JP2589930Y2 - 熱電池 - Google Patents
熱電池Info
- Publication number
- JP2589930Y2 JP2589930Y2 JP3109393U JP3109393U JP2589930Y2 JP 2589930 Y2 JP2589930 Y2 JP 2589930Y2 JP 3109393 U JP3109393 U JP 3109393U JP 3109393 U JP3109393 U JP 3109393U JP 2589930 Y2 JP2589930 Y2 JP 2589930Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal battery
- battery
- thermal
- heat
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Primary Cells (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は熱電池に関するものであ
る。
る。
【0002】
【従来の技術】熱電池は、常温ではその電解質が固体
で、イオン伝導度が零であるため電気エネルギーは取り
出せないが、使用時には電池内に内蔵された発熱体を燃
焼させて前記電解質を溶融させることにより、イオン伝
導度を高めて電気エネルギーを取り出すことができるよ
うにした電池である。
で、イオン伝導度が零であるため電気エネルギーは取り
出せないが、使用時には電池内に内蔵された発熱体を燃
焼させて前記電解質を溶融させることにより、イオン伝
導度を高めて電気エネルギーを取り出すことができるよ
うにした電池である。
【0003】そのため、この熱電池の使用時には、発熱
体の燃焼熱が電池外部へ放出され、その表面温度が30
0℃以上にも上昇する。
体の燃焼熱が電池外部へ放出され、その表面温度が30
0℃以上にも上昇する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の熱電池
では、それが使用前であるか使用後であるかの識別は、
熱によって金属ケースの表面が変色しているかどうかで
行わなければならないため、変色の程度が小さい場合に
は識別が困難であるという欠点があった。
では、それが使用前であるか使用後であるかの識別は、
熱によって金属ケースの表面が変色しているかどうかで
行わなければならないため、変色の程度が小さい場合に
は識別が困難であるという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、側面または底面に不可逆性で、変色温度
が80〜300℃である感熱塗料を塗布したことを特徴
とするものである。
め、本考案は、側面または底面に不可逆性で、変色温度
が80〜300℃である感熱塗料を塗布したことを特徴
とするものである。
【0006】
【作 用】従って、本考案は、塗布する感熱塗料の変色
温度を80〜300℃とすることにより、使用時の温度
によって確実に変色し、保管時に直射日光等によって変
色することがないため、熱電池が使用前であるか使用後
であるかの識別を確実に行うことができる。
温度を80〜300℃とすることにより、使用時の温度
によって確実に変色し、保管時に直射日光等によって変
色することがないため、熱電池が使用前であるか使用後
であるかの識別を確実に行うことができる。
【0007】また、本考案は、塗布する感熱塗料は不可
逆的に変色するので、使用後に熱電池の表面温度が室温
に戻っても、感熱塗料の変色が熱電池の使用前の状態に
戻ることはない。
逆的に変色するので、使用後に熱電池の表面温度が室温
に戻っても、感熱塗料の変色が熱電池の使用前の状態に
戻ることはない。
【0008】
【実施例】以下、本考案を実施例により説明する。
【0009】図1は、本考案の第1実施例に係る斜視図
で、熱電池1の底面中央に変色温度が200℃の感熱塗
料2を直径約10mmの大きさに塗布してなるものであ
る。
で、熱電池1の底面中央に変色温度が200℃の感熱塗
料2を直径約10mmの大きさに塗布してなるものであ
る。
【0010】上記した熱電池を活性化した後放置し、熱
電池の表面温度が室温に戻ってから感熱塗料2の変色を
観察したところ、感熱塗料2は、活性化前の薄黄橙色か
ら青紫色に変化し、室温に戻ってもその変色を維持して
いることがわかった。
電池の表面温度が室温に戻ってから感熱塗料2の変色を
観察したところ、感熱塗料2は、活性化前の薄黄橙色か
ら青紫色に変化し、室温に戻ってもその変色を維持して
いることがわかった。
【0011】図2は、本考案の第2実施例に係る斜視図
で、熱電池1の側面に変色温度が200℃の感熱塗料2
を直径約10mmの大きさに塗布してなるものである。
で、熱電池1の側面に変色温度が200℃の感熱塗料2
を直径約10mmの大きさに塗布してなるものである。
【0012】上記した熱電池を活性化した後放置し、熱
電池の表面温度が室温に戻ってから感熱塗料2の変色を
観察したところ、感熱塗料2は、活性化前の薄黄橙色か
ら青紫色に変化し、室温に戻ってもその変色を維持して
いることがわかった。
電池の表面温度が室温に戻ってから感熱塗料2の変色を
観察したところ、感熱塗料2は、活性化前の薄黄橙色か
ら青紫色に変化し、室温に戻ってもその変色を維持して
いることがわかった。
【0013】次に、図1の熱電池を、図3のように、機
器取付け用容器3に収納するとともに、底面に熱電対4
を貼り付けて活性化時の温度変化をモニターしたとこ
ろ、表面温度は最高で250℃に達したことがわかり、
その時に感熱塗料2が薄黄橙色から青紫色へ変色したこ
とが観測できた。
器取付け用容器3に収納するとともに、底面に熱電対4
を貼り付けて活性化時の温度変化をモニターしたとこ
ろ、表面温度は最高で250℃に達したことがわかり、
その時に感熱塗料2が薄黄橙色から青紫色へ変色したこ
とが観測できた。
【0014】
【考案の効果】上記した如く、本考案は、熱によって不
可逆的に変色する感熱塗料を電池に塗布しているので、
熱電池が使用前か使用後かの判別を容易に行うことがで
きる。
可逆的に変色する感熱塗料を電池に塗布しているので、
熱電池が使用前か使用後かの判別を容易に行うことがで
きる。
【図1】本考案の第1実施例の熱電池の斜視図である。
【図2】本考案の第2実施例の熱電池の斜視図である。
【図3】機器取付け用容器に収納した熱電池の斜視図で
ある。
ある。
1 熱電池 2 感熱塗料 3 機器取付け用容器 4 熱電対
Claims (1)
- 【請求項1】 側面または底面に不可逆性で、変色温度
が80〜300℃である感熱塗料を塗布したことを特徴
とする熱電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3109393U JP2589930Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 熱電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3109393U JP2589930Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 熱電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684676U JPH0684676U (ja) | 1994-12-02 |
JP2589930Y2 true JP2589930Y2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=12321791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3109393U Expired - Lifetime JP2589930Y2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 熱電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589930Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011249167A (ja) * | 2010-05-27 | 2011-12-08 | Fdk Energy Co Ltd | 蓄電デバイス及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP3109393U patent/JP2589930Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0684676U (ja) | 1994-12-02 |
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