JPH068416Y2 - 建物におけるヒートポンプ式空調設備 - Google Patents
建物におけるヒートポンプ式空調設備Info
- Publication number
- JPH068416Y2 JPH068416Y2 JP1988139164U JP13916488U JPH068416Y2 JP H068416 Y2 JPH068416 Y2 JP H068416Y2 JP 1988139164 U JP1988139164 U JP 1988139164U JP 13916488 U JP13916488 U JP 13916488U JP H068416 Y2 JPH068416 Y2 JP H068416Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat pump
- unit
- living room
- floor
- service space
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は補助熱源を不要とした建物内のヒートポンプ方
式空調設備に関する。
式空調設備に関する。
(従来の技術) 近時高層建物の使用が多様化し、建物内での個別空調方
式が採用され、その空調手段として水熱源ヒートポンプ
ユニットおよび空気熱源ヒートポンプユニット方式が多
く使用されている。
式が採用され、その空調手段として水熱源ヒートポンプ
ユニットおよび空気熱源ヒートポンプユニット方式が多
く使用されている。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、上記水熱源ヒートポンプ方式では暖房時に補
助熱源を必要とし、又空気熱源ヒートポンプ方式では、
屋外機の設置スペースに制限を受け、又冷媒配管の長さ
と屋内外機器の高低差に限度があり、更にビル内の熱の
有効利用ができない等に不利があった。
助熱源を必要とし、又空気熱源ヒートポンプ方式では、
屋外機の設置スペースに制限を受け、又冷媒配管の長さ
と屋内外機器の高低差に限度があり、更にビル内の熱の
有効利用ができない等に不利があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来手段における不利を排除した補助熱源
を必要としない建物内のヒートポンプ空調設備を提供す
るを目的とするもので、ヒーティングタワーによって熱
制御される不凍液を熱媒体とするユニタリーヒートポン
プユニットと、該ユニットに付属する調和空気の吹き出
し口および居室内空気の還気口等の端末装備とから成
り、ユニタリーヒートポンプユニットは各階層のサービ
ススペース内に設置し、その端末設備を居室内に設け、
サービススペース内に不凍液の漏水排除設備を設けたこ
とを特徴とする。
を必要としない建物内のヒートポンプ空調設備を提供す
るを目的とするもので、ヒーティングタワーによって熱
制御される不凍液を熱媒体とするユニタリーヒートポン
プユニットと、該ユニットに付属する調和空気の吹き出
し口および居室内空気の還気口等の端末装備とから成
り、ユニタリーヒートポンプユニットは各階層のサービ
ススペース内に設置し、その端末設備を居室内に設け、
サービススペース内に不凍液の漏水排除設備を設けたこ
とを特徴とする。
(作用) 本装置において各階層のサービススペースd内に設備し
たユニタリーヒートポンプユニットaは不凍液を熱媒体
とし、これを例えば建物屋上に設置したヒーティングタ
ワーaによって外気を熱源として冬期は加温し、夏期に
は冷却するから特に補助熱源を用いることなく冷、暖の
空調空気を得て、これを夫々のユニットbに付属する端
末装備cを経て居室e内で循環させて冷、暖房を行なう
ことができ、居室e内には特に不凍液を持ち込むことが
ないから不凍液の漏水によって居室e内を汚染し、又居
室内に設置した機器等の冠水事故を生ずることなく、サ
ービススペースd内には漏水の排除設備fを施したの
で、たとえばヒートポンプユニットbに漏水を生ずるも
これに対処させ得る。
たユニタリーヒートポンプユニットaは不凍液を熱媒体
とし、これを例えば建物屋上に設置したヒーティングタ
ワーaによって外気を熱源として冬期は加温し、夏期に
は冷却するから特に補助熱源を用いることなく冷、暖の
空調空気を得て、これを夫々のユニットbに付属する端
末装備cを経て居室e内で循環させて冷、暖房を行なう
ことができ、居室e内には特に不凍液を持ち込むことが
ないから不凍液の漏水によって居室e内を汚染し、又居
室内に設置した機器等の冠水事故を生ずることなく、サ
ービススペースd内には漏水の排除設備fを施したの
で、たとえばヒートポンプユニットbに漏水を生ずるも
これに対処させ得る。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明する。
第1図で示すように本考案はヒーティングタワーaにお
いて外気を利用して不凍液を冷却又は加温し、該不凍液
を熱媒体とするユニタリーヒートポンプユニットbを、
建物内における廊下、厨房、手洗所、機械室等のサービ
ススペースd内に設置し、該ユニットbに付属して該ユ
ニットで得れる冷、暖気等の調和空気吹き出し口又は居
室内空気の還気口等の端末装備cを居室e内に設備し
た。
いて外気を利用して不凍液を冷却又は加温し、該不凍液
を熱媒体とするユニタリーヒートポンプユニットbを、
建物内における廊下、厨房、手洗所、機械室等のサービ
ススペースd内に設置し、該ユニットbに付属して該ユ
ニットで得れる冷、暖気等の調和空気吹き出し口又は居
室内空気の還気口等の端末装備cを居室e内に設備し
た。
同図では個別空調設備として、サービススペースd内に
天井隠蔽型のユニタリーヒートポンプユニットb1を設備
し、これからダクトを居室e内に連設して吹き出し口か
ら調和空気を吹き出すもの、床置型のヒートポンプユニ
ットb2からダクトを経て吹き出すもの、およびセパレー
ト型のヒートポンプユニットb3の場合は室内機のみを居
室e内に配置したものを示した。
天井隠蔽型のユニタリーヒートポンプユニットb1を設備
し、これからダクトを居室e内に連設して吹き出し口か
ら調和空気を吹き出すもの、床置型のヒートポンプユニ
ットb2からダクトを経て吹き出すもの、およびセパレー
ト型のヒートポンプユニットb3の場合は室内機のみを居
室e内に配置したものを示した。
更に第2図は高層建物に対する実施例として屋上にヒー
ティングタワーaを設置し、1階の廊下等のサービスス
ペースd内にセパレート型式の天井吊ユニットbを設
け、居室e内にその端末装備cとして室内機を設け、2
階にはサービススペースd内に床置型ユニットbと天井
隠蔽型ユニットbとを併設し、居室e内にはこれらの端
末装備cとしてダクトを配設し、3階にはサービススペ
ースd内に床置型ヒートポンプユニットbとセパレート
型式の室外機bを併設して、居室e内にダクト並びにセ
パレートマルチ室内機等の端末装備cを配設し、4階に
はサービススペースd内に床置式ユニットbを設け、居
室e内にはダクトによる端末装備cを配設し、更に5、
6階には共にセパレートマルチ型の室外機ユニットbを
設け、居室e内には端末装備cとしてセパレート室内機
およびダクトを設備したものを示し、このようにヒート
ポンプユニットbとしては各型式のものを個別に使用
し、これに従って居室e内の端末装備cも自由に設定し
得る。
ティングタワーaを設置し、1階の廊下等のサービスス
ペースd内にセパレート型式の天井吊ユニットbを設
け、居室e内にその端末装備cとして室内機を設け、2
階にはサービススペースd内に床置型ユニットbと天井
隠蔽型ユニットbとを併設し、居室e内にはこれらの端
末装備cとしてダクトを配設し、3階にはサービススペ
ースd内に床置型ヒートポンプユニットbとセパレート
型式の室外機bを併設して、居室e内にダクト並びにセ
パレートマルチ室内機等の端末装備cを配設し、4階に
はサービススペースd内に床置式ユニットbを設け、居
室e内にはダクトによる端末装備cを配設し、更に5、
6階には共にセパレートマルチ型の室外機ユニットbを
設け、居室e内には端末装備cとしてセパレート室内機
およびダクトを設備したものを示し、このようにヒート
ポンプユニットbとしては各型式のものを個別に使用
し、これに従って居室e内の端末装備cも自由に設定し
得る。
尚、サービススペースd内において漏水した不凍液の排
除設備fとしては該部の床面gに1/100〜1/25程度の勾
配を形成し、その低部に排水溜iを形成し、これに各階
共通の排水管hを設けて、各階で生ずる漏水を該排水管
hで集め、例えば地下に設けたピットj内に溜めて回収
するもので、必要により漏水検知器を設け、その検出に
より不凍液の流通を閉止するようにしてもよい。
除設備fとしては該部の床面gに1/100〜1/25程度の勾
配を形成し、その低部に排水溜iを形成し、これに各階
共通の排水管hを設けて、各階で生ずる漏水を該排水管
hで集め、例えば地下に設けたピットj内に溜めて回収
するもので、必要により漏水検知器を設け、その検出に
より不凍液の流通を閉止するようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案によるときはヒートポンプサイクルの熱媒体とし
て不凍液を使用し、これをヒーティングタワーによって
熱制御して補助熱源の使用を省略したので、該熱源設備
の装置並びに使用エネルギーが不要となって経済的であ
り、しかも不凍液を使用するユニタリーヒートポンプユ
ニットは居室外のサービススペース内に設置し、ユニッ
トに付属する吹き出し口等の端末設備のみを居室内に設
備して、不凍液を居室内に持ち込まないから該不凍液の
漏洩による居室内の汚染並びに居室内の機器の冠水事故
は全くなく、サービススペースには不凍液の漏水排除設
備を設けて、漏洩不凍液の回収処理を円滑にし、更にユ
ニタリーヒートポンプユニットは各種型式のものを選択
使用できるから高層建物内における各階層の個別的空調
ができて便利である等の効果を有する。
て不凍液を使用し、これをヒーティングタワーによって
熱制御して補助熱源の使用を省略したので、該熱源設備
の装置並びに使用エネルギーが不要となって経済的であ
り、しかも不凍液を使用するユニタリーヒートポンプユ
ニットは居室外のサービススペース内に設置し、ユニッ
トに付属する吹き出し口等の端末設備のみを居室内に設
備して、不凍液を居室内に持ち込まないから該不凍液の
漏洩による居室内の汚染並びに居室内の機器の冠水事故
は全くなく、サービススペースには不凍液の漏水排除設
備を設けて、漏洩不凍液の回収処理を円滑にし、更にユ
ニタリーヒートポンプユニットは各種型式のものを選択
使用できるから高層建物内における各階層の個別的空調
ができて便利である等の効果を有する。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は空調設備の系統
線図、第2図は高層建物の空調設備を示す截断側面図で
ある。 a……ヒーティングタワー b……ユニタリーヒートポンプユニット c……端末装備 d……サービススペース e……居室 f……漏水排除設備
線図、第2図は高層建物の空調設備を示す截断側面図で
ある。 a……ヒーティングタワー b……ユニタリーヒートポンプユニット c……端末装備 d……サービススペース e……居室 f……漏水排除設備
Claims (1)
- 【請求項1】ヒーティングタワーaによって熱制御され
る不凍液を熱媒体とするユニタリーヒートポンプユニッ
トbと、該ユニットbに付属する調和空気の吹き出し口
および居室内空気の還気口等の端末装備cとから成り、
ユニタリーヒートポンプユニットbは各階層のサービス
スペースd内に設置し、その端末設備cを居室e内に設
け、サービススペースd内に不凍液の漏水排除設備fを
設けて成る建物におけるヒートポンプ式空調設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988139164U JPH068416Y2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 建物におけるヒートポンプ式空調設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988139164U JPH068416Y2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 建物におけるヒートポンプ式空調設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0262333U JPH0262333U (ja) | 1990-05-09 |
JPH068416Y2 true JPH068416Y2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=31402167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988139164U Expired - Lifetime JPH068416Y2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 建物におけるヒートポンプ式空調設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH068416Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-27 JP JP1988139164U patent/JPH068416Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0262333U (ja) | 1990-05-09 |
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