JPH0682624U

JPH0682624U - 矯正レンズ付サングラス

Info

Publication number: JPH0682624U
Application number: JP2265993U
Authority: JP
Inventors: 勇井浦
Original assignee: 株式会社メガネマート
Priority date: 1993-04-28
Filing date: 1993-04-28
Publication date: 1994-11-25

Abstract

(57)【要約】【目的】矯正レンズの脱落を防止し、異なる特性のサ
ングラスレンズをも装着可能とする。【構成】フレーム本体１の略中央に鼻当て部11を設け
る。また、サングラスレンズ15を溝部３，14に着脱可能
に支持する。矯正レンズ16の間に連結部材18を設け、こ
の連結部材18をサングラスレンズ15と鼻当て部11の基部
12に挾持する。【効果】連結部材18をサングラスレンズ15と基部12間
に挾持することで、矯正レンズ16を半固定状態に支持で
きる。また、溝部３，14を介して好みに応じたサングラ
スレンズ15を簡単に装着できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、遮光用のサングラスに矯正レンズを備えた矯正レンズ付サングラスに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のものは、例えば実開平４−８７８１５号公報などに開示されるように、ブローバーの裏側に一対の矯正レンズを付設し、このブローバーをサングラスレンズの上方に着脱自在に冠着することで、矯正レンズをサングラスレンズの裏側に隠れて配置できるものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来技術における矯正レンズ付サングラスは、矯正レンズがサングラスレンズ側より見えないため、外観をスマートにすることができるが、ブローバーの両端をサングラスレンズを支持する智の上端に係止する構造になっているため、例えばスキーなど比較的運動量の多い状態で使用される場合には、転倒時などに矯正レンズがサングラスレンズより簡単に脱落する虞れを生じる。また、サングラスレンズはテンプルを枢支するための智に取付け固定されているため、好みに応じて異なる色や光透過率を有するサングラスレンズを装着することができず、その汎用性に乏しい。

【０００４】本考案は、上記問題点を解決するものであり、矯正レンズが脱落することなく、しかも、異なる特性のサングラスレンズをも装着できる矯正レンズ付サングラスを提供することをその目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、フレーム本体と、このフレーム本体の略中央に設けられる鼻当て部と、前記フレーム本体に着脱可能に支持されるサングラスレンズと、このサングラスレンズの後方に配設される一対の矯正レンズと、この矯正レンズどうしを連結し前記鼻当て部と前記サングラスレンズ間に挾持される連結部材とにより構成されるものである。

【０００６】

【作用】

上記構成により、サングラスレンズを本体フレームに装着すると同時に、連結部材がサングラスレンズと鼻当て部間に挾持され、矯正レンズはサングラスレンズの後方において半固定状態で支持される。また、サングラスレンズは本体フレームに着脱可能に支持されるため、同一形状のサングラスレンズを簡単に装着できる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例につき、図１および図２を参照して説明する。同図において、１はポリアミドなどの可撓性を有する合成樹脂からなる本体フレームであり、この本体フレーム１は上部から見て湾曲状に形成された上枠部２と、上枠部２の前側適所に形成された溝部３とからなり、その両端に形成された取付凹部４にはテンプル５を構成するアーム部材６の基端が枢支される。また、７は前記本体フレーム１と同一の材料からなる耳掛け部であり、この耳掛け部７の基端に形成された取付片８間にアーム部材６の側部９が嵌入される。取付片８の近傍にはＵ字状の受部10が複数形成され、この受部10とアーム部材６の先端部との係止位置により、テンプル５における前後方向の長さを好みに応じて適宜調節することができる。

【０００８】 11は本体フレーム１と一体に形成され、かつ、この本体フレーム１の略中央に設けられたＹ字状の鼻当て部である。鼻当て部11は上枠部２に連結する基部12と、この基部12の下端より左右に分岐して形成される接触部13とにより構成され、接触部13の前側に溝部14が形成される。15は前記本体フレーム１の上枠部２に沿って湾曲状をなし、かつ、プラスチック材料に反射コーティングを形成してなるサングラスレンズであり、前記フレーム本体１の溝部３と鼻当て部11の溝部14にその周縁が着脱可能に支持される。また、16はサングラスレンズ15よりも小さく、かつ、その内方に金属製の固定ピン17が設けられた左右一対の矯正レンズであり、この固定ピン17に取付け固定された可撓性を有するプラスチック製の連結部材18により、双方の矯正レンズ16が連結される。そして、サングラスレンズ15の装着時において、連結部材18がサングラスレンズ15と鼻当て部11の基部12間に挾持されることで、矯正レンズ16がサングラスレンズ15の後方に配設されるようになっている。さらに、連結部材18の前面にはシリコーン材などからなる保護層19 が形成される。この保護層19は連結部材18および固定ピン17の頭部を覆うようにして設けられ、連結部材18がサングラスレンズ15と鼻当て部11の基部12間に挾持されたときに、サングラスレンズ15の後面に当接するようになっている。

【０００９】上記構成の矯正レンズ付サングラスにおいて、固定ピン17を介して一対の矯正レンズ16が接続された連結部材18を鼻当て部11の基部12上に載置し、この状態で、本体フレーム１の前部より外力を加えながら各溝部３，14に予め選択されたサングラスレンズ15の周縁を嵌入する。そして、サングラスレンズ15を本体フレーム１および鼻当て部11の溝部３，14に全て嵌入すると、サングラスレンズ15と鼻当て部11の基部12間に連結部材18が挾持される。このとき、連結部材18は矯正レンズ16とともにサングラスレンズ15の後面に沿って湾曲し、矯正レンズ16はサングラスレンズ15の裏に隠れて体裁よく半固定状態に支持される。また、サングラスレンズ15の後面に保護層19が当接して、固定ピン17によるサングラスレンズ15 の後面への傷の付着を防止する。

【００１０】以上のように上記実施例によれば、サングラスレンズ15を本体フレーム１および鼻当て部11に装着すると同時に、連結部材18がサングラスレンズ15と基部12間に挾持されるため、矯正レンズ16はサングラスレンズ15の後方において半固定状態で支持される。したがって、スキーなどの比較的運動量の多い状態で使用される場合においても、転倒時などに矯正レンズ16がサングラスレンズ15より脱落する虞れがなくなる。しかも、サングラスレンズ15は溝部３，14を介して本体フレーム１および鼻当て部11に着脱可能に支持されるため、予め同一形状を有するサングラスレンズ15を用意すれば、好みに応じて異なる色や光透過率を有するサングラスレンズ15を自由に、かつ簡単に装着することができる。

【００１１】また、実施例中の効果として、連結部材18の前面に形成された保護層19により、連結部材18がサングラスレンズ15と鼻当て部11の基部12間に挾持されたときに、サングラスレンズ15の後面に保護層19が当接するため、連結部材18の前部より突出する固定ピン17により、サングラスレンズ15の後面に傷が付着するのを防止することができる。

【００１２】なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、フレーム本体やサングラスレンズなどの材質，形状は、実施例中において示されたものに限定されることなく、種々のタイプのものに適用できる。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、フレーム本体と、このフレーム本体の略中央に設けられる鼻当て部と、前記フレーム本体に着脱可能に支持されるサングラスレンズと、このサングラスレンズの後方に配設される一対の矯正レンズと、この矯正レンズどうしを連結し前記鼻当て部と前記サングラスレンズ間に挾持される連結部材とにより構成されるものであり、矯正レンズが脱落することなく、しかも、異なる特性のサングラスレンズをも装着できる矯正レンズ付サングラスを提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。

【図２】同上要部の一部拡大正面図である。

【符号の説明】

１フレーム本体 11 鼻当て部 15 サングラスレンズ 16 矯正レンズ 18 連結部材

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】フレーム本体と、このフレーム本体の略
中央に設けられる鼻当て部と、前記フレーム本体に着脱
可能に支持されるサングラスレンズと、このサングラス
レンズの後方に配設される一対の矯正レンズと、この矯
正レンズどうしを連結し前記鼻当て部と前記サングラス
レンズ間に挾持される連結部材とにより構成されること
を特徴とする矯正レンズ付サングラス。