JPH0681438U

JPH0681438U - 毛髪吸引式理髪用具

Info

Publication number: JPH0681438U
Application number: JP3097693U
Authority: JP
Inventors: 研上田
Original assignee: 研上田
Priority date: 1993-04-30
Filing date: 1993-04-30
Publication date: 1994-11-22

Abstract

(57)【要約】【目的】熟練した技能を持たない者であっても、髪
の長さを均一に切揃えれるようにすること。【構成】掃除機接続部１に電気掃除機のホースを接
続し、筒の先に、髪の長さを設定するための先端部品４
を付け、髪を吸い込む、横穴部２からハサミ等の刃物に
よって髪を切断する。頭全体にこの操作をおこなうこと
で、髪を見栄えよく均一に切揃えることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、理髪用具に関するものである。電気掃除機を使って、髪を吸引しながら、髪の長さを均一に切り揃えれるようにしたものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、髪を見栄えよく均一に切り揃えるには、髪を指やクシですきながら、頭皮に対して直角方向に引き寄せ、長さを確認して切るという方法しかなく、熟練した技能を持った者か、器用な者でなければ、上手に散髪することが難しかった。また、バリカンは、電池によって動かすものか、家庭用のコンセントに電源コードを差し込み動かすものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

熟練した技能を持たない者が散髪をすると、髪の長さが不揃いになり、見苦しい髪型となる。また、バリカンの電源を家庭用のコンセントから取るものは、そのコードがじゃまになる、さらに、バリカンの電源を電池によって取るものは、定期的にその電池を取り替えなければならない。この考案が解決しようとする課題は、熟練した技能を持たない者であっても髪の長さを均一に切り揃えれるようにすること、そして、コンセントにコードを差し込んだときのわずらわしさ、バリカンの電池を取り替えるわずらわしさ、さらに、その不経済性を解消することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

課題を解決するための手段として、その一部を簡単に説明すると、まず、筒の側面に、髪を切断するための穴（以下、横穴部という）を設け、電気掃除機のホースにこの筒を接続し、この筒から髪を吸い込みながら、横穴部からハサミ等の刃物で髪を切断するという方法である。そこで、この筒を用具としてどのような構成をすればよいのかを、体系立てて説明すると以下のようになる。

【０００５】この考案での筒とは、中がうつろになったものの、全ての形状をさしている（筒を縦割状にしたものも含む）。まず、この筒は図１に示すように、「掃除機接続部」１、「横穴部」２、「先端部」３、の３つの部分からなる。「掃除機接続部」１とは、電気掃除機のホースと接続するための筒をいう。「横穴部」２とは、ハサミやバリカン等を使って、髪を切断するために、筒の側面に穴を設けた筒をいう。「先端部」３は、髪の長さを調節するために、刃物と頭皮までの距離を設定するための筒の部分をいう。そして、それらには下記に示すＡ〜Ｃ（ａ〜ｏ）の種類があり、さらに、それらの各筒の組み合わせの種類Ｄ（ｐ〜ｔ）、筒の応用の種類Ｅ（ｕ〜ｙ、ｗ１〜ｗ４を含む）、によって構成されている。各Ａ〜Ｅを、それぞれａ〜ｙ（ｗ１〜ｗ４を含む）で複合して用いることで、本考案による、課題を解決するための手段とすることができるのである。また、これらの方法のいくつかは実施例のなかで示す。

【０００６】Ａ、掃除機接続部１の種類ａ、筒状のもの（角度を付け折り曲げたもの、それを自在にできるもの、及びホース状のものも含む）。

【０００７】ｂ、筒に電動バリカンのためのプラグコンセント１０を設け、電気掃除機のホース１４に設けられているプラグコンセント１０と接続するもの（図５）（請求項５に関する）。

【０００８】Ｂ、横穴部２の種類ｃ、単に横穴を開けただけの状態のもの。

【０００９】ｄ、横穴にひさし状の板を設けたもの。

【００１０】ｅ、横穴からハサミ等を入れたとき、ハサミ等の角度が狂わないように維持するために、棒状のものを設けたもの（図１）。

【００１１】ｆ、横穴を設けた筒の部分を、他の筒の部分より太くしたもの（図１）。

【００１２】ｇ、横穴を設けた穴の部分に、開閉自在な蓋を付けたもの。

【００１３】ｈ、横穴を設けた穴の部分を、筒に対しての角度が調節できるようにしたもの（図３）。

【００１４】ｉ、筒に設けた横穴部２を、筒に対して縦方向に移動できるようにしたもの（図５）。（筒に設けた横穴部２を移動したために、横穴部２以外にできた穴を、伸縮シャッター１５、或いは板状の部品、または筒状の部品でふさぐもの）

【００１５】Ｃ、先端部３の種類先端部品４（髪を任意の長さに設定するためのもの）ｊ、筒の長さを、それぞれ１：２：４：８の長さにすることにより、先端部品全体の長さを１５等分にして使うもの（図２）。

【００１６】ｋ、筒を内と外とに重ね合わせ、その一方をスライドさせることによって長さを設定するもの（図３）。

【００１７】ｌ、先端部品４を予め必要な長さにしたもの（図１）。

【００１８】（頭髪のすその部分を刈り上げるためのもの）ｍ、筒を斜めに切り、角度を付けたもの（図１）。

【００１９】ｎ、筒の先端に、髪を刈り上げる角度をきめるために、棒状あるいは串状のものを付けたもの。

【００２０】ｏ、上記ｐとｑの方法に、角度が自由に調節できるようにしたもの。

【００２１】Ｄ、各筒の組み合わせの種類ｐ、掃除機接続部１と横穴部２と先端部３とが、一体になったもの。

【００２２】ｑ、掃除機接続部１と横穴部２とが一体になり、先端部３とを脱着できるようにしたもの（図２）。

【００２３】ｒ、横穴部２と先端部３とが一体になり、掃除機接続部１とを脱着できるようにしたもの。

【００２４】ｓ、掃除機接続部１と横穴部２と先端部３とが、それぞれに脱着できるようにしたもの（図１）。

【００２５】ｔ、筒を縦割状にしたもの。

【００２６】Ｅ、筒の応用の種類ｕ、筒の横穴部２に設けられた穴から、ハサミ等の刃物で髪を切断する方法（図１）（請求項１に関する）。

【００２７】ｖ、筒の横穴部２に設けられた穴にハサミを取り付け（脱着可能にすることも含む）、それを使って髪を切断する方法（図４）（請求項２に関する）。

【００２８】ｗ、筒の横穴部２に設けたバリカン８が、その筒を通して吸い込んだ髪を、挟み込むように移動して髪を切断する方法（図５）（請求項３に関する）。

【００２９】ｗ１、筒にバリカン８と、そのバリカンに対面する押さえ板とを設け（以下、この板は棒状のものや串状のもの、または、筒状のものでもよい）、その筒を通して吸い込んだ髪を、押さえ板が挟み込むように移動して髪を切断する方法（請求項３に関する）。

【００３０】ｗ２、筒にバリカン８と、そのバリカンに対面する押さえ板とを設け、その筒を通して吸い込んだ髪を、バリカンと押さえ板の両方が挟み込むように移動して髪を切断する方法（請求項３に関する）。

【００３１】ｗ３、筒に、バリカン８を向かい合わせに２個設け、その筒を通して吸い込んだ髪を、両方のバリカン、または、片側のバリカンが挟み込むように移動して髪を切断する方法（請求項３に関する）。

【００３２】ｗ４、刃の両方のふちにバリカンの刃をもった、両刃のバリカンを筒に設け、その筒を通して吸い込んだ髪を、両刃のバリカンが筒の中を往復移動して髪を切断する方法（請求項３に関する）。

【００３３】ｘ、筒に風車１１を設け、掃除機接続部１を電気掃除機のホースに接続し、電気掃除機の吸引力で風車１１を回転させる、その回転運動をクランク１２で往復運動に変え、この往復運動を、筒に設けたバリカンの刃９に伝えて、髪を切断する方法（図６）（請求項４に関する）。

【００３４】ｙ、上記、ｗ、ｗ１、ｗ２、ｗ３、ｗ４、ｘ、のバリカンが、筒との脱着を可能にしたもの。

【００３５】

【作用】

電気掃除機によって筒を通して吸引された髪は、ちょうど指やクシで頭皮に対して直角方向に引き寄せた状態と同じになる、さらに先端部品４を筒の先に付けることで、髪の長さを自由に、しかも正確に設定確保できるようになる。

【００３６】

【実施例】

実施例１図１は、「課題を解決するための手段」で説明しているところの、ａ、ｅ、ｆ、ｌ、ｍ、ｓ、ｕ、を複合した、実施例１を示す斜視図である。掃除機接続部１に電気掃除機のホースを接続し、筒の先に、髪の長さを設定するための先端部品４を付け、髪を吸い込む、横穴部２からハサミ等の刃物によって髪を切断する。頭全体にこの操作をおこなうことで、髪を見栄えよく均一に切り揃えることができる。

【００３７】実施例２図４は、「課題を解決するための手段」で説明しているところの、ａ、ｆ、ｌ、ｑ、ｖ、を複合した、実施例２を示す斜視図である。

【００３８】実施例３図５は、「課題を解決するための手段」で説明しているところの、ｂ、ｉ、ｍ、ｑ、ｗ、を複合した、実施例３を示す斜視図である。

【００３９】実施例４図６は、「課題を解決するための手段」で説明しているところの、ａ、ｃ、ｌ、ｍ、ｑ、ｗ、ｘ、を複合した、実施例４を示す斜視図である。筒に風車１１を設け、掃除機接続部１を電気掃除機のホースに接続し、電気掃除機の吸引力で風車１１を回転させる、その回転運動をクランク１２で往復運勤に変え、この往復運動を、筒に設けたバリカンの刃９に伝え、レバー１３を操作することによってバリカンの刃９を筒の開口部に移動させ、吸い込んだ髪を挟み込むように切断する方法。

【００４０】

【考案の効果】

この考案に係わる毛髪吸引式理髪用具を使用すると、熟練した技能を持たない者であっても、髪の長さを均一に切り揃えることができるようになり、切りすぎてしまう等の失敗を回避することができる。また、バリカンの電池を取り替えたり、コードが邪魔になるわずらわしさから開放され、まわりにちらかった髪を掃除する時間と労力が節約される。さらに、風車の動力を使ったバリカンにおいては、バリカンの電力も節約される。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１を示す斜視図。

【図２】「課題を解決するための手段」で説明している
ところの、ｊ、ｑ、を示す斜視図

【図３】「課題を解決するための手段」で説明している
ところの、ｈ、ｋ、を示す斜視図

【図４】実施例２を示す斜視図

【図５】実施例３を示す斜視図

【図６】実施例４を示す斜視図

【符号の説明】

ａ〜ｙは「課題を解決するための手段」で説明している
もの。１は掃除機接続部２は穴部３は先端部４は先端部品５は横穴部品６は角度調節部７はハサミ８はバリカン９はバリカンの刃１０はプラグコンセント１１は風車１２はクランク１３はレバー１４は電気掃除機のホース１５は伸縮シャッター

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】筒の側面に穴を設けた、毛髪吸引式理髪用
具
【請求項２】筒にハサミを設けた、毛髪吸引式理髪用具
【請求項３】筒に設けたバリカンが、その筒を通して吸
い込んだ髪を、挟み込むように移動する、毛髪吸引式理
髪用具。
【請求項４】筒に風車を設け、その動力をバリカンの動
力とする、毛髪吸引式理髪用具。
【請求項５】電動バリカンの電源を、電気掃除機のホー
スに設けられたプラグソケツトから取った、毛髪吸引式
理髪用具