JPH0685801B2 - 注射器ポンプ - Google Patents

注射器ポンプ

Info

Publication number
JPH0685801B2
JPH0685801B2 JP63199748A JP19974888A JPH0685801B2 JP H0685801 B2 JPH0685801 B2 JP H0685801B2 JP 63199748 A JP63199748 A JP 63199748A JP 19974888 A JP19974888 A JP 19974888A JP H0685801 B2 JPH0685801 B2 JP H0685801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
syringe
retainer
plunger
outer cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63199748A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6468274A (en
Inventor
ジョージ・サンダーソン
ロバート・ジェイ・ストロー
Original Assignee
ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー filed Critical ベクトン・ディッキンソン・アンド・カンパニー
Publication of JPS6468274A publication Critical patent/JPS6468274A/ja
Publication of JPH0685801B2 publication Critical patent/JPH0685801B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、患者に薬を投与する装置、特に、かかる薬の
投与を目的とする注射器ポンプすなわちシリンジ・ポン
プ(syringe pump)に関する。
[従来の技術] 病院では、患者に薬液を投与するため、静脈内(I.V.)
薬液投与装置を使用することが多い。患者が、抗生物質
のような薬を必要とする場合、最近までの標準的な方法
は、かかる薬を「ピギーバック(piggy-back)方式」の
点滴により、主たる注入管に注入する方法であった。し
かし、最近、抗生物質、その他の薬を患者の静脈内に点
滴注入する従来の方法は新しい方法に代わりつつある。
病院等では、しばしば、注射器ポンプと称される機械的
に駆動される注射器を利用して、患者が必要とする薬、
その他の液体を投与するようになっている。
実際上、利用可能な各種の注射器ポンプ、その他の薬液
投与装置の種類が、益々増えつつある。ここで使用する
注射器ポンプという名称のポンプは、薬液を保持する従
来型式、又はその応用型式による注射器を利用するもの
であり、そのプランジャは、典型的に、機械仕掛けの構
成要素により駆動、又は推進されて注射器内の液体中味
を押し出す。これら注射器ポンプは、現在、電池駆動型
式であり、マイクロプロセッサ技術を備えて、薬の投与
量、即ち、押し出し回数をプログラム化し、さらに、ユ
ーザ又は患者が見易いようデジタル表示装置を備えてい
る。さらに、該注射器ポンプは、所定の投与時間の経
過、装置の故障、管路の閉塞を知らせる警報回路、該注
射器ポンプの作用又は機能を向上させるその他の特徴を
備えている。かかる注射器ポンプは、益々精巧になりつ
つあるが、技術の進歩に伴い、該装置の製造及び作動コ
ストが増大する傾向を生じ、使用方法は、益々複雑にな
り、これにより、故障の機会も増え、さらに、1又は複
数の構成要素が故障した場合に実施しなければならない
分解・修理の機会も増す。
例えば、多くの既存の注射器ポンプは、注射サイクルが
終了したとき、I.V.管路又は注射器が閉塞したとき、あ
るいは、システムの故障が生じた場合に、警報(視覚的
又は聴覚的な警報)を発する遮断回路を備えている。か
かる遮断回路を作動させる一般的な機構は、注射器プラ
ンジャが、注射器胴内に進む間に特定の箇所を通過した
とき、作動される1又は複数のスイッチを利用したもの
である。別の例の場合、注射器は、所定の力に達したな
らば、僅かに線形動作をするばね荷重式のプラットフォ
ーム上に載置される。この場合、注射器外筒内部に押し
込まれるプランジャが、注射器の底部に達するか、又
は、管路の閉塞により液体中味を押し出すことが出来な
くなった場合、プランジャに作用する力により、その全
体をばね支持された注射器全体が線形状に動く。この注
射器の動きは、スイッチを作動させるか、又は、位置感
知センサにより感知されて、遮断回路に対して信号を送
り、注射器ポンプの自動的な作動を停止させる。
[発明が解決しようとする課題] 従来、かかる遮断回路に必要とされていた構成要素のコ
ストを削減し、さらに、所定の結果を得るためのスイッ
チ又は感知要素を不要にするため、かかる遮断回路を改
良することが望ましく、さらには、要望されてもいる。
ある種の注射器ポンプは、様々な種類又は量の液体薬剤
を入れる様々な寸法の注射器を受け入れる。注射器寸法
の自動測定又は感知手段を注射器ポンプ内に位置決めし
て、その注射器ポンプ内に設定した注射器の寸法に基づ
き、薬剤の押し出し量及び回数を自動的に制御し得るよ
うにすることは、公知である。様々な寸法の注射器を受
け入れ、かつ感知する感知機構を改良することは、優れ
た製品を提供する上で望ましいことである。
利用可能な多くの注射器ポンプは、前面板に設けられた
膜スイッチを備えている。ユーザがこの膜スイッチを指
で押して、注射器ポンプを作動させる。オンオフ機能を
備えるこれら膜スイッチは、比較的高価であり、装置の
機能が精緻になるに伴い、こうしたスイッチの数が増
え、その結果、装置全体のコストは益々増大する。従っ
て、ユーザが操作する前面板のスイッチ又はボタンを改
良することが望ましく、かつ要望もされている。
本発明は、上述し、さらに、以下に説明する改良を実現
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の注射器ポンプは、ハウジングと、注射器を受け
入れるため、該ハウジングに取り付けられたリテーナと
を備えている。このリテーナにより受け入れられる注射
器は、液体薬剤を保持する注射器外筒と、該注射器外筒
内に可動なように位置決めされ、この注射器外筒から液
体薬剤を押し出すプランジャとを備えている。駆動体
が、ハウジングに可動なように取り付けられており、プ
ランジャと係合し、かつ該プランジャを注射器外筒内に
押し込むことにより、液体薬剤を注射器外筒から押し出
す。上記ハウジング内の制御手段が、プランジャに対す
る駆動体の動きを調整することにより、注射外筒から押
し出される液体薬剤の量調整する。指で押すことの出来
る作動手段が、ハウジングに取り付けられており、ユー
ザが手で操作することが可能である。該作動手段は、制
御手段と関係し、ユーザは、制御手段が提供可能な1又
は複数の機能を選択することが出来る。この作動手段
は、伝導体を備えており、この伝導体は、ユーザが指で
押したとき、制御手段に接触し、該制御手段の励起及び
励起停止を行ない、所定の機能を発揮させ得るように位
置決めされている。
本発明の別の実施例において、上記制御手段は、駆動体
を動かすための電気モータを備えている。注射器外筒か
らの液体薬剤の投与が終了したとき、又は、管路の閉塞
により、液体薬剤が注射器外筒から押し出されなくなっ
たとき、電気モータを停止させて、駆動体の動きを止め
る遮断回路が設けられている。この遮断回路は、モータ
の所定の最大電流(この電流に達したとき、モータの運
転が停止される電流)に応答して作動する。
本発明のさらに別の実施例において、リテーナは、第1
電気接点手段を備え、該接点手段は、リテーナ内に受け
入れた注射器の寸法いかんにより、位置を変えることが
出来る。第2電気接点手段が、ハウジング内にあり、リ
テーナの第1電気接点手段と接触したとき、リテーナ内
に受け入れた注射器の寸法を示す電気信号を発生させ得
るように位置決めされている。かかる電気信号は、制御
手段により受信し、駆動体の動きをリテーナ内に受け入
れた注射器の寸法に関係させることが出来る。
本発明の別の実施例は、外側部分に細長い支持面を有す
るハウジングを備えている。駆動体は、可動であるよう
に、該ハウジングに取り付けられている一方、上記支持
面と摺動接触する。さらに、駆動体は、プランジャと係
合し、該プランジャを注射器外筒内に押し込み、注射器
外筒外に液体を押し出す。
本発明のさらに別の実施例において、上記ハウジング
は、駆動体組立体が沿って動くことの出来るスロットを
備えている。保護手段が、該スロットを覆う一方、ハウ
ジング内に協働可能なように取り付けられており、スロ
ットに対する駆動体組立体の動きを容易にする。この保
護手段は、異物が、このスロットを通って注射器ハウジ
ング内に入るのを阻止する遮蔽体又はカーテンを提供す
る。
本発明の基本的考えによれば、上記のような多数の改良
点、及びその他の望ましい利点が注射器ポンプ自体によ
り提供される。例えば、作動手段の一部として、伝導体
を設けることにより、現在利用可能な膜スイッチと同様
の方法にて、前面板ボタン又はスイッチを構成し、かつ
機能させることが可能となる。しかし、ユーザが操作す
る前面板スイッチの一部として、伝導体を設けることに
伴うコストは、現在利用可能な可撓の膜スイッチの場合
と比べて、著しく低い。さらに、グラファイトを含浸さ
せたシリコンゴムのような伝導体を使用することによ
り、注射器ポンプの前面板とハウジング内に設けた回路
板との間を導線で接続する必要がなくなる。
本発明のもう1つの重要な利点は、新規な遮断回路を設
けることである。上述のように、既存の遮断回路は、ス
イッチ構成要素又は精緻なセンサ機構を機械的に作動さ
せる構成である。本発明において、本発明の遮断回路
が、プランジャを注射器外筒内に押し込むのに使用する
電気モータの電流制限機能と共に作用する限り、これら
機械的、又は機械的な関係を有するスイッチ構成要素
は、不要である。従って、本発明の場合、遮断回路を作
動させるために、スイッチ又は電気的構成要素を作動さ
せる必要は全くない。
本発明によるさらに別の利点及び改良点は、プランジャ
を注射器外筒内に押し込む駆動体の摺動を支持する支持
機構にある。典型的な公知の注射器ポンプの場合には、
該駆動体は、電気モータにより回転される親ねじに、半
割ナットを介して結合されている。通常、ガイドレール
が、親ねじにより駆動される駆動体の線形の動きを支持
する支持面として設けられている。これらガイドレール
の内の2つは、通常、親ねじと同一方向に向けて、平行
な軌道に配設されている。しかし、本発明の場合、こう
したガイドレールは、全く設けられていない。ガイドレ
ールに代えて、ハウジングの外面には、隆起面の形態に
よる支持面を設けることが望ましい。駆動体は、ハウジ
ング内にて親ねじに結合されているが、装置の作動中、
ハウジング自体の隆起した支持面に沿って摺動し、支持
作用を提供する。公知のガイドレールは、典型的に、ス
テンレス鋼のような金属から成っているため、かかるガ
イドレールが不要であることは、コストの削減ばかりで
なく、装置自体の重量の軽減をも図ることが出来る。
さらに、本発明の別の利点は、異なる寸法の注射器を注
射器ポンプにて保持し得るようにする機構にある。異な
る寸法の注射器を受け入れ得ることに加えて、注射器の
寸法を自動的に測定し、又は、感知し、その寸法に関す
る情報をこの注射器ポンプの作動並びに機能を制御する
マイクロプロセッサに入力することが出来ることも本発
明の特徴の1つである。現在公知の入手可能な注射器ポ
ンプにおいて、異なる寸法の注射器を感知する機能は、
ハウジングの外側に取り付けた注射器クランプ内に電気
接点を配設することにより実現している。ハウジングの
外側の注射器クランプに設けた電気接点とハウジング内
の回路板との間は、導線で接続しなければならない。し
かし、本発明の場合、注射器クランプ、又はリテーナと
注射器ポンプハウジング内の回路板との間は、直接電気
的に接触するため、かかる導線による接続は、全く不要
である。かかる構成により、注射器ポンプの製造工程が
最小となり、又、注射器ポンプの設計及び作動の単純化
を図ることが出来る。
[実施例] 本発明の上記以外の利点、改良点及び特徴は、以下の詳
細な説明を読むことにより一層良く理解することが出来
よう。
本発明は、様々な形態の実施例により具現化することが
出来るが、本発明の好適な実施例を添付図面に示し、か
つこの実施例について以下詳細に説明する。但し、以下
の開示内容は、本発明の基本的考えの一例を示すためだ
けのものであり、本発明の範囲をこの内容に限定するこ
とを意図するものではない。本発明の範囲は、特許請求
の範囲及びその均等物により判断されるべきである。
図面、特に第1図及び第2図、を参照すると、本発明の
目的上、好適な形態による注射器ポンプ20が図示されて
いる。全体として、注射器ポンプ20は、ハウジング22
と、駆動体機構24と、及び注射器リテーナ26とを備えて
いる。好適な形態において、該ハウジング22は、上部
(正面)カバー28と、下部(背面)カバー29という2つ
の部分から成るコンパクトで軽量なハウジングである。
上記カバー28、29は、各々、トレー状の形態に形成し、
注射器ポンプの内部構成要素を収容し得ると共に、数本
のねじ等により容易に組立て得るようにすることが望ま
しい。これらカバー28、29は、組立てられたとき、ハウ
ジングの1側部の細長いスロット30を除いて、完全に密
閉されたハウジング22を形成することが望ましい。以下
により詳細に説明するように、この細長いスロット30に
より、駆動体24は、ハウジング内の駆動機構により駆動
される間、ハウジングの外側を動く。リング31が、ハウ
ジングに接続されており、患者に対し、注射器ポンプか
ら薬剤を投与しようとする場所にて、注射器ポンプをス
タンドに掛けるためのフック等を提供する。
上部カバー28は、様々な制御装置及び表示装置を設けた
前面を備えている。各種のファクター及び所期の機能い
かんにより、様々な制御装置及び表示装置を設けること
が出来る。本発明の目的上、又、限定的な意味ではな
く、上面32は、「電源入」34、「注入」35、「注入量」
36、「注入停止」38及び「電源切」39という5つの制御
機構又はボタンを備えている。薬剤の投与量を「10′」
の単位にて増加させるためのボタン40と、同じく、薬剤
の投与量を「1′」の単位にて増加させるための上記以
外の他の2つの制御装置すなわちボタン41が設けられて
いる。ユーザが、ボタン40、41を押すと、ディスプレィ
42は、ユーザが増分的に選択した回数をデジタル的に表
示する。ボタン40、41を押す毎に、「1′s」又は「1
0′s」欄の数字が、ユーザの選択した数となるまで1
つずつ進んでいく。上記実施例において、ディスプレィ
42は、通常、ユーザが選択するべき、薬剤の投与量をml
/hの単位にて表示する。
ディスプレィ42に加え、注入ボタン35は、この注入ボタ
ン35を押したときに、点灯し、ユーザに対し、注入が開
始したことを知らせるための、ディスプレィ42と関係す
る灯ディスプレィ44を備えている。電池の出力が低下し
たことを表示するための別の表示灯45が設けられてい
る。注射器が空になり、又は、管が閉塞し、注入が中断
したことをユーザに知らせるための視覚的警報装置とし
て機能する注意インディケータとして、第3の表示灯46
が設けられている。
上部カバーの正面に設けた各種の制御装置を作動させる
ための機構が、第1図と共に、第3図乃至第5図を参照
することにより、より明確に理解することが出来る。先
ず、第4図を参照すると、内側から見た状態の上部カバ
ー28が示されている。多数の穴が、上部カバー28の正面
32に形成されており、これらの穴48、49、50、51、52、
54及び55は、それぞれ、ボタン34、35、36、38、40及び
41と対応している。これらボタンと関係する穴は、第1
図に示すように、上部カバーの左側の正面全体にわたっ
て伸長する単一体であることが望ましい。肉厚の薄い、
可撓性があり、かつ指で押すことの出来る膜60で覆われ
ている。同様に肉厚の薄く、可撓性があり、かつ指で押
すことの出切る膜62が、ディスプレィ42の調整ボタンと
関係する穴54、55を覆い、又、この膜は、第1図に示し
てあるように、上部の右側の相当部分を覆っている。勿
論、指で押すことの出来る膜は、指で押す各ボタン、又
は、制御装置毎に個々に設けるか、又は、指で押すこと
の出来るボタンが設けられる正面カバーの前面を覆う、
単一の膜とすることが出来る。電気伝導体64が、膜60、
62の底部に取り付けられ、かつボタン又は制御装置と関
係する各穴を通って、伸長している。この伝導体64は、
ブロックの形態とし、電気的接触のため、概ね平坦な端
面65を備えるようにすることが望ましい。伝導体64は、
銅、アルミニウム等の金属のような任意の電気伝導性材
料とすることが出来るが、ボタンのように押すことが出
来るばね状の特性を備えた圧縮材料とすることが望まし
い。例えば、この伝導体は、スチロフォーム(styrofoa
m)、又はその他の軽量で、かつ低廉な材料とすること
が出来、又、電気的接触のための伝導体端部を備えるよ
うにすることが出来る。一方、グラファイトを含浸させ
たシリコンゴムのような、低廉で、かつ軽量な材料が、
同様に伝導性があり、かつ圧縮性のある限り、本発明の
目的に極めて適している。
第3図及び第5図には、正面32から内方向に間隔を隔て
て配設されるよう、上部カバー28内に取り付けられた印
刷回路板66が示してある。この印刷回路板66は、注射器
ポンプを作動させるための電気回路を備え、さらに、1
又は複数のマイクロプロセッサ68又は関係する集積回路
チップ、ディスプレィ42のデジタル式の読取り装置69、
表示灯44、45及び46、その他、上記電気的機能を発揮さ
せるために業界で通常使用される回路及び構成要素等の
各種の電気的構成要素を備えている。印刷回路板66の回
路部分は制御装置34、35、36、38及び39の切換え回路、
及び制御装置40、41のステッパ回路を備えている。これ
ら回路は、これらと関係する回路を瞬間的に閉じること
により、励起される一方、同一の切換え機構により回路
を瞬間的に閉じることにより励起が停止される。
ハウジングの前面板の各制御ボタンに対し、印刷回路板
は、この場合、関係する回路の2つの電気的構成要素か
ら成る伝導性パッド70を備えている。これら伝導性パッ
ド70は、伝導体64のブロックの正面65から僅かに間隔を
隔てて、該正面65と直接対向するように、印刷回路に位
置決めされている。正面65と伝導性パッド70のかかる密
な間隔状態は、第3図により詳細に図示されている。例
えば、上記間隔の距離は、約0.51mm(0.020インチ)と
することが出来る。ユーザが、1つの制御ボタンによ
り、膜60又は62の部分を押すと、膜は、押す力により変
形して伝導体ブロック64を伝導性パッド70の方向に動か
し、各ブロック64の面65と伝導性パッド70とを接触させ
る。この電気的接触により、上記伝導性パッドの2つの
電気的構成要素は、瞬間的に架橋されて、制御ボタンを
押したときに、電気回路が励起されて、選択した機能が
所望の通りに作用する。ユーザが押す力を解放すると、
ブロック64の正面65と伝導性パッド70との間の接触が解
除されて、その後、その制御ボタンを関係する伝導性パ
ッドに対して押すことにより、正面65と伝導性パッド70
間が瞬間的に電気的に接触し、この場合は、関係する電
気回路の励起が停止される。制御ボタン40、41に関して
は、これらボタン40、41を押し続けることにより、ディ
スプレィの表示値は、その押されたボタンと関係する欄
の次ぎに大きい値まで進む。上述した電気的作動機構に
より、指で押すことの出来るボタンと回路が保持された
印刷回路板との間を導線で接続することなく、電気回路
及びその他の電気的構成要素を励起させ、又、励起を停
止させることができる。次ぎに、注射器リテーナ26がよ
り詳細に示されている第1図、第2図、第4図及び第5
図を参照する。注射器リテーナ26は、下方に垂れ下がる
アーム75の形態にて、ハウジングの外方向に伸長する部
分と、比較的平坦な条片の形態にて、ハウジングの内方
向に伸長する部分とを有する摺動可能なクランプ74を備
えることが望ましい。上部カバー28に取り付けられた1
対のクランプガイド78、79が、クランプ74を適所に保持
し、かつ該クランプの動きを案内し、ハウジングに対す
る適所に注射器外筒を保持する作用をする。上部カバー
28の内側には、1対の軌道80、81が設けられており、こ
れら軌道の間には、クランプの平坦な条片部分76が位置
決めされている。このように、ガイドクランプ78、79及
び軌道80、81は、クランプを上部カバーに対する適所に
保持するのみならず、クランプが、第4図に示した横方
向に摺動し、上部カバーに対して出入りし易いようにす
る。1対のばね82、84が、上部カバー28の1つの壁に接
続される一方、該1対のばね82、84は、クランプ74の平
坦な条片部分76の内端に接続されている。クランプに対
する内方向の偏倚力が維持され、垂れ下がるアーム75に
より、注射器外筒がハウジングに対して適所に保持され
る結果、注射器外筒に内方向の力が作用し、注射器外筒
が適所にしっかりと保持されるように、これら1対のば
ね82、84が選択されている。これらばね82、84は、以下
により詳細に説明するように、クランプをハウジングの
面からさらに離反する外方向に摺動させることにより、
延伸し、より大きい寸法の注射器外筒を受け入れること
が出来る。軌道80は、ショルダ部分85を備えている。こ
のショルダ部分85は、クランプ部分76がばねに向けて内
方向に動く距離を制限し、よって、クランプに対する偏
倚力を一定に維持する手段として作用する。
2つの電気的タブを有する電気的接触部材が、クランプ
部分76の底部に取り付けられている。ハウジング22を組
立て、上部カバー28を下部カバー29の上に位置決めした
とき、電気的タブ88、89は、印刷回路板66に接触可能で
あるように位置決めされる。特に、第5図を参照する
と、印刷回路板66は、クランプの条片部分76と並置され
た部分に、複数の電気的接触条片を備えている。本実施
例の場合、この電気的接触条片の数は、それぞれ、90、
91、92、94及び95で示した5個とする。これら電気的接
触条片は、印刷回路板の面に交錯して、横方向に間隔を
隔てた状態に配設されている。
別の電気的条片96が、上記電気的接点条片に僅かに隣接
した位置に配設されており、この条片96は、横方向に伸
長するため、それより僅かに下方に位置決めされた分離
した個々の条片の幅全体と交錯している。これら全ての
電気的条片は、印刷回路板の電気回路に接続されてい
る。
クランプ74の条片部分76は、軸心98に沿って内方向及び
外方向に摺動可能であるように配設されている。このク
ランプ74の位置いかんに関係なく、電気的タブ88は、電
気的条片96と絶えず接触し得るようにしてある。クラン
プ74の位置いかんにより、電気的タブ89は、電気的条片
90、91、92、94又は95のいずれか1つと接触する。これ
ら条片のいずれか1つに接触したとき、その1つの条片
は、電気的条片と共に、回路を励起させ、ハウジングに
対して取り付けられた注射器外筒の寸法を示す信号をマ
イクロプロセッサに入力する。
特に、条片90、91、92、94、95は、クランプ74の構成、
及び電気的タブ88、89の位置と相俟って、特定の寸法の
注射器外筒が感知され得るように印刷回路板上に位置決
めされ、かつ間隔を隔てて配設されている。例えば、何
らの限定を意図するものではないが、5ccの注射器外筒
が、リテーナクランプにより、ハウジングに対して取り
付けられている場合、電気的タブ89は、電気的条片90と
電気的に接触する(電気的タブ88も又、電気的条片と接
触する)。このようにして、電気的条片90、96間には、
閉回路が形成されて、5ccの注射器が使用されているこ
とを示す信号がマイクロプロセッサに入力される。
このマイクロプロセッサは、上記電気接点から受信した
電気信号を識別する記憶機能を備え、この機能により注
射器ポンプの作用が、5cc注射器の性能に対応したもの
となるようにすることが望ましい。同様にして、タブ89
と電気的条片91との間の接点は、10ccの注射器、電気的
タブ89と電気的条片92との間の接点は、20ccの注射器、
タブ89と電気的条片94との間の接点は、30ccの注射器、
さらに、タブ89と電気的条片95との間の電気接点は、60
ccの注射器をそれぞれ対象とするようにすることができ
る。マイクロプロセッサ及び電気回路は、プログラム化
し、異なる電気接点に起因する異なる信号を識別するこ
とにより、ユーザが注射器ポンプに対し、どの寸法の注
射器を使用しているのかに関する情報を与える必要がな
く、注射器ポンプを自動的に作動させることが可能とな
る。リテーナクランプが、線形に動き、印刷回路板の電
気的条片と接触することにより、該クランプと印刷回路
板との間を導線で接続し、本発明の注射器ポンプにより
提供しようとする機能の励起及び停止を実行するための
各種の回路を形成することが出来る。
第6図及び第7図には、第1図及び第2図と共に、ハウ
ジング22に取り付けた状態の駆動体24がより詳細に図示
されている。この駆動体24は、摺動可能なラッチ部材10
1が取り付けられた本体部材100を含む組立体である。こ
のラッチ部材101は、ユーザが容易に掴持するための外
方向に突出する指用フランジ102を備えることが望まし
い。つる巻ばね104のようなばねを本体部材100内に設
け、力がラッチ部材101に対して加えられ、このラッチ
部材101がハウジングを向いた内方向に偏倚された状態
に維持し得るようにすることが望ましい。ラッチ部材10
1は、指用フランジを握り、ばね104の偏倚力に打ち勝つ
のに十分な外向きの力を加えることにより、外方向に動
かすことが出来る。このラッチ部材101を摺動可能にす
ると共に、駆動体組立体24に対して、注射器のプランジ
ャを適所に保持し易いようにする係止部材又はフック10
5が設けられている。又、駆動体組立体に対して、注射
器プランジャを適所に保持する固定要素として作用する
当接部106が、本体部材100に設けられている。伸長させ
たプランジャと共に、注射器を位置決めすることについ
ては、以下により詳細に説明する。
本体部材100は、ハウジング22のスロット30を通って伸
長する軸部を備えている。親ねじ110のねじに係合し得
るように位置決めされた半割りナット機構109が、内側
に設けられ、かつ軸部108に接続されている。半割りナ
ット109が、親ねじ110に係合したとき、この親ねじ110
を回転させると、半割りナットの螺合により、駆動体24
に線形の動きが付与される。この駆動型式は、注射器ポ
ンプの技術分野において周知であり、これ以上説明しな
くともかかる構成要素の作用を完全に理解し得るであろ
う。
半割りナツト109と、親ねじ110間の係合を釈放させるた
め、釈放ロッド112は、その内端が、半割りナット109と
関係するように、本体部材を通って伸長している。第7
図には、図示されていないが、この釈放ロッド112は、
ばね荷重式であるため、その内端は、本体部材100の端
部よりも僅かに先に伸長している。釈放ロッド112の内
端には、押しボタン114を設け、ユーザが、親指、その
他の指でこのロッド112を内方向に押すことが出来るよ
うにすることが望ましい。ばね荷重作用に打ち勝つのに
十分な力にて、釈放ロッド112を内方向に押すことによ
り、半割りナツト109は、親ねじ110から釈放される。半
割りナット109と親指110との係合が釈放されると、駆動
体機構24は、スロット30に沿って摺動自在となる。かく
て、注射器に負荷が加わったとき、注射器プランジャロ
ッドに掛合する最初の位置のような、スロット30に沿っ
た任意の位置に動くことが出来る。釈放ロッド112を押
して、半割りナットを親ねじから釈放させる動作は、ラ
ッチ部材101が、摺動して、注射器のプランジャロッド
に接続する動きとは独立的なものとすることが望まし
い。
現在、利用可能な注射器ポンプは、ガイドレール等を利
用して、親ねじを回転させる結果、駆動体機構が線形に
動くときに、駆動体機構を支持する支持体を提供してい
る。本発明は、かかるガイドレールに代えて、ハウジン
グ22の独特な構造を利用して、駆動体機構が、ハウジン
グに沿って線形に動く間、該駆動体機構を支持する十分
な支持面を提供する。特に、第7図から、上部ハウジン
グ28及び下部ハウジング29は、相互に接合されたとき、
両ハウジング部分間にスロット30が位置するように形成
されていることが理解出来る。上部ハウジング28は、隆
起した支持面116を備える一方、下部ハウジング29は、
隆起した支持面118を備え、これら支持面116、118は、
各々、スロット30に対し概ね平行状態にこのスロット30
の長手方向に沿って伸長していることが理解されよう。
両支持面116、118は、本体部材100の部分119にて、駆動
体機構24に対する摺動支持体を提供する。この接続面に
おけるかかる支持状態は、本発明の場合、駆動体機構が
親ねじに係合したとき、又、駆動体機構が親ねじから釈
放されたときに提供される。
第6図及び第7図から、ハウジング22の内側にて、小さ
いプラットフォーム120が半割り構成要素付近の駆動体
機構に取り付けられているのが分かる。このプラットフ
ォーム120は、剛性なプラスチック等のような、電気的
絶縁体であることが望ましい。1又は複数の電気接点12
2を有する電気接点部材121が、このプラットフォーム12
0に取り付けられている。これら電気接点122は、印刷回
路板66の1側部と接触するように配設されている。1又
は複数の電気的パッド124が、電気接点122と接触し得る
ように、印刷回路板66の表面に設けられている。この電
気的パッド124は、駆動体機構がその動きを終了し、プ
ランジャロッドが、注射器内に完全に、又は、概ね完全
に入り、その中身を押し出したとき、細長いスロット30
の端部付近の位置にて印刷回路板上に位置決めされるよ
うにすることが望ましい。このスロット30に対する電気
的パッドの相対位置は、第3図を参照することにより明
確に理解することが出来る。電気接点122と電気的パッ
ド124との間のかかる接触は、以下により詳細に説明す
る遮断回路の一部である。
本発明の注射器ポンプは、さらに、細長いスロットによ
り、ハウジングの側部に沿って形成された開口部を覆う
保護的特徴を備えている。一般的に公知の利用可能な注
射器ポンプの場合、かかるスロットは、露出したままの
状態であり、この場合、流体がこのスロットからハウジ
ング内部に入る虞れがある。さらに、クランプ、クリッ
プ等の一部のような小さい異物が、このスロットからハ
ウジング内に入り、損傷又は故障の原因となる虞れがあ
る。公知の注射器ポンプにおけるかかる欠点を解消する
ため、本発明は、上記スロットに対する保護カバーを提
供するものである。特に、第4図乃至第7図に示すよう
に、上部ハウジングカバー28は、スロット30の丁度内側
に形成され、かつ該スロット30に対して概ね平行に伸長
する細長い溝126を備えている。同様に、下部ハウジン
グカバー29は、スロット30の丁度内側に形成され、かつ
該スロット30に対して概ね平行に伸長する細長い溝128
を備えている。上部カバー28と下部カバー29を組立てた
とき、これらの溝126及び128は、相互に対向し、1つの
通路を形成する。この通路内には、2つの可撓の帯状体
129及び130を位置決めし、さらにこれら帯状体129、130
は、駆動機構24に接続させることが望ましい。これら帯
状体129、130は、同様の構造とし、概ね平坦で、細長
く、かつ可撓性を備えるようにすることが望ましい。第
8図に示すように、帯状体129の1端は、駆動体機構24
の凹所又は穴(図示せず)に嵌まるフック131を備えて
いる。この帯状体129は、溝126及び128に嵌まり、駆動
体機構24から、スロット30を経て伸長し、かつドラム状
の構成要素132(主として、ねじを取り付けるのに使用
される)に沿って曲折している。同様に、帯状体130
は、溝126、128内に着座し、駆動体組立体への取付け箇
所からスロット30の内側部分を経て伸長し、ハウジング
の他の隅部にて別のドラム状の構成要素134に沿って曲
折している。これら帯状体129、130は、可撓性があるた
め、駆動体機構24が、スロットに沿って動くとき、スロ
ット30の内側を覆う位置に止まることが出来る。帯状体
129、130は、駆動体機構と共に動くことにより、スロッ
トを絶えず保護し、異物がスロットからハウジング内に
入るのを防止することが出来る。
次ぎに、第6図を参照すると、下部ハウジング部分29
は、モータおよび本発明の注射器ポンプの回路を作動さ
せる電源を提供する1又は複数の電池138を収容する室1
36を備えている。これら電池138は、直流モータ139であ
ることが望ましいモータに直流を供給し、親ねじ110を
駆動し、回転させる。該モータ139は、第6図と共に、
第9図に示した軸140を備えている。モータが作動し、
軸140が回転するときに回転する小歯車141が軸140に取
り付けられている。この実施例の場合、大歯車である、
別の歯車142が、親ねじ110に接続され、かつ上記の歯車
141とかみ合い的に係合している。従って、モータ139を
作動させると、モータの回転軸、及び関係する歯車によ
り親ねじ110が回転する。親ねじ110は、望ましくは、こ
の親ねじ110のそれぞれの端部付近に位置決めされたジ
ャーナル軸受け144により、下部ハウジング部分29内の
適所に位置決めされている。
本発明の注射器ポンプの作動を制御する限時回路及び制
御回路に関係するエンコーダとして作用するホイール14
5が、直流モータ139の駆動軸140に接続されている。こ
のエンコーダ145は、モータの駆動軸に接続されている
ため、軸140の回転と共に、回転する。特に、第9図を
参照すると、エンコーダ145は、その周縁に沿って等間
隔にて配設された複数の空隙又は扇形部分146に分割さ
れている。これら空隙又は扇形部分146は印刷回路板66
に接続された発光ダイオード(LED)のような光の前を
通ることにより、扇形部分の数を計数し、電気回路の一
部としての制御回路を作動させることが出来る。
直流モータ139の作動中、エンコーダの扇形部分146が、
LEDを通過する毎に、親ねじ110が回転し、駆動体機構24
を所定の線形の距離だけ動かす。一方、この動きによ
り、以下に説明るように、注射器プランジャは、注射器
外筒内に入る。注射器プランジャが、所定の距離だけ注
射器外筒内に入ると、プランジャのかかる線形の動き
は、所定の体積に変換される。このように、エンコーダ
の扇形部分が通過する毎に、1扇形部分、即ち、1増分
当たりの注射器から押し出される液体の体積をmlの単位
にて、計算することが可能となる。注射器の寸法が異な
れば、この増分当たりの体積も異なる。注射器の寸法毎
(望ましくは、病院にて使用される従来の寸法のもの)
1増分当たりの体積に関する情報は、本発明の制御機能
の電気回路に設けたマイクロプロセッサ68の記憶装置に
記憶する。本発明のマイクロプロセッサ及び選択可能な
機能については、注射器ポンプのユーザが、希望する注
入量ml/hourの値をプログラム化し、又は、選択した場
合、1増分間の時間は、注入量(ml/hour)を1増分当
たりの体積(ml/hour)で割ることにより、求めること
が出来る。この計算は、電気回路により自動的に行うこ
とができ、又その結果は、マイクロプロセッサの記憶装
置内に記憶させ、増分間の提供し得るようにする。注射
器から押し出すべき液体薬剤の総体積は、モータの合計
増分数に使用中の特定の注射器の1増分当たりの体積を
掛けることにより設定し、又は計算することが出来る。
上述のように、モータの各増分は、LED148に対して、エ
ンコーダ145の扇形部分146が通過することから求めるこ
とが出来る。本発明の電気回路は、異なる寸法の注射器
に対し、希望する注入量に対応して、上述のように計算
されるべき時間間隔を設定する限時回路を備えている。
閉塞検出回路が、電気回路内に含まれており、DCモータ
の物理的性質及び上記限時回路を利用して、所期の機能
を実行する。この遮断回路は、注射器外筒からの薬剤の
押し出しが終了したこと(サイクルの完了と呼ばれるこ
とがある)をユーザに知らせ、又、流体供給路の閉塞等
により、注射器からの薬剤の押し出しが阻害され、又は
著しく変化したことをユーザに知らせることを目的とす
る。直流モータの特別の機能に関しては、この直流モー
タには、電流を制限する適当な回路が設けられている。
その結果、モータが、親ねじを回転させ、最終的にプラ
ンジャを注射器外筒内に押し込むのに作用させることの
出来るトルクの量は、第10図に示すような関係にて、制
限されている。例えば、この直流モータの通常の作動
時、電流は、典型的に、通常のトルク状態時、約20mAで
ある。閉塞又はサイクルの完了により、注射器外筒内の
圧力が増大する結果、このトルクが、約40mAまで増加し
たならば、電流は、直線状に増加し、モータの運転は継
続される。しかし、本発明の電流制限機能は、電流が、
電流制限回路により設定した所定値に達したとき、モー
タの運転を停止させる。
作動の最初の限時増分の開始時、電気回路に従い、直流
モータ139がONとなり、制御回路がセットされる。管路
が閉塞し、又はサイクルが完了したならば、プランジャ
ロッドを注射器外筒内に押し込む力は、増大する。これ
により、直流モータのトルクは、増加する。従って、電
流が増加すると、電流制限の所定値にて、モータが失速
し、運転を停止させる。その結果、直流モータは、エン
コーダ145の次ぎの扇形部分146まで動くことが出来な
い。通常の運転時、モータ139が、次ぎのエンコーダの
扇形部分146に達しない場合、電気回路を作動させて、
モータをOFFにし、制御回路を再セットする。しかし、
直流モータ139の作動を停止させる閉塞が生じた場合に
は、制御回路は、再セットされない。一方、制御回路
は、限時回路から次ぎの時間増分を受け取り、その前の
増分が完了されていないことを認識し、その結果、警報
回路を作動させる。この警報回路は、上述のように、ハ
ウジング22の前面板に設けた注意灯46を点灯させ、又、
可聴警報を作動させる。
流体供給管の阻害等により、閉塞が生じたならば、可聴
警報は、ビーっという音を急激に発生させるか、又は、
前面板に設けた灯46を急激に点滅させる。しかし、サイ
クルが完了し、又は、注射器外筒からの薬剤の注入射が
終了したため、遮断回路が作動された場合には、別の警
報を作動させることが望ましい。サイクルが完了した場
合には、駆動体機構24は、スロット30に沿って線形に動
く結果、注射器プランジャは、注射器外筒内に概ね完全
に押し込まれる。この位置にて、駆動体機構24の電気接
点122は、印刷回路板66の電気的パッド124と接触する。
この接点は、遮断検出回路が、供給路の閉塞に関して上
述した警報とは、異なる警報を発するためのスイッチ等
として作用する。サイクルが完了時した場合、遅いビー
っという音か、又は、ハウジングの前面板の表示灯46を
ゆっくりと点滅させる警報となる。
[作用] 次ぎに、第11図及び第12図に関し、注射器ポンプ20の一
般的な作用について説明する。注射器150は、典型的
に、ml/hourのような単位による患者に投与すべき所定
の量の液体薬剤を入れて用意する。注射器150は、通
常、内部に液体薬剤152を入れた注射器外筒151を備える
従来型式のものである。注射器外筒の末梢端154は、供
給路に接続し得るようにしてあり、注射器の液体中味
が、この末梢端を通って、患者に注入される。注射器外
筒151の基端部には、通常、典型的又は従来型式の注射
器の指用フランジ155が設けられている。細長いロッド
の形態によるプランジャ156が、注射器外筒151の基端部
から外方向に伸長している。このプランジャ156の基端
部は、指用ディスク158等に達している。
薬剤を装填した注射器150は、2、3の簡単な手順に従
って、注射器ポンプ20に取り付けられる。ユーザが、最
初、ボタン114を内方向に押すことにより、駆動体機構
が、注射器プランジャの指用ディスク158から分離し、
よって、ハウジング内部にて、半割りナットを親ねじか
ら釈放させる。かかる釈放により、駆動体機構24の動き
は自在となり、注射器プランジャを越える。次いで、ユ
ーザが、クランプ74を握り、このクランプ74を外方向に
引張り、クランプが、クランプガイド78、79間を線形に
摺動するようにすることにより、注射器の取り付けは、
容易に行い得る。次いで、注射器外筒151を位置決め
し、上部ハウジング部分28及び下部ハウジング部分29の
それぞれの外面に形成した、架台160、161の突起面に対
して着座するようにする。次いで、クランプ74のアーム
75を注射器外筒151の外面に接触させる。上述のよう
に、ハウジング内のばね82、84は、クランプ74を内方向
に圧迫することにより、注射器外筒をハウジングの外面
の架台にきっちりと、かつしっかりと保持する。これと
同時に、注射器外筒の基端部の指用フランジ155は、ク
ランプガイド78の外面に直接接触するように位置決めす
る。このようにして、注射器ポンプの作動中、注射器の
注射器外筒151は、固定され、相対的に不動の状態とな
る。
一旦、注射器外筒が上述のように位置決めされたなら
ば、その寸法の自動的な測定、判定が行われる。注射器
外筒151の寸法、又は、直径いかんにより、上述のよう
に、クランプ74の電気的タブ89と印刷回路板の1又は複
数の電気的条片との間では、様々な接触が可能である。
このため、単に、1例として説明すると、注射器150
が、容量20ccの従来型式の注射器外筒を備えるならば、
電気的タブ89は、電気的条片92と係合することが出来
る。この場合、こうした電気的接触により、回路が形成
され、ハウジングに20ccの注射器が取り付けられている
ことがマイクロプロセッサの回路に知らされる。押し出
し量、時間間隔、限時回路、制御回路及び計算は、全
て、注射器ポンプに使用するために位置決めされる特定
寸法の注射器を自動的に測定することにより、マイクロ
プロセッサ及び関係する回路が実行する。注射器の寸法
は、自動的に測定されるため、ユーザは、使用しようと
する注射器の寸法に関し、注射器ポンプに何らの情報も
入力する必要がない。
駆動体機構24は、簡単な手順の組み合わせにより、指用
ディスク158に係合される。再度、ボタン114を押して、
半割りナットと親ねじとの内部係合を釈放させ、駆動体
24が、注射器の伸長するプランジャロッドの位置まで自
由に摺動し得るようにする。一旦、ボタン114を離した
ならば、半割りナットと親ねじとが、再度、内側係合す
る。次いで、ラッチ部材101が、指用フランジ102を引張
ることにより、僅かに外方向に圧迫される。注射器プラ
ンジャの指用ディスク158は、摺動して、駆動体機構24
の当接面106と係合する。指用フランジ102を釈放させる
と、ラッチ部材101は、内方向に動き、ラッチ105は、指
用ディスク158の突出端に掛止され、よって、この指用
ディスク158を固定位置に拘止する。これで、薬剤の入
った注射器は、その中味が患者に注入される用意が整
う。
このとき、注射器ポンプ20は、典型的に、リング31を接
続した状態にて、スタンド等に掛けられる。ユーザは、
先ず、上述の構成要素及び特徴に従い、電源入ボタンを
押して、注射器ポンプの電気回路を作動させることによ
り運転手順を開始する。電池の出力が低下しているとき
は、灯45が点灯する。一方、電池の出力が十分である場
合には、灯45は、点灯しない。例えば、注射器の液体中
味を25ml/hourの量にて注入しようとする場合、ユーザ
は、ディスプレイ42の10欄に数字2が表示されるまで、
“10"ボタンを2回連続的に押す。同様にして、5回増
分され、ディスプレイ42の1欄に数字5が表示されるま
で、“1"ボタンを押す。この流量が設定され、ディスプ
レィ42に表示されたならば、ハウジングに取り付けた注
射器の寸法を既に測定し了えている注射器ポンプの電気
回路は、そのマイクロプロセッサの性能を利用して、注
射器の中味を所定の量にて押出し始める。本発明は、容
積5,10,20,30及び60ccの従来式の注射器に使用すること
を目的としている。しかし、本発明は、こうした寸法の
注射器又、こうした個数の注射器にのみ限定的に適用さ
れるものではない。
希望する押し出し量を選択したならば、ユーザは、注入
ボタンを押して直流モータを始動させ、その後、駆動体
機構24が動いていることを示す信号を発生させる。一
方、かかる駆動体機構の動きにより、プランジャ156
は、注射器外筒内に押し込まれ、その中の液体薬剤が末
梢端154から、注入管路(図示せず)にされる。ディス
プレィ42は、表示を変更し、注入量ボタン36を押すこと
により、作動開始時からの注入体積を表示することが出
来る。次いで、ディスプレィ42は、mlによる数値を表示
し、さらに、注入量ボタンを押した後の経過秒数を表示
するようにプログラム化することが出来る。管路の阻害
等により閉塞が生じた場合、上述のように、注意灯46が
点灯し、可聴警報が鳴る。しかし、注射器外筒からの薬
剤の注入が終了した場合のように、閉塞検出回路が作動
したならば、直流モータは作動を停止し、注意灯が点灯
する。しかし、サイクルの完了に対応する視覚的かつ可
聴の警報は、管路の閉塞を知らせる信号とは異なる。注
射器ポンプの作動中の任意の時点にて、ユーザが、注入
停止ボタン38を押すことにより、注射器ポンプの作動を
停止させることが出来る。電源切ボタンを押すことによ
り、装置の電源を切ることが出来る。
[効果] 上述のように、本発明は、現在公知でかつ利用可能な注
射器ポンプに優る、多数の顕著な改良点を備えた注射器
ポンプを提供するものである。ハウジングに取り付けら
れた注射器の寸法を自動的に感知し、かつ測定する機能
が備わっており、該装置の電気回路に接続するための導
線が全く不要である。さらに、前面板の膜ボタンは、こ
の前面板のハウジング内に設けた印刷回路板との間を導
線で接続する必要がなく、選択した機能の開始及び停止
を行うことが出来る。駆動体機構が動くためのガイドレ
ールを不要にしたことにより、コストの削減のみなら
ず、装置全体の重量の著しい軽減を図ることが出来る。
さらに、駆動体機構が通って動くためのスロットに保護
カバーを設けることは、異物がハウジング内に入るのを
防止する上で重要な安全面の特徴である。最も重要なこ
とは、本発明の注射器ポンプは、比較的少数の部品を使
用して比較的低廉に製造することが出来る一方、ユーザ
に対して、精緻な作動性及び多機能性を提供し得ること
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の注射器ポンプの好適な実施例をユーザ
側から見た場合の正面を示す平面図、 第2図はプランジャを動かす駆動体、及び注射器外筒を
取り付けるリテーナを備える、第1図の注射器ポンプの
側面図、 第3図は第1図の線3−3に沿った注射器ポンプハウジ
ングの前面カバーの断面図、 第4図は第2図の線4−4に沿った注射器ポンプの前面
カバーの内面の断面図、 第5図は第2図の線5−5に沿って本発明の注射器ポン
プの前面の丁度内側に見た、特に、印刷回路の1面を示
す、注射器ポンプの構成要素の断面図、 第6図は注射器ポンプハウジングの裏板内に位置決めし
た状態を示す、印刷回路板の下方に位置決めした注射器
ポンプの第2図の線6−6に沿った内部構成要素の断面
図、 第7図は第2図の線7−7に沿った、本発明の駆動体機
構の拡大断面図、 第8図は駆動体機構を制御するための細長いスロットを
覆って保護するカーテンの拡大斜視図、 第9図は第1図の線9−9に沿った、注射器ハウジング
内のモータ機構及び親ねじ機構を示す、拡大断面図、 第10図は本発明の教示内容に従った、電流対トルクの直
流モータの性能を示すグラフ図、 第11図は、ハウジングに対して位置決めした注射器外
筒、及びリテーナクランプのクランプ位置を仮想線で示
し、リテーナクランプにより注射器を取り付けた状態を
示す、第1図の注射器ポンプの端面図、及び 第12図は使用する準備のため注射器を取り付けた注射器
ポンプの好適な実施例の平面図である。 20:注射器ポンプ、22:ハウジング 24:駆動体機構、26:注射器リテーナ 28:上部カバー、29:下部カバー 30:細長いスロット、31:リング 32:ハウジング正面 34:電源入ボタン 35:注入ボタン 36:注入量ボタン 38:注入停止ボタン 39:電源切ボタン 40、41:ボタン 42、44:ディスプレィ 44、45、46:表示灯 56、58、59:穴 60、62:膜、64:伝導体 65:端面、68:マイクロプロセッサ 69:デジタル式読み取り装置 70:伝導性パッド、74:クランプ 75:アーム、76:条片 78、79:クランプガイド 80、81:軌道、88:電気的タブ 90、91、92、94、95:電気的接点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・ジェイ・ストロー アメリカ合衆国ニュージャージー州07446, ラムゼー,エルバート・ストリート 70 (56)参考文献 特開 昭59−228852(JP,A) 特開 昭59−228851(JP,A) 特開 昭61−29364(JP,A) 特公 昭58−16903(JP,B2) 実願 昭58−88279号(実開 昭59− 193437号)の願書に添付した明細書及び図 面の内容を撮影したマイクロフィルム(J P,U)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細長い孔が貫通しているハウジングと、 前記ハウジングに取り付けられ、液体薬剤を保持する外
    筒及び当該外筒内に移動自在に位置決めされて前記外筒
    から液体薬剤を押し出すためのプランジャを有する形式
    の注射器を受け入れるリテナーと、 前記ハウジングに移動自在に取り付けられ且つ前記孔に
    対して移動可能であり、前記プランジャと係合し、当該
    プランジャを前記外筒内へ押し込むことにより液体薬剤
    を外筒から押し出す駆動体と、 前記駆動体に取り付けられ、前記孔を覆い、当該孔に対
    して移動可能であり、当該駆動体と共に移動して前記孔
    を常時保護して当該孔から前記ハウジング内へ異物が入
    るのを阻止するための保護手段と、 前記プランジャに対する前記駆動体の動きを調整して前
    記外筒から押し出される液体薬剤の量を調整する制御手
    段と、 前記制御手段を作動させる1又は複数の機能をユーザが
    選択できるようにする前記ハウジングに取り付けられた
    作動手段とを備え、 前記保護手段が、一対の可撓性の帯材であり、その一方
    が前記駆動体に取り付けられ且つ前記孔を覆って一の方
    向に延びて当該孔を保護し、他方が前記駆動体に取り付
    けられ且つ前記孔を覆って他の方向に延びて当該孔を保
    護している、注射器ポンプ。
  2. 【請求項2】ハウジングと、 前記ハウジングに取り付けられ、当該ハウジングに対し
    て移動可能であり、各々液体薬剤を保持する外筒及び当
    該外筒内に移動自在に位置決めされて前記外筒から液体
    薬剤を押し出すためのプランジャを有する形式の互いに
    異なる大きさの注射器を受け入れるリテナーであって、
    当該リテナーに受け入れられた各注射器の大きさに依存
    して前記ハウジングに対する位置を変更可能な第1の電
    気的接触手段を備えた前記リテナーと、 前記ハウジングに移動自在に取り付けられ、前記プラン
    ジャと係合し、当該プランジャを前記外筒内へ押し込む
    ことにより液体薬剤を外筒から押し出す駆動体と、 前記ハウジング内に設けられ、前記プランジャに対する
    前記駆動体の動きを調整して前記外筒から押し出される
    液体薬剤の量を調整する制御手段と、 前記ハウジング内において前記リテナーの前記第1の電
    気的接触手段と接するように位置決めされ、前記リテナ
    ー内に受け入れられた注射器の大きさを表す電気信号で
    あって前記制御手段によって受け入れられて前記駆動体
    の動きが前記リテナーに受け入れられた注射器の大きさ
    に関係するようになされる電気信号を発生する、第2の
    電気的接触手段と、 前記制御手段を作動させる1又は複数の機能をユーザが
    選択できるようにする前記ハウジングに取り付けられた
    作動手段とを備え、 前記第1の電気的接触手段は複数のタブを備え、前記第
    2の電気的接触手段は、1又は複数の異なる条片が前記
    リテナーに受け入れられた異なる大きさの注射器のため
    のタブと接触するように配列された複数の前記条片を含
    む、注射器ポンプ。
  3. 【請求項3】前記制御手段が記憶手段を備え、当該記憶
    手段は、前記電気的接触手段から受け取った電気信号を
    該記憶手段内に予めプログラム化した一連の寸法のうち
    の1つの寸法の注射器を表すものとして特定する、請求
    項2に記載のポンプ。
  4. 【請求項4】前記制御手段が、前記ハウジング内に位置
    決めされたプリント回路基板を含み、前記電気的条片が
    当該プリント回路基板上に含まれる、請求項2に記載の
    ポンプ。
  5. 【請求項5】前記リテナーが、異なる径の注射器外筒を
    把持するような大きさ及び形状の手動によって作動可能
    なクランプを有する、請求項2に記載のポンプ。
  6. 【請求項6】前記クランプに前記タブが取り付けられて
    おり、当該クランプは、前記ハウジングに摺動可能に取
    り付けられており、当該クランプによって保持された注
    射器外筒の大きさに従って変更可能な当該クランプの直
    線位置に応じて前記プリント回路上の1又は複数の異な
    る条片と接触するように配列されている、請求項5に記
    載のポンプ。
  7. 【請求項7】外側に持ち上がった細長い支持面を有する
    ハウジングと、 前記ハウジングに取り付けられ、液体薬剤を保持する外
    筒及び当該外筒内に移動自在に位置決めされて前記外筒
    から液体薬剤を押し出すためのプランジャを有する形式
    の注射器を受け入れるリテナーであって、当該リテナー
    に受け入れられた注射器の大きさに依存して前記ハウジ
    ングに対する位置を変更可能な第1の電気的接触手段を
    備えた前記リテナーと、 前記ハウジングに移動自在に取り付けられ、前記持ち上
    がった支持面と摺動自在に接触しており、前記プランジ
    ャ及び前記持ち上がった支持面と係合し、当該プランジ
    ャを前記外筒内へ押し込むことにより液体薬剤を外筒か
    ら押し出す駆動体と、 前記ハウジング内に設けられ、前記プランジャに対する
    前記駆動体の動きを調整して前記外筒から押し出される
    液体薬剤の量を調整する制御手段と、 前記ハウジング内において前記リテナーの前記第1の電
    気的接触手段と接するように位置決めされ、前記リテナ
    ー内に受け入れられた注射器の大きさを表す電気信号で
    あって前記制御手段によって受け入れられて前記駆動体
    の動きが前記リテナーに受け入れられた注射器の大きさ
    に関係するようになされる電気信号を発生する、第2の
    電気的接触手段と、 ユーザが手動操作可能なように前記ハウジングに取り付
    けられ、前記制御手段を作動させる1又は複数の機能を
    ユーザが選択できるように前記制御手段と組み合わせら
    れ、前記制御手段に電力を供給するか又は電力を遮断し
    て前記選択された機能を動作させるためにユーザによっ
    て押し込まれたときに前記制御手段と組合わされた作動
    部材と接触するように位置決めされた導電材料を含む、
    押し込み可能な作動手段と、 を備えることを特徴とする注射器ポンプ。
JP63199748A 1987-08-10 1988-08-10 注射器ポンプ Expired - Lifetime JPH0685801B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US8338587A 1987-08-10 1987-08-10
US83385 1987-08-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6468274A JPS6468274A (en) 1989-03-14
JPH0685801B2 true JPH0685801B2 (ja) 1994-11-02

Family

ID=22177965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63199748A Expired - Lifetime JPH0685801B2 (ja) 1987-08-10 1988-08-10 注射器ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0685801B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2902051B1 (en) * 2012-09-26 2018-10-24 Terumo Kabushiki Kaisha Syringe pump
JP2019069289A (ja) * 2019-02-06 2019-05-09 テルモ株式会社 シリンジポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6468274A (en) 1989-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4976696A (en) Syringe pump and the like for delivering medication
US5176502A (en) Syringe pump and the like for delivering medication
US8192397B2 (en) Medical fluid injection and inflation system
CA1236740A (en) Battery operated miniature syringe infusion pump
US4741732A (en) Open-loop control of drug infusion
JP4188414B2 (ja) 薬物注入ポンプ用急速応答型閉塞検出器
US4838857A (en) Medical infusion device
US7338472B2 (en) Directly engaged syringe driver system
JP4242544B2 (ja) 注射器ポンプ
US6854620B2 (en) Drive system for an infusion pump
EP0732948B1 (en) A syringe infusion pump having a syringe plunger sensor
US5637095A (en) Medication infusion pump with flexible drive plunger
EP0164904B1 (en) Method of determining an infusion rate profile and infusion device
JPH0266B2 (ja)
RU2673983C1 (ru) Шприцевой дозатор лекарственных средств
JPH0685801B2 (ja) 注射器ポンプ
EP0551416B1 (en) Controlled pressure fluid delivery device
WO2019090406A2 (pt) Sistema eletromecânico para limpeza de cateter através de infusão de líquido em regime turbulento e pulsado
JPH0542215A (ja) 輸液装置
WO2023187749A1 (en) Wearable sensing and automated antidote delivery apparatus
GB2304584A (en) Infusion device comprising a collapsible bag and a movable wall
AU665340B2 (en) Controlled pressure fluid delivery device
JPS62299269A (ja) 点滴装置