JPH0680147U - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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Publication number
JPH0680147U
JPH0680147U JP2656393U JP2656393U JPH0680147U JP H0680147 U JPH0680147 U JP H0680147U JP 2656393 U JP2656393 U JP 2656393U JP 2656393 U JP2656393 U JP 2656393U JP H0680147 U JPH0680147 U JP H0680147U
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JP
Japan
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fixed
electrode plate
movable electrode
base
diaphragm
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Pending
Application number
JP2656393U
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English (en)
Inventor
郁夫 町田
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ベース10に固着するダイヤフラム12と、
固定電極板15とほぼ平行に配置してダイヤフラムに固
着する可動電極板14と、可動電極板と電気的に接続
し、ベースを貫通して設ける可動電極端子18と、可動
電極板と一定間隔を保つために、中央部の径を太くした
スペーサ部17aを持つスペーサピン17および固定リ
ング17bを用いてベースに固定する固定電極板と、固
定電極板と電気的に接続して設ける固定電極端子とを備
え、スペーサピンは、セラミック、ガラス、陶磁器、あ
るいは導電材料の表面に絶縁物を形成したものを使用す
る。 【効果】 通常の環境と、温度や湿度の変化した環境と
の間での静電容量のズレ量が小さく、結果として使用環
境に制約を受けない静電容量型圧力センサを提供するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体の圧力変化の検出に用いる静電容量型圧力センサの構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の静電容量型圧力センサの構成を、図3の断面図を用いて説明する。
【0003】 流体導入管21を固着したベース20の上面には、ダイヤフラム22をハンダ 付けによって固着している。
【0004】 またダイヤフラム22には、可動電極板24を固定電極板25に対して平行で なおかつ一定間隔を設けるように、ハンダ23によって固着して、ダイヤフラム 22と可動電極板24とを一体化している。
【0005】 ベース20には、固定電極板25を、絶縁性を持つプラスティック材料からな るスペーサ26と、このスペーサ26を貫通する固定ピン27と、固定ピン27 の先端部に挿入する固定リング28とを用いて固定している。さらにこの固定電 極板25には、ハンダ付けにより固定電極端子29を接続している。
【0006】 これに対して可動電極端子30は、ベース20に止めねじを用いて固定してい る。したがって、可動電極端子30は、ベース20とダイヤフラム22とハンダ 23とを介して、可動電極板24と電気的接続を保っている。
【0007】 この圧力センサは、ベース20に固着した流体導入管21から導入された流体 圧力によって生ずる、固定電極板25と可動電極板24との間隔の寸法変化を、 電極間の容量の変化として捉えている。そしてこの容量変化を固定電極端子29 および可動電極端子30により測定回路に導いている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
前に述べた通り静電容量型圧力センサは、電極間の寸法変化を電極間の容量変 化として捉えているものであり、初期における可動電極板24と固定電極板25 との間隙が、後の流体圧力による電極間の寸法変化に対する絶対的な基準となら なければならない。
【0009】 ところがこの可動電極板24と固定電極板25との間隙を決定しているスペー サ26はプラスティック材料で作られている。このため温度変化や湿度変化にお いて、熱変形や、吸湿による変形が大きく、通常の使用環境における容量値に対 してズレを生ずるという課題を有する。
【0010】 本考案の目的は、上記課題を解決して、通常の環境での容量値と、温度や湿度 の変化した環境における容量値との、ズレ量の小さい静電容量型圧力センサを提 供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の静電容量型圧力センサは、下記記載の構成 を採用する。
【0012】 本考案の静電容量型圧力センサは、ベースに固着するダイヤフラムと、固定電 極板とほぼ平行に配置してダイヤフラムに固着する可動電極板と、可動電極板と 電気的に接続し、ベースを貫通して設ける可動電極端子と、可動電極板と一定間 隔を保つために、中央部の径を太くしたスペーサ部を持つスペーサピンおよび固 定リングを用いてベースに固定する固定電極板と、固定電極板と電気的に接続し て設ける固定電極端子とを備え、スペーサピンには、セラミック、ガラス、陶磁 器、あるいは導電材料の表面に絶縁物を形成したものを使用することを特徴とす る。
【0013】
【作用】
可動電極板と固定電極板との間隙を決定しているスペーサピンに、プラスティ ック材料に比較して、圧縮強度で優り、熱変形と吸湿性において小さな値の材質 を使用することで、環境試験後の容量値と通常の環境での容量値との差を低減す ることができる。
【0014】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。図1は本考案の静電容量型 圧力センサを示す断面図であり、図2はその平面図を示す。以下図1と図2とを 交互に参照して説明する。
【0015】 ベース10に設ける中心穴には、ベース10と別体の流体導入管11をハンダ 付けで取り付ける。さらにベース10の上面には、ダイヤフラム12を、そのダ イヤフラム周辺部12aでハンダ付けしてベース10に固着している。
【0016】 また可動電極板14は、ダイヤフラム12とそれぞれの中心位置においてハン ダ13によって固着している。
【0017】 固定電極板15は、ベース10に対するその位置を、スペーサピン17のスペ ーサ部17aの丈寸法で決められる。このスペーサピン17は絶縁材料で、プラ スティックに比較して、圧縮強度で優り、熱変形と吸湿性において小さな値の材 質、たとえばセラミック材料で構成し、そしてスペーサピン17の中央部の径を 太くして、スペーサ部17aを設ける。その結果として、可動電極板14に対し てほぼ平行で、なおかつ一定の間隔を保つ。
【0018】 この位置関係に組み合わせたベース10、スペーサピン17、および固定電極 板15は、スペーサピン17の両端に圧入した固定リング17bを用いて固定す る。
【0019】 さらに固定電極板15には、ハンダ付けあるいは熔接により固定電極端子19 を固着している。
【0020】 可動電極端子18は、ベース10に固着したダイヤフラム12の外周部に隣接 する位置に設けた穴を貫通し、ダイヤフラム周辺部12aの上面に可動電極端子 18の鉤型部分18aを熔接して、固着している。
【0021】 この圧力センサは、検出すべき流体圧力に対応して変位するダイヤフラム12 に、ハンダ13を介して固着した可動電極板14と、固定電極板15との間隔変 化を、可動電極板14と固定電極板15との電極間の容量の変化として捉える。
【0022】 このため固定電極板15は、その固定電極板15と電気的に接続する固定電極 端子19を介して、測定回路に接続する。これに対して可動電極板14は、この 可動電極板14に固着接続するハンダ13と、ダイヤフラム12と、そして可動 電極端子18を介して測定回路に接続している。
【0023】 以上の説明において、スペーサピン17の材質にセラミックを用いた例で説明 したが、プラスティックに比較して、圧縮強度が高く、熱変形と吸湿性において 小さな値のガラス、陶磁器、あるいは導電材料の表面に絶縁物を形成したものな どを用いても同様な効果が得られる。
【0024】
【考案の効果】
上記の説明のように本考案によれば、可動電極板と固定電極板の間隙を決定し ているスペーサピンに、プラスティックに比較して、圧縮強度が高く、熱変形と 吸湿性において小さな値の材質を用いている。
【0025】 このことで通常の環境と、温度や湿度の変化した環境との間での静電容量のズ レ量が小さく、結果として使用環境に制約を受けない静電容量型圧力センサを提 供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における静電容量型圧力センサ
を示す断面図である。
【図2】本考案の実施例における静電容量型圧力センサ
を示す平面図である。
【図3】従来の静電容量型の圧力センサを示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ベース 12 ダイヤフラム 14 可動電極板 15 固定電極板 17 スペーサピン 17b 固定リング 18 可動電極端子 19 固定電極端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに固着するダイヤフラムと、固定
    電極板とほぼ平行に配置してダイヤフラムに固着する可
    動電極板と、可動電極板と電気的に接続し、ベースを貫
    通して設ける可動電極端子と、可動電極板と一定間隔を
    保つために、中央部の径を太くしたスペーサ部を持つス
    ペーサピンおよび固定リングを用いてベースに固定する
    固定電極板と、固定電極板と電気的に接続して設ける固
    定電極端子とを備え、スペーサピンは、セラミック、ガ
    ラス、陶磁器、あるいは導電材料の表面に絶縁物を形成
    したものを使用することを特徴とする静電容量型圧力セ
    ンサ。
JP2656393U 1993-04-23 1993-04-23 静電容量型圧力センサ Pending JPH0680147U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2656393U JPH0680147U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 静電容量型圧力センサ

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JP2656393U JPH0680147U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 静電容量型圧力センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0680147U true JPH0680147U (ja) 1994-11-08

Family

ID=12197011

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2656393U Pending JPH0680147U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 静電容量型圧力センサ

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JP (1) JPH0680147U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6275999U (ja) * 1985-10-31 1987-05-15

Cited By (1)

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