JPH0686094A - 信号クランプ方式 - Google Patents

信号クランプ方式

Info

Publication number
JPH0686094A
JPH0686094A JP4236052A JP23605292A JPH0686094A JP H0686094 A JPH0686094 A JP H0686094A JP 4236052 A JP4236052 A JP 4236052A JP 23605292 A JP23605292 A JP 23605292A JP H0686094 A JPH0686094 A JP H0686094A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
signal
level
circuit
video signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4236052A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Matsukawa
昌章 松川
Noboru Kojima
昇 小島
Yoshiharu Tanizawa
好晴 谷沢
Takashi Hasegawa
敬 長谷川
Yasuhei Nakama
泰平 中間
Yuichi Ninomiya
祐一 二宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Hitachi Ltd
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4236052A priority Critical patent/JPH0686094A/ja
Publication of JPH0686094A publication Critical patent/JPH0686094A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号に重畳されているエネルギー拡散信
号成分の有無、レベルの大小によらず、最適なクランプ
性能を実現し、常に良好な画像を得る。 【構成】 アナログ映像信号をディジタル信号に変換す
るA/D変換器10の前段に、映像信号を一定の固定レ
ベルにクランプする第1のクランプ回路22と、ディジ
タル的に検出されたクランプレベルにキードクランプす
る第2のクランプ回路23とがシリアルに接続して設け
られる。第1のクランプ回路は、エネルギー拡散信号成
分のレベルに応じてクランプ時定数を切り替え可能に構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ映像信号をデ
ィジタル映像信号に変換する場合に使用するクランプ方
式に係り、特に、クランプ性能がディジタル処理に及ぼ
す影響が大きい映像信号処理装置におけるクランプ方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ映像信号のディジタル処理を行
う装置において、アナログ−ディジタル変換器(以下、
A/D変換器という)の前段に設けられ、アナログ信号
による映像信号をクランプする回路に関する従来技術と
して、例えば、特開昭58−124373号公報等に記
載された技術が知られている。
【0003】この従来技術は、アナログ入力信号をアナ
ログクランプ回路に導き、アナログ信号の状態で信号の
クランプを行なった後、A/D変換器によりこのクラン
プされたアナログ入力信号をディジタル信号に変換して
出力させ、このディジタル出力信号と所定の値に設定さ
れているクランプ設定レベルとをディジタル的に比較
し、この比較結果を前記アナログクランプ回路にフィー
ドバックするというものである。
【0004】前記従来技術は、前述のように構成される
ことにより、アナログクランプ回路のクランプレベル
を、フィードバック制御によりディジタル的に設定する
ことを可能としたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現行の衛星放送は、映
像信号のエネルギーが単一周波数に集中して他の通信回
線に妨害を与えることを防止するため、映像信号に、例
えば、30Hzの垂直同期サイクルのエネルギー拡散信
号成分を重畳して送信している。
【0006】そして、前述の従来技術は、重畳される前
述の垂直同期サイクルのエネルギー拡散レベルが小さい
場合、クランプによりエネルギー拡散信号成分を抑圧し
た映像信号を得ることができる。
【0007】しかし、エネルギー拡散信号レベルが大き
い場合、前述の従来技術は、そのクランプ性能が低く、
エネルギー拡散信号成分を充分に抑圧することができ
ず、エネルギー拡散信号成分を少し残した映像信号を出
力してしまい、この映像信号をそのままA/D変換し、
ディジタル処理した信号をディスプレイ装置に映し出し
ても、再生画面の明るさや色調を安定かつ正確に保つこ
とができず、あるいは、フリッカ等の妨害を生じさせる
という問題点を有している。
【0008】このような問題点の解決する方法として、
クランプ回路の時定数をできるだけ小さく設定し、エネ
ルギー拡散信号の抑圧性能を向上させる方法がある。し
かし、映像信号に対する追従性を良くするため、クラン
プ回路の時定数を小さくしすぎると、低S/N時にノイ
ズによってクランプが安定に行なわれないという弊害が
生じてしまう。
【0009】例えば、ビデオテープレコーダ(以下、V
TRという)、ビデオディスクプレーヤ(以下、VDP
という)等のパッケージメディアからのエネルギー拡散
信号成分が重畳されていない映像信号が与えられた場合
に、映像信号のクランプ期間にドロップアウト等のノイ
ズ成分があると、クランプレベルがノイズレベルに追従
するというクランプ回路の誤動作を生じ、これにより画
質の劣化を生じてしまう。
【0010】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、到来映像信号に重畳されるエネルギー拡散
成分が大きい場合に、このエネルギー拡散成分による変
動を充分に抑圧することができ、かつ、エネルギー拡散
成分の小さい場合にも、ノイズの影響を受けることなく
安定したクランプ性能を得ることのできる信号クランプ
方式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、到来したアナログ映像信号をディジタル信号に変換
するA/D変換器の前段に、少なくともシリーズに接続
される2つ以上の異なるクランプ回路を設け、2つのク
ランプ回路を水平同期サイクルのキードクランプにより
構成し、かつ、2つのクランプ回路をつぎのように構成
することにより達成される。
【0012】すなわち、前段の第1のクランプ回路は、
到来した映像信号内のある基準信号を一定のDCレベル
に固定するフィードフォワード型のクランプ回路により
構成され、後段の第2のクランプ回路は、A/D変換器
の後段でディジタル的に検出されたクランプレベルが、
例えば、A/D変換器の入力レンジの中心値となるよう
に信号のクランプを行う、DCレベルを再生するフィー
ドバック型のクランプ回路により構成される。また、第
1のクランプ回路は、少なくとも二つ以上の時定数を切
り替える機能またはキードクランプ動作のON/OFF
切り替え機能を有し、これらの時定数を、例えば、エネ
ルギー拡散信号のレベルに応じて切り替え、あるいは、
衛星放送受信時と、VTR、VDP再生時とで切り替え
るように構成される。
【0013】
【作用】第1のクランプ回路は、キードクランプ動作の
ON/OFF切り替え機能を備えているので、例えば、
映像信号にエネルギー拡散信号が重畳されている場合、
到来する映像信号内のある基準信号を水平同期サイクル
毎に一定のDCレベルにキードクランプする。また、次
段の第2のクランプ回路は、A/D変換器の後段で検出
されたクランプレベルがクランプレベルとしてフィード
バックされ、前述と同じ基準信号を、例えば、前記A/
D変換器の入力レンジの中心値となるように水平同期サ
イクル毎にキードクランプする。これにより、前述の映
像信号に重畳されたエネルギー拡散信号成分は、前記第
1のクランプ回路である程度抑圧され、次段の第2のク
ランプ回路でさらに抑圧される。この結果、本発明によ
れば、前記エネルギー拡散成分を充分に抑圧することが
でき、フリッカ等の妨害を除去し、再生画面の明るさ、
色調を安定かつ正確に保つことができる。
【0014】また、例えば、VTR、VDPのように映
像信号にエネルギー拡散信号が重畳されていない場合、
エネルギー拡散信号成分の抑圧の必要がないため、第1
のクランプ回路は、水平同期サイクルのキードクランプ
を停止し、例えば、クランプ回路用のコンデンサに大き
な抵抗値を介して常に一定のDCレベルを与えるクラン
プ回路に切り替えて平均値クランプとされる。そして、
第2のクランプ回路は、A/D変換後の映像信号からデ
ィジタル的に検出されたレベルにキードクランプして、
映像信号のDCレベルを再生するようにされる。これに
より、本発明は、映像信号のDCレベル変動に対する追
従性は鈍くなるが、例えば、VTR、VDPにおけるド
ロップアウトなどのスパイク状のノイズによる影響を受
けることのない安定したクランプを行うことができる。
【0015】また、第1のクランプ回路に、時定数の切
り替え機能を持たせるようにした本発明は、エネルギー
拡散信号レベルが大きい場合には時定数を小さく、エネ
ルギー拡散信号レベルが小さい場合には時定数を大きく
し、エネルギー拡散信号を含まない場合にはさらに時定
数を大きくするようにして、前述と同様に安定した信号
のクランプを行うことが可能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明による信号クランプ方式の実施
例を図面により詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロツク図である。図1において、2、4、8は直流増
幅用のバッファ、3、7はコンデンサ(それぞれの容量
1、C2)、5、6、9は抵抗(それぞれの抵抗値
1、R3、R2)、10はA/D変換回路、11はディ
ジタル信号処理回路、12はクランプレベル検出回路、
13はクランプレベル設定回路、14はクランプパルス
発生回路、15、16は一定の直流電位を出力するDC
レベル回路、18、20、19は第1、第2及び第3の
SW、21はクランプパルス停止回路、22は第1のク
ランプ回路、23は第2のクランプ回路である。
【0018】図1に示す本発明の第1の実施例は、入力
信号端子1から入力されたアナログ映像信号がバッファ
2を介して入力され、該映像信号を一定のDCレベルに
クランプする第1のクランプ回路22と、A/D変換器
10の出力信号からディジタル的に検出されたクランプ
レベルが所望の値となるようにフィードバック制御され
てキードクランプを行う第2のクランプ回路23とを備
えて構成される。
【0019】前記第1のクランプ回路22は、DCレベ
ル回路16からのDCレベルに映像信号をクランプする
抵抗5及び第1のスイッチ18によるキードクランプ回
路の機能と、もう一系統のDCレベル回路15からのD
Cレベルに映像信号をクランプする抵抗6及び第3のス
イッチ19からなる平均値クランプ回路の機能とを備え
ている。そして、抵抗5の抵抗値R1と抵抗6の抵抗値
3とは、R1≪R3となるような関係に、すなわち、ク
ランプ時定数が、C11≪C13となるように設定され
ている。
【0020】次に、前述のように構成される本発明の第
1の実施例の動作を詳細に説明する。
【0021】入力端子1から入力された映像信号は、バ
ッファ2を通り第1のクランプ回路22に導かれる。端
子1からの入力信号が、例えば、衛星放送受信等による
エネルギー拡散信号の重畳された映像信号である場合、
入力端子17に与えられる切り替え制御信号は、クラン
プパルス停止回路21の動作を停止させ、第3のスイッ
チ19を開放状態となるように制御する。これにより、
第1のクランプ回路22は、キードクランプ回路として
動作する。
【0022】すなわち、クランプパルス発生回路14か
ら出力されるクランプパルスは、クランプパルス停止回
路21を介してそのまま第1のスイッチ18に供給さ
れ、このクランプパルスにより第1のスイッチ18がオ
ン、オフ制御され、第1のクランプ回路22は、抵抗5
及び第1のスイッチ18を介してDCレベル回路16か
らのDCレベルに、映像信号内の或る基準信号(例え
ば、水平同期信号)をキードクランプする。
【0023】また、端子1からの入力信号が、例えば、
VTR、VDP等からの映像信号であって、入力信号に
エネルギー拡散信号が重畳されていない場合、入力端子
17に与えられる切り替え制御信号は、クランプパルス
停止回路21を動作状態にすると共に、第3のスイッチ
19を接続状態となるように制御する。これにより、ク
ランプパルス停止回路21からのクランプパルスが停止
するので、第1のSW18が解放状態に制御されるの
で、第1のクランプ回路22は、平均値クランプ回路と
して動作する。
【0024】すなわち、この場合、第1のクランプ回路
22は、入力される映像信号を抵抗6及び第3のスイッ
チ19を介して与えられるDCレベル回路15からのD
Cレベルに平均値クランプする。
【0025】前述のようにして、第1のクランプ回路2
2により、一定のDCレベルにキードクランプされ、ま
たは、平均値クランプされた信号は、第2のクランプ回
路23へ導かれ、この第2のクランプ回路23により、
フィードバック制御によるキードクランプが行なわれ
る。
【0026】すなわち、第2のクランプ回路23の出力
信号は、A/D変換器10によりディジタル信号に変換
される。クランプレベル検出回路12は、この変換され
たディジタル信号からディジタル的にこの映像信号のク
ランプレベルを検出し、その検出値をクランプレベル設
定回路13に与える。クランプレベル設定回路13は、
例えば、このクランプレベルがA/D変換器10の入力
レンジの中心値となるように、新たなクランプレベルを
設定し、このクランプレベルを水平同期周期毎に、第2
のスイッチ20を介して第2のクランプ回路23にフィ
ードバックする。これにより、第2のクランプ回路23
は、前記クランプレベル設定回路13の出力クランプレ
ベルを基準信号として、このクランプレベルに、第1の
クランプ回路22の出力信号をキードクランプする。
【0027】前述した本発明の第1の実施例によれば、
衛星放送の受信信号等のようにエネルギー拡散信号成分
が映像信号に重畳されている場合に、第1のクランプ回
路22が、受信した映像信号を比較的小さなクランプ時
定数でキードクランプすることにより、エネルギー拡散
信号による変動を抑圧することができ、第2のクランプ
回路23が、フィードバックされたレベルにキードクラ
ンプしてDCレベルの再生を行なうと共に、残留するエ
ネルギー拡散成分の抑圧を行なうことができる。
【0028】一方、入力信号がVTR、VDPの映像出
力信号等のエネルギー拡散成分の重畳されていない信号
の場合、本発明の第1の実施例は、第1のクランプ回路
22の構成を平均値クランプに切り替え、DCレベルの
変動をそのままにして、第2のクランプ回路23によ
り、フィードバッククランプされたレベルにキードクラ
ンプを行なうことにより、ドロップアウト等のスパイク
状のノイズに強い安定したクランプを行うことができ
る。
【0029】図2は本発明の第2の実施例の構成を示す
ブロック図である。図2において、25は選択スイッ
チ、26は抵抗であり、他の符号は図1の場合と同一で
ある。図示本発明の第2の実施例は、例えば、放送衛星
(以下、BSという)受信時の映像信号及び通信衛星
(以下、CSという)受信時の映像信号のように、重畳
されているエネルギー拡散信号のレベルに差がある場合
に適用して好適な実施例である。
【0030】本発明の第2の実施例は、映像信号入力端
子1に例えばBS受信時の映像信号が入力されている場
合と、CS受信時の映像信号が入力されている場合との
切り替え信号が制御信号入力端子24に与えられ、この
制御信号により抵抗5と25とを選択する選択スイッチ
25が設けられている点で前述した本発明の第1の実施
例と相違する。
【0031】本発明の第2の実施例における第1のクラ
ンプ回路22は、エネルギー拡散信号のレベルが小さい
BS信号の受信時、抵抗5を選択し、エネルギー拡散信
号のレベルが大きなCS信号の受信時、抵抗26を選択
して、それぞれ、DCレベル回路16からのDCレベル
にキードクランプを行うものであり、抵抗5の抵抗値R
1と抵抗26の抵抗値R4とを、R1 >R4 となるように
設定したものである。
【0032】本発明の第2の実施例は、第1のクランプ
回路22が前述のように動作する以外、第1の実施例と
同様に動作する。
【0033】前述した本発明の第2の実施例によれば、
エネルギー拡散信号のレベルの大小に合わせて、必要以
上にクランプ回路の追従性を速くしすぎないようにし
て、ノイズに対するクランプの安定性を向上させ、エネ
ルギー拡散信号成分を抑圧することができる。
【0034】図3は本発明の第3の実施例の構成を示す
ブロツク図であり、図の符号は図1、図2の場合と同一
である。この本発明の第3の実施例は、本発明の第1の
実施例により説明したエネルギー拡散信号の有無、及
び、本発明の第2の実施例により説明したエネルギー拡
散信号の大小の両方に対するクランプ性能を考慮した実
施例であり、両者の機能を合わせ持つように構成したも
のである。以下、この実施例の動作を説明する。
【0035】まず、入力端子1からの映像信号にエネル
ギー拡散信号が重畳されている場合を考える。
【0036】このとき、端子17に導かれる切り換え信
号はオフ状態となっており、クランプパルス停止回路2
1は動作せず、クランプパルス発生回路14からのクラ
ンプパルスがスイッチ18に導かれ、また、スイッチ1
9は開放状態に制御され、抵抗6がクランプ動作に影響
しないようにされる。従って、この場合、本発明の第3
の実施例は、図2に示した本発明の第2の実施例と全く
同様に動作することになり、エネルギー拡散信号のレベ
ルに応じて、端子24に導かれる制御信号により選択ス
イッチ25を切り換えてクランプ特性を最適に設定する
ことができる。
【0037】次に、入力端子1からの映像信号にエネル
ギー拡散信号が重畳されていない場合を考える。
【0038】この場合、端子17に導かれる切り換え信
号はオン状態となり、クランプパルス停止回路21が動
作して、スイッチ18へ向かうクランプパルスが停止さ
れると共に、スイッチ19が接続状態に固定される。従
って、第1のクランプ回路22は、入力された映像信号
を、抵抗値の大きな抵抗6を介して、DCレベル回路1
5からのDCレベルに平均的にクランプする。
【0039】前述したように動作する本発明の第3の実
施例によれば、例えば、BS信号受信時あるいはCS信
号受信時のエネルギー拡散信号のレベルの大小の違いに
係わらず、エネルギー拡散信号成分の抑圧を最適に行
い、再生画面におけるフリッカ等の妨害を防ぐことがで
き、また、例えば、パッケージメディア等のエネルギー
拡散信号成分を持たない映像信号に対しても、クランプ
の追従性を遅くすることにより、ノイズに対する安定度
を高め、画像の明るさや色調を安定に保つことができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、衛
星放送等の到来映像信号に重畳されるエネルギー拡散信
号成分が大きい場合に、このエネルギー拡散信号成分を
充分に抑圧することができ、再生画面の明るさ、色調等
を常に安定かつ正確に保ち、フリッカ等の妨害を除去す
ることができ、また、VTR、VDP等の到来映像信号
にエネルギー拡散信号成分を持たない場合にも、ドロッ
プアウト等のノイズに対するクランプ追従性を鈍くする
ことにより、良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
2、4、8 直流増幅用のバッファ 3、7 コンデンサ 5、6、9、26 抵抗 10 A/D変換回路 11 ディジタル信号処理回路 12 クランプレベル検出回路 13 クランプレベル設定回路 14 クランプパルス発生回路 15、16 一定の直流電位を出力するDCレベル回路 18、20、19 第1、第2及び第3のSW 21 クランプパルス停止回路 22 第1のクランプ回路 23 第2のクランプ回路 25 選択スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷沢 好晴 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 長谷川 敬 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 中間 泰平 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 二宮 祐一 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 到来した映像信号をクランプする信号ク
    ランプ方式において、アナログ映像信号をディジタル信
    号に変換するA/D変換器と、前記A/D変換器の前段
    に少なくともシリアルに接続される第1及び第2のクラ
    ンプ回路と、前記第1のクランプ回路のクランプ時定数
    を複数の値の1つに切り替える切り換え手段とを備え、
    前記第1のクランプ回路は、切り換えられた時定数によ
    り映像信号を一定の固定レベルにクランプし、前記第2
    のクランプ回路は、前記A/D変換器の後段でディジタ
    ル的に検出されたクランプレベルがフィードバックさ
    れ、このフィードバックされたクランプレベルに映像信
    号内の基準信号をキードクランプするものであることを
    特徴とする信号クランプ方式。
  2. 【請求項2】 前記第1のクランプ回路は、キードクラ
    ンプを行うものであり、前記切り換え手段は、到来映像
    信号のエネルギー拡散信号成分のレベルに応じてクラン
    プ時定数を切り換えることを特徴とする請求項1記載の
    信号クランプ方式。
  3. 【請求項3】 前記第1のクランプ回路は、キードクラ
    ンプ及び平均値クランプの一方を行うものであり、前記
    切り換え手段は、到来映像信号にエネルギー拡散信号成
    分が重畳されているか否かにより、クランプ時定数を切
    り換えると同時に、前記第1のクランプ回路に、キード
    クランプを行わせるか平均値クランプを行わせるかを切
    り換えることを特徴とする請求項1記載の信号クランプ
    方式。
  4. 【請求項4】 前記第1のクランプ回路がキードクラン
    プを行う場合のクランプは、映像信号の水平同期周期で
    行われることを特徴とする請求項2または3記載の信号
    クランプ方式。
JP4236052A 1992-09-03 1992-09-03 信号クランプ方式 Pending JPH0686094A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4236052A JPH0686094A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 信号クランプ方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4236052A JPH0686094A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 信号クランプ方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0686094A true JPH0686094A (ja) 1994-03-25

Family

ID=16995035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4236052A Pending JPH0686094A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 信号クランプ方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0686094A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5321511A (en) Horizontal edge compensation circuit for a digital image processor
US4694498A (en) Automatic sound field correcting system
JP2553534B2 (ja) テレビジヨン映像信号制御装置
JPH05304639A (ja) 映像システムの画面安定化装置及び方法
US4333108A (en) Apparatus and method for transmitting a pulse width modulated audio signal on a video signal
US5170260A (en) Selective deghosting of plural GCR-containing video signals
US4275420A (en) Television receiver with a ghost detector
JPH0686094A (ja) 信号クランプ方式
KR100214481B1 (ko) 음성다중 신호처리장치
JP2835337B2 (ja) 接続回路配置
US4931857A (en) Voltage controlled comb filter
JPH05199431A (ja) クランプ回路
KR100434256B1 (ko) 티브이의 디스플레이 속도변조장치
KR970002189B1 (ko) 영상기록 재생기의 칼라 자동 조절장치
JPH0654227A (ja) Museデコーダ
JP3123622B2 (ja) 受信装置
JPH09121323A (ja) 映像信号処理装置
JPH04365291A (ja) くし型フィルター回路
JPH0767053A (ja) テレビジョン受像機
JPH04246988A (ja) 自動利得制御回路
JPH07264443A (ja) ゴースト除去装置
JPH07245717A (ja) クランプ制御回路
JPS63261574A (ja) 磁気記録再生装置
JPH06141203A (ja) 信号処理装置
JPH0678177A (ja) 周波数特性補正方式