JPH068194U - 軌道上交換機器のマーキング構造 - Google Patents
軌道上交換機器のマーキング構造Info
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- JPH068194U JPH068194U JP4443792U JP4443792U JPH068194U JP H068194 U JPH068194 U JP H068194U JP 4443792 U JP4443792 U JP 4443792U JP 4443792 U JP4443792 U JP 4443792U JP H068194 U JPH068194 U JP H068194U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 必要な精度の確保ができ、機器外周の多層断
熱材などの破損を防止できるとともに、機器との断熱も
図ることができる軌道上交換機器のマーキング構造を提
供すること。 【構成】 軌道上交換機器4,5,6の外形に合せてマ
ーキング部24を備えた金属枠21を形成しておき、こ
の金属枠21で軌道上交換機器4,5,6の把持部10
をフランジ部23で挾むように取付けてマーキングす
る。予め機器4,5,6の外形に対応する形状に金属枠
21を形成することで、マーキングの精度を向上し、金
属製のマーキング部24をガイド12に沿って位置決め
するようにしてガイド12との接触による多層断熱材
4,5,6の破損を防止するとともに、金属枠21で機
器4,5,6を挾むように取付けることで内部への熱遮
断を行う。これにより、マニピュレータによる軌道上交
換機器4,5,6の交換が簡単かつ高精度にできる。
熱材などの破損を防止できるとともに、機器との断熱も
図ることができる軌道上交換機器のマーキング構造を提
供すること。 【構成】 軌道上交換機器4,5,6の外形に合せてマ
ーキング部24を備えた金属枠21を形成しておき、こ
の金属枠21で軌道上交換機器4,5,6の把持部10
をフランジ部23で挾むように取付けてマーキングす
る。予め機器4,5,6の外形に対応する形状に金属枠
21を形成することで、マーキングの精度を向上し、金
属製のマーキング部24をガイド12に沿って位置決め
するようにしてガイド12との接触による多層断熱材
4,5,6の破損を防止するとともに、金属枠21で機
器4,5,6を挾むように取付けることで内部への熱遮
断を行う。これにより、マニピュレータによる軌道上交
換機器4,5,6の交換が簡単かつ高精度にできる。
Description
【0001】
この考案は宇宙空間の軌道上に打上げられて交換使用される軌道上交換機器を マニピュレータを用いて交換する際に、固定すべき位置のガイドのマークと位置 決めするのに必要なマークを予め機器に設けるための軌道上交換機器のマーキン グ構造に関し、必要な精度の確保ができ、機器外周の多層断熱材などの破損を防 止できるとともに、機器との断熱も図ることができるようにしたものである。
【0002】
現在計画が進行している宇宙ステーションは、図2に示すように、地上勤務と 同等の服装で実験活動ができる居住環境下の予圧部1や直接宇宙空間に曝露され て観測や高真空下での実験を行う曝露部2、さらには補給用品および実験装置類 を収納、輸送する補給部3から構成されている。
【0003】 この宇宙ステーションの曝露部2には、各種の実験を行う実験装置(ミッショ ンペイロード)4のほか、曝露部内部の維持・管理を行うコンピュータの曝露部 制御装置(ESC)5、暴露部内部をアクティブに制御するポンプのフレオンポ ンプパッケージ(FPP)6等が搭載されており、これらは、寿命や故障・修理 のため予め軌道上での交換を予定しており、これらを総称して軌道上交換機器( ORU機器(Orbitor Replacement Unit ))と称している。
【0004】 これら軌道上交換機器4,5,6の交換はマニピュレータ7を用い、予圧部1 内からテレビカメラ(図示せず)で監視しながら行うことが考えられている。
【0005】 このため、軌道上交換機器4,5,6は、たとえば図3に示すように、フレー ム8内に入れられてその外側に取付けられた多層断熱材(MLI)9で内外の熱 を遮断するとともに、上面には、マニピュレータ用の把持部10が2個設けられ 、底面には軌道上交換機器4,5,6への電力の供給や熱交換媒体などの液体を 供給・排出するためのコネクタ11が突き出して設けられている。
【0006】 このような軌道上交換機器4,5,6を交換する場合には、多層断熱材9が取 付けられた状態のまま把持部10をマニピュレータ7で把持して交換することが 行われ、コネクタ11が連結されるように所定位置に位置決めするようにしなけ ればならない。
【0007】 そこで、曝露部2の軌道上交換機器4,5,6の固定すべき位置には、たとえ ば図4に示すように、ガイド12が設けられるとともに、ガイド12に位置決め 用のマーク13が設けられる。
【0008】 一方、多層断熱材9が取付けられた軌道上交換機器4,5,6の交換の際、ガ イド12のマーク13に位置決めするには、軌道上交換機器4,5,6にも位置 決め用のマーキングを施しておく必要がある。
【0009】
ところが、軌道上交換機器4,5,6は、外側が多層断熱材9で覆われている ため、多層断熱材9上に直接マーキングを施すと、強度上などの問題から高精度 のマーキングができない。
【0010】 また、多層断熱材9にマーキングを施した場合には、マニピュレータ7による 交換作業中にガイド12に多層断熱材9が接触すると、多層断熱材9が破損して しまうという問題がある。
【0011】 一方、ガイド12との接触で破損しないような金属製などのマーキングを軌道 上交換機器4,5,6のフレーム等を利用して取付けようとすると、このマーキ ングを介して熱伝導が生じるという新たな問題が起こる。
【0012】 この考案はかかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、必要な精度の確 保ができ、機器外周の多層断熱材などの破損を防止できるとともに、機器との断 熱も図ることができる軌道上交換機器のマーキング構造を提供しようとするもの である。
【0013】
上記問題点を解決するため、この考案の軌道上交換機器のマーキング構造は、 宇宙空間の軌道上で交換される機器に設けられ、固定すべき位置に設置されたガ イドの位置決めマークと位置決めするためのマーキング構造において、前記機器 の外形に対応して形成され少なくとも前記ガイドのマークと合致するマーキング 部を備えた金属枠を当該機器を挾んで装着固定することを特徴とするものである 。
【0014】
この軌道上交換機器のマーキング構造によれば、軌道上交換機器の外形に合せ てマーキング部を備えた金属枠を形成しておき、この金属枠で軌道上交換機器を 挾むように取付けてマーキングするようにしており、予め機器外形に対応する形 状にすることでマーキングの精度を向上し、金属製のマーキング部をガイドに沿 って位置決めするようにしてマーキングとガイドとの接触による多層断熱材の破 損を防止するとともに、金属枠で機器を挾むように取付けることで内部への熱遮 断ができるようにしている。 これにより、マニピュレータによる軌道上交換機器の交換が簡単にできるよう になる。
【0015】
以下、この考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1はこの考案の軌道上交換機器のマーキング構造の一実施例にかかる装着前 後の外観斜視図である。
【0016】 この軌道上交換機器のマーキング構造20では、軌道上交換機器4,5,6の 外側を囲むように取付けられる金属枠21を用いてマーキングが施される。
【0017】 この金属枠21は、軌道上交換機器4,5,6の外側の多層断熱材9を含む外 側形状に対応して予め形成された4つの金属枠部材22で構成され、軌道上交換 機器4,5,6の側部4箇所に配置されるようになっており、マニピュレータ7 用の把持部10を挾むように2つの金属枠部材22のフランジ部23を取付けた ときにガイド12の位置合わせ用のマーク13と合致する位置に少なくとも側方 の2つの辺が位置するマーキング部24となるように形成してある。すなわち、 マーキング部24はガイド12のマーク13と同一の幅に形成されており、しか も金属枠21の形状を保持できるように、たとえば厚さが0.5mm以上の金属板 で形成される。
【0018】 また、必要に応じて各マーキング部24および各マーク13の色が変えられ、 同一の色のマーキング部24とマーク13とが対応するようにする。
【0019】 さらに、金属枠部材22のマーキング部24以外の他の辺はフランジ部23に よる締付けで動かないように適宜配置され、たとえば図示例のように、2つのマ ーキング部24の下端部が直角の辺で連結されたり、フランジ部23による連結 に加え、2つの金属枠部材に互いに係止される係止部を設けて底面でも連結する ようにしても良い。
【0020】 このように構成された金属枠21は、図1(b)に示すように、軌道上交換機 器4,5,6のマニピュレータ7用の各把持部10を両側から挾むように金属枠 部材22のフランジ部23が締付けられ、軌道上交換機器4,5,6の所定位置 にマーキング部24が位置するように取り付けてマーキングが施される。
【0021】 こうしてマーキングが施された軌道上交換機器4,5,6は、マニピュレータ 7で把持部10が把持され、ガイド12のマーク13に金属枠21のマーキング 部24を合わせるように予圧部2からテレビカメラで監視しながら行われる。
【0022】 この軌道上交換機器4,5,6の交換に際して、予め金属枠21にマーキング 部24を形成するようにし、これを軌道上交換機機器4,5,6の外側に挾むよ うに装着するので、多層断熱材9にマーキングする場合に比べて高精度にマーキ ングすることができる。
【0023】 また、軌道上交換機器4,5,6を着脱する場合にガイド12とマーキング2 4が接触することがあっても金属で作ってあるので、損傷することがなく、多層 断熱材9の損傷を防止することもできる。
【0024】 また、マーキングをするため金属枠21を用い、これをマニピュレータ7用の 把持部10に取付けるようにしたので、この金属枠21を取付けることによって 直接内部に収納されている機器に熱が授受されることを防止でき、熱を遮断する ことができる。
【0025】 なお、この考案は、上記実施例に限定するものでなく、この考案の要旨を変更 しない範囲で各構成要素に変更を加えるようにしても良い。
【0026】
以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの考案の軌道上交換機器の マーキング構造によれば、軌道上交換機器の外形に合せてマーキング部を備えた 金属枠を形成しておき、この金属枠で軌道上交換機器を挾むように取付けるよう にしてマーキングするので、予め機器外形に対応する形状にすることでマーキン グの精度を向上することができ、金属製のマーキング部をガイドに沿って位置決 めするようにしてマーキングとガイドとの接触が生じても多層断熱材が破損する ことを防止することができるとともに、金属枠で機器を挾むように取付けること から内部への熱の遮断もできる。 これにより、マニピュレータによる軌道上交換機器の交換が簡単かつ正確にで きるようになる。
【図1】この考案の軌道上交換機器のマーキング構造の
一実施例にかかる装着前後の外観斜視図である。
一実施例にかかる装着前後の外観斜視図である。
【図2】この考案の適用対象である軌道上交換機器が設
置される宇宙ステーションの外観斜視図である。
置される宇宙ステーションの外観斜視図である。
【図3】この考案の適用対象である軌道上交換機器の一
例の断面図である。
例の断面図である。
【図4】この考案の適用対象である軌道上交換機器のガ
イドへの位置決め状態の説明図である。
イドへの位置決め状態の説明図である。
2 曝露部 4,5,6 軌道上交換機器 7 マニピュレータ 8 フレーム 9 多層断熱材 10 把持部 11 コネクタ 12 ガイド 13 マーク 20 軌道上交換機器のマーキング構造 21 金属枠 22 金属枠部材 23 フランジ部 24 マーキング部
Claims (1)
- 【請求項1】 宇宙空間の軌道上で交換される機器に設
けられ、固定すべき位置に設置されたガイドの位置決め
マークと位置決めするためのマーキング構造において、
前記機器の外形に対応して形成され少なくとも前記ガイ
ドのマークと合致するマーキング部を備えた金属枠を当
該機器を挾んで装着固定することを特徴とする軌道上交
換機器のマーキング構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992044437U JP2586544Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 軌道上交換機器のマーキング構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992044437U JP2586544Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 軌道上交換機器のマーキング構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH068194U true JPH068194U (ja) | 1994-02-01 |
JP2586544Y2 JP2586544Y2 (ja) | 1998-12-09 |
Family
ID=12691471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992044437U Expired - Lifetime JP2586544Y2 (ja) | 1992-06-01 | 1992-06-01 | 軌道上交換機器のマーキング構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586544Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0211800U (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-25 | ||
JP3085300U (ja) * | 2001-10-11 | 2002-04-26 | 良恭 戴 | オゾンを人体に注入する血液透析濾過装置 |
-
1992
- 1992-06-01 JP JP1992044437U patent/JP2586544Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0211800U (ja) * | 1988-07-07 | 1990-01-25 | ||
JP3085300U (ja) * | 2001-10-11 | 2002-04-26 | 良恭 戴 | オゾンを人体に注入する血液透析濾過装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2586544Y2 (ja) | 1998-12-09 |
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