JPH0684676U - 熱電池 - Google Patents
熱電池Info
- Publication number
- JPH0684676U JPH0684676U JP3109393U JP3109393U JPH0684676U JP H0684676 U JPH0684676 U JP H0684676U JP 3109393 U JP3109393 U JP 3109393U JP 3109393 U JP3109393 U JP 3109393U JP H0684676 U JPH0684676 U JP H0684676U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal battery
- heat
- temperature
- discoloration
- sensitive paint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Primary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 使用前か使用後かの識別を容易に行うことが
できる熱電池を得る。 【構成】 側面または底面に不可逆性で、変色温度が8
0〜300℃である感熱塗料2を塗布する。 【効果】 塗布する感熱塗料は不可逆的に変化するの
で、熱電池が使用前であるか使用後であるかの識別を容
易に行うことができる。
できる熱電池を得る。 【構成】 側面または底面に不可逆性で、変色温度が8
0〜300℃である感熱塗料2を塗布する。 【効果】 塗布する感熱塗料は不可逆的に変化するの
で、熱電池が使用前であるか使用後であるかの識別を容
易に行うことができる。
Description
【0001】
本考案は熱電池に関するものである。
【0002】
熱電池は、常温ではその電解質が固体で、イオン伝導度が零であるため電気エ ネルギーは取り出せないが、使用時には電池内に内蔵された発熱体を燃焼させて 前記電解質を溶融させることにより、イオン伝導度を高めて電気エネルギーを取 り出すことができるようにした電池である。
【0003】 そのため、この熱電池の使用時には、発熱体の燃焼熱が電池外部へ放出され、 その表面温度が300℃以上にも上昇する。
【0004】
上記した従来の熱電池では、それが使用前であるか使用後であるかの識別は、 熱によって金属ケースの表面が変色しているかどうかで行わなければならないた め、変色の程度が小さい場合には識別が困難であるという欠点があった。
【0005】
上記課題を解決するため、本考案は、側面または底面に不可逆性で、変色温度 が80〜300℃である感熱塗料を塗布したことを特徴とするものである。
【0006】
従って、本考案は、塗布する感熱塗料の変色温度を80〜300℃とすること により、使用時の温度によって確実に変色し、保管時に直射日光等によって変色 することがないため、熱電池が使用前であるか使用後であるかの識別を確実に行 うことができる。
【0007】 また、本考案は、塗布する感熱塗料は不可逆的に変色するので、使用後に熱電 池の表面温度が室温に戻っても、感熱塗料の変色が熱電池の使用前の状態に戻る ことはない。
【0008】
以下、本考案を実施例により説明する。
【0009】 図1は、本考案の第1実施例に係る斜視図で、熱電池1の底面中央に変色温度 が200℃の感熱塗料2を直径約10mmの大きさに塗布してなるものである。
【0010】 上記した熱電池を活性化した後放置し、熱電池の表面温度が室温に戻ってから 感熱塗料2の変色を観察したところ、感熱塗料2は、活性化前の薄黄橙色から青 紫色に変化し、室温に戻ってもその変色を維持していることがわかった。
【0011】 図2は、本考案の第2実施例に係る斜視図で、熱電池1の側面に変色温度が2 00℃の感熱塗料2を直径約10mmの大きさに塗布してなるものである。
【0012】 上記した熱電池を活性化した後放置し、熱電池の表面温度が室温に戻ってから 感熱塗料2の変色を観察したところ、感熱塗料2は、活性化前の薄黄橙色から青 紫色に変化し、室温に戻ってもその変色を維持していることがわかった。
【0013】 次に、図1の熱電池を、図3のように、機器取付け用容器3に収納するととも に、底面に熱電対4を貼り付けて活性化時の温度変化をモニターしたところ、表 面温度は最高で250℃に達したことがわかり、その時に感熱塗料2が薄黄橙色 から青紫色へ変色したことが観測できた。
【0014】
上記した如く、本考案は、熱によって不可逆的に変色する感熱塗料を電池に塗 布しているので、熱電池が使用前か使用後かの判別を容易に行うことができる。
【図1】本考案の第1実施例の熱電池の斜視図である。
【図2】本考案の第2実施例の熱電池の斜視図である。
【図3】機器取付け用容器に収納した熱電池の斜視図で
ある。
ある。
1 熱電池 2 感熱塗料 3 機器取付け用容器 4 熱電対
Claims (1)
- 【請求項1】 側面または底面に不可逆性で、変色温度
が80〜300℃である感熱塗料を塗布したことを特徴
とする熱電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3109393U JP2589930Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 熱電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3109393U JP2589930Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 熱電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684676U true JPH0684676U (ja) | 1994-12-02 |
JP2589930Y2 JP2589930Y2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=12321791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3109393U Expired - Lifetime JP2589930Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 熱電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589930Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011249167A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Fdk Energy Co Ltd | 蓄電デバイス及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP3109393U patent/JP2589930Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011249167A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Fdk Energy Co Ltd | 蓄電デバイス及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2589930Y2 (ja) | 1999-02-03 |
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