JPH0683722U - 理美容業におけるシャンプー剤等から手指を守る保護手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】理容室・美容室におけるシャンプー・パーマ等
の施術時に施術者の手指を薬剤より保護するために使用
する保護手袋の提供。 【構成】薄手のゴムと伸縮性のあるゴムの組合せより成
るゴム手袋であり、指先部１と手首部２には、伸縮性の
あるゴムを取りつけて水や薬剤の侵入を防ぐ。また指先
部には、開口部があり装着すると指先が突出するように
なり、施術時には素手と変わらぬ感触が得られる。手首
裏側にも楕円形状の開口部３があり、シャワーの水温を
計る際に素手と変わらぬ適正な水温を計ることが出来
る。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

理容室・美容室におけるシャンプー・パーマ等の施術時に施術者の手指を薬 剤より保護するために使用する。

【従来の技術】

理容師・美容師がシャンプー・パーマ等の施術を行う際に手指を保護する保 護用具が無かったため施術者の手指は、薬剤による侵食が著しかった。よっ て施術者は施術終了後もしくは１日の業務終了後に皮膚の保護クリームを使 用するのみであった。しかし手指に付着した薬剤は、容易に除去できないた め手指を洗った後も緩和ながらも手指を確実に侵食している。また業務中に おいては、連続して施術を行うのが常なのでその度に手指を洗い保護クリー ムを使用するのは、困難である。そのため現理容師・美容師の手指は、慢性 的な手荒れに悩んでいるのは、衆知の事実である。

【考案が解決しようとする課題】

現理容師・美容師が慢性的な手荒れである事は、衆知の事実であるため現在 では、理美容師になる人が年々少なくなってきている。また現理容師・美容 師においても退職理由の一番がこの手荒れである。この問題を早く解決して 理美容業界への新規就職者を促す事また現理容師・美容師の転職を減少させ て業界を発展させる事が課題である。

【課題を解決するための手段】

理美容業におけるシャンプー・パーマ等の施術の際その直前に本発明を装着 するのみで解決できる。

【作用】

薬剤による皮膚の異常乾燥やアレルギー体質の施術者に対し非常に効果的で ある。

【実施例】

考案を装着した施術者と従来通り装着なしの施術者に分け２ヶ月間の実施を 試みた。考案を装着した施術者は開始状態が過度の皮膚乾燥による手荒れだ ったが考案による手指の保護効果と人体の自然治癒効果によって元の健康な 状態に戻った。従来通り装着なしの施術者においては、開始状態が中度の皮 膚乾燥による手荒れだったがよりいっそう乾燥が進んで行き過度の皮膚乾燥 による手荒れまでに至った。

【考案の効果】

通常のゴム手袋と違い指先部と手首裏側部に開口部が設けてあるのがこの考 案の特徴であり独自の効果を生む。指先部分までには、保護の範囲が届かな いが開口部が設けているためシャンプー・パーマ等の施術の際に必要な微妙 な指先の感覚を損わずに施術できる。またシャンプー施術の際に、手首裏側 の開口部によってシャワーの温度を正確に計ることができる。手首裏側と頭 皮の体感温度がほぼ同じだからである。

【図面の簡単な説明】

【図１】平面図

【図２】本考案を装着した際の立面図

【符号の説明】

１・・・伸縮性のあるゴムの指先部 ２・・・伸縮性のあるゴムの手首部 ３・・・水温を計るための開口部 ４・・・本体の薄手のゴム

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】理容室・美容室におけるシャンプー・パー
   マ等の施術時に施術者の手指を薬剤より保護するために
   使用する保護手袋である。