JPH0679263U - ルアー - Google Patents

ルアー

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JPH0679263U
JPH0679263U JP1766793U JP1766793U JPH0679263U JP H0679263 U JPH0679263 U JP H0679263U JP 1766793 U JP1766793 U JP 1766793U JP 1766793 U JP1766793 U JP 1766793U JP H0679263 U JPH0679263 U JP H0679263U
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rattle chamber
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一弥 宮崎
宏之 中村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルアーの飛距離を伸ばすとともに音響効果を
得る。 【構成】 ルアーの前寄りの下部から後ろ寄りの上部に
向ってラトル室23を設ける。ラトル室内に重り24を
三次元的に移動可能に収納する。ルアーの飛行時、重り
がラトル室内を後方に移動し、バランスを高めて飛距離
を増やす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、飛行性能、遊泳性能及び音響性能等に優れたルアーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のルアーは、例えば図4乃至図7に示されるような構造になっている。 図4のルアーは、ミノー型ルアーであり、ルアー本体1内には、前後方向に伸 びるラトル室2が設けられ、該ラトル室2内には、ルアー飛行時に重心を後方に 移動させるための重り3が収容されている。また、水中でルアーの遊泳性能を発 揮させる上で、重り3が上記飛行時の位置(図4中の右端位置)にあることは不 都合であるから、ラトル室2の前端には、重り3をラトル室2内にて前部に固定 するための磁石4が設けられている。
【0003】 図5のルアーは、上記ルアーと同様なラトル室5を有し、その中に前後方向に 伸びる案内軸6が設けられている。案内軸6は、重り7を貫通しており、ルアー 飛行時に重り7が案内軸6に案内されて後方に移動するようになっている。
【0004】 図6のルアーは、ルアーの前後方向に伸びる比較的大きいラトル室8を有し、 その中の前寄りの箇所には、重り9を保持するためのラトルポケットが突起10 により形成されている。ルアーが着水した時に重り9をラトルポケット内に収容 し、遊泳性能を発揮させようとするものである。
【0005】 図7のルアーは、クランクベイト型ルアーであり、その本体11内にはルアー 前後方向に伸びるラトル室12が設けられている。ラトル室12内には、飛行時 に重心をルアー後方に移動させるための重り13が収納されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のルアーは、図4のものにあっては、重り3は単一であってそ の形状、大きさも限られ、かつ遊泳時に重り3が定位置に固定されてしまうこと から、所望の音圧、音質等の音響効果を得ることができない。音響効果は、釣果 に大きな影響を与え、対象魚によっても大きく異なるので、音響効果は調整可能 にしておく必要があるが、従来の構造では音響の調整は困難である。
【0007】 図5、図6及び図7のルアーにあっては、重り7が案内軸6に沿って自在に前 後動したり、重り9がラトルポケットから離脱したり、重り13がラトル室12 内を前後に転動したりするので、飛行時にバランスを崩して飛距離が減ったり、 遊泳時に重りがルアーの後部の方に移動し、遊泳機能が低下したりするおそれが ある。また、音響効果も単調であり画一的で、自在な調整は困難である。
【0008】 従って、本考案は、飛行時に重りをルアー上部後方側に偏在させて飛距離を増 し、遊泳時には飛行時の重りの偏在を解消させて遊泳機能を高め、かつ、音響を 調整することができるルアーを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、ルアーの下部前方から上部後方に向って ラトル室23が設けられ、該ラトル室23内に重り24が三次元的に移動可能な ように収納された構成を採用している。
【0010】
【作用】
ルアーの飛行時には、重りがラトル室内をルアーの上部後方に移動する。 ルアーの遊泳時には、重りがラトル室内をルアーの下部前方に転がり落ちる。
【0011】 重りは、ラトル室内において拘束されていない。移動も規制されていない。
【0012】
【実施例】
以下、図面に基づき、本考案に係るルアーの実施例について説明する。 実施例1 図1に示されるように、このルアーは、クランクベイト型ルアーであり、小魚 等の餌に似せた本体14を備えている。
【0013】 この本体14の下部中央と後端には、夫々アイ(止め輪)15,16が取り付 けられており、各アイ15,16には、スプリットリング17,18を介してフ ック(釣針)19,20が装着されている。
【0014】 上記本体14の前部には、リップ21が取り付けられ、該リップ21の略中央 部には、アイ22が取り付けられ、該アイ22には、必要に応じて糸を結ぶため のスプリット・リング(図示せず)が装着されている。
【0015】 ルアーの本体14内には、ルアーの前寄りの下部から後ろ寄りの上部に向って ラトル室23が設けられ、該ラトル室23内に重り24が三次元的に移動可能な ように収納されている。
【0016】 ラトル室23の上部は、ルアーの投擲時の円運動の半径線aが、最も飛行に適 した姿勢にあるルアーと交差する箇所に設定されている。ラトル室23の下部は 、遊泳時に重心が低下するよう、本体14の表層近くまで到達している。
【0017】 重り24は、球形であり、ラトル室23内に複数個装填されており、ラトル室 23内で自在な向きに転動するようになっている。重り24の形状は球形に限る ものではない。その個数も三個に限るものではない。
【0018】 しかして、ルアーの飛行時には、重り24が図1中実線位置から鎖線位置へと ラトル室23内をルアーの上部後方に移動する。重心は上記半径線a上に位置す ることとなり、ルアーはバランス良く飛行し、より遠くへ飛ぶ。
【0019】 ルアーが着水し、水中を遊泳する時には、重り24が重力でラトル室23内を ルアーの前寄りに転がり落ち、飛行時の偏在を解消する。このため、ルアーの重 心がルアーの下部寄りに移動し、ルアーの水中での運動性能が高まる。
【0020】 また、ラトル室23はルアーの下部前方から上部後方に向って斜めに伸びてい るので、ラトル室23の容積及び形状の変更の自由度が増す。かつ、重り24の 大きさ、形状、材質、個数等も自在に変更可能である。従って、ラトル室23の 容積等、重り24の大きさ等を種々組み合わせることにより、ルアーの水中での 音圧、音色等の音響効果を自在に調整することができる。
【0021】 次に、上記実施例1のルアーに関し、重り24がラトル室内を移動可能とした 試料2aと重り24をラトル室前寄りの下部に固定した試料1aの飛距離につい て比較したところ、表1のような結果を得た。この表1から明らかなように、重 心が上部後方に移動することにより20%程度飛距離を増やすことができた。
【0022】 なお、測定条件は、ライトアクションのスピニングタックル、ライン径0.2 8mm、無風状態、ルアー重量10.9gとした。
【0023】
【表1】 上記本考案品のルアー(試料3,4)と図7に示されるような構造とした従来 品のルアー(試料5)について、音圧の測定を行ったところ、表2の結果を得た 。この表2から明らかなように、音圧が向上している。
【0024】 なお、試料3,4,5において、いずれも重り24,13として金属球を用い 、全体の重量を夫々5gとし、試料3,5における重り24,13の径は3mm 、試料4における重り24の径は1mmとした。音圧の測定には、騒音計(株式 会社小野測器製)を用い、空気中にてルアーに遊泳時と同じ横向きの振動を加え つつ、集音マイクにより0.6mの距離から集音した。
【0025】
【表2】 実施例2 図2に示されるように、このルアーは、ミノー型であり、ルアーの本体25内 には、ルアーの前寄りの下部から後ろ寄りの上部に向って傾斜した三つのラトル 室26a,26b,26cがルアー前後方向に併設され、各ラトル室26a,2 6b,26c内に重り27a,27b,27cが三次元的に移動可能なように収 納されている。
【0026】 ラトル室26a,26b,26cの上部は、ルアーの投擲時の円運動の半径線 a(図1参照)が、最も飛行に適した姿勢にあるルアーと交差する箇所に設定さ れている。
【0027】 重り27a,27b,27cは、球形その他の形状であり、各ラトル室26a ,26b,26c内に一個ずつ又は複数個ずつ装填されており、ラトル室26a ,26b,26c内で自在な向きに転動するようになっている。
【0028】 しかして、ルアーの飛行時には、重り27a,27b,27cが図2中実線位 置から鎖線位置へとラトル室26a,26b,26c内をルアー上部後方に移動 する。重心は上記半径線a上に位置することとなり、ルアーはバランス良く飛行 し、より遠くへ飛ぶ。
【0029】 ルアーが着水し、水中を遊泳する時には、重り27a,27b,27cが重力 でラトル室26a,26b,26c内をルアーの下部前方に転がり落ち、飛行時 の偏在を解消する。このため、ルアーの重心の位置がルアーの下部寄りに移動し 、ルアーの水中での運動性能が高まる。
【0030】 また、この実施例においても、各ラトル室26a,26b,26cの容積及び 形状の変更の自由度が増し、重り27a,27b,27cの大きさ、形状、材質 、個数等も自在に変更可能である。従って、ラトル室26a,26b,26cの 容積等、重り27a,27b,27cの大きさ等を種々組み合わせることにより 、ルアーの水中での音圧、音色等の音響効果を自在に調整することができる。
【0031】 次に、上記実施例2のルアーに関し、重り27a,27b,27cがラトル室 内を移動可能とした試料2bと重り27a,27b,27cをラトル室下部前方 に固定した試料1bの飛距離について比較したところ、表3のような結果を得た 。この表3から明らかなように、10%程度飛距離を増やすことができた。
【0032】 なお、測定条件は、ライトアクションのスピニングタックル、ライン径0.2 8mm、無風状態、ルアー重量13.3gとした。
【0033】
【表3】 実施例3 図3に示されるように、このルアーは、ミノー型であり、ルアーの本体28内 には、ルアーの前寄りの下部から後ろ寄りの上部に向って傾斜した一つのラトル 室29が設けられ、該ラトル室29内に多数の重り30が三次元的に移動可能な ように収納されている。
【0034】 ラトル室29の上部は、ルアーの投擲時の円運動の半径線aが、最も飛行に適 した姿勢にあるルアーと交差する箇所に設定されている。 重り30は、各々球形その他の形状であり、ラトル室29内に5〜10個装填 されており、ラトル室29内で自在な向きに転動するようになっている。
【0035】 しかして、ルアーの飛行時には、すべての重り30が図3中実線位置から鎖線 位置へとラトル室29内をルアー上部後方に移動する。重心は上記半径線a上に 位置することとなり、ルアーはバランス良く飛行し、より遠くへ飛ぶ。
【0036】 ルアーが着水し、水中を遊泳する時には、重り30が重力でラトル室29内を ルアーの下部前方に転がり落ち、飛行時の偏在を解消する。このため、ルアーの 重心の位置がルアーの下部寄りに移動し、ルアーの水中での運動性能が高まる。
【0037】 また、重り30は、ラトル室29内で転動し、所望の音を発する。 この実施例においても、ラトル室29の容積及び形状の変更の自由度が増し、 重り30の大きさ、形状、材質、個数等も自在に変更可能である。従って、ラト ル室29の容積等、重り30の大きさ等を種々組み合わせることにより、ルアー の水中での音圧、音色等の音響効果を自在に調整することができる。
【0038】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果を得ることができる。 ルアーの飛行時に重りをラトル室中ルアー上部後方に移動させることができ るので、ルアーをバランス良く飛行させ、より遠くへ飛ばせることができる。 ルアーの遊泳時には、重りをラトル室中ルアーの下部前方に落下せしめ、飛 行時の偏在を自動的に解消させるので、ルアーの水中での運動性を高めることが できる。 ラトル室は、ルアーの前寄りの下部から後ろ寄りの上部に向って斜めに伸び ているので、ラトル室の容積及び形状の変更の自由度を増し、ルアーの発する音 圧、音色等を自在に調整することができる。 重りはラトル室内において拘束されておらず、また、移動を規制されてもい ないので、ラトル室内における重りの自由度が増大し、有効な音響効果を得るこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るルアーの部分切欠側面図である。
【図2】他の実施例のルアーの部分切欠側面図である。
【図3】さらに他の実施例のルアーの部分切欠側面図で
ある。
【図4】従来のルアーの部分切欠側面図である。
【図5】従来の他のルアーの部分切欠側面図である。
【図6】従来のさらに他のルアーの部分切欠側面図であ
る。
【図7】従来のさらに他のルアーの部分切欠側面図であ
る。
【符号の説明】
23,26a,26b,26c,29…ラトル室 24,27a,27b,27c,30…重り

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルアーの下部前方から上部後方に向って
    ラトル室が設けられ、該ラトル室内に重りが三次元的に
    移動可能なように収納されていることを特徴とするルア
    ー。
JP1993017667U 1993-04-08 1993-04-08 ルアー Expired - Fee Related JP2602094Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0315021U (ja) * 1989-06-26 1991-02-15
JPH03103134A (ja) * 1989-09-18 1991-04-30 Kazuhiko Ogawa 魚釣り用ミノー型ルアー装置

Patent Citations (2)

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