材aをダ
イスにより0.14mmφまで冷間伸線、即ち、伸線加工
2fして鋼素地表面の凹凸発生を抑制し均等に減少した
亜鉛めつき素線20に形成する。その亜鉛めつき素線2
0は、図2(B)のように亜鉛めつき層22のめつき付
着量を7.0〜20g/m2 とし、鋼素地表面凹凸21
の平均深さを1.5μm以下及び最大深さを素線径の
4.5%以下に構成され、かつ同様な構成を有する各種
の線径に形成可能であつて、この亜鉛めつき素線20の
多数本を複層撚りに撚り合わせ2g、塗油2hするコン
トロールケーブルの製法になつている。
【0013】図3(A)のように同径の亜鉛めつき素線
20を使用して、前記と同様な1×19+8×7構造の
コントロールケーブル25cに製造され、又は、図3
(B)のように異径の亜鉛めつき素線20を使用して、
前記と同様な7×7+8×7構造のコントロールケーブ
ル15dに製造され、いずれも亜鉛めつき素線20の多
数本を複層撚りに撚り合わせて形成したコントロールケ
ーブルにおいて、亜鉛めつき素線10のめつき付着量を
7.0〜20g/m2 とし、亜鉛めつき素線20の鋼素
地表面凹凸21の平均深さを1.5μm以下及び最大深
さを素線径の4.5%以下に構成したことを特徴とする
コントロールケーブル25a,25bに構成される。
【0014】表1に示す各試料は、図1(A)の製造工
程(線材を熱処理、酸洗、亜鉛めつきした後、伸線加
工)により、めつき付着量(g/m2 )を変え各種の素
線を製造して、その素線により図3(A)に示す1×1
9+8×7構造の複層撚りコントロールケーブル15a
を製造して従来例a、比較例1a,2a及び実施例1a
〜3aとし、表2に示す各試料は、前記素線により図3
(B)に示す7×7+8×7構造の複層撚りコントロー
ルケーブル15bを製造して従来例b、比較例1b,2
b及び実施例1b〜3bとし、また、表3に示す各試料
は、図1(B)に示す製造工程(線材を平滑処理した
後、亜鉛めつき、伸線加工)により、めつき付着量を変
えて各種の素線を製造し、その素線により図3(A)に
示す1×19+8×7構造の複層撚りコントロールケー
ブル25cに製造して従来例c、比較例1c〜3c及び
実施例1c〜3cとし、表4に示す各試料は、前記素線
により図3(B)に示す7×7+8×7構造の複層撚り
コントロールケーブル25dに製造して従来例d、比較
例1d〜3d及び実施例1d〜3dとしたものであり、
各素線の鋼素地表面凹凸を拡大して観察し、その最大深
さ、素線径に対する最大深さの比率、平均深さを測定
し、疲労試験(3個のロールによる曲げ試験機,ロール
径27mmφ、荷重15kgf)して表示のような評価が
得られた。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【表4】 表中の亜鉛めつきの付着量はg/m2 、最大深さはμ
m、素線径に対する最大深さの比率は%、平均深さはμ
m、及び疲労試験はサイクル数の指数により表示されて
いる。
【0018】各表から明らかなように、亜鉛めつき素線
のめつき付着量が20g/m2 を越えると、各従来例a
〜d及び各比較例2a,2b,2c,2d,3dのよう
に、その鋼素地表面凹凸が大きく耐疲労性、耐蝕性の低
下の原因となり、また、めつき付着量が7.0g/m2
未満になると、そのめつき特性の信頼性が問題となる
が、各実施例は、その亜鉛めつき素線のめつき付着量が
従来例の25g/m2 に比べ7.0〜20g/m2 に大
幅に低減されて適正化され、亜鉛めつき後の伸線加工に
おいて、そのダイスによる絞りによるめつき層の塑性流
動量が適度に低減されて、その鋼素地表面の凹凸発生が
効果的に減少され、その減少効果は鋼素地表面の全面に
均等となり、各実施例における亜鉛めつき素線の鋼素地
表面凹凸の平均深さ及び最大深さは、従来例及び各比較
例に比べ顕著に減少され、かつめつき層は適度に確保さ
れて、疲労試験から明らかなように耐疲労性が著しく高
められ、従ってまた耐蝕性についても著しく高められて
いる。本発明のコントロールケーブルの製法及びコント
ロールケーブルは、前記のような実施例に局限されるも
のではなく、種々の改変を施し得るものであり多様な実
施態様で実施される。
【0019】
【発明の効果】本発明は、前述のように線材の鋼素地表
面に施す亜鉛めつきの最終のめつき付着量を7.0〜2
0g/m2 に低減して適度に確保し、その亜鉛めつき線
材を伸線加工して鋼素地表面の凹凸発生を抑制し減少し
た亜鉛めつき素線に形成し、又は、亜鉛めつき前に線材
の鋼素地表面を伸線により平滑処理した後、前記の亜鉛
めつき及び伸線加工することにより、伸線時の鋼素地表
面における金属の塑生流動を適度に低減して、鋼素地表
面の凹凸発生を効果的に抑制して均等に減少し、その亜
鉛めつき素線の多数本を複層撚りに撚り合わせて形成し
たコントロールケーブルにおいて、その亜鉛めつき素線
のめつき付着量を7.0〜20g/m2 とし、亜鉛めつ
き素線の鋼素地表面凹凸の平均深さを3.0μm以下及
び最大深さが素線径の7.0%以下に均等に減少し、又
は、亜鉛めつき素線の鋼素地表面凹凸の平均深さを1.
5μm以下及び最大深さを素線径の4.5%以下にさら
に大幅に均等に減少して、その耐疲労性及び耐蝕性を効
果的に向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例及び第2実施例のコントロ
ーケーブルの製法を示す各製造工程図(A)(B)
【図2】同コントロールケーブルを構成する亜鉛めつき
素線の各拡大断面図(A)(B)
【図3】本発明の各コントロールケーブルを示す各横断
面図図(A)(B)である。
【符号の説明】
a 線材 1b,2b 熱処理 1c,2c 酸洗 1d,2e 亜鉛めつき 1e,2f 伸線 2d 平滑処理(伸線加工) 10,20 亜鉛めつき素線 11,21 鋼素地表面凹凸 15a,15b,15c,15d コントロールケーブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線材を熱処理及び酸洗し、線材の鋼素地
    表面に最終のめつき付着量7.0〜20g/m2 となる
    亜鉛めつきをして、亜鉛めつき線材をダイスにより伸線
    して鋼素地表面の凹凸発生を抑制し減少した亜鉛めつき
    素線に形成し、同亜鉛めつき素線の多数本を複層撚りに
    撚り合わせることを特徴とするコントロールケーブルの
    製法。
  2. 【請求項2】 亜鉛めつき素線の多数本を複層撚りに撚
    り合わせて形成したコントロールケーブルにおいて、亜
    鉛めつき素線のめつき付着量を7.0〜20g/m2
    し、亜鉛めつき素線の鋼素地表面凹凸の平均深さを3.
    0μm以下及び最大深さを素線径の7.0%以下に構成
    したことを特徴とするコントロールケーブル。
  3. 【請求項3】 線材を熱処理及び酸洗し、線材の鋼素地
    表面を伸線により平滑処理した後、線材の鋼素地表面に
    最終のめつき付着量7.0〜20g/m2 となる亜鉛め
    つきをして、亜鉛めつき線材をダイスにより伸線して鋼
    素地表面の凹凸発生を抑制し減少した亜鉛めつき素線に
    形成し、同亜鉛めつき素線の多数本を複層撚りに撚り合
    わせることを特徴とするコントロールケーブルの製法。
  4. 【請求項4】 亜鉛めつき素線の多数本を複層撚りに撚
    り合わせて形成したコントロールケーブルにおいて、亜
    鉛めつき素線のめつき付着量を7.0〜20g/m2
    し、亜鉛めつき素線の鋼素地表面凹凸の平均深さを1.
    5μm以下及び最大深さを素線径の4.5%以下に構成
    したことを特徴とするコントロールケーブル。
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