JPH0681890A - 機器の据付定盤 - Google Patents

機器の据付定盤

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Publication number
JPH0681890A
JPH0681890A JP23459892A JP23459892A JPH0681890A JP H0681890 A JPH0681890 A JP H0681890A JP 23459892 A JP23459892 A JP 23459892A JP 23459892 A JP23459892 A JP 23459892A JP H0681890 A JPH0681890 A JP H0681890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface plate
weight
equipment
actuator
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23459892A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Fukuzawa
清 福澤
Minoru Nakatani
稔 中谷
Koji Itagaki
孝二 板垣
Kyoji Okuda
恭司 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP23459892A priority Critical patent/JPH0681890A/ja
Publication of JPH0681890A publication Critical patent/JPH0681890A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン等の機器の据付定盤の制振用の加振
機を別置きとせず、その取付けに機器の加工を必要とせ
ず、かつ、機器まわりの輻輳した場所を専有することが
ないようにする。 【構成】 据付定盤10の内部に据付定盤10に据付け
られる機器(エンジン本体1)の加振力を打ち消すウエ
イト12とアクチュエータ11等からなる加振機を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は舶用や発電用エンジンの
組立てや試運転時等に用いられる機器の据付定盤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エンジン等の機器を出荷する前には、工
場において組立て試運転を行うのが一般的であり、この
目的で用いられる従来の機器の据付定盤は、あくまでも
エンジン等の据付状態を保つために用いられるもので、
荷重に対する変形に耐え得る機能を備えるものが用いら
れている。
【0003】近年エンジン等の機器の大型化、高出力化
に伴い、その加振力も増大し、機器本体と据付基礎を加
振し、地盤を介して隣接する機械や建物に振動を与える
ことが多い。これらの振動を防止するために、従来、機
器の加振力と逆位相の加振力を発生する加振機を別置き
として機器の本体や機器の基礎に据付ける場合がある。
【0004】その1例を図4に示す。即ち、エンジン本
体01に取付け架台07を介して油圧アクチュエータ0
5とこれに駆動されるウエイト06からなる別置きの加
振機を取付けるか、又は、エンジン本体01の据付定盤
02の両側においてエンジン基礎03上にアクチュエー
タ05′とこれに駆動されるウエイト06′よりなる2
個の別置きの加振機を据付け、この加振機によってエン
ジンの振動を制振するようにしている。なお、図4中0
4は地盤である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の図4に示される
加振機は別置き型であり、エンジン本体へ取付ける場合
は取付け架台を介して取付けるためエンジン本体を加工
する必要がある。またエンジン基礎へ据付ける場合は基
礎上のスペースをかなり専有することになる。通常、組
立て試運転時のエンジン周りは種々の機器及びコーティ
リティで輻輳しており、直接生産に係わらない加振機を
エンジン基礎上に据付けることは困難であると共に、据
付けられたとしても更にエンジン周りを輻輳させること
になり安全上も問題である。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる機器の据付定盤を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の機器の据付定盤
は、その内部に該機器の加振力を打ち消す加振機を設け
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の機器の据付定盤では、機器の加振力を
打ち消す加振機が据付定盤内に設けられているために、
加振機の取付けのために機器本体を加工する必要がな
く、また、機器まわりの基礎上においてスペースを専有
することがない。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3によっ
て説明する。3は地盤4に設けられたエンジン基礎であ
り、同エンジン基礎3上には、エンジン本体1を据付け
る据付定盤10が設けられている。
【0010】図1及び図2に示すように、据付定盤10
の内部の両側部のそれぞれにおいては、ウエイト12を
据付定盤10に固定されたスティフナ17よりコイルば
ね14を介して吊下げ、このウエイト12の下部に、取
付ボルト16によって据付定盤10に固定された油圧式
又は電磁誘導式のアクチュエータ11のピストン13の
先端が取付けられている。ウエイト12の各側面は、据
付定盤10に上下方向に配置された2個のガイド15の
先端のローラ15′に接触しており、ウエイト12はガ
イド15によって案内されて上下方向に移動できるよう
になっている。前記のスティフナ17、コイルバネ1
4、ウエイト12、アクチュエータ11及びガイド15
によって、ウエイト12をアクチュエータ12で移動さ
せて慣性力を発生させる慣性型加振機が構成され、前記
のように、2個のこの慣性型加振機が据付定盤10の内
部の両側に組み込まれている。
【0011】本実施例では、図3に示すように、エンジ
ンのクランク機構によりピストン又はクロスヘッド部に
働く水平力などエンジンに水平力Fが働くと、据付定盤
10の一方の側部に上向きの力f1 が、他方の側部に下
向きの力−f1 が作用する。
【0012】この時据付定盤10内に組み込まれている
加振機の可動質量mであるウエイト12をアクチュエー
タ11により一方を下向きの加速度−d2x/dt2 で、他方
を上向きの加速度d2x/dt2 で加振すれば、一方には下向
きの慣性力f2 =−m d2x/dt2が、他方には上向きの慣
性力f1 =m d2x/dt2が生じる。アクチュエータ12は
据付定盤10に固定され、エンジンの自重をwとした時
1 ≪w/2であるので、アクチュエータ11によって
加振機の可動質量mであるウエイト12の加速度d2x/dt
2 をf1 =f2 になるようにしてやればエンジンの加振
力f1 をエンジン基礎に伝えることなく打ち消すことが
でき、エンジン基礎3の振動を防止することができる。
【0013】以上のように、本実施例では、2個の加振
機によって、エンジンの加振力を打ち消してエンジン基
礎の振動を防止することができるが、2個の加振機は据
付定盤10内に組み込まれているために、加振機を取付
けるためにエンジン本体1を加工する必要がなく、ま
た、種々の機器とユーティリティで輻輳しているエンジ
ン周りのスペースを加振機が専有することがない。また
更に、加振機の据付け、取りはずしの手間を省くことが
でき、かつ、据付定盤が加振機のケージングとして機能
し加振機のケーシングを必要としない。
【0014】なお、本実施例では、加振機としてウエイ
トをアクチュエータで移動させて慣性力を発生させる慣
性型加振機を用いているが、本発明に用いられる加振機
はこれに限られるものではなく、例えば、アンバランス
円板を回転させて特定の方向のアンバランス力を発生さ
せるアンバランス加振機を据付定盤内に設けるようにす
ることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、機器定盤の内部に機器の加振
力を打ち消す加振機を設けているために、次の効果をあ
げることができる。 (1)機器の基礎上のスペースを有効に活用することが
できる。 (2)加振機の据付け、取はずしの手間が省け、省力化
を図ることができる。 (3)機器の基礎上の輻輳が緩和され、安全性の向上を
図ることができる。 (4)据付定盤が加振機のケーシングの代りをするの
で、加振機のケーシングが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体説明図である。
【図2】同実施例の加振機の部分の構成図である。
【図3】同実施例の作用説明図である。
【図4】従来のエンジンの据付定盤と加振機の全体説明
図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 3 エンジン基礎 4 地盤 10 据付定盤 11 アクチュエータ 12 ウエイト 13 ピストン 14 コイルばね 15 ガイド 15′ ローラ 16 取付ボルト 17 スティフナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 恭司 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に機器の加振力を打ち消す加振機
    を設けたことを特徴とする機器の据付定盤。
JP23459892A 1992-09-02 1992-09-02 機器の据付定盤 Pending JPH0681890A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23459892A JPH0681890A (ja) 1992-09-02 1992-09-02 機器の据付定盤

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JP23459892A JPH0681890A (ja) 1992-09-02 1992-09-02 機器の据付定盤

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Publication Number Publication Date
JPH0681890A true JPH0681890A (ja) 1994-03-22

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ID=16973546

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Effective date: 20000606