JPH0683310U - コンクリートミキサの軸封装置 - Google Patents

コンクリートミキサの軸封装置

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JPH0683310U
JPH0683310U JP2600193U JP2600193U JPH0683310U JP H0683310 U JPH0683310 U JP H0683310U JP 2600193 U JP2600193 U JP 2600193U JP 2600193 U JP2600193 U JP 2600193U JP H0683310 U JPH0683310 U JP H0683310U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
shaft
kneading
lantern ring
concrete mixer
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Pending
Application number
JP2600193U
Other languages
English (en)
Inventor
良二 安田
規宏 西尾
Original Assignee
日工株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0683310U publication Critical patent/JPH0683310U/ja
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリートミキサの軸封部の回転部と非回
転部との間隙部に砂、セメント等の異物が極力侵入しな
いようにして軸封部の摩耗を防止する。 【構成】 混練軸1の軸封部の回転部であるカラー2
と、非回転部であるシールハウジング8との間隙部9に
グランドパッキン21を充填すると共に、該間隙部9に
連通する空気用通路23をシールハウジング8内に形成
し、該空気用通路23にコンプレッサー27により発生
させた圧縮空気を空気供給用配管25を介して供給す
る。これによって軸封部の間隙部9に侵入する砂、セメ
ント等の異物を吹き飛ばしてその侵入を阻止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、生コンクリートを混練製造するコンクリートミキサに関し、特に混 練軸が混練槽を貫通して支持されるコンクリートミキサの軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、二軸式コンクリートミキサは、混練槽の対向する側壁間にスパイラル 状に混練羽根を支持した二本の混練軸を貫通させて支持し、該混練軸を相反する 方向に回転させることによりコンクリートの練り混ぜを行なっている。従来この 種コンクリートミキサの混練軸の軸封部は図4に示すように、混練軸1と共に回 転する回転部であるカラー2、回転リング3と、混練槽側壁4と一体化された非 回転部である耐摩リング5、6及びシールハウジング7、8との間に混練軸1の 回転を許容するように若干の間隙部9を設けている。そして、この間隙部9に砂 、セメント等の異物が侵入するのを阻止するためにメカニカルシールの一種であ るフローティングシール10を設けると共に、シールハウジング8にグリス用通 路11を形成し、グリス用通路11を通して間隙部9に潤滑用グリスを注入し、 コンクリートの侵入を阻止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、軸封部の非回転部と回転部との間隙部9にグリスを注入して密 封しても時間が経過すればグリス量が徐々に減少していくので、砂、セメント等 の異物が間隙部9に侵入することがあり、侵入した異物がアブレッシブ(研磨材 )となって回転リング3、耐摩リング5,6、フローティングシール10等の摩 耗を引き起こす。またフローティングシール等のメカニカルシールはその構造上 交換作業が大変厄介なものであって多大の労力を要している。
【0004】 本考案は上記の点に鑑み、軸封部の間隙部9に砂、セメント等の異物が極力侵 入しない構造とすると共にメンテナンスのしやすいコンクリートミキサの軸封装 置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の目的を達成するために、混練羽根を適宜数取り付けた混練軸を 混練槽の対向する側壁間に貫通させて支持するコンクリートミキサにおいて、混 練槽側壁を貫通する混練軸の軸封部の回転部と非回転部との間隙部にグランドパ ッキンを装着すると共に、前記間隙部に連通する空気用通路を形成し、該空気用 通路は空気供給用配管を介して圧縮空気供給源に連通したことを特徴としている 。
【0006】 また、混練槽側壁を貫通する混練軸の軸封部の回転部と非回転部との間隙部に ランタンリングとグランドパッキンとを装着すると共に、前記ランタンリングに 向けて開口連通する空気用通路を形成し、該空気用通路は空気供給用配管を介し て圧縮空気供給源に連通したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案によれば、コンクリートミキサの軸封部の非回転部と回転部との間隙部 をグランドパッキンにより密封すると共に、コンクリートを混練製造時に前記間 隙部に圧縮空気を吹き込んで間隙部に侵入しょうとする砂、セメント等の異物を 押し出してその侵入を阻止する。また圧縮空気により侵入する異物を吹き飛ばし てその侵入を阻止するようにしているために従来のメカニカルシールに代えてグ ランドパッキン21を使用できるようになり、軸封部の構造が簡素化されてシー ルの交換作業を簡単に行うことができる。
【0008】 また、混練槽側壁を貫通する混練軸の軸封部の回転部と非回転部との間隙部に ランタンリングとグランドパッキンとを装着し、ランタンリングに圧縮空気を供 給すれば圧縮空気が間隙部9に充満しやすくなって侵入した異物の吹き飛ばし効 果を更に高め、砂、セメント等の異物の侵入を一層阻止することができる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図1〜図3に基づいて説明する。
【0010】 図1は本考案の一実施例、図2〜図3は別の実施例を示しており、図4と同一 符合は同一構成要素を示している。
【0011】 図1において、非回転部のシールハウジング8は混練槽側壁4に取付けリング 20を介して固着してあり、混練軸1に嵌着して回転自在としたカラー2と前記 シールハウジング8の間には混練軸1の回転を許容する間隙部9が設けられてい る。
【0012】 前記間隙部9にはグランドパッキン21が充填してあり、該グランドパッキン 21は断面が方形状をした紐状のシール材であって、カラー2の外周寸法に合わ せて適宜切断してカラー2の外周に何層か巻きつけ、パッキン押え22により間 隙部9に充填するように押し込んでいる。
【0013】 23はシールハウジング8内に形成した空気用通路であり、その端部は間隙部 9に連通させており、他端部はソケット24を介して空気供給用配管25に連通 し、更に空気用配管25は弁26を介在させて圧縮空気供給源となるコンプレッ サー27に接続させている。
【0014】 なお、前記空気用通路23は図面上には二か所しか示していないが、混練軸1 回りの間隙部9全域に均等に圧縮空気が行き渡らないのであれば更に別の空気用 通路をシールハウジング8内の適宜位置に形成し、圧縮空気が間隙部9全域に均 等に行き渡るようにすると良い。
【0015】 そして、コンクリートの混練製造時には、空気用配管25に配した弁26を開 放して圧縮空気供給源であるコンプレッサー27により発生させた圧縮空気をシ ールハウジング8の空気用通路23を経て軸封部の回転部であるカラー2と、非 回転部であるシールハウジング8との間の間隙部9に供給する。
【0016】 供給する圧縮空気は、例えば約0.5kg/cm2 前後に調圧しておけば間隙 部9から侵入する異物を追い出すことができる。また圧縮空気を断続的に供給し て間隙部9に侵入した異物を吹き飛ばすようにしても良い。この時には前記の空 気圧よりも若干高くしておくと良い。
【0017】 図2はシール機構をより効果的に行うための別の実施例を示すもので、間隙部 9の混練槽側にランタンリング28を装着し、その外側にグランドパッキン21 を装着している。そしてランタンリング28に向けて開口連通する空気用通路2 3を形成している。
【0018】 ランタンリング28は図3に示すようにリング本体29の内周部及び外周部に 内側環状溝30及び外側環状溝31を形成すると共に、それぞれの内側環状溝3 0と外側環状溝31とを連通する連通孔32を穿設している。
【0019】 そして、コンクリートの混練製造時には圧縮空気をランタンリング28の周囲 より供給すると、ランタンリング28の環状溝30、31及び連通孔32を経て 供給した圧縮空気が前記間隙部9に充満し易くなって間隙部9に侵入した異物を 吹き飛ばして異物の侵入を阻止する。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、混練軸1の軸封部の回転部であるカラー2と、 非回転部であるシールハウジング8との間隙部9にグランドパッキン21を装着 すると共に、前記間隙部9に連通する空気用通路23を形成し、該空気用通路2 3にコンプレッサー27により発生させた圧縮空気を供給するようにしたので、 軸封部に侵入する砂、セメント等の異物を吹き飛ばしてその侵入を阻止すること ができ、軸封部の摩耗や損傷を防止できる。また圧縮空気により侵入する異物を 吹き飛ばしてその侵入を阻止するようにしているために、従来のメカニカルシー ルに代えてグランドパッキン21を使用できるようになり、軸封部の構造が簡素 化されてシールの交換作業を簡単に行うことができ、メンテナンス面での向上が 期待できる。
【0021】 また、混練軸1の軸封部の回転部であるカラー2と、非回転部であるシールハ ウジング8との間隙部9にランタンリング28とグランドパッキン21を装着す ると共に、前記ランタンリング28に向けて開口連通する空気用通路23を形成 し、該空気用通路23にコンプレッサー27により発生させた圧縮空気を供給す るようにしたので、圧縮空気がランタンリング28を通して間隙部9に充満しや すくなって侵入した異物の吹き飛ばし効果を更に高めることができ、軸封部の摩 耗や損傷を一層防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】ランタンリングを使用した別の実施例を示す断
面図である。
【図3】ランタンリングを示す斜視図である。
【図4】従来のコンクリートミキサの軸封部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1…混練軸 2…カラー 4…混練槽側壁 7、8…シールハウジン
グ 9…間隙部 21…グランドパッキ
ン 23…空気用通路 25…空気供給用配
管 27…コンプレッサー(圧縮空気供給源) 28…ランタンリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】混練羽根を適宜数取り付けた混練軸を混練
    槽の対向する側壁間に貫通させて支持するコンクリート
    ミキサにおいて、混練槽側壁を貫通する混練軸の軸封部
    の回転部と非回転部との間隙部にグランドパッキンを装
    着すると共に、前記間隙部に連通する空気用通路を形成
    し、該空気用通路は空気供給用配管を介して圧縮空気供
    給源に連通したことを特徴とするコンクリートミキサの
    軸封装置。
  2. 【請求項2】混練羽根を適宜数取り付けた混練軸を混練
    槽の対向する側壁間に貫通させて支持するコンクリート
    ミキサにおいて、混練槽側壁を貫通する混練軸の軸封部
    の回転部と非回転部との間隙部にランタンリングとグラ
    ンドパッキンとを装着すると共に、前記ランタンリング
    に向けて開口連通する空気用通路を形成し、該空気用通
    路は空気供給用配管を介して圧縮空気供給源に連通した
    ことを特徴とするコンクリートミキサの軸封装置。
JP2600193U 1993-05-19 1993-05-19 コンクリートミキサの軸封装置 Pending JPH0683310U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0683310U true JPH0683310U (ja) 1994-11-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109603993A (zh) * 2018-06-19 2019-04-12 微思行(北京)科技有限公司 自密封杯盖式刀库

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109603993A (zh) * 2018-06-19 2019-04-12 微思行(北京)科技有限公司 自密封杯盖式刀库
CN109603993B (zh) * 2018-06-19 2024-02-06 微思行(北京)科技有限公司 自密封杯盖式刀库

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