JPH0679784U - ウオータジェットルームの脱水装置 - Google Patents

ウオータジェットルームの脱水装置

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JPH0679784U
JPH0679784U JP2144593U JP2144593U JPH0679784U JP H0679784 U JPH0679784 U JP H0679784U JP 2144593 U JP2144593 U JP 2144593U JP 2144593 U JP2144593 U JP 2144593U JP H0679784 U JPH0679784 U JP H0679784U
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JP
Japan
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loom
dewatering
stopped
water jet
water
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Pending
Application number
JP2144593U
Other languages
English (en)
Inventor
耕司 石渡
Original Assignee
日産テクシス株式会社
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Publication date
Application filed by 日産テクシス株式会社 filed Critical 日産テクシス株式会社
Priority to JP2144593U priority Critical patent/JPH0679784U/ja
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  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、織機停止後にサーフェスロ
ーラの方に水が流れ込むのを防止してクロスローラの交
換や機替に支障を来すことのないようにしたウオータジ
ェットルームの脱水装置を提供することにある。 【構成】 ウオータジェットルームの織前33近傍に脱
水部材11を設けて、製織された織布40を脱水する脱
水手段10と、この脱水手段10を駆動すると共に、織
機30停止後継続して前記脱水手段10を所定時間駆動
させるタイマー21を有する駆動手段20とを備え、織
機30停止後に織前33付近の水がサーフェスローラ4
1側に流れて来るのを防止するようにした構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ノズルから噴射する水により、緯糸を飛走させるウオータジェット ルームの脱水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
織機にはノズルから流体を噴射して緯糸を飛走させ、緯入れを行う緯入れ装置 を備えたものがある。この緯入れ装置は、流体により高速で緯入れを行えること から生産性の向上という点では、極めて優れた効果を奏している。噴射される流 体としては、空気、もしくは水が用いられているが、水を用いた、ウオータジェ ットルームは織布が水浸しになるので、織布の脱水を行う脱水装置が設けられて いる。この脱水装置として、例えば実開昭61−116787号公報に記載され た考案が知られている。
【0003】 この考案は、織前とサーフェスローラとの間に、吸水口を有する脱水筒を織布 に下方から圧接して設け、この脱水筒を吸引装置に接続して空気と共に、織布の 水分を吸引するように構成されている。そして、一般に脱水装置は準備鉛にて、 織機の始動に先立って吸引を開始して、織布に付着した水分を空気と共に、吸引 して、織布を脱水し、織機停止と同時に吸引を停止するようになっている。
【0004】 ところで、緯糸密度の高い織布、すなわち、経糸の進行する長さに対し、緯糸 の本数が多い織布は、製織に際し、織前部位の拘束力を強くする必要がある。す なわち、拘束力が弱いと、織前のフェルプレートで支持された織布に対し、筬打 ちしたとき、緯糸密度の高い織布の場合は、織前部位が上下に波打つ、いわゆる バンピング現象が起こり所定の緯糸密度が得られないのである。
【0005】 そこで、緯糸密度の高い織布の製織においては、織前に近いフェルプレートの ところで織布を屈曲させ、サーフェスローラ側を下方に傾斜させ、織前に対する 拘束力を一般の織布の場合より大きくしてバンピング現象を抑え、製織するよう にしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、ウオータジェットルームでは脱水装置が必要であるが、サー フェスローラ側が下降傾斜していない場合は、織機停止と同時に脱水装置の作動 を停止しても、織前付近の織布上に乗っている水がサーフェスローラの方に流れ 込むことはない。しかし、緯糸密度の高い織布の製織に際しては、フェルプレー トにおける織布の屈曲を大きくしてあるので、すなわち、サーフェスローラ側が 下降傾斜しているので、織機停止後に織前付近の織布上に乗っている水が、サー フェスローラの方に流れ込み、脱水装置を通過した織布を再び漏らしたり、床上 を水浸しにして、クロスローラの交換や機替え作業に支障を来す恐れがあった。
【0007】 そこで、本考案の目的は、織機停止後にサーフェスローラの方に水が流れ込む のを防止して織布を再び濡らしたり、クロスローラの交換や機替に支障を来すこ とのないようにしたウオータジェットルームの脱水装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ウオータジェットルームの織前近傍に 脱水部材を設けて、製織された織布を脱水する脱水手段と、この脱水手段を駆動 する駆動手段とを備えたウオータジェットルームの脱水装置であって、 前記駆動手段は織機停止後継続して前記脱水手段を所定時間駆動させる停止遅 延手段を有することを特徴としている。
【0009】
【作用】
本考案のウオータジェットルームの脱水装置は、駆動手段に停止遅延手段を設 け、織機停止後も所定時間脱水装置の作動を継続するようにしたので、緯糸密度 の高い織布の製織に際しても織機停止後、織前付近の水がサーフェスローラの方 に流れ込んでも脱水装置でその水を除去できる。従って、脱水された織布を再び 漏らすことがないと共に、床上にも落下しないから、クロスローラの交換や機替 え作業などに支障を来すようなことはない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面を参照しながら実施例により説明する。図1は本考案の実 施例の構成を示す斜視説明図、図2は同じく要部(駆動手段)のブロック説明図 、図3は同じく織機始動から脱水装置停止までの各アクチュエータの作動タイム チャート、図4は同じく要部(前面テンプル)の断面説明図である。
【0011】 本考案の実施例からなるウオータジェットルームの脱水装置Eは、ウオータジ ェットルーム30の織前33近傍に脱水部材11を設けて、製織された織布40 を脱水する脱水手段10と、この脱水手段10を駆動する駆動手段20とを備え て構成されている。そして、前記駆動手段20に織機停止後継続して前記脱水手 段10を所定時間駆動させる停止遅延手段としてのタイマー21を設けて、織機 停止後にサーフェスローラ41の方にまで水が流れ込むのを防止するようにした ものである。
【0012】 さらに各部を詳述すると、本実施例Eは、脱水手段10と、駆動手段20とか ら構成されている。脱水手段10は、後述する織布40に下方から圧接する脱水 部材11と、この脱水部材11内の空気を吸引する脱水ブロワー15とから構成 されている。脱水部材11は、筒状の部材からなっており、長手方向に延びるス リット状の吸引口12が設けられている。脱水ブロワー15は脱水部材11に連 通されており、作動により吸引口12から空気を吸引する。
【0013】 駆動手段20は、停止遅延回路21と、これに接続された脱水ブロワーコンタ クタ25とから構成されている。タイマー21は織機30の本体制御装置31に 接続されており、脱水ブロワーコンタクタ25は脱水ブロワー15のモータに接 続されている。そして、本体制御装置31からの織機始動準備信号がタイマー2 1に入力されると、脱水ブロワーコンタクタ25がON(閉)となり、脱水ブロ ワー15が始動する。そして、本体制御装置31からの織機停止信号がタイマー 21に入力されると、タイマー21が作動を開始し、所定時間経過した後、脱水 ブロワーコンタクタ25がOFF(開)となる。
【0014】 次に全体を通しての作動を説明するが、本実施例が取り付けられた部位周辺の 織機30につき略述する。32はリードで、ここを通った経糸Tは、織前33に おいて後述する全面テンプル34に強固に拘束された状態で筬打ちされて織布を 形成しながら全面テンプル34の中に押し込まれ、再び導出され、全面テンプル 34の上面に沿って織布40として送られ、サーフェスローラ41を経て図示し ないクロスローラに巻き取られる。
【0015】 上記全面テンプル34は、図4に示すような断面形状をしており、織布40全 幅にわたって延在している。そして、支持板体35と、これにねじ止めされた抑 え板体36と、この両板体35,36の間に若干の遊隙を存して、回転自在に保 持されたローラ37とから構成されている。また、織布40が出入する間隙38 が形成されており、一方、ローラ37は、織布40の巻き取りにより引っ張られ て、支持板体35と押え板体36に圧接して織布40を拘束している。そして、 筬打ちによりこの間隙38に押し込まれた織布40は、上下に波打つのを防止さ れながらローラ37の方に送られる。送り込まれた織布40は、ローラ37より 内部に送り込まれた後、確実にローラ37に圧接保持される。その間、間隙38 から織布が順次導出され、製織が進行するようになっている。
【0016】 さて、図3に示すタイムチャートにより、全体の作動を説明する。本図は横軸 に時間をとり、縦軸に、各部の作動をとったものである。まず、織機30の始動 に際し、始動準備ボタンを押すと、始動準備信号が出力される(t1)。同時に脱 水ブロワーコンタクタがONし、脱水装置10が作動を開始する。準備完了後、 始動ボタンを押すと(t2)、織機(主軸)30が始動する。そして、緯入れされ 、筬打ちされて製織された織布40は、全面テンプル34を越えて漏れた状態で 、順次、脱水部材11に到達し、脱水部材11に圧接して水分が絞られ、事後の 作業に支障のない程度に脱水されて、サーフェスローラ41を経て図示しないク ロスローラに巻き取られて行く。脱水部材11で絞られた水分は、吸引される空 気と共に、吸引口12から脱水部材11の中に入り、ブロワー15から外部に排 出される。
【0017】 上述のようにして織機30が運転中に、例えば緯入れ不良が発生し、織機停止 信号が出力されると(t3)、同時に織機30は停止する。そこで、駆動手段20 のタイマー21に、織機停止信号が入力されると、作動を開始する。これにより 、脱水手段10は作動を停止することなく継続し、予め設定した所定時間経過後 、作動を停止する。織機30停止後も、暫くの間は、織前33付近の水は傾斜し た織布40を伝わって、サーフェスローラ41の方向に流れて来るが、途中で脱 水装置Eが作動しているので、これに吸引されてサーフェスローラ41の所まで は水が流れてくることはない。
【0018】 なお、本実施例においては、停止遅延手段としてタイマーを用いたが、これに 限定されず、例えば、マイクロコンピュータを用いた制御装置において、プログ ラムに設定しておく等でもよいことは勿論である。
【0019】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のウオータジェットルームの脱水装置は、駆動手 段に停止遅延手段を設け、織機停止後も所定時間脱水装置の作動を継続するよう にしたので、緯糸密度の高い織布の製織に際しても織機停止後、織前付近の水が サーフェスローラの方に流れ込むのを防止できる。従って、クロスローラの交換 や機替え作業などに支障を来すようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の構成を示す斜視説明図。
【図2】同じく要部(駆動手段)のブロック説明図。
【図3】同じく織機始動から脱水装置停止までの各アク
チュエータの作動タイムチャート。
【図4】同じく要部(全面テンプル)の断面説明図。
【符号の説明】
10 脱水手段 11 脱水部材 20 駆動手段 21 タイマー(停止遅延手段) 32 織前 40 織布

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウオータジェットルームの織前近傍に脱
    水部材を設けて、製織された織布を脱水する脱水手段
    と、この脱水手段を駆動する駆動手段とを備えたウオー
    タジェットルームの脱水装置であって、 前記駆動手段は織機停止後継続して前記脱水手段を所定
    時間駆動させる停止遅延手段を有することを特徴とする
    ウオータジェットルームの脱水装置。
JP2144593U 1993-04-23 1993-04-23 ウオータジェットルームの脱水装置 Pending JPH0679784U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2144593U JPH0679784U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 ウオータジェットルームの脱水装置

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JP2144593U JPH0679784U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 ウオータジェットルームの脱水装置

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JPH0679784U true JPH0679784U (ja) 1994-11-08

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JP2144593U Pending JPH0679784U (ja) 1993-04-23 1993-04-23 ウオータジェットルームの脱水装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10323343B2 (en) 2013-08-26 2019-06-18 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki Water removal device for water jet loom

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