JPH068046Y2 - キヤツプ - Google Patents

キヤツプ

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Publication number
JPH068046Y2
JPH068046Y2 JP1985165530U JP16553085U JPH068046Y2 JP H068046 Y2 JPH068046 Y2 JP H068046Y2 JP 1985165530 U JP1985165530 U JP 1985165530U JP 16553085 U JP16553085 U JP 16553085U JP H068046 Y2 JPH068046 Y2 JP H068046Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
liner
mouth tube
roll
processing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1985165530U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6272955U (ja
Inventor
太一 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は，ロールオン加工によって壜体口筒に組付けら
れる，サイドシール効果の優れたキャップに関するもの
である。
〔従来の技術〕
これまでシール効果を向上させるために，キャップ頂板
内面に，壜体口筒の上端のみでなく，外周上端部にも密
に接触する形状のライナーを組付けたキャップが考案さ
れてきた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし，これら従来のキャップがもつシール性は必ずし
も満足出来るものではなかった。
それは，従来のキャップのライナーが，壜体口筒の上端
から外周上端部にかけてのほぼ全面にベタに当接してい
るからである。
広域にわたってベタに当接していると，ライナーと壜体
口筒との間に内容液が膜状となって残留し易く，その結
果，内容液がもれ易いシール性の悪いキャップとなる。
又，壜体口筒の外周上端部の全面にベタに当接している
と開栓トルクが大きなものとなり，その結果，開封し難
いキャップとなる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は，上記した問題点を解決するために考案された
もので，以下の構成としている。
本考案によるキャップ１はロールオン加工によって壜体
口筒８に組付けられるものであって，アルミニウム製で
有頂円筒形状のキャップ本体２と，そのキャップ本体２
の頂板３内面に組付けられ前記口筒８の上端に密に弾接
すると共に口筒８外周上端部に前記ロールオン加工によ
る前記頂板３周端部の内方への変形によって密に弾接す
るライナー４とから成っている。
そして，ライナー４の口筒８外周上端部に密に弾接する
部分に突条５を周設している。
〔作用〕
上記した構成の本考案によるキャップ１を，ロールオン
加工によって壜体口筒８に組付けると，キャップ本体２
の頂板３内面に設けられたライナー４は，壜体口筒８の
上端に密に接触すると共に，周設された突条５が，ロー
ルオン加工による頂板周端部の内方への陥没変形によっ
て，口筒８外周上端部に密に弾接する。
この突出した突条５が，口筒８外周上端部に密に弾接す
ることによって，ライナー４と壜体口筒８外周上端部と
の間には少なくとも一つの空間６が形成されることにな
る。
その結果，ライナー４と壜体口筒８間に内容液が膜状と
なって残留しても，前記空間６には内容液が膜状となっ
て残留するようなことがなく，従って，空間６によって
膜状の内容液が断ち切られることになる。又，突条５と
口筒８との弾接は，ごく限られた小さい面積内で達成さ
れているので，その両者の間に内容液が膜状となって残
留し難いものとなっている。
さらにライナー４と口筒８外周上端部との接触面積が，
少なくとも一つの空間６が形成されたことによって，従
来より小さいものとなっているので開栓トルクも小さい
ものとなる。
〔実施例〕 本考案の一実施例を，図を参照しながら説明する。
これは有頂円筒形状でアルミニウム製のピルファープル
ーフキャップを示したもので，第１図は壜体口筒８にロ
ールオン加工によりキャッピングする前の状態を示した
ものである。
中央部が肉薄の円板形状のライナー４周端部の形状は，
すでに口筒８にほぼ嵌合するように設定されている。突
条５は二条周設されており，ロールオン加工前の状態
で，すでに口筒８外周上端部に軽く当接している。勿
論，この状態においては必ずしも当接している必要はな
い。
第２図はロールオン加工を示したものである。ロールオ
ン加工によってキャップ本体２の頂板３周端部が陥没さ
れ，それに伴いライナー４の外周端部が弾圧され，突条
５が口筒８外周上端部に弾接する。
ここでは，突条５を二条設けているので空間６は二つ形
成されている。
尚，突条５の数は適宜設定することが出来る。
又，シール効果をより高めるために，ライナー４の壜体
口筒８内周上端部に対向する部分に周条７を設けてい
る。
〔考案の効果〕
このように本考案は，ライナーと壜体口筒外周上端部と
の間に内容液が膜状となって残留しない工夫がされてい
るので，シール効果，特にサイドシール効果の高いキャ
ップであると共に，開栓トルクを小さくしているので，
非常に開封し易い優れたキャップである。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本考案の一実施例を示す、ロールオン加工前
の要部拡大縦断面図である。 第２図は、第１図に示した実施例の、ロールオン加工後
の要部拡大縦断面図である。 符号の説明 １：キャップ，２：キャップ本体，３：頂板， ４：ライナー，５：突条，６：空間， ７：周条，８：口筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】ロールオン加工によって壜体口筒(8)に組
    付けられるキャップ(1)であって、アルミニウム製有頂
    円筒形状のキャップ本体(2)と、該キャップ本体(2)の頂
    板(3)内面に固着組付けられ、前記口筒(8)の上端に密に
    弾接すると共に、該口筒(8)の外周上端部に、前記ロー
    ルオン加工による前記頂板(3)周端部の内方への変形に
    よって密に弾接するライナー(4)とから成り、該ライナ
    ー(4)の前記口筒(8)外周上端部に密に弾接する部分に突
    条(5)を周設して成るキャップ。
JP1985165530U 1985-10-28 1985-10-28 キヤツプ Expired - Lifetime JPH068046Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6272955U JPS6272955U (ja) 1987-05-11
JPH068046Y2 true JPH068046Y2 (ja) 1994-03-02

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JPS6272955U (ja) 1987-05-11

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