JPH0681280U

JPH0681280U - 吸引式殺虫器

Info

Publication number: JPH0681280U
Application number: JP3417293U
Authority: JP
Inventors: 薫友野
Original assignee: 薫友野
Priority date: 1993-04-30
Filing date: 1993-04-30
Publication date: 1994-11-22

Abstract

(57)【要約】【目的】ウス羽カゲロウなどの捕虫効率の向上と軽量
コンパクト化した殺虫器を提供する。【構成】光源の周囲を回転する回転体に捕獲用羽根と
吸込口を取付け、捕獲可能領域に侵入した虫を捕獲用羽
根で強制的にすくい込み捕獲する事を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、虫を強制的に捕獲するために、回転体に捕獲用羽根と吸込口を設け虫を強制的にすくい込むようにした殺虫器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、大別して殺虫器は、電撃式と吸引式と殺虫剤を使用する三種類が実用化されている。一般的に夜間長時間の使用可能な電撃殺虫器が広く用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。（イ）、人間の居住区や建物の中に虫の侵入を防ぐ事を主目的にして建物に近づき又は侵入した虫を誘引し、殺虫しているので捕虫用蛍光灯の使用が大半をしめているが、電撃殺虫器の殺虫用電極に虫が接して、放電された火花で虫の体の一部が燃え、又は焼かれる事により殺虫されるが放電用電極に虫の燃えがらがしだいに付着し、絶縁被覆を形成して火花放電の効率が段々低下し、極端な場合、殺虫されないで逃げさる。（ロ）、大小さまざまな虫が放電電極に接して、火花放電を起すが、死滅にいたらず逃げさる。（ハ）、電撃殺虫器の性能以上に、ウス羽カゲロウなどの虫が大群となって、襲来し設置した誘虫光源に感応せず、あらゆる光源に集まるので、地域により生活環境がおびやかされる。（ニ）、強力な吸引式殺虫器が開発されているが、誘虫光源の周囲を減圧して、吸込むので、捕虫用吸込口の広さに限界があり、又減圧用に集塵機を利用しているので可搬性能が劣る。本考案は、これらの欠点を除くためなされた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の欠点を解消するためモーター（６）を内設した殺虫器本体（Ａ）の上部に前記モーター（６）に連動する回転体（２）を設け、この回転体（２）の中心部に光源（４）を設け、外側部に吸込口（５）を設けた捕獲用羽根（１）を取り付けたものである。

【０００５】

【作用】

モーター（６）を駈動し、連動する回転体（２）を回転させる。すると捕獲用羽根（１）が回転し、光源（４）で誘引された虫が捕獲可能領域（３）に入った時、捕獲用羽根（１）で殺虫器本体（Ａ）へすくい込み殺虫できる。

【０００６】

【考案の効果】

強力な誘虫光源である水銀灯な使用や防虫光源を使用することで目的に応じて効果を期待できウス羽カゲロウやヘビ首カゲロウなど大小さまざまな虫を捕虫するため、吸込口を大きくしているので、効果的にすくい込み、殺虫器本体へと導くことができる。又、使用目的に応じた殺虫器の製作が容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の回転体の一例と捕獲用羽根の一例を示
した図である。

【符号の説明】

１：捕獲用羽根２：回転体３：捕獲可能領域４：光源５：吸込口

【図３】本考案の捕獲用羽根を多数用いて回転体を構成
し、吸込口を簡素化した一例を示した斜視図である。

【図４】図３の平面図である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】モーター（６）を内設した殺虫器本体
（Ａ）の上部に前記モーター（６）に連動する回転体
（２）を設け、この回転体（２）の中心部に光源（４）
を設け、外側部に吸込口（５）を設けた捕獲用羽根
（１）を取り付けたことを特徴とする吸引式式殺虫器。