JPH0679645A - チャック機構 - Google Patents

チャック機構

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JPH0679645A
JPH0679645A JP25580792A JP25580792A JPH0679645A JP H0679645 A JPH0679645 A JP H0679645A JP 25580792 A JP25580792 A JP 25580792A JP 25580792 A JP25580792 A JP 25580792A JP H0679645 A JPH0679645 A JP H0679645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chuck
nail
tip
passage
tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP25580792A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Ishikawa
元 石川
Masayuki Umetsu
正行 梅津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanematsu NNK Corp
Original Assignee
Kanematsu NNK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanematsu NNK Corp filed Critical Kanematsu NNK Corp
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 釘などの頭付き棒材15を押し出すツール1
1を挿通自在なノーズ10と、ノーズに開閉可能に枢支
され、かつその先端部に棒材の軸部を挿通可能な支持孔
30を形成するように、常時閉状態にばね付勢された1
対のチャック12とを備える。ツールには、軸線方向に
或る長さの大径部24が形成されている。チャックは、
その先端部を開くとノーズ内部のツールの通路内に突入
する突出部32を後端部に有する。棒材を押し出すため
にツールが突出部を通過する際、大径部外周面に突出部
が当接して、チャックが閉状態に保持される。 【効果】 棒材を材料に送り込む際に傾いたり倒れるこ
とがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば多数の釘やリベ
ット、ピン、ボルトなどの頭付き棒材を連続的に打ち込
んだり圧入または螺入する自動装置について使用される
チャック機構に関し、特に、供給される釘などを打ち込
む材料の面に対して垂直に保持するためのチャック機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の自動装置としては、自
動供給手段からホースを介して連続的にノーズに送給さ
れる釘などの止め具を、ノーズ先端に設けられた1対の
チャックにより1個ずつ支持し、その頭部をドライバビ
ット、ブレードなどのツールにより打撃または押圧する
ことによって被打込み材料に打ち込むようにした構造が
一般に知られている。このチャック機構は、例えば特公
昭62−6954号公報に記載されるように、その先端
部に止め具の軸部が挿通し得る径の支持孔が形成される
ように、各チャックが互いに常時閉方向にばね付勢され
ており、止め具は、ツールにより打撃または押圧される
と、その頭部がばね付勢力に抗してチャックを押し広げ
ながら送り出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のチャック機構では、チャックが、ばね力のみに
よって閉状態を保持し得る構造となっているため、支持
されている釘の先端が打ち込まれる材料に当接した際に
滑ったりすると、チャックが開いて釘が傾いた状態のま
ま打ち込まれたり、軸部の途中で折れ曲がったりして適
正に打ち込まれないという問題点があった。
【0004】そこで、請求項1記載の本発明によるチャ
ック機構は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、多数の頭付き棒材を連続的に打
ち込みまたは送り出す自動装置において、前記棒材が被
打込み材料に対して適正な姿勢で打ち込まれるように確
実に保持し得るチャック機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を添付図
面に示した好適な実施例を用いて詳細に説明する。
【0006】請求項1記載のチャック機構は、チャック
本体と、チャック本体の内部に形成された通路に挿通自
在に配置され、この通路内に供給される頭付き棒材を押
し出すためのツールと、ピンによりチャック本体に開閉
可能に枢支され、その先端部に前記通路と同軸をなす棒
材の軸部と略同径の支持孔を形成するように、常時閉方
向にばね付勢された1対のチャックとからなり、ツール
が、その軸線方向に所定長さの大径部を有し、チャック
のピンより後部位置に前記通路内に突入可能な内方突出
部を形成し、かつ、大径部が内方突出部を通過する際
に、大径部外周面に内方突出部が当接することによっ
て、チャックが閉状態に保持されることを特徴とする。
【0007】請求項2記載のチャック機構は、上述した
請求項1の特徴点に加えて、チャックの内方突出部を、
その後部に外側から螺着されたネジ部品により形成した
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】従って、請求項1記載のチャック機構によれ
ば、ツールの大径部がチャックの内方突出部を通過する
間は、チャックが釘などから開方向に荷重を受けても、
確実に閉状態に維持されて釘を支持し、前記ツールが更
に進行して前記大径部が前記内方突出部を完全に通過し
た後に、前記チャックが開き得る状態となり、前記棒材
の頭部によって開くことができる。
【0009】また、請求項2記載のチャック機構によれ
ば、ネジ部品を回して進退させることによって、そのチ
ャック本体への突出量を調整することができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明によるチャック機構を適用し
た自動釘打ち機の実施例を概略的に示している。この自
動釘打ち機は、図示されないベースに固定されたフレー
ム構造1を有し、その上部には空気圧式シリンダからな
るアクチュエータ2が取り付けられている。アクチュエ
ータ2から下向きに伸長するピストンロッド3の下端に
は、上側スライドプレート4が水平に固着されている。
【0011】上側スライドプレート4には、ブレードシ
ャフト5の上部がフランジ6を介して固定されている。
ブレードシャフト5は、上側スライドプレート4から下
向きに垂直に延長し、その下部がノーズフランジ7内に
摺動自在に嵌合している。ノーズフランジ7は、上側ス
ライドプレート4と平行に配置された下側スライドプレ
ート8に固定されると共に、その下端には、チャック機
構9を有するノーズ10が一体的に結合されている。ノ
ーズ10の内部には、ブレード11が、釘を打ち込むた
めのツールとして挿通自在に配置され、かつブレードシ
ャフト5の下端と一体的に結合されている。
【0012】ノーズ10は、その対向する両側部に1対
のチャック12を備える。また、ノーズ10には釘導入
部13が突設され、ホース14を介して釘15が前記ノ
ズル内に供給される。ノーズ10の釘導入部13と反対
側には、その先端に緩衝パッド16を有するL字形のノ
ーズトップ17が取り付けられている。
【0013】下側スライドプレート8には、釘の打込み
深さを調整するための調整シャフト18が、ブレードシ
ャフト5と平行に、かつノズルフランジ7及びチャック
機構9と一体的に垂直方向に移動可能に固定されてい
る。調整シャフト18の上端には、ピストンロッド3の
伸長動作を制限するべくリミットプレート19が固定さ
れている。リミットプレート19には、下限リミットセ
ンサ20が取り付けられており、上側スライドプレート
4の下面がリミットプレート上面に当接すると同時に作
動して信号を発生し、アクチュエータ2の動作を停止さ
せるようになっている。リミットプレート19の上下位
置即ち釘の打込み深さは、この調整シャフト18によっ
て調整される。また、アクチュエータ2には、ピストン
ロッド3の上限を検出する上限リミットセンサ21が取
り付けられている。
【0014】図2及び図3には、上述したノーズ10、
チャック12、ブレード11からなる本発明のチャック
機構9がより詳細に断面図示されている。ブレード11
は、概ね細長い小径の棒材からなり、その中央付近に、
ブレードシャフト5に連結される基端部23と同径の大
径部24を有するように形成されている。ノーズ10の
内部には、ブレード11を相対的に移動自在に挿通する
ための通路が設けられている。この通路は、ブレード1
1の先端部を案内するための小径の第1通路部分25
と、大径部24を案内するための拡径された第2通路部
分26とからなる。釘導入部13の内部には、第1通路
部分25に連通する釘ガイド孔27が形成されている。
【0015】チャック12は、それぞれその中央部がピ
ン28によってノーズ10に先端部を開閉自在に枢支さ
れている。各チャック12の後部には、一端がノーズ1
0の外面に当接するばね29が装着され、常時チャック
12の先端部を閉じる向きに付勢している。この閉状態
に於いて、チャック12の先端部には、打ち込まれる釘
15の軸部を挿通し得る略同径の支持孔30が形成され
る。支持孔30は、ノーズ10の第1通路部分25に連
絡する入口部分31がテーパ状に形成されて、第1通路
部分25と同径に拡大されている。
【0016】各チャックの後端部には、それぞれ外側か
ら1個のボルト32が螺着され、かつナット33により
固定されている。ノーズ10の両側面には、第2通路部
分26に連通する開口34がボルト32に対応する位置
に貫設されており、各ボルト32の先端部が、各開口3
4内に突入している。ボルト32は、その先端がチャッ
ク12の閉状態に於いて第2通路部分26の内周面上に
位置して、ブレード大径部24の円滑な通過を妨げない
ように調整される。次に、本実施例のチャック機構の動
作要領について説明する。
【0017】図1に示すように、アクチュエータ2を作
動させて、ノーズトップ17の下端に取り付けられた緩
衝パッド16が釘を打ち込む材料の上面35に当接する
まで、上側スライドプレート4、ブレードシャフト5、
チャック機構9、下側スライドプレート8及び調整シャ
フト18を一体的に降下させる。一方、ホース14を介
して外部の自動供給装置から供給された釘15は、ガイ
ド孔27を通過して第1通路部分内25に送られ、その
軸部がチャック12先端の支持孔30内に嵌入して垂直
に支持される。
【0018】ノーズトップ17が材料の上面35に当接
して停止した後、アクチュエータ2を更に作動させてブ
レード11の先端を釘15の頭部に当接させる。この状
態では、図2及び図3に示されるように、大径部24の
前端がボルト32の先端の直前に位置するようになって
いる。ブレード11を更に降下させると、釘15がブレ
ード11により押圧されて、前記材料内に圧入される。
ここで、大径部24がボルト32を通過している間は、
ボルト先端が大径部外周面に当接するので、チャック1
2はその先端部を開くことができず、確実に閉状態が保
持される。従って、釘15は材料上面35に対して垂直
に打ち込まれることになる。
【0019】図4に示すように、大径部24がボルト3
2を完全に通過すると、ボルト先端が開口34を貫通し
て第2通路部分26内に突入可能となり、チャック12
はいつでも開くことができる状態になる。この開状態で
は、釘15が既に大径部24の軸線方向長さに対応した
長さだけ前記材料に打ち込まれているので、その後にチ
ャックが開いても材料上面35に対して垂直な姿勢を維
持することができ、傾いたり倒れたりすることはない。
【0020】アクチュエータ2によってブレード11を
更に押し下げると、釘15の頭部が支持孔30の入口部
分31に入る。チャック12の閉状態に於ける釘15の
打ち込み長さは、大径部24の位置及び軸線方向長さを
適当に選択することによって、ブレード11の先端が釘
の頭部に当接する位置から釘の頭部が入口部分31のテ
ーパ部に当たる位置までの範囲内で、適当に調整するこ
とができる。
【0021】釘15は、ブレード11により更に押し下
げられて、その頭部がチャック12の先端部を押し開き
つつ支持孔31を通過し、前記材料内に完全に打ち込ま
れる。これと同時に、上側スライドプレート4の下面が
リミットプレート19の上面に当接し、かつ下限リミッ
トセンサ20が作動して信号を発生する。この信号によ
り図示されない外部の制御装置が釘の打ち込み動作完了
を感知して、アクチュエータ2の伸長動作を停止させ、
かつピストンロッド3を引き込ませてブレードシャフト
5、チャック機構9などを上方の所定位置に引き上げ
る。
【0022】このようにして釘の打ち込み動作の1サイ
クルが終了すると、前記供給装置から新たに1本の釘が
ノーズ10内に供給され、次の打ち込み動作が開始され
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことに
より、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】請求項1記載のチャック機構によれば、チ
ャックの内方突出部がツールの大径部外周面に当接する
間は、チャックが開方向に荷重を受けても確実に閉状態
に維持され、大径部が内方突出部を完全に通過した後に
開き得る状態になるので、頭付き棒材を一定長さまでチ
ャックにより支持された状態で材料内に進入させること
ができ、チャックが開いた後に棒材が材料に対して傾い
たり倒れたりする虞がない。
【0025】これに加え、請求項2記載のチャック機構
によれば、チャック後部に螺着されたネジ部品を進退さ
せることによって、ネジ部品の先端を大径部の外周面に
適合させ、チャックの閉状態を適当に調整することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるチャック機構を適用した自動釘打
ち装置の実施例の構成全体を概略的に示す側面図であ
る。
【図2】本発明によるチャック機構の縦断面図である。
【図3】図2のIII−III線に於ける断面図である。
【図4】本発明の動作状態を示す図3と同様の断面図で
ある。
【図5】本発明の別の動作状態を示す図3と同様の断面
図である。
【符号の説明】
1 フレーム構造 2 アクチュエータ 3 ピストンロッド 4 上側スライドプレート 5 ブレードシャフト 6 フランジ 7 ノーズフランジ 8 下側スライドプレート 9 チャック機構 10 ノーズ 11 ブレード 12 チャック 13 釘導入部 14 ホース 15 釘 16 緩衝パッド 17 ノーズトップ 18 調整シャフト 19 リミットプレート 20 下限リミットセンサ 21 上限リミットセンサ 23 基端部 24 大径部 25 第1通路部分 26 第2通路部分 27 釘ガイド孔 28 ピン 29 ばね 30 支持孔 31 入口部分 32 ボルト 33 ナット 34 開口 35 材料上面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャック本体と、前記チャック本体の内
    部に形成された通路に挿通自在に配置され、前記通路内
    に供給される頭付き棒材を押し出すためのツールと、ピ
    ンにより前記チャック本体に開閉可能に枢支され、その
    先端部に前記通路と同軸をなす前記棒材の軸部と略同径
    の支持孔を形成するように、常時閉方向にばね付勢され
    た1対のチャックとからなるチャック機構であって、 前記ツールが、その軸線方向に所定長さの大径部を有
    し、 前記チャックが、その前記ピンより後部位置に前記通路
    内に突入可能に設けられた内方突出部を有し、かつ前記
    大径部が前記内方突出部を通過する際に、前記大径部の
    外周面に前記内方突出部が当接することによって、前記
    チャックが閉状態に保持されることを特徴とするチャッ
    ク機構。
  2. 【請求項2】 前記内方突出部が、前記チャックの後部
    に外側から螺着されたネジ部品からなることを特徴とす
    る請求項1に記載のチャック機構。
JP25580792A 1992-08-31 1992-08-31 チャック機構 Pending JPH0679645A (ja)

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