JPH0684712U - 屋外防雨電源差込函 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 構内の屋外において使用する電気機器の電源
である、主な使用機器の凡例、庭園芝刈機、庭園ポン
プ、庭園池浄化ポンプ、ガーデンパーテイのホットプレ
ート、電飾ツリー、屋外照明、屋外防犯設備、日曜大工
機器、自動車掃除機 〔構成〕 角柱筒１の前面部を開口し、雨線内に防雨配
線器具を内設し、２重防雨構造にして、常に雨線内エリ
アにて、器具の使用をおこない、排気１７、給気口１９
と、Ｕ字穴１４より給気して樹脂板の勾配にそって、気
流を上昇させ換気をはかる、片方配管２０はボックス９
に挿入し、１次側配線として、現場の必要に応じて、２
方配管２１（送り配管）も、ボックス９に挿入する。補
助棒５を打込み、ボルト６で軸止する。その周辺をモル
タル等で固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

〔０００１〕 〔産業上の利用分野〕 本考案は構内の屋外において、地中埋設工事施行が容易に出来、雨露に晒され る場所においての考慮をはらい、環境と美化を損なわず、安全優美な施工仕上げ ができる、多目的の使用にも適合性がある。 〔０００２〕 〔従来の技術〕 従来は家屋等のコンセントに、ケーブルドラム等を差込んで、ケーブルをころ がしての使用であった。延長が長くなり障害も多く不便であり、仮設的であった 。他にも、ポール形状にコネクターを嵌着して、防水キャップ専用の仕様構造で あった。一般機器の電源コードのキャップでは、防水、防雨が出来ず、キャップ のみ防水キャップに取り替えても、コードとキャップが適合しないので、防水構 造にならない。（例えば松下電工（株）電設資材’９３−’９４のページ８４６ 〜８４８参照） 〔００３〕 〔考案が解決しようとする課題〕 従来の技術で述べたうち、前者のように家屋の内外より、ケーブルドラム等で 取り出すと、過延長による電圧の降下、物がからむ、設置の前後作業の手間の不 便さ、またドラム本体のコンセントは、防水防雨性がなく、雨天時の屋外での使 用には適さない。 〔０００４〕 後者のようにポール形状にコネクターを嵌着して、防水キャップ専用の仕様構 造であり、従って防水キャップに限定され、通状のキャップでは防水効果がない 近来は、電気機器が多種多用化して、その電源キャップも不特定である。 それを考慮して、函体内の雨線内エリアに防雨コンセントを内設して、通常のキ ャップでも使用可能にし、多種多用性を計った。 〔０００５〕 〔課題を解決するための手段〕 本考案の屋外防雨電源差込函は、専用のブレーカー回路に接続して、配線、埋 設配管工事にて、角柱筒の漏電ブレーカの一次側に接続する。 〔０００６〕 角柱筒は屋外に建柱設置するので結露の防止対策として上部の左右に貫通口を 開け、その下部に凹形溝の排気口を接合し、略中央部に樹脂板を前下り勾配に嵌 入して前面の給気口より、給気々流が前勾配の樹脂板にそって上昇し、換気効率 をよくする。 〔０００７〕 角柱の前面部を開口して、内部の雨線内エリアに漏電ブレーカ、防雨コンセン トを内設して、外部の負荷電源キャップも函体内にて差込み、キャップの種類は 限定をされない。 〔０００８〕 角柱筒の前面開口部に透明扉を蝶着して、内部の器具の操作と監視を容易にし 開口部の下面にＵ字穴を連穿してその下部に、負荷ケーブルが懸下して、扉の開 閉が自在にできる。外部より張力がかかり、キャップが抜けても、Ｕ字穴の内部 で静止し、扉を破損しない。

〔０００９〕 〔作 用〕 本考案は屋外においての、気候条件のもとで、多種的な使用に対応でき、個々 の特性により、屋外的な支障も排除し負荷電源が安全に使用でき、環境と美観を 保持することができる。 〔００１０〕 〔実施例〕 前面７を開口して、内部奥面にボックス８〜９を鋲着し、上部ボックス８に防 滴プレート１０を、固着して、漏電ブレーカ１１を内設する。その二次側に防雨 コンセント１２を下部ボックス９に固定する。 〔００１２〕 コンセント１２に負荷ケーブルキャップ１３を差込み、Ｕ字穴１４より、負荷 ケーブル１５を外部に取り出す。外部よりケーブル１５に張力が加わっても、Ｕ 字穴１４を滑動して、キァップ１３がＵ字穴内部に当り静止するので、透明扉１ ６を破損しない。 〔００１３〕 角柱筒の上部左右に、貫通口１７を開け、口下部に凹型溝１８を設け、頭部防 水カバー２の下部をそこまで下げて冠着する。凹型溝１８で排気して、給気口１ ９とＵ字穴１４の双方で給気して、函体内の換気を計り、結露を防止するので、 電気絶縁効果を高める。 〔００１４〕 配管施工の、片方配管２０はカップリング２２に接続して、二方配管２１（送 り配管）は、カップリング２３に接続して、次の屋外電源に送る。 〔００１５〕 樹脂板２４を角柱筒の略中央部に、前下り勾配に嵌入して、パイプの支持を２ ５で行い、給気口１９は函体内の水滴の排水口も兼用する。樹脂板２４が前勾配 のため函体内に勾配に添った上昇気流を生じて、換気効果を高める。 〔００１６〕 前面部７を開口部に、透明扉１６に蝶着２６で取り付ける。開口部７の上部と 左右に、ゴムパッキング２７を固定させ、施錠把手２８を咬止して防水する。 〔００１７〕 透明扉１６の周部の、上部と左右に保護枠２９を突設して、前面部の保護と雨 水の浸入を防ぐ。 〔００１８〕 角柱筒本体の、アース端子３０に第３種接地工事（１００Ω以下）に基づいて 接地棒のリード線端子を締着する。 〔００１９〕 〔考案の効果〕 本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏じる。 〔００２０〕 請求項１の角柱筒の開口部内、防水防雨形配線器具等を内設するため、電気的 安全性を高める。また内設のため小形化と、外部的傷害を防ぐ。 〔００２１〕 請求項２の角柱筒の頭部の排気口と、略中央部の給気口とＵ字穴等より給気 して、前下り瓦配の樹脂板にそって、上部方向に気流が生じて函体内の換気効率 をよくする。

【図面の簡単な説明】

〔図１〕 正面図 〔図２〕 側面図 〔図３〕 斜面図 〔符号の説明〕 １は角柱筒 ２は頭部防水カバー ３は地中折曲部 ４
はＧＬ標示線 ５は補助棒 ６は止めボルト ７は開口
部 ８〜９はボックス １０は防滴プレート １１は漏電ブレーカ １２は防雨コンセント １３はケ
ーブルキャップ １４はＵ字穴 １５は負荷ケーブル
１６は透明扉 １７は貫通口 １８は凹型溝 １９は給
気口 ２０は片方配管 ２１は二方配管 ２２は片方配
管のカップリング ２３は二方配管のカップリング ２４は樹脂板 ２５は
パイプ支持具 ２６は蝶着 ２７はゴムパッキング ２
８は施錠把手 ２９は保護枠３０はアース端子

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 〔請求項１〕 角柱筒（１）の前面部（７）を開口し
   た、防雨函体内に、防滴プレート（１０〕に、漏電ブレ
   ーカ（１１）を内設して、 ２次側に防雨コンセント
   （１２）を冠着した、２重防雨構造と、器具の内設によ
   る破損の防止と、内設により小型化をした。
2. 〔請求項２〕 角柱筒（１）の上部防雨排気口（１
   ７）と、凹型溝（１８）を下部に接合する、略中央部に
   前へ下り勾配に樹脂板（２４）を嵌入する、その前へ低
   部に給気口（１９）をもうけ、その上部のＵ字穴（１
   ４）の双方で給気して樹脂板の勾配の角度に添って、気
   流が生じて、函体内の換気効果をよくする。給気口（１
   ９）は函体内部の排水と兼用となる。