JPH0686779B2 - 移動パネルの吊車と建物用回転輪 - Google Patents

移動パネルの吊車と建物用回転輪

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JPH0686779B2
JPH0686779B2 JP26357788A JP26357788A JPH0686779B2 JP H0686779 B2 JPH0686779 B2 JP H0686779B2 JP 26357788 A JP26357788 A JP 26357788A JP 26357788 A JP26357788 A JP 26357788A JP H0686779 B2 JPH0686779 B2 JP H0686779B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、吊車によって吊設され走行(移動)する可
動間仕切の壁パネル(以下移動パネルとする)及び吊車
の技術に係り、更にラジアル玉軸受の建物用回転輪の技
術に係る。
背景技術 移動パネルは、天井方面に敷設された走行レールに沿っ
て移動させるものであって、移動させることにより、パ
ネル収納箇所へ導いたり、新しい間仕切の設営に用いら
れたりするものである。
このため、吊車の吊軸にパネル上端面部を回転自在に固
定し、そして多くは、上端面部の両サイドに吊車をとり
つけ、吊車の車輪を前記走行レールの車輪底上に載せ、
走行レールにおける下方中央開口の摺動溝間に吊軸を垂
直に垂らして、パネルを吊設し、移動パネルとするので
ある。
吊車の車輪には、走行を滑らかにし且つ移動パネルの重
量に充分な負担力を有する、ラジアル玉軸受やスラスト
玉軸受の建物用回転輪を用いる。
このうち、ラジアル玉軸受の建物用回転輪は、吊車の吊
軸と同方向に回転する垂直車輪及び吊軸に対し直角の、
水平方向に回転する水平車輪として用いられる。垂直車
輪は、縦断面下向き開口のコ字形の横長材の、側辺部か
ら摺動溝へ向け水平に突出する車輪底を有する走行レー
ル内において、車輪底上を、荷車の車輪のように回転し
ながら走行し、水平車輪は、水平な車輪底又は縦断面摺
動溝方向へ傾斜する三角形状の車輪底上を、ヘリコプタ
ーのローターのように回転しながら走行する。
水平車輪は、車輪の下端面の一部又は一点を車輪底に支
承させなければ回転しない。
このため、吊車は、バランスを保持するため上下二層に
水平車輪をそなえ、走行レールは、上下互い違いに前記
形状の車輪底をそなえている。
本発明は、このラジアル玉軸受の建物用回転輪を水平車
輪として用いる移動パネルの吊車である。
移動パネルは、床面上から天井面近く迄にわたる丈高の
パネルであり、軽いものでも100kgを超える重量を有す
る。移動パネルに用いる吊車、従って建物用回転輪は、
この重量の負担に充分耐え得るものでなければならな
い。従来の吊車装置は、添付図面の第4図(ロ)に示し
たものがある。図面の第4図(ロ)に用いているラジア
ル玉軸受の建物用回転輪は、同図(イ)のように、垂直
車輪として用いると非常に強い負担力、例えば42mm径の
もので540kgの負担力を有するが、水平車輪として用い
ると24kgの負担力しか有しない。加えて、垂直車輪とし
て用いてもボール(鋼球)の球ホール部からの逸脱を生
じ易いものを、水平車輪として用いるため、ボールの逸
脱故障が非常に生じ易かった。
一方、スラスト玉軸受の建物用回転輪(図面第4字ハ)
は、垂直荷重に対する負担力が強く、同径のもので1t以
上の負担力を有している。出願人は先に、このスラスト
玉軸受を建物用回転輪とする吊車(特願昭61-275692
号)を創作した(図面第4図ニ)。このスラスト玉軸受
は回転部を挟んで上下に複合した複合スラスト玉軸受で
あり、同径のもので2.7tの負担力を有している。
そこで、この複合スラスト玉軸受を建物用回転輪とする
吊車によって、ラジアル玉軸受を建物用回転輪とする前
記水平車輪の吊車の欠点を全て解決し得たのである。し
かるに、この複合スラスト玉軸受の建物用回転輪を水平
車輪とした吊車は、前記のようにスラスト玉軸受の複合
したものであり、その上、水平車輪の吊車では、上下二
層にそなえるのであるから、車輪を収容する走行レール
や交差部レールの車輪さやは、量高のものとなり、従っ
てレール形状を大きく、重量も増大させる傾向が見られ
る。しかし、1tを超す重量級のパネルには、走行レール
等の形状が大きくなることも当然のことであり問題視さ
れないが、移動パネルが500kg程度の中量級のものに用
いると、この複合スラスト玉軸受を建物用回転輪とする
吊車には役不足の感があった。
本発明は、移動パネルが最もよく用いられる中量級のパ
ネル用を目的とするため、複合スラスト玉軸受の建物用
回転輪を離れて、新たに試行錯誤の末、開発されたもの
である。
即ち、前記した図面第4図(ロ)のラジアル玉軸受を建
物用回転輪とする吊車を、より安定したものにし、負担
力を増大させる工夫がなされた。
負担力を増大させるには、ボールの形状を大きくするこ
とが第一である。しかし、これも吊車の形状を大型に
し、且つコスト高にすることにつながる。そこで、ボー
ルの数を増加させる解決法がある。しかし、従来の方法
では、多数のボールを球ホール部内へ組み入れることは
不可能であった。
即ち、図面の第6図(イ)のようにして、先ず外輪部と
内輪部の一端を互いに接せしめて、広い空間部を造り、
こゝにボールを入れ、外輪部を内輪部と同心円状に戻し
ながらボールを球ホール部へ配置するのであって、同図
(ロ)のように、7ケのボールを組込むのが精一杯であ
り、前記外輪部と内輪部との間の広い空間部に入れきら
ない所のボールは排除されるからである。
発明の開示 本発明の建物用回転輪では、ラジアル玉軸受において、
そのケーシングである外輪部内側と内輪部外側に球ホー
ル部の凹陥溝を深く形成して、ボールの逸脱を防ぐと共
に内輪部を上下に二分割して、球ホール部内一パイにボ
ールを配することを可能にした。
又、移動パネルの吊車は、この建物用回転輪を上下二層
に吊軸に水平車輪としてとりつけたものである。
発明を実施するための最良の形態 本発明を、より詳細に説明するため、以下実施例を図面
により説述する。
本発明の移動パネルの吊車(以下吊車とする)1は、第
1図に、これに用いる水平車輪の建物用回転輪2は、第
2図及び第5図に示されている。
先ず、便宜上、建物用回転輪2について述べる。
建物用回転輪2は、ラジアル玉軸受3において鋼球であ
るボール4、4…を、図に見るように、軸受のケーシン
グである外輪部5及び内輪部6の対向する内壁に、一条
から成る曲面の凹陥溝を切り欠いて設けた球ホール部7
内に、互いに相接することなく、回転自在に一パイに配
列させ組込んだものである(第5図)。
第6図に見る従来のラジアル玉軸受3においては、前記
のように、外輪部5と内輪部6との間に広い空間部8を
造り、こゝに7ケのボール4、4…を入れ、内輪部6と
同心円状に外輪部5を戻しながら、ボール4、4…を球
ホール部7、7内に等間隔に配置し、リテナー9、9で
上下にボール4、4…を連結し、球ホール部7、7より
の逸脱を防いでいる。この従来のラジアル玉軸受3の球
ホール部7は、前記曲面の凹陥溝の切り欠きが浅く、重
量負担に耐えられぬ場合や、乃至は早い走行を強いられ
た場合等には、ボール4、4…がリテナー9による固定
にも拘らず、球ホール部7から逸脱する虞れがあったの
であるが、 本発明では、外輪部5及び内輪部6における球ホール部
7の、前記曲面の凹陥溝の切り欠きを、従来のものより
深いものにしている。
そして、リテナー9を介することなく、外輪部5と内輪
部6によりボール4、4…を、容易に逸脱させることな
く、回転自在に固定している。
又、この場合、外輪部5及び内輪部6のどちらも一体の
ものであれば、ボール4、4…の前記のような球ホール
部7内一パイの組込みは不可能であるので、本発明で
は、第2図に見るように、内輪部6を、上下に二分割
し、先ず下内輪部10と外輪部5とでケーシングを形成し
ておき、ボール4、4…を前記のように球ホール部7内
に一パイに配列して充填した後、上内輪部11をとりつけ
る構造にしている。完成したものが第5図である。以上
が本発明の請求項第2の建物用回転輪2の構造及び効果
である。
次に、本発明の請求項第1の吊車1について述べる。第
1図及び第2図に見るように、吊車1では、前記建物用
回転輪2の外輪部5を、内輪部6よりも大きく形成して
いることに特徴がある。この建物用回転輪2、2を吊軸
12に、上下二層に水平車輪として配し、回転自在に固定
したものが、吊車1である。
そして、第3図に見るように、吊車1は、走行レール13
や、これを直角に十字形に交差させた概形の交差部レー
ル(図示せず)の車輪さや14内に、設置され使用され
る。
走行レール13は、縦断面下向き開口のコ字形の横長材に
おいて、その側辺部15から、直角に内方へ、先方中央に
前記吊軸12の摺動する摺動溝16を余して上下二層に且つ
互い違いに、縦断面、摺動溝方向へ傾斜する三角形状の
車輪底17、17を突出させている。
車輪底17はこのような縦断面三角形状でなくても単なる
水平の形状であってもよい。吊車1は、建物用回転輪
2、2の大きな外輪部5の下端面部18の一点において、
前記縦断面三角形状の車輪底17により支えられ、又は外
輪部5の下端面部18の一部において、前記水平形状の車
輪底17により支えられる。そして車輪底17、17により、
上下互い違いに支えられることにより、吊軸12を摺動溝
16間に垂直に保持して、吊車1はバランスを保持するこ
とを得る。移動パネル19は、その上端面部20において、
両サイドに吊車1の吊軸12を…回転自在に連結してな
り、走行レール13の車輪さや14内にその吊車1、1を設
置して、吊設される。移動パネル13の走行は、前記のよ
うに建物用回転輪2、2を、車輪底17上に回転させて進
行させることによりなされる。走行レールとほぼ同形で
ある交差部レールにおいても、同様である。
本発明の建物用回転輪2は、前記24kgの負担力であった
ラジアル玉軸受3を、実に350kgの負担力のものとなし
た。又、リテナー9を介してのボール4、4…の固定の
不充分さ、煩雑さを解消し、簡易でありながら一層堅固
な構造となっている。
又、本発明の吊車1は、この建物用回転輪2、2を用い
ることにより、目的であった中量級パネル(500kg程
度)の重量負担に充分耐えられるものを実現した。即
ち、吊車1一ケでも700kgの負担力を有してである。
又、外輪部5の形状を、内輪部6の形状即ち通常のラジ
アル玉軸受3の外輪部5と同じものではなく、より大型
にすることにより、車輪底17との摩擦に対応する補強手
段となして効果を挙げている。
本発明の建物用回転輪2は、吊車1のみにではなく、建
物用のターンテーブル、回転家具、回転壁等の回転用に
も用いられ、 又、吊車1は、移動パネル19の軽量級は勿論構造を大型
にして重量級パネルにも用いることが出来、産業上の利
用可能性は極めて高いものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の吊車1の縦断面図であり、 第2図は、本発明の建物用回転輪2の構成を示す斜視図
であり、 第3図は、同、吊車1の走行レール13等との関わりを示
す縦断面図であり、 第4図は、従来のラジアル玉軸受3及びスラスト玉軸受
21の用例を示す断面図であり、 第5図は、本発明の建物用回転輪2の他の例の一部透し
の平面図であり、 第6図は、従来のラジアル玉軸受3を示す一部透しの平
面図である。 符号 1……吊車、2……建物用回転輪 3……ラジアル玉軸受、4……ボール、5……外輪部 6……内輪部、7……球ホール部、8……広い空間部 9……リテナー、10……下内輪部、11……上内輪部 12……吊軸、13……走行レール、14……車輪さや 15……側辺部、16……摺動溝、17……車輪底 19……移動パネル、21……スラスト玉軸受 22……複合スラスト玉軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動パネルの上端両サイドに上下二層に車
    輪を有す吊車を取着し、該吊車を上下互い違いに車輪底
    を側辺部より内方へ直角に突出させた走行レールに内装
    して移動自在とする上記吊車において、吊車の上記車輪
    は外輪部と内輪部及び複数個の鋼球ボールから成り、外
    輪部と内輪部の対向する面に曲面を成す凹陥溝を深く切
    り欠いて形成することで球ホール部とし、又内輪部を上
    下に二分割し、上記ボールを球ホール部内にほぼ隙間な
    く一パイに且つ回転自在に配してラジアル玉軸受の建物
    用回転輪を構成する水平車輪としたことを特徴とする移
    動パネルの吊車。
  2. 【請求項2】移動パネルの上端に取着される吊車の車輪
    において、該車輪は外輪部と内輪部及び複数個の鋼球ボ
    ールから成り、外輪部と内輪部の対向する面に曲面を成
    す凹陥溝を深く切り欠いて形成することで球ホール部と
    し、又内輪部を上下に二分割し、上記ボールを球ホール
    部内にほぼ隙間なく一パイに且つ回転自在に配してラジ
    アル玉軸受を構成したことを特徴とする建物用回転輪。
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