JPH0686759U - ゴルフバッグ用スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴルフバッグの直立または傾斜状態での使用
時は作動幹の重量により脚が展開されるようにし、運搬
時は作動幹の重量により折り畳まれるようにし、保管時
は作動幹を作動しないようにすることである。 【構成】 上下端に上端ヒンジ部１ａおよび下端ヒンジ
部１ｂを有するスタンド本体１と、スタンド本体１の上
端ヒンジ部１ａにヒンジ固定され、上端部に屈曲スライ
ド溝２ａを有するスライド部２が形成された脚３，３
と、上端折曲部４ａが脚３，３のスライド溝２ａ内にス
ライド可能に挿入され、中間軸４ｂがスタンド本体１の
下端ヒンジ固定部１ｂに着脱可能にヒンジ固定され、下
端に所定重量の重錘４ｃを有する作動幹４とから構成さ
れるゴルフバッグ用スタンド。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ゴルフバッグ用スタンドに関するもので、詳しくは脚の展開および 折り畳み作動を簡単な構造により達成し得る改良されたゴルフバッグ用スタンド に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

このような脚の展開および折り畳み作動をする従来のスタンドとしては、米合 衆国特許第４，５０６，８５４号に記載されている。前記特許（折り畳めるゴル フバッグとその支持具）を見ると、ゴルフバッグの支持フレームが設置された二 つの脚と作動幹の上端が連結され、作動幹の下端がガイドにより案内されるよう にすることにより、ゴルフバッグを地面に下ろすとき、ゴルフバッグの重量によ り作動幹が地面に押されてガイドの上方に上昇して二つの脚を展開するようにし たもので、ゴルフバッグを下ろすと二つの脚が自動的に展開されるので使用の便 宜性を増大し得る。

【０００３】 また、このような従来の構造としては、米合衆国第４，６７６，４６４号（ス タンドが付着されたゴルフバッグ）と米合衆国第４，９２１，１９２号等がある 。先ず、米合衆国特許第４，６７６，４６４号は、ゴルフバッグの上部に二つの 脚の上端を軸設し、脚の最上端に肩パッドの上端を連結し、肩パッドの下端を脚 に結合してスライド可能なクランプに固定した構造で、肩パッドを上げるとナイ ロンコード等の弾性材の肩パッドの下端が弾性により展開されるのでクランプが 摺動しながら脚を押し展開させてスタンドの役目を果たす。結局、運搬中には自 動的に折り畳まれ、使用中または保管中には脚が展開されるので使用の便宜性が 増大される。

【０００４】 米合衆国特許第４，９２１，１９２号の発明は、支え部底面の半分を所定角度 で斜めに形成し、前記傾斜面に隣接して乗降駆動する乗降棒を設置することによ り、前記傾斜面が地面に接するとき乗降棒が上昇して脚が展開される。

【０００５】 さらに、本出願人により１９９０年２月２６日に出願された大韓民国実用新案 登録出願第９０−２１０２号には乗降幹の下端部に付着されたＬ形作動部の上下 運動により脚が拡がるか降り畳まれるゴルフバッグスタンドが記載されている。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前記米合衆国特許第４，５０６，８５４号の発明は、使用中だ けでなく保管または運搬のため地面に立てられた場合も二つの脚が常に展開され るので直立して安定に立て得ない問題点があり、フィールドでゴルフバッグの把 手を握って運搬するときには脚が下方に展開されて上下方に流動されるので大変 不便である問題点がある。

【０００７】 また、前記米合衆国特許第４，６７６，４６４号の発明は、肩パッドを肩に掛 けないと保管中にも常に脚が自動的に展開されるので保管が不便であり、しかも 展開された状態で保管または運搬すると広い面積を占め、運送効率が低下する問 題点がある。また、この発明は特殊な形状の支え部を要するため一般に使用され るゴルフバッグに使用し得ない欠点がある。

【０００８】 また、前記米合衆国特許第４，９２１，１９２号の発明は、傾いた形態の支え 部を要するため他のゴルフバッグに使用し得ない問題点があり、支え部の半分が 傾いているためゴルフバッグを使用せず保管するとき支え部が地面に接する部分 が支え部の一部に過ぎないので一般のゴルフバッグより易く倒れる問題点があり 、ゴルフクラブを収納した状態でゴルフバッグを保管するために支え部の水平面 だけではゴルフクラブの重量を支えることができないためゴルフバッグは自然に 傾きながら支え部の傾斜面が地面に接して脚が展開されるので、ゴルフクラグを 収納した状態でゴルフバッグを保管する場合脚が展開されて広い面積を占める問 題点がある。

【０００９】 さらに、本出願人の出願の考案は、底面の形状に応じて脚の展開幅が大きくな るか小さくなる欠点があり、Ｌ形作動部が破損される危険があり、Ｌ形作動部が 破損または変形される場合、スタンド事態を使用し得ない問題点と構造が複雑で 低廉な費用で製作し得ない問題点がある。

【００１０】 従って、本考案は従来の前記考案に鑑みてなされたもので、ゴルフバッグの直 立または傾斜状態での使用時は作動幹の重量により脚が展開されるようにし、運 搬時は作動幹の重量により折り畳まれるようにし、保管時は作動幹を作動しない ようにすることにより、簡単な構造により脚の展開および折り畳み作動が完全自 動に行われるようにし通常的なゴルフバッグにも付着して使用し得るゴルフバッ グ用スタンドを提供することをその目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】

本考案の前記目的は、スタンド本体と、前記スタンド本体にヒンジにより固定 されて展開位置と折り畳み位置との間を旋回運動し、スライド溝を有する一対の 脚と、ヒンジにより固定され、重錘を備えて脚に展開および折り畳み力を加える 作動幹とを備えるゴルフバッグ用スタンドを提供することにより達成される。

【００１２】

【実施例】

以下、本考案を添付図面に基づいてさらに詳しく説明する。

【００１３】 本考案によるゴルフバッグ用スタンドは、図面に示すように、上下端に上端ヒ ンジ部１ａおよび下端ヒンジ部１ｂを有するスタンド本体１と、前記スタンド本 体１の上端ヒンジ部１ａにヒンジ固定され、上端部に屈曲スライド溝２ａを有す るスライド部２が形成された脚３，３と、上端折曲部４ａが前記脚３，３のスラ イド溝２ａ内にスライド可能に挿入され、中間軸４ｂが前記スタンド本体１の下 端ヒンジ部１ｂに着脱可能にヒンジ固定され、下端に所定重量の重錘４ｃを有す る作動幹４とから構成される。前記スタンド本体１の下端ヒンジ部１ｂは上端ヒ ンジ部１ａより一定距離程度突出される。

【００１４】 このような構造を有する本考案のスタンドを備えるゴルフバッグの作動を次に 詳細に説明する。

【００１５】 図３に示すように、ゴルフバッグＡが直立状態に位置すると、前記作動幹４は 重錘４ｃの重量により中間軸４ｂを中心として旋回してゴルフバッグＡの縦軸線 Ｓと平行に配置され、作動幹の上端折曲部４ａはスライド溝２ａ内で脚３，３が 展開されるように圧力を加えるので脚３，３が展開される。

【００１６】 この際に、重錘４ｃと中間軸４ｂとの距離が中間軸４ｂと上端折曲軸４ａとの 距離よりずっと長いため、重錘４ｃの小さい重量だけで脚３，３が容昜に展開さ れる。

【００１７】 このように脚３，３が展開された状態でゴルフバッグを斜めに傾けると、図６ に示すように、重錘４ｃがゴルフバッグの傾斜角度に比例して左回りに回動する につれて、上端折曲部４ａがｈだけ移動し脚３，３が右回りに回動して少し折り 畳まれる状態になるが、本考案はこれを防止するため、スライド溝２ａを上部か ら屈曲するように形成することにより、ゴルフバッグを傾けて立てても上端折曲 部４ａが屈曲溝に暫く掛かるので直立時に展開されていた脚の角度を維持するこ とになる。

【００１８】 このような状態でゴルフバッグを使用してから他の場所に移動するため、図４ に示すように、ゴルフバッグＡを上げると、作動幹４の重錘４ｃは重量により中 間軸４ｂを中心として左回りに回動すると同時に、作動幹４の上端折曲部４ａが 屈曲溝に掛かっている状態を克服して左回りに回動し、前記上端折曲部の回動に より脚３，３が右回りに回動するので、ゴルフバッグを運搬するときは脚が自動 的に折り畳まれる。

【００１９】 この際に、作動幹４の上端折曲部４ａは脚３，３のスライド部２のスライド溝 ２ａ内で下方にスライドする。

【００２０】 また、本考案は、ゴルフバッグを使用してから直立状態で保管するとき作動幹 ４により脚３，３が展開されて発生する不便を解消するため、作動幹４の中間軸 ４ｂを前記下端ヒンジ固定部１ｂに着脱可能に固定する。即ち、図５に示すよう に、使用した後作動幹４の中間軸４ｂを前記下端ヒンジ固定部１ｂから分離する と、脚３，３と作動幹４との展開および折り畳み作動が行われないのでゴルフバ ッグの保管時に脚が折り畳まれた状態で保管し得る。

【００２１】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のゴルフバッグ用スタンドは、ゴルフバッグの直 立または傾斜状態での使用時は作動幹の重量により脚が展開されるようにし、運 搬時は作動幹の重量により折り畳まれるようにし、保管時は作動幹を作動しない ようにすることにより、簡単な構造により脚の展開および折り畳み作動が完全自 動に行われるようにし通常的なゴルフバッグにも付着して使用し得るので実用性 が向上される優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案によるスタンドを付着したゴルフバッグ
の斜視図である。

【図２】本考案によるゴルフバッグ用スタンドの正面図
である。

【図３】脚が展開された直立状態のゴルフバッグの側面
図である。

【図４】脚が折り畳まれた状態での運搬時のゴルフバッ
グの側面図である。

【図５】ゴルフバッグの直立状態の保管時、スタンドの
作動幹の分離された状態を示す斜視図である。

【図６】ゴルフバッグを傾けて立てる時、屈曲スライド
溝内での上端折曲部の位置変形を示す概略側面図であ
る。

【符号の説明】

１ スタンド本体 １ａ 上端ヒンジ固定部 １ｂ 下端ヒンジ固定部 ２ スライド部 ２ａ スライド溝 ３ 脚 ４ 作動幹 ４ａ 上端折曲部 ４ｂ 中間軸 ４ｃ 重錘 Ａ ゴルフバッグ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上下端に上端ヒンジ部（１ａ）および下
   端ヒンジ部（１ｂ）を有するスタンド本体（１）と、 前記スタンド本体（１）の上端ヒンジ部（１ａ）にヒン
   ジ固定され、上端部に屈曲スライド溝（２ａ）を有する
   スライド部（２）が形成された脚（３，３）と、 上端折曲部（４ａ）が前記脚（３，３）のスライド溝
   （２ａ）内にスライド可能に挿入され、中間軸（４ｂ）
   が前記スタンド本体（１）の下端ヒンジ固定部（１ｂ）
   に着脱可能にヒンジ固定され、下端に所定重量の重錘
   （４ｃ）を有する作動幹（４）とから構成されることを
   特徴とするゴルフバッグ用スタンド。
2. 【請求項２】 前記スライド溝（２ａ）が直線形に形成
   されなく上部から屈曲されて続くことを特徴とする請求
   項１記載のゴルフバッグ用スタンド。