JPH0685896U - ブラインドのヘッドボックスエンドキャップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】固定する止めねじが外から見えないブラインド
のヘッドボックス用エンドキャップを提供する。 【構成】前後内側面の上部に相対向する一組の突条21、
21´を備えたブラインドのヘッドボックス20と、その端
面を被覆する端面板11と、その端面板からヘッドボック
ス20の内面に部分的に内嵌して端面板の位置を規制する
嵌合部15とを備えたエンドキャップ10において、端面板
11に突条21、21´の上面に沿って突出する上板部12を一
体に形成し、その上板部に止めねじ13、13´を通して締
め板14、14´にねじ込み、その締め板と上板部によって
突条21、21´を狭持する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は上方が開口するブラインドヘッドボックスの端面に取り付けるエンド キャップの改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ブラインドヘッドボックスのエンドキャップは、ヘッドボックス端面を 被覆封鎖する形状の端面板と、その端面板からヘッドボックス内底面に沿うよう に突出する固定部を備え、その固定部とヘッドボックス底面に連通するねじ通し 孔をあけ、ヘッドボックスの下から止めねじを通し、その止めねじに締め板をね じばめしてエンドキャップをヘッドボックスに固定していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

エンドキャップをヘッドボックスの下面から通す止めねじによって固定すると 、止めねじの頭部が露出して外観を損なう上に、突出する止めねじの頭部にスラ ットが引っかかって傷つくおそれがあった。 本考案はこの問題を解決するためになされたものであり、その目的とするとこ ろは、止めねじがヘッドボックスの下から露出しないヘッドボックスのエンドキ ャップを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するため、本発明が採用する手段は、ヘッドボックスの前後内 側面の上部に少なくとも一組の相対する方向に突出して長手方向に延長する突条 を設け、エンドキャップの端面板にその突条の上面に沿うように突出する上板部 を一体に設け、その上板部に通した止めねじを締め板にねじ込んでエンドキャッ プをヘッドボックスの端面に固定したことにある。

【０００５】

【作用】 上板部の止めねじ通し孔に止めねじを挿し、その止めねじを締め板にゆるくね じ込むと、上板部と締め板の間に突条の上下幅よりも大きな上下の空隙が生ずる 。この状態で、端面板をヘッドボックスの端面に当てると、突条は上板部と締め 板の間に入る。そこで、止めねじを固くねじ込むと、上板部と締め板は突条を狭 持しエンドキャップはヘッドボックスの端面に固定する。止めねじはヘッドボッ クス上部の開口内にあり、外部からは見えない。

【０００６】

【実施例】

本考案のエンドキャップを図面に示す実施例に基づいて説明する。 図１に示すように、エンドキャップ10の端面板11はヘッドボックス20の端面を 外側から完全に被覆する形状である。ヘッドボックス20は上方が開口し、前後内 側面の上部に相対向する突条21、21´を有する。端面板11から上面板部12が突条 21、21´の上面に沿って突出する。突条21、21´の間において、上面板12に２本 の止めねじ13、13´が通され、各とめねじ13、13´はそれぞれ突条21、21´の下 方に位置する締め板14、14´にねじ込む。端面板11から嵌合部15がヘッドボック ス20の内面に沿って突出する。嵌合部15は中抜きの殻状であり、その上面には止 めねじ13、13´の入る溝16、16´を有する。嵌合部15の上面は締め板14、14´の 下面に接し、中央において上板部と連結する。

【０００７】 図２に示すように、エンドキャップ10の端面板11から突出する上板部12と嵌合 部15の突出長は同一である。上板部12には２つの長孔状の止めねじ通し孔17、17 ´をあけ、矢印で示すように、そこに止めねじ13、13´を挿入する。止めねじ13 、13´は嵌合部15の上面に配置した締め板14、14´のねじ孔18、18´にねじ込む 。止めねじ13、13´をゆるくねじ込んだ状態で図３に示すヘッドボックス20の端 面にはめ込む。このとき、図１に示すように、上板部12と締め板14、14´の間に は突状21、21´の上下幅よりも大きな空隙を生ずるから、上板部12は突状21、21 ´の上面に、嵌合部15は突状21、21´から下方の内面にそれぞれ沿って円滑には まる。ついで、止めねじ13、13´を固く締め付けると、上板部12と締め板14、14 ´は突状21、21´を狭持しエンドキャップ10はヘッドボックス20に固定する。止 めねじ13、13´を弛めれば、エンドキャップ10は簡単にヘッドボックス20から外 すことができる。止めねじはヘッドボックス20の上方開口内に位置するから外か らは見えない。

【０００８】

【考案の効果】

上記のとおり、本考案のエンドキャップは、従来の固定用止めねじをヘッドボ ックスの下から通していたものとは異なり、固定用止めねじをヘッドボックスの 上方開口から通す方式であるから、止めねじの頭が外から見えて外観が損なわれ ることも、スラットが止めねじの頭に引っかかって、傷つくおそれもないという 優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本考案の一実施例のエンドキャップを備えた
ヘッドボックスの横断面図、

【図２】は図１のエンドキャップの斜視図、

【図３】は図１のヘッドボックスの端面を示す斜視図、

【符号の説明】

10：エンドキャップ、11：端面板、12：上板部、13：止
めねじ、14：締め板、15：嵌合部、16：溝、17：止めね
じ通し孔、20：ヘッドボックス、21：突条

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ブラインドのヘッドボックス（20）の端面
   を被覆する形状の端面板（11）と、前記ヘッドボックス
   の前後内側面から内方に突出して長手方向に延長する一
   組の突条（21、21´）の上面に沿うように突出する上板
   部（12）と、前記上板部に設けた止めねじの通し孔（1
   7、17´）と、前記通し孔に通した止めねじ（13、13
   ´）と、前記止めねじをねじ込むねじ孔を備えた締め板
   （14、14´）と、前記端面板から突出して前記ヘッドボ
   ックスの前記突条より下方の内面に少なくとも部分的に
   内嵌して前記端面板の固定位置を規定する嵌合部（15）
   とからなることを特徴とするブラインドのヘッドボック
   スエンドキャップ。