JPH0679298A - ケーキ状汚泥の消化装置 - Google Patents
ケーキ状汚泥の消化装置Info
- Publication number
- JPH0679298A JPH0679298A JP4264273A JP26427392A JPH0679298A JP H0679298 A JPH0679298 A JP H0679298A JP 4264273 A JP4264273 A JP 4264273A JP 26427392 A JP26427392 A JP 26427392A JP H0679298 A JPH0679298 A JP H0679298A
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- JP
- Japan
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- tank
- sludge
- digestion
- cake
- digestion tank
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
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- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱水されたケーキ状汚泥と種汚泥とを十分に
攪拌しそして混合することができ、これによって、短時
間に効率的にケーキ状汚泥を消化することが可能な装置
を提供する。 【構成】 消化槽1と供給槽10との間に攪拌槽11を設
け、攪拌槽11によって、脱水されたケーキ状汚泥と種汚
泥とを十分に攪拌しそして混合し、このようにして混合
されたケーキ状汚泥および種汚泥を、消化槽1内に供給
することにより、消化槽1内における汚泥の消化を短時
間に効率的に行う。
攪拌しそして混合することができ、これによって、短時
間に効率的にケーキ状汚泥を消化することが可能な装置
を提供する。 【構成】 消化槽1と供給槽10との間に攪拌槽11を設
け、攪拌槽11によって、脱水されたケーキ状汚泥と種汚
泥とを十分に攪拌しそして混合し、このようにして混合
されたケーキ状汚泥および種汚泥を、消化槽1内に供給
することにより、消化槽1内における汚泥の消化を短時
間に効率的に行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、下水等の有機性汚泥
を脱水したケーキ状汚泥を消化処理するための装置に関
するものである。
を脱水したケーキ状汚泥を消化処理するための装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】下水等のような汚水の処理は、従来、次
に述べるような方法によって行われている。即ち、汚水
を沈澱池に導き、沈澱池内において、汚水中の土砂等の
汚泥を沈澱させてこれを一次分離する。次いで、汚泥が
一次分離された汚水を曝気槽に導き、曝気槽内におい
て、汚水を曝気処理する。このようにして、曝気処理さ
れた汚水を最終沈澱池に導き、最終沈澱池において、汚
水中に残存する汚泥を沈澱させてこれを分離する。次い
で、最終沈澱池から取り出されたスラリー状汚泥を、濃
縮設備において濃縮する。次いで、濃縮されたスラリー
状汚泥を消化槽に供給し、消化槽において消化処理を施
す。このようにして消化処理が施された汚泥を、投棄ま
たは焼却する。
に述べるような方法によって行われている。即ち、汚水
を沈澱池に導き、沈澱池内において、汚水中の土砂等の
汚泥を沈澱させてこれを一次分離する。次いで、汚泥が
一次分離された汚水を曝気槽に導き、曝気槽内におい
て、汚水を曝気処理する。このようにして、曝気処理さ
れた汚水を最終沈澱池に導き、最終沈澱池において、汚
水中に残存する汚泥を沈澱させてこれを分離する。次い
で、最終沈澱池から取り出されたスラリー状汚泥を、濃
縮設備において濃縮する。次いで、濃縮されたスラリー
状汚泥を消化槽に供給し、消化槽において消化処理を施
す。このようにして消化処理が施された汚泥を、投棄ま
たは焼却する。
【0003】図2は、従来の消化装置を示す概略垂直断
面図である。図2に示すように、従来の消化装置は、消
化槽1と、消化槽1の頂壁に設けられた供給口にその一
端が接続されている、濃縮されたスラリー状汚泥を消化
槽1内に供給するための供給管2と、消化槽1の頂壁に
設けられたガス排出口にその一端が接続されている、消
化槽1内において発生した消化ガスを排出するためのガ
ス排出管3と、消化槽1内に、その頂壁を通して垂直に
挿入されたガス吹き込み管4と、ガス排出管3の途中に
その一端が接続され、ガス吹き込み管4にその他端が接
続された、その途中にガスコンプレッサ6が設けられて
いる支管5とからなっている。
面図である。図2に示すように、従来の消化装置は、消
化槽1と、消化槽1の頂壁に設けられた供給口にその一
端が接続されている、濃縮されたスラリー状汚泥を消化
槽1内に供給するための供給管2と、消化槽1の頂壁に
設けられたガス排出口にその一端が接続されている、消
化槽1内において発生した消化ガスを排出するためのガ
ス排出管3と、消化槽1内に、その頂壁を通して垂直に
挿入されたガス吹き込み管4と、ガス排出管3の途中に
その一端が接続され、ガス吹き込み管4にその他端が接
続された、その途中にガスコンプレッサ6が設けられて
いる支管5とからなっている。
【0004】濃縮されたスラリー状汚泥は、供給管2を
通って、消化槽1内にその頂壁に設けられた供給口から
供給される。このようにして供給されたスラリー状汚泥
を、消化槽1内において、嫌気性状態で一定時間滞留せ
しめてメタン醗酵させ、これによって、汚泥中の有機分
を分解する。醗酵によって発生した消化ガスは、ガス排
出管3を通って消化槽1から排出される。排出された消
化ガスは、これを捕集してボイラ等の燃料等に利用する
一方、その一部を、ガス吹き込み管4を通って消化槽1
内に吹き込む。消化槽1内に供給されたスラリー状汚泥
は、吹き込まれた消化ガスによって攪拌され、その消化
が促進される。
通って、消化槽1内にその頂壁に設けられた供給口から
供給される。このようにして供給されたスラリー状汚泥
を、消化槽1内において、嫌気性状態で一定時間滞留せ
しめてメタン醗酵させ、これによって、汚泥中の有機分
を分解する。醗酵によって発生した消化ガスは、ガス排
出管3を通って消化槽1から排出される。排出された消
化ガスは、これを捕集してボイラ等の燃料等に利用する
一方、その一部を、ガス吹き込み管4を通って消化槽1
内に吹き込む。消化槽1内に供給されたスラリー状汚泥
は、吹き込まれた消化ガスによって攪拌され、その消化
が促進される。
【0005】図3は、従来の消化装置の他の例を示す概
略垂直断面図である。この例においては、消化槽1内に
前述したガス吹き込み管4は挿入されておらず、その代
わりに、消化槽1内にその頂壁を通して、攪拌翼7を有
する攪拌軸8が垂直に挿入されている。この攪拌軸8を
モータ9によって回転させることにより、消化槽1内に
供給されたスラリー状汚泥は機械的に攪拌され、その消
化が促進される。
略垂直断面図である。この例においては、消化槽1内に
前述したガス吹き込み管4は挿入されておらず、その代
わりに、消化槽1内にその頂壁を通して、攪拌翼7を有
する攪拌軸8が垂直に挿入されている。この攪拌軸8を
モータ9によって回転させることにより、消化槽1内に
供給されたスラリー状汚泥は機械的に攪拌され、その消
化が促進される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置に
は、次のような問題がある。近時、最終沈澱池から取り
出されたスラリー状汚泥を、濃縮設備において濃縮し、
次いで、濃縮されたスラリー状汚泥を、脱水設備におい
て脱水してケーキ状となし、この脱水されたケーキ状汚
泥を、消化槽に供給し、消化槽において消化処理を施す
ことが行われている。脱水したケーキ状汚泥の含水率は
約75〜80%位であるから、このような脱水したケーキ状
汚泥が供給される消化槽1の容積を、従来よりも小さく
することができ、これによって、消化設備費を低減させ
るこことができる。
は、次のような問題がある。近時、最終沈澱池から取り
出されたスラリー状汚泥を、濃縮設備において濃縮し、
次いで、濃縮されたスラリー状汚泥を、脱水設備におい
て脱水してケーキ状となし、この脱水されたケーキ状汚
泥を、消化槽に供給し、消化槽において消化処理を施す
ことが行われている。脱水したケーキ状汚泥の含水率は
約75〜80%位であるから、このような脱水したケーキ状
汚泥が供給される消化槽1の容積を、従来よりも小さく
することができ、これによって、消化設備費を低減させ
るこことができる。
【0007】しかしながら、脱水したケーキ状汚泥の含
水率は、上述したように約75〜80%であって少ないため
に、その流動性は、脱水しないスラリー状汚泥よりも遙
かに悪い。その結果、図2および図3に示した従来の消
化装置では、消化槽内において、脱水したケーキ状汚泥
と種汚泥とを十分に攪拌しそして混合することができな
い。その結果、ケーキ状汚泥の消化に多大の時間を要
し、しかも、消化が不十分になる問題が生ずる。
水率は、上述したように約75〜80%であって少ないため
に、その流動性は、脱水しないスラリー状汚泥よりも遙
かに悪い。その結果、図2および図3に示した従来の消
化装置では、消化槽内において、脱水したケーキ状汚泥
と種汚泥とを十分に攪拌しそして混合することができな
い。その結果、ケーキ状汚泥の消化に多大の時間を要
し、しかも、消化が不十分になる問題が生ずる。
【0008】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、脱水されたケーキ状汚泥と種汚泥とを十分に
攪拌しそして混合することができ、これによって、短時
間に効率的にケーキ状汚泥を消化することが可能な、ケ
ーキ状汚泥の消化装置を提供することにある。
を解決し、脱水されたケーキ状汚泥と種汚泥とを十分に
攪拌しそして混合することができ、これによって、短時
間に効率的にケーキ状汚泥を消化することが可能な、ケ
ーキ状汚泥の消化装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上述した
問題を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、別に設
けた攪拌槽によって、消化すべき脱水されたケーキ状汚
泥と種汚泥とを混合し、このように種汚泥と混合された
ケーキ状汚泥を消化槽内に供給すれば、短時間に効率的
に、ケーキ状汚泥を消化し得ることを知見した。
問題を解決すべく鋭意研究を重ねた。その結果、別に設
けた攪拌槽によって、消化すべき脱水されたケーキ状汚
泥と種汚泥とを混合し、このように種汚泥と混合された
ケーキ状汚泥を消化槽内に供給すれば、短時間に効率的
に、ケーキ状汚泥を消化し得ることを知見した。
【0010】この発明は、上記知見に基づいてなされた
もので、この発明の装置は、消化槽と、ケーキ状汚泥を
供給するための供給槽と、前記消化槽と前記供給槽との
間に設けられた、前記消化槽内に供給するケーキ状汚泥
と前記消化槽から排出された種汚泥としての消化された
ケーキ状汚泥の一部とを混合するための攪拌槽と、前記
消化槽の底部の循環ポンプと前記攪拌槽の頂壁の供給口
との間に設けられた第1導管と、前記攪拌槽の底部の循
環ポンプと前記消化槽の頂壁の供給口との間に設けられ
た第2導管と、前記供給槽の底部排出口と前記攪拌槽の
頂壁の供給口との間に設けられた供給管と、前記消化槽
内の消化されたケーキ状汚泥を強制的に排出するための
排出管と、前記消化槽の頂壁のガス排出口に接続された
消化ガス排出管とからなることに特徴を有するものであ
る。
もので、この発明の装置は、消化槽と、ケーキ状汚泥を
供給するための供給槽と、前記消化槽と前記供給槽との
間に設けられた、前記消化槽内に供給するケーキ状汚泥
と前記消化槽から排出された種汚泥としての消化された
ケーキ状汚泥の一部とを混合するための攪拌槽と、前記
消化槽の底部の循環ポンプと前記攪拌槽の頂壁の供給口
との間に設けられた第1導管と、前記攪拌槽の底部の循
環ポンプと前記消化槽の頂壁の供給口との間に設けられ
た第2導管と、前記供給槽の底部排出口と前記攪拌槽の
頂壁の供給口との間に設けられた供給管と、前記消化槽
内の消化されたケーキ状汚泥を強制的に排出するための
排出管と、前記消化槽の頂壁のガス排出口に接続された
消化ガス排出管とからなることに特徴を有するものであ
る。
【0011】次に、この発明の装置を図面を参照しなが
ら説明する。図1は、この発明の装置の1実施態様を示
す概略垂直断面図である。図1に示すように、この発明
の装置は、消化槽1と、供給槽10と、消化槽1と供給槽
10との間に設けられた攪拌槽11と、消化槽1の底部の循
環ポンプ12と攪拌槽11の頂壁11a の供給口との間に設け
られた第1導管13と、攪拌槽11の底部の循環ポンプ14と
消化槽1の頂壁1aの供給口との間に設けられた第2導管
15と、供給槽10の底部排出口と攪拌槽11の頂壁11a の供
給口との間に設けられた供給管16と、消化槽1内の消化
されたケーキ状汚泥を強制的に排出するための排出管17
と、消化槽1の頂壁のガス排出口に接続された消化ガス
排出管18とからなっている。
ら説明する。図1は、この発明の装置の1実施態様を示
す概略垂直断面図である。図1に示すように、この発明
の装置は、消化槽1と、供給槽10と、消化槽1と供給槽
10との間に設けられた攪拌槽11と、消化槽1の底部の循
環ポンプ12と攪拌槽11の頂壁11a の供給口との間に設け
られた第1導管13と、攪拌槽11の底部の循環ポンプ14と
消化槽1の頂壁1aの供給口との間に設けられた第2導管
15と、供給槽10の底部排出口と攪拌槽11の頂壁11a の供
給口との間に設けられた供給管16と、消化槽1内の消化
されたケーキ状汚泥を強制的に排出するための排出管17
と、消化槽1の頂壁のガス排出口に接続された消化ガス
排出管18とからなっている。
【0012】第1導管13の途中には第1切替え弁19が設
けられており、排出管17の途中には第2切替え弁20が設
けられている。消化槽1の横断面形状は、円形または四
角であって、消化槽1内において消化された汚泥を、消
化槽1の下部に設けられた循環ポンプ12に効率的に供給
するために、消化槽1の下部1bは、ホッパー状になって
いる。
けられており、排出管17の途中には第2切替え弁20が設
けられている。消化槽1の横断面形状は、円形または四
角であって、消化槽1内において消化された汚泥を、消
化槽1の下部に設けられた循環ポンプ12に効率的に供給
するために、消化槽1の下部1bは、ホッパー状になって
いる。
【0013】攪拌槽11は、消化槽1に比べて小容量であ
り、その断面形状は円形である。攪拌槽11内には、複数
枚の攪拌翼22を有する攪拌軸21が垂直に取り付けられて
おり、攪拌軸21は、攪拌槽11の頂壁11a 上に設けられた
モータ23によって回転し、攪拌槽11内のケーキ状汚泥を
攪拌する。なお、攪拌翼22は、スクリュー状であっても
よい。
り、その断面形状は円形である。攪拌槽11内には、複数
枚の攪拌翼22を有する攪拌軸21が垂直に取り付けられて
おり、攪拌軸21は、攪拌槽11の頂壁11a 上に設けられた
モータ23によって回転し、攪拌槽11内のケーキ状汚泥を
攪拌する。なお、攪拌翼22は、スクリュー状であっても
よい。
【0014】
【作用】第1導管13の途中に設けられた第1切替え弁19
および排出管17の途中に設けられた第2切替え弁20を閉
じておく。図示しない濃縮設備において濃縮され、次い
で、図示しない脱水設備において脱水されたケーキ状汚
泥Aを、供給槽10内にその上部から供給する。供給槽10
内のケーキ状汚泥Aを、供給管16を通って攪拌槽11内に
供給し、攪拌槽11の下部に設けられた循環ポンプ14によ
って、第2導管15を通り、消化槽1内にその上部から供
給する。消化槽1内に供給されたケーキ状汚泥Aを、消
化槽1内において、嫌気性状態で一定時間滞留させるこ
とによりメタン醗酵させる。その結果、消化槽1内のケ
ーキ状汚泥は、その有機分が分解して消化される。
および排出管17の途中に設けられた第2切替え弁20を閉
じておく。図示しない濃縮設備において濃縮され、次い
で、図示しない脱水設備において脱水されたケーキ状汚
泥Aを、供給槽10内にその上部から供給する。供給槽10
内のケーキ状汚泥Aを、供給管16を通って攪拌槽11内に
供給し、攪拌槽11の下部に設けられた循環ポンプ14によ
って、第2導管15を通り、消化槽1内にその上部から供
給する。消化槽1内に供給されたケーキ状汚泥Aを、消
化槽1内において、嫌気性状態で一定時間滞留させるこ
とによりメタン醗酵させる。その結果、消化槽1内のケ
ーキ状汚泥は、その有機分が分解して消化される。
【0015】次いで、第1切替え弁19を開きそして循環
ポンプ12を駆動し、消化槽1の下部1b内の消化されたケ
ーキ状汚泥の一部を、種汚泥として消化槽1から強制的
に排出し、第1導管13を通って攪拌槽11の上部内に、そ
の頂壁の供給口から供給する。攪拌槽11の攪拌翼22を回
転させることにより、供給槽10から供給管16を通って攪
拌槽11内に供給されたケーキ状汚泥Aと上記種汚泥と
は、十分に攪拌されそして混合される。
ポンプ12を駆動し、消化槽1の下部1b内の消化されたケ
ーキ状汚泥の一部を、種汚泥として消化槽1から強制的
に排出し、第1導管13を通って攪拌槽11の上部内に、そ
の頂壁の供給口から供給する。攪拌槽11の攪拌翼22を回
転させることにより、供給槽10から供給管16を通って攪
拌槽11内に供給されたケーキ状汚泥Aと上記種汚泥と
は、十分に攪拌されそして混合される。
【0016】このようにして混合された、ケーキ状汚泥
と種汚泥とは、循環ポンプ14により、第2導管15を通っ
て消化槽1内に供給される。従って、流動性の悪いケー
キ状汚泥Aを、種汚泥と十分に混合した上、消化槽1内
に供給することができる。
と種汚泥とは、循環ポンプ14により、第2導管15を通っ
て消化槽1内に供給される。従って、流動性の悪いケー
キ状汚泥Aを、種汚泥と十分に混合した上、消化槽1内
に供給することができる。
【0017】消化槽1内に供給された、種汚泥と混合さ
れているケーキ状汚泥Aは、その下部に向って降下する
間に醗酵して消化される。排出管17の第2切替え弁20を
開き、消化された汚泥を排出する。そして、消化された
汚泥の一部を、種汚泥として、前述したように、第1導
管13を通り、攪拌槽11内に供給する。消化槽1内におい
て発生したメタンを主成分とする消化ガスは、ガス排出
管18を通って消化槽1から排出され、これを捕集してボ
イラの燃料等に利用する。
れているケーキ状汚泥Aは、その下部に向って降下する
間に醗酵して消化される。排出管17の第2切替え弁20を
開き、消化された汚泥を排出する。そして、消化された
汚泥の一部を、種汚泥として、前述したように、第1導
管13を通り、攪拌槽11内に供給する。消化槽1内におい
て発生したメタンを主成分とする消化ガスは、ガス排出
管18を通って消化槽1から排出され、これを捕集してボ
イラの燃料等に利用する。
【0018】上述したように、この発明の装置によれ
ば、消化槽1とは別に設けられた攪拌槽11によって、脱
水されたケーキ状汚泥と種汚泥とが混合されるので、両
者の混合が容易に且つ確実に行われ、そして、このよう
にして混合されたケーキ状汚泥と種汚泥とが消化槽1内
に供給される。従って、消化槽1内におけるケーキ状汚
泥の醗酵が早くなり、消化ガスの発生が促進される。従
って、消化槽1内におけるケーキ状汚泥を、短時間に且
つ効率的に消化させることができる。
ば、消化槽1とは別に設けられた攪拌槽11によって、脱
水されたケーキ状汚泥と種汚泥とが混合されるので、両
者の混合が容易に且つ確実に行われ、そして、このよう
にして混合されたケーキ状汚泥と種汚泥とが消化槽1内
に供給される。従って、消化槽1内におけるケーキ状汚
泥の醗酵が早くなり、消化ガスの発生が促進される。従
って、消化槽1内におけるケーキ状汚泥を、短時間に且
つ効率的に消化させることができる。
【0019】また、攪拌槽11は、消化槽1に比べて小容
量であるため、その敷地面積は小さくてすみ、攪拌のた
めの動力機構は槽外にあるのでメンテナンスも容易であ
る。
量であるため、その敷地面積は小さくてすみ、攪拌のた
めの動力機構は槽外にあるのでメンテナンスも容易であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の装置によ
れば、脱水されたケーキ状汚泥と種汚泥とを、攪拌槽内
において十分に攪拌しそして混合することができ、この
ように混合されたケーキ状汚泥と種汚泥とが消化槽内に
供給されるので、消化槽内における汚泥の消化を短時間
に効率的に行うことができる、工業上有用な効果がもた
らされる。
れば、脱水されたケーキ状汚泥と種汚泥とを、攪拌槽内
において十分に攪拌しそして混合することができ、この
ように混合されたケーキ状汚泥と種汚泥とが消化槽内に
供給されるので、消化槽内における汚泥の消化を短時間
に効率的に行うことができる、工業上有用な効果がもた
らされる。
【図1】この発明の装置の1実施態様を示す概略垂直断
面図である。
面図である。
【図2】従来の装置の一例を示す概略垂直断面図であ
る。
る。
【図3】従来の装置の他の例を示す概略垂直断面図であ
る。
る。
1 消化槽 2 供給管 3 排出管 4 ガス吹込み管 5 支管 6 ガスコンプレッサ 7 攪拌翼 8 攪拌軸 9 モータ 10 供給槽 11 攪拌槽 12 循環ポンプ 13 第1導管 14 循環ポンプ 15 第2導管 16 供給管 17 排出管 18 ガス排出管 19 第1切替え弁 20 第2切替え弁 21 攪拌軸 22 攪拌翼 23 モータ A ケーキ状汚泥
Claims (1)
- 【請求項1】 消化槽と、ケーキ状汚泥を供給するため
の供給槽と、前記消化槽と前記供給槽との間に設けられ
た、前記消化槽内に供給するケーキ状汚泥と前記消化槽
から排出された種汚泥としての消化されたケーキ状汚泥
の一部とを混合するための攪拌槽と、前記消化槽の底部
の循環ポンプと前記攪拌槽の頂壁の供給口との間に設け
られた第1導管と、前記攪拌槽の底部の循環ポンプと前
記消化槽の頂壁の供給口との間に設けられた第2導管
と、前記供給槽の底部排出口と前記攪拌槽の頂壁の供給
口との間に設けられた供給管と、前記消化槽内の消化さ
れたケーキ状汚泥を強制的に排出するための排出管と、
前記消化槽の頂壁のガス排出口に接続された消化ガス排
出管とからなることを特徴とする、ケーキ状汚泥の消化
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264273A JPH0679298A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | ケーキ状汚泥の消化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264273A JPH0679298A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | ケーキ状汚泥の消化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0679298A true JPH0679298A (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=17400881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4264273A Pending JPH0679298A (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | ケーキ状汚泥の消化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0679298A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018167258A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 住友重機械エンバイロメント株式会社 | 消化設備 |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP4264273A patent/JPH0679298A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018167258A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | 住友重機械エンバイロメント株式会社 | 消化設備 |
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