JPH0679123U - 油入電気機器装置 - Google Patents

油入電気機器装置

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JPH0679123U
JPH0679123U JP2711993U JP2711993U JPH0679123U JP H0679123 U JPH0679123 U JP H0679123U JP 2711993 U JP2711993 U JP 2711993U JP 2711993 U JP2711993 U JP 2711993U JP H0679123 U JPH0679123 U JP H0679123U
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JP
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oil
filled
sealed container
tank
filled electrical
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高橋  健
義明 松本
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 密封容器内に油入電気機器を絶縁媒体ととも
に内蔵し、密封容器の外部に油入電気機器のための油量
調整装置を設けた構成において、油入電気機器を収納す
るタンクの構造を簡略にすることを目的とする。 【構成】 油量調整装置をケースに密閉する。この密閉
したケースの内部を、密閉容器の内部に連通する。この
ため油量調整装置の周囲には密閉容器の内部圧力が加わ
ることになる。その結果電気機器のタンクの内外の圧力
差はなくなり、タンクの機械的強度を高める必要がなく
なる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は油入電気機器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
油入電気機器たとえば油入コンデンサの絶縁を保つために、油入コンデンサの 内圧より高い圧力で絶縁媒体たとえばSF6ガスのような絶縁ガスを密封した密 封容器を用意し、この密封容器の内部に油入コンデンサを設置することが考えら れている。一方油入コンデンサに封入されているコンデンサ油の膨張、収縮を吸 収するために、フィーディングタンク、コンサベータのような油量調整装置の併 設が要求されることがある。
【0003】 この場合油量調整装置を、密封容器内に油入コンデンサとともに内蔵すると、 その密封容器の内容積が大きくなり、密封容器そのものが大型化してしまい製作 費が高くつく。またコンデンサ油を採油して内部の異常の有無を診断する必要が あるとき、簡単にその採油ができないようになる。これを避けるためには、油量 調整装置を油入コンデンサを密封容器の外部に設置すればよい。
【0004】 一方油入コンデンサの内圧は通常0.2〜0.3気圧程度であり、また密封容 器内に封入される絶縁ガスの圧力は0.5〜5気圧程度である。そのため前記の ように油量調整装置を密封容器の外部に設置すると、油入コンデンサのタンクに はその内部圧力と絶縁ガスの圧力との差の圧力が加わることになる。したがって その差圧により油入コンデンサのタンクが変形しないように、そのタンクの機械 的強度を高める必要がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、絶縁ガスを封入した密封容器内に油入コンデンサを内蔵し、密封容 器の外部に油入コンデンサのための油量調整装置を設置するような油入電気機器 装置において、油入コンデンサのタンクの内外の圧力差をなくすことによって、 タンクの変形を回避することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、密封容器の外部に設置される油量調整装置をケースに密閉するとと もに、この密閉したケースの内部と、油入コンデンサを絶縁ガスとともに内蔵し ている密封容器の内部とを配管などにより連通したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
油量調整装置の周囲には、密封容器内の絶縁ガスと同じ圧力が常時加わること になる。油量調整装置の内部圧力は油入コンデンサの内部圧力と同じと考えられ るので、したがって油入コンデンサの内部圧力と、密封容器の内部圧力とは常時 同じとなる。そのため油入コンデンサのタンクにはその内外の圧力差はなくなる ことになり、特に機械的強度を高めなくとも、タンクの変形を回避することがで きるようになる。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図によって説明する。1は接地された密封容器、2は油量調 整装置を必要とする油入コンデンサ、たとえばタンク形の油入コンデンサで、タ ンク内にコンデンサ素子がコンデンサ油とともに封入されてあり、このタンクは 密封容器1に対して絶縁碍子3によって絶縁されて密封容器1内に設置される。 密封容器1内には絶縁媒体として絶縁ガスが封入されている。油入コンデンサ2 から引き出された導体4は、絶縁スペーサ5を介して密封容器1の外部に導出さ れる。
【0009】 密封容器1の上部、たとえば密封容器1の上蓋に、絶縁スペーサ6を取り付け て、この絶縁スペーサ6の中心に管体7を固定する。これにより管体7は密封容 器1に対して絶縁して設置される。絶縁スペーサ7の上部には油ポケット室8が 設置されている。管体7の下端はパイプ9を介して油入コンデンサ2の内部に連 通しており、また上端は油ポケット室8に開口している。
【0010】 油ポケット室8はパイプ10を介して、密封容器1の外部に設置された油量調 整装置11の内部に連通している。図に示す油量調整装置11は複数のフィーデ ィングタンク(通称FT)によって構成されたものを示し、油入コンデンサ2内 部のコンデンサ油の膨張、収縮に応じて、これを吸収するようにフィーディング タンクの内容積が増減するように作用する。
【0011】 本考案にしたがい、油量調整装置11をケース12内に密閉する。そしてこの ケース12の内部と密閉容器1の内部とを、配管13を介して連通させる。14 は配管13に設けられたバルブである。
【0012】 以上の構成によると、油量調整装置11の周囲には、密封容器1の内部と同じ 圧力が常時加わることになる。油量調整装置11の内部は油入コンデンサ2の内 部圧力と同じであるので、したがって油入コンデンサ2の内部圧力と密封容器の 内部圧力とは常時同じとなり、油入コンデンサ2のタンクの内外の圧力差はほと んどなくなる。
【0013】 これにより油入コンデンサ2として、そのタンクの壁を厚くしたり、補強部材 を設けたりして機械的強度を高める必要はなくなり、それだけタンクの構成を簡 単かつ軽減することができるようになるし、製作費も低減する。
【0014】 また密封容器1に封入する絶縁ガスの圧力を充分に高めても、油入コンデンサ 2のタンクの内外には圧力差が加わらないので、絶縁ガスの圧力を充分に高めて もよい。一方絶縁ガスの圧力を高めれば、比例的に油入コンデンサ2のコロナ放 電開始電圧が高くなるので、したがって油入コンデンサの耐電圧性能を高めるこ とができるようになって都合がよい。
【0015】 なお前記した説明は、いずれも油入コンデンサを対象としているが、これに限 られず、他の油入電気機器たとえば油入変圧器のような油入電磁機器に適用され る。また絶縁ガスを使用した場合についてのみ説明したが、他の絶縁媒体たとえ ば絶縁油であってもよく、要は油入電気機器内部の絶縁油とは封入圧力に差があ る場合に本考案は適用できる。
【0016】 更に油量調整装置としてフィーディングタンクを使用したものについて説明し たが、そのほかたとえばゴム膜などにより密閉されているコンサベータであって もよい。この種コンサベータは、ケースの内部をゴム膜により気密に仕切ってお き、ゴム膜の下方を電気機器の内部に連通して構成されるので、そのゴム膜の上 部を密閉容器11と連通するようにしておけばよい。
【0017】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、油量調整機構を必要とする油入電気機器 を、内部に絶縁媒体を封入した密閉容器の内部に設置した場合、油入電気機器の タンクの内外圧力差を軽減することができ、したがってそのタンクの構成を簡略 化することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】図1の一部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 密封容器 2 油入コンデンサ 11 油量調整装置 12 ケース 13 配管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電気機器を絶縁油とともに封入し
    てなる油入電気機器を、前記油入電気機器内の絶縁油の
    封入圧力とは異なる圧力で封入される絶縁媒体とともに
    密封容器に密封するとともに、前記油入電気機器の油量
    調整装置を前記密封容器の外部に設置してなる油入電気
    機器装置において、前記油量調整装置をケース内に密閉
    し、前記ケースを前記密閉容器内に連通してなる油入電
    気機器装置。
JP1993027119U 1993-04-12 1993-04-12 油入電気機器装置 Expired - Lifetime JP2576568Y2 (ja)

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JPH0679123U true JPH0679123U (ja) 1994-11-04
JP2576568Y2 JP2576568Y2 (ja) 1998-07-16

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