JPH0681843B2 - アスファルト混合物製造方法及び装置 - Google Patents

アスファルト混合物製造方法及び装置

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JPH0681843B2
JPH0681843B2 JP1166220A JP16622089A JPH0681843B2 JP H0681843 B2 JPH0681843 B2 JP H0681843B2 JP 1166220 A JP1166220 A JP 1166220A JP 16622089 A JP16622089 A JP 16622089A JP H0681843 B2 JPH0681843 B2 JP H0681843B2
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asphalt mixture
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burner
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勝彦 西尾
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Nikko KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、道路舗装材であるアスファルト混合物を混合
製造する方法、及びその装置に関するものである。
[従来の技術] アスファルト混合物を製造するアスファルトプラントに
おいては、各種骨材を貯蔵する骨材ホッパより出荷する
アスファルト混合物の配合に応じて所望の骨材を所定量
切り出し、骨材加熱乾燥装置であるドライヤによって16
0℃前後に加熱乾燥し、この加熱骨材をプラント本体上
部まで持ち上げ、振動篩によって篩い分けて各種粒径別
に骨材貯蔵ビンに貯蔵し、出荷指示に基づいて骨材貯蔵
ビンから所望の骨材を払い出して所定量計量し、別計量
した石粉とともにミキサに投入し、所定時間ドライミキ
シングを行ない、その後溶融アスファルトを噴出してウ
エットミキシングを行なうことによりアスファルト混合
物を製造している。
[発明が解決しょうとする課題] アスファルトプラントにおいては1日の出荷予定に基づ
いて所望のアスファルト混合物が製造されているのであ
るが、出荷するアスファルト混合物の量に見合った正確
な骨材量を骨材貯蔵ビンに供給することが不可能な供給
システムになっており、出荷の度に必ず骨材貯蔵ビンに
いくらかの骨材が残留することとなる。そして次回の出
荷までの時間が短ければよいのであるが、長時間出荷待
ちをする時にはその間に骨材温度が低下し、所望の温度
のアスファルト混合物を製造することができなくなり、
最悪の場合には温度低下した骨材を骨材貯蔵ビンから抜
き取らざるを得ない状況となる。
また、保温構造とした大型の骨材貯蔵ビンを採用して長
時間骨材を貯蔵可能としたプラトンがあるが、この保温
構造とした骨材貯蔵ビンにあっても長時間貯蔵すると骨
材貯蔵ビンの下部排出口より空気が侵入して下部付近に
貯蔵されている骨材の温度が低下することとなり、この
骨材を使用した最初の何バッチかのアスファルト混合物
は所望の温度とはならないという欠点があった。
更に、骨材貯蔵ビンに貯蔵された骨材と温度の違うアス
ファルト混合物を割り込み出荷(スポット出荷)する要
求があった場合にはこれに即対応することができない欠
点があった。
更に、プラントの運転初期においてはプラントの運転状
態が安定していないため、初期バッチから出荷要求され
ている骨材温度となるように骨材を加熱するには、その
プラントの運転に精通した熟練操作員でないとなかなか
難しいものであり、不慣れな操作員であればプラントが
安定するまでは骨材温度がなかなか落ち着ない状況とな
る。そして、その後連続運転が長く続くと骨材温度も安
定して良いのであるが、頻繁に運転せざるを得ない工場
においては骨材温度管理面において問題となる場合があ
る。
そこで本発明は上記の点に鑑み、所望の温度のアスファ
ルト混合物を製造することができるアスファルト混合物
製造方法及び装置を提供することを目的とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、アスファルト混合
物の混合調整用ミキサに投入された骨材を加熱する加熱
手段と、ミキサ内の骨材の温度を検出する温度検出器
と、該温度検出器によって検出した骨材温度に応答して
加熱手段を連動制御させる燃焼制御器とを具備したこと
を特徴とするアスファルト混合物製造装置を提供するも
のである。
[作 用] 本発明にあっては、アスファルト混合物の混合調整用ミ
キサ内に投入された加熱骨材の温度を温度検出器によっ
て検出した、検出した骨材温度が出荷要求されているア
スファルト混合物の温度より低い時には加熱手段を動作
させ、ミキサ内で各種骨材を混合する間に骨材を所定温
度に達するまで加熱するようにしたので、出荷要求され
ている所望の温度のアスファルト混合物を製造出荷する
ことができる。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
1はアスファルトプラントのプラント本体であり、骨材
加熱装置であるドライヤ(図示せず)によって加熱した
骨材をバケットエレベータ2によって持ち上げ、振動篩
3により篩い分けて骨材貯蔵ビン4に粒径別に貯蔵して
いる。5は石粉エレベータ6によりプラント本体上部ま
で持ち上げた石粉を一時貯蔵する石粉貯蔵ビンである。
7は骨材貯蔵ビン4の下位に設けた骨材計量槽であっ
て、製造するアスファルト混合物の種類に応じて各種粒
径の骨材を所定量計量するものであり、このブロックに
前記石粉貯蔵ビン5より払い出した石粉を計量する石粉
計量槽、溶融アスファルトを計量するアスファルト計量
槽(図示せず)も配設してある。
8は骨材計量槽7の下位に配設したアスファルト混合物
混合調整用のミキサであって、該ミキサ8の混合槽9内
には二本の混練軸10を平行に配設し、該混練軸10に放射
状に取り付けた多数のアームに混合羽根11を取り付けて
ある。12は液体燃料噴霧バーナであり、該バーナ12を燃
焼させて燃焼室13に火炎を形成し、その熱風をダクト14
を通過させてミキサ8内に導入するようにしてある。そ
してミキサ8内に導入された熱風は反対側に設けた排気
ダクト15より外部に導出される。排気ダクト15はアスフ
ァルトプラントの骨材加熱装置であるドライヤの排気煙
道の下流に合流させるようにすれば良く、排気煙道下流
の集塵装置を通過して大気中に放出される。なお、図中
にはバーナ12をプラント側部の地上においたものを示し
たが、小型のバーナであればミキサ8の側部においても
良い。
16はミキサ8の混合槽9の下部壁を貫通して検出部を混
合槽内に臨ませた温度検出器であって、ミキサ8内で混
合される加熱骨材の温度を連続的に検出している。この
検出値はA/D変換器17を介してデジタル信号に変換して
燃焼制御器18に入力される。そして燃焼制御器18は予め
設定した骨材温度の設定値と検出値とを比較し、検出値
が設定値より低過ぎる時にはバーナを着火させてその差
値量に応答してバーナ12の燃料及び空気の取入れを調整
するコントロールモータ19を動作させるようにしてあ
り、また温度検出値が設定温度に達するとバーナ12を消
火するようにプログラミングしてある。
しかして、アスファルト混合物の出荷要求があれば、各
種粒径別に骨材を貯蔵する骨材貯蔵ビン4より所望の骨
材が骨材計量槽7に払い出され、所定量計量された後ミ
キサ8に投入される。ミキサ8に投入された骨材は温度
検出器16によって骨材温度を検出され、この検出値はA/
D変換器17を介して燃焼制御器18に取り込まれ、予め入
力されたアスファルト混合物の設定温度と比較される。
この検出温度が設定温度よりも低過ぎる時には燃焼制御
器18よりバーナ着火の指令を出し、コントロールモータ
19を駆動してバーナ12を燃焼させ、燃焼室13に火炎を形
成してその熱風をダクト14内を通過させてミキサ8内に
送り込む。ミキサ8内で混合攪拌される骨材は前記送り
込まれる熱風によって加熱されて骨材温度が上昇してい
く。この骨材温度を温度検出器16によって連続的に検出
し、検出温度が設定温度に達すると燃焼制御器18はバー
ナ消火の指令を出し、燃焼を停止する。その後、溶融ア
スファルトをミキサ8内に噴射して混合調整してアスフ
ァルト混合物を製造するのである。
なお、燃焼制御器18はプラントの操作室に設置し、温度
検出器16と連動してバーナ12を燃焼させるか否かの連動
−単動切換えスイッチ、加熱骨材設定温度を設定する設
定器、温度検出器16によって検出した骨材温度を表示す
る骨材温度表示器等を設けておき、プラントの操作員が
操作室の骨材温度表示器上に表示される骨材温度を監視
し、該骨材温度が出荷要求されているアスファルト混合
物温度よりも低過ぎる場合には燃焼制御器18を連動させ
るためのスイッチをONし、バーナの燃焼を開始するよう
にすると良い。
また、燃焼制御器18を温度検出器16と連動させずに単動
させる時は連動−単動切換えスイッチを単動側に倒して
おき、ミキサ8内の骨材温度が低過ぎると操作員が判断
すれば、燃焼制御器18のバーナ着火スイッチを押してバ
ーナを燃焼させて熱風をミキサ8内に送り込み、骨材温
度が所望の温度となれば操作員がバーナ消火スイッチを
押すようにすると良い。
上記においてはミキサ8内で各種骨材を混合攪拌する間
に熱風を送るとしたが、溶融アスファルトを噴射してか
らも熱風を送り続ける時には、アスファルトが加熱され
すぎて劣化しないように熱風の温度を400℃以下にする
などの配慮が必要であり、燃焼制御器18に予めそのよう
なプログラムを組み込んでおき、例えば熱風を供給して
いる段階でアスファルトが添加された時にはその信号に
よってバーナ開度を紋るような制御指令を出してコント
ロールモータ19を補正制御するようにすると良い。
なお、上記実施例では加熱手段としてバーナを採用し、
その熱風によりミキサ8内の骨材を加熱するようにした
が、ミキサの上面に輻射加熱器、マイクロ波加熱器等の
他の公知の加熱手段を取り付けて骨材を加熱しても良
い。
また、実施例においては、アスファルトプラントのプラ
トン本体に搭載したミキサにおいて混合する間に加熱す
るようにしたが、何らこれに限定するものでなく、例え
ばプラントで加熱した骨材または製造したアスファルト
混合物を長期貯蔵する保温構造とした貯蔵容器の取り出
し部にミキサを配設し、該ミキサにおいて混合する間に
加熱調整するようにしても良い。
[発明の効果] 以上のように本発明に係るアスファルト混合物製造方法
にあっては、ミキサ8内に投入された加熱骨材の温度を
温度検出器16によって検出し、検出した骨材温度が所定
温度より低過ぎる時にはミキサ8内で骨材を混合攪拌す
る間に所定温度に達するまで骨材を加熱するようにした
ので、骨材貯蔵ビン内の加熱骨材の温度が低下してもミ
キサ内8において再加熱して所望の温度のアスファルト
混合物を製造することができる。
また、骨材貯蔵ビン4に貯蔵された骨材と温度の違うア
スファルト混合物の出荷要求があれば、ミキサ8内にて
加熱することによって所望の温度のアスファルト混合物
を出荷することができる。
更に、プラントの運転開始直後はなかなか加熱骨材温度
が一定しないのであるが、この場合にも本発明によれば
ミキサ8内で加熱調整することができて所望温度のアス
ファルト混合物を出荷することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明する概略説明図であ
る。 1……プラント本体、4……骨材貯蔵ビン、7……骨材
計量槽、8……ミキサ、12……バーナ、14……ダクト、
16……温度検出器、18……燃焼制御器、19……コントロ
ールモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アスファルト混合物の混合調整用ミキサに
    投入された加熱骨材の温度を検出し、検出した骨材温度
    が出荷要求されているアスファルト混合物の温度より低
    い時にはミキサ内で各種骨材を混合する間に加熱手段に
    よって所定温度に達するまで加熱するようにしたことを
    特徴とするアスファルト混合物製造方法。
  2. 【請求項2】アスファルト混合物の混合調整用ミキサに
    投入された骨材を加熱する加熱手段と、ミキサ内の骨材
    の温度を検出する温度検出器と、該温度検出器によって
    検出した骨材温度に応答して加熱手段を連動制御させる
    燃焼制御器とを具備したことを特徴とするアスファルト
    混合物製造装置。
  3. 【請求項3】前記加熱手段としてバーナを設け、バーナ
    より発生する熱風を導くダクトをミキサに連結したこと
    を特徴とする請求項2記載のアスファルト混合物製造装
    置。
JP1166220A 1989-06-28 1989-06-28 アスファルト混合物製造方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0681843B2 (ja)

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JPS6290401A (ja) * 1985-10-14 1987-04-24 日工株式会社 アスフアルト合材製造装置

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