JPH0686768A - 頸椎用高周波コイル - Google Patents
頸椎用高周波コイルInfo
- Publication number
- JPH0686768A JPH0686768A JP4240624A JP24062492A JPH0686768A JP H0686768 A JPH0686768 A JP H0686768A JP 4240624 A JP4240624 A JP 4240624A JP 24062492 A JP24062492 A JP 24062492A JP H0686768 A JPH0686768 A JP H0686768A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- pattern
- frequency coil
- frame
- high frequency
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- Pending
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 患者の肩、鼻、顎を完全に避けつつ、呼吸に
よる胸の動きにも関係なく、適切に頸椎を診断する断層
像を得ることができる頸椎用高周波コイルを提供する。 【構成】 単線方形輪の２長辺を平行に保持し、側面を
略コ字状に屈曲したブリック構造にする。そして、この
ブリック型コイルの上面枠１ａの長手方向のパターン長
Ｌ１は、底面枠１ｂの長手方向のパターン長Ｌ２よりも
短く形成する。
よる胸の動きにも関係なく、適切に頸椎を診断する断層
像を得ることができる頸椎用高周波コイルを提供する。 【構成】 単線方形輪の２長辺を平行に保持し、側面を
略コ字状に屈曲したブリック構造にする。そして、この
ブリック型コイルの上面枠１ａの長手方向のパターン長
Ｌ１は、底面枠１ｂの長手方向のパターン長Ｌ２よりも
短く形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気共鳴現象を利用
して被検体から所望の断層像を得る磁気共鳴イメージン
グ装置（ＭＲＩ装置）において、患者の頸椎を撮影する
際、ＭＲ（magnetic resonance）信号の検出に用いる頸
椎用高周波コイルに関する。
して被検体から所望の断層像を得る磁気共鳴イメージン
グ装置（ＭＲＩ装置）において、患者の頸椎を撮影する
際、ＭＲ（magnetic resonance）信号の検出に用いる頸
椎用高周波コイルに関する。
【０００２】
【従来の技術】ＭＲＩ装置における頸椎用高周波コイル
としては、図６ (a)、(b) に示すように画像Ｓ／Ｎが優
れているボリューム型リニアコイル２１や、図７に示す
ように患者Ｐへの装着性を保持しつつ、画像の感度を向
上（画像Ｓ／Ｎが√２倍向上）させるためにＱＤ（quad
rature detection）化させてＮＭＲ信号による水平磁場
取り出し点Ｈ及び垂直磁場取り出し点Ｖを備えた表面Ｑ
Ｄコイル２２等がある。
としては、図６ (a)、(b) に示すように画像Ｓ／Ｎが優
れているボリューム型リニアコイル２１や、図７に示す
ように患者Ｐへの装着性を保持しつつ、画像の感度を向
上（画像Ｓ／Ｎが√２倍向上）させるためにＱＤ（quad
rature detection）化させてＮＭＲ信号による水平磁場
取り出し点Ｈ及び垂直磁場取り出し点Ｖを備えた表面Ｑ
Ｄコイル２２等がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボリュ
ーム型リニアコイルでは、画質を向上させるためにコイ
ルパターンを患者の首に接近させて配置する必要がある
ので、特にそのコイルパターンが患者の鼻や顎に当た
り、患者に不快感を与えるという問題がある。他方、表
面ＱＤコイルでは、患者の鼻や顎に関係なく装着できる
ものの、被検体の深部で画像Ｓ／Ｎが悪くなり、満足し
た断層像を得ることができないという問題がある。
ーム型リニアコイルでは、画質を向上させるためにコイ
ルパターンを患者の首に接近させて配置する必要がある
ので、特にそのコイルパターンが患者の鼻や顎に当た
り、患者に不快感を与えるという問題がある。他方、表
面ＱＤコイルでは、患者の鼻や顎に関係なく装着できる
ものの、被検体の深部で画像Ｓ／Ｎが悪くなり、満足し
た断層像を得ることができないという問題がある。
【０００４】この発明はこれらの問題を解決するために
為されたものであり、患者の肩、鼻、顎を完全に避けつ
つ、呼吸による胸の動きにも関係なく、適切に頸椎を診
断する断層像を得ることができる頸椎用高周波コイルを
提供することを目的とする。
為されたものであり、患者の肩、鼻、顎を完全に避けつ
つ、呼吸による胸の動きにも関係なく、適切に頸椎を診
断する断層像を得ることができる頸椎用高周波コイルを
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明による頸椎用高
周波コイルは、単線方形輪の長辺を略コ字状に屈曲させ
て形成したブリック型の頸椎用高周波コイルにおいて、
被検体の胸囲部における磁気共鳴信号の受信を避けるよ
うに、ブリック型コイルの上面枠の長手方向のパターン
長を、底面枠の長手方向のパターン長よりも短くしたこ
とを特徴としている。そして、上面枠のパターンは、底
面枠のパターンと少なくとも１箇所で軸連結して、外側
へ展開できるようにすると良い。又、上面枠のパターン
は、底面枠のパターンと分離できるように連結しても良
い。
周波コイルは、単線方形輪の長辺を略コ字状に屈曲させ
て形成したブリック型の頸椎用高周波コイルにおいて、
被検体の胸囲部における磁気共鳴信号の受信を避けるよ
うに、ブリック型コイルの上面枠の長手方向のパターン
長を、底面枠の長手方向のパターン長よりも短くしたこ
とを特徴としている。そして、上面枠のパターンは、底
面枠のパターンと少なくとも１箇所で軸連結して、外側
へ展開できるようにすると良い。又、上面枠のパターン
は、底面枠のパターンと分離できるように連結しても良
い。
【０００６】更に、底面枠の底面パターンは、同一平面
上に螺旋状に巻いたコイル形状枠にすると良い。
上に螺旋状に巻いたコイル形状枠にすると良い。
【０００７】
【作用】上記手段の頸椎用高周波コイルでは、ブリック
型に形成されているので、コイルパターンが、肩、鼻、
顎を完全に避けることができる。又、上面枠のパターン
長を底面枠のパターン長よりも短く形成しているので、
被検者の呼吸による胸の動きのアーチファクトを阻止す
ることができる。
型に形成されているので、コイルパターンが、肩、鼻、
顎を完全に避けることができる。又、上面枠のパターン
長を底面枠のパターン長よりも短く形成しているので、
被検者の呼吸による胸の動きのアーチファクトを阻止す
ることができる。
【０００８】そして、上面枠のパターンを外側へ展開可
能にしたり、分離可能にすることで、頸椎用高周波コイ
ルを患者に装着するのが容易にできる。
能にしたり、分離可能にすることで、頸椎用高周波コイ
ルを患者に装着するのが容易にできる。
【０００９】更に、底面パターンを螺旋状に巻いたコイ
ル形状枠にすることで、ＭＲ信号の受信感度を上げるこ
とができる。
ル形状枠にすることで、ＭＲ信号の受信感度を上げるこ
とができる。
【００１０】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明を適用した頸椎
用高周波コイルの実施例を説明する。
用高周波コイルの実施例を説明する。
【００１１】図１は、頸椎用高周波コイルを患者Ｐに装
着した状態を示す図である。
着した状態を示す図である。
【００１２】頸椎用高周波コイル１は、単線方形輪の２
長辺を平行に保持しつつ、側面が略コ字状に屈曲したブ
リック構造になっている。そして、このブリック型コイ
ルの上面枠１ａの長手方向のパターン長Ｌ１は、底面枠
１ｂの長手方向のパターン長Ｌ２よりも短く形成され、
患者Ｐにコイルを装着した際、その胸囲部における磁気
共鳴信号の受信を阻止できるようになっている。
長辺を平行に保持しつつ、側面が略コ字状に屈曲したブ
リック構造になっている。そして、このブリック型コイ
ルの上面枠１ａの長手方向のパターン長Ｌ１は、底面枠
１ｂの長手方向のパターン長Ｌ２よりも短く形成され、
患者Ｐにコイルを装着した際、その胸囲部における磁気
共鳴信号の受信を阻止できるようになっている。
【００１３】又、上面枠１ａ及び底面枠１ｂの短辺の中
央部には、ＮＭＲ信号による水平磁場取り出し点Ｈが設
けられ、上面枠１ａ及び底面枠１ｂの面に対して垂直に
立設された支柱の中央部には、垂直磁場取り出し点Ｖが
設けられている。このように点Ｈ、点Ｖから、ＮＭＲ信
号による水平磁場及び垂直磁場を取り出せるので、ＱＤ
コイル化され、Ｓ／Ｎをリニアコイルより向上させるこ
とができる。
央部には、ＮＭＲ信号による水平磁場取り出し点Ｈが設
けられ、上面枠１ａ及び底面枠１ｂの面に対して垂直に
立設された支柱の中央部には、垂直磁場取り出し点Ｖが
設けられている。このように点Ｈ、点Ｖから、ＮＭＲ信
号による水平磁場及び垂直磁場を取り出せるので、ＱＤ
コイル化され、Ｓ／Ｎをリニアコイルより向上させるこ
とができる。
【００１４】図２乃至図４は、患者に装着するのを容易
にした頸椎用高周波コイルの実施例である。
にした頸椎用高周波コイルの実施例である。
【００１５】図２の頸椎用高周波コイルは、上面枠のパ
ターンと支柱が一体に形成されて、側面が略く字状の上
枠２となり、この上枠２が底面枠３のパターンと２箇所
の軸止め部２ａで軸連結され、患者Ｐの頭部外側に上枠
２が展開できるようになっている。
ターンと支柱が一体に形成されて、側面が略く字状の上
枠２となり、この上枠２が底面枠３のパターンと２箇所
の軸止め部２ａで軸連結され、患者Ｐの頭部外側に上枠
２が展開できるようになっている。
【００１６】図３の頸椎用高周波コイルは、上面枠のパ
ターン４と底面枠のパターン５とが支柱において分割で
き、上面枠側に設けた突出部４ａを底面枠側の円筒部５
ａに挿入することにより、図１と同様な形状に組み立て
ることができる。
ターン４と底面枠のパターン５とが支柱において分割で
き、上面枠側に設けた突出部４ａを底面枠側の円筒部５
ａに挿入することにより、図１と同様な形状に組み立て
ることができる。
【００１７】図４の頸椎用高周波コイルは、上面枠のパ
ターン６を底面枠のパターン７と１箇所で軸連結して、
頭側部へ展開できるようになっている。
ターン６を底面枠のパターン７と１箇所で軸連結して、
頭側部へ展開できるようになっている。
【００１８】図５は頸椎用高周波コイルの別例を示す図
である。
である。
【００１９】この頸椎用高周波コイル８は、底面枠の底
面パターンを同一平面上において螺旋状に巻いたコイル
形状枠９にしている。これにより、ＭＲ信号の受信感度
は向上するようになっている。
面パターンを同一平面上において螺旋状に巻いたコイル
形状枠９にしている。これにより、ＭＲ信号の受信感度
は向上するようになっている。
【００２０】
【発明の効果】この発明を適用した頸椎用高周波コイル
は、患者の肩、鼻、顎を完全に避けるようにそのコイル
パターンが配置されるので、患者に不快感を与えずに装
着できる。又、頸椎用高周波コイルは、ブリック型コイ
ルの上面枠のパターン長が底面枠のパターン長よりも短
くなっているので、患者の呼吸による胸の動きが原因と
なって検査画像に発生するアーチファクトを阻止でき
る。
は、患者の肩、鼻、顎を完全に避けるようにそのコイル
パターンが配置されるので、患者に不快感を与えずに装
着できる。又、頸椎用高周波コイルは、ブリック型コイ
ルの上面枠のパターン長が底面枠のパターン長よりも短
くなっているので、患者の呼吸による胸の動きが原因と
なって検査画像に発生するアーチファクトを阻止でき
る。
【図１】この発明を適用した頸椎用高周波コイルの一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図２】装着を容易にした頸椎用高周波コイルの一実施
例を示す図である。
例を示す図である。
【図３】同じく頸椎用高周波コイルの別例を示す図であ
る。
る。
【図４】同じく頸椎用高周波コイルの別例を示す図であ
る。
る。
【図５】底面枠側のコイルの巻数を多くした頸椎用高周
波コイルの実施例である。
波コイルの実施例である。
【図６】従来のボリューム型リニアコイルを示す図であ
る。
る。
【図７】従来の表面ＱＤコイルを示す図である。
１、９ 頸椎用高周波コイル ２ 上枠 ２ａ 軸止め ３ 底面枠
Claims (4)
- 【請求項１】 単線方形輪の長辺を略コ字状に屈曲させ
て形成したブリック型の頸椎用高周波コイルにおいて、 被検体の胸囲部における磁気共鳴信号の受信を避けるよ
うに、ブリック型コイルの上面枠の長手方向のパターン
長を、底面枠の長手方向のパターン長よりも短くしたこ
とを特徴とする頸椎用高周波コイル。 - 【請求項２】 上面枠のパターンは、底面枠のパターン
と少なくとも１箇所で軸連結し、外側へ展開可能にした
ことを特徴とする請求項１記載の頸椎用高周波コイル。 - 【請求項３】 上面枠のパターンは、底面枠のパターン
と分離可能に連結したことを特徴とする請求項１記載の
頸椎用高周波コイル。 - 【請求項４】 底面枠の底面パターンは、同一平面上に
螺旋状に巻いたコイル形状枠にしたことを特徴とする請
求項１、２又は３記載の頸椎用高周波コイル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4240624A JPH0686768A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 頸椎用高周波コイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4240624A JPH0686768A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 頸椎用高周波コイル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0686768A true JPH0686768A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17062267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4240624A Pending JPH0686768A (ja) | 1992-09-09 | 1992-09-09 | 頸椎用高周波コイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0686768A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1102075A2 (en) * | 1999-11-19 | 2001-05-23 | GE Medical Systems Global Technology Company LLC | MRI RF coil for head and neck |
| RU2637829C1 (ru) * | 2016-06-15 | 2017-12-07 | федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования Первый Московский государственный медицинский университет имени И.М. Сеченова Министерства здравоохранения Российской Федерации, (Сеченовский университет), ФГАОУ ВО Первый МГМУ им. И.М. Сеченова Минздрава России (С | Способ функциональной мультиспиральной компьютерно-томографической диагностики нестабильности позвоночно-двигательных сегментов шейного отдела позвоночника |
-
1992
- 1992-09-09 JP JP4240624A patent/JPH0686768A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1102075A2 (en) * | 1999-11-19 | 2001-05-23 | GE Medical Systems Global Technology Company LLC | MRI RF coil for head and neck |
| EP1102075A3 (en) * | 1999-11-19 | 2003-04-02 | GE Medical Systems Global Technology Company LLC | MRI RF coil for head and neck |
| RU2637829C1 (ru) * | 2016-06-15 | 2017-12-07 | федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования Первый Московский государственный медицинский университет имени И.М. Сеченова Министерства здравоохранения Российской Федерации, (Сеченовский университет), ФГАОУ ВО Первый МГМУ им. И.М. Сеченова Минздрава России (С | Способ функциональной мультиспиральной компьютерно-томографической диагностики нестабильности позвоночно-двигательных сегментов шейного отдела позвоночника |
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