JPH0679072A - 袋体への詰物挿入装置 - Google Patents

袋体への詰物挿入装置

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JPH0679072A
JPH0679072A JP27764392A JP27764392A JPH0679072A JP H0679072 A JPH0679072 A JP H0679072A JP 27764392 A JP27764392 A JP 27764392A JP 27764392 A JP27764392 A JP 27764392A JP H0679072 A JPH0679072 A JP H0679072A
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JP
Japan
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bag
cylindrical
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JP27764392A
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English (en)
Inventor
Misaburo Hoshino
巳三郎 星野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の小室をもつ袋体の各小室内へ、一定量
の詰物を均一化して挿入することができる袋体への詰物
挿入装置の提供を目的とする。 【構成】 挿入すべき袋に対応した数の筒状の升を隣接
配置し、升の端部で升の開口を閉じたり開いたりする可
動板を配設した升集合体を設けた。この升集合体の一端
には升内の収容物を導き出し、その一部が変形可能な筒
体からなる導出体を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の小室を有する袋
体への収容物を、各小室に対して、一定量を同時に挿入
できるように改善した袋体への詰物挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の従来例として、枕への詰物を挿
入する場合を例として説明する。この従来例で説明する
枕は、寝返り等によって生じる枕の変形を防止すると共
に、枕自体を軟らかく設定することができる多層枕を例
に説明する。枕の変形を防止するには、詰物を一杯に詰
めることである程度の対応はできるが、詰物を多くする
と枕が固くなり、睡眠中に頭が痛くなって目覚めてしま
うことがある。よって、固くなく変形の少ない枕として
は、本件出願人の考案による多層枕(実願平1−176
245号)がある。この多層枕について図7を参照して
説明する。図7は本発明の袋体への詰物挿入装置に使用
される多層枕の断面を示す説明図である。図7で示すよ
うに多層枕60は、袋体62の中に更に小さな袋状の小
室を集合し、各小室64に対して枕の詰物である小豆6
6等を一杯に詰めることなく、余裕を持たせて封入した
ものである。各小室に対して余裕を持って小豆を詰めた
ことと、袋体62内の小室間に筒状の空間68が形成さ
れたことによって、枕全体が軟らかく形成される。ま
た、複数の小室64を隣接配置したことによって、小室
内の小豆が移動しようとしても、隣接した少室内の小豆
が邪魔になって移動を阻止するように作用するから、枕
の変形が少ないという作用、効果を持っている。この多
層枕60に対して、従来は詰物としての小豆66が、各
小室64内で平均化して存在するように、手で少しづつ
挿入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】固くなく変形の生じに
くい多層枕60も、小室64内に入れる小豆の量が一定
し、しかも各小室内には平均的な厚みを持たせて挿入し
なければならない。すなわち、各小室に対し一定量の小
豆を入れても、各小室には小豆を一杯に詰めることな
く、余裕を持って挿入するから、単に入れただけでは、
小室内で小豆が片寄って位置してしまう。このような現
象は、枕としての全体の形状に影響を与えるだけでな
く、袋体62内全体に存在する小室同士の熱伝導が悪く
なることと、内部に形成される空間68も変形して直線
状にならないから、通気穴としての空間68の役目も悪
化して、放熱効果が落るという欠点があった。また、小
豆の片寄りは、平均的に位置させた場合に比ペて、互い
に小豆の移動を阻止するという作用も悪くなって、変形
を防止する効果が悪化するという欠点も持っていた。し
たがって、小豆を各小室に対し平均的に入れるには、袋
体62を枕の使用状態と同様にして置き、床面側の小室
から少しづつ小豆を、各小室に対して何度も挿入しなけ
ればならず、一度に挿入することができなかった。これ
は小室毎に一度に挿入すると、挿入した小豆でその小室
がぶくらむが隣の小室空間が侵されてしまいそこに小豆
が入らないという不具合が生じるからである。よって、
袋体62内に小豆を入れる作業が非常に面倒であり作業
能率が悪いという欠点があった。本発明は、このような
不具合を解消するためになされたものであり、多層枕の
各小室内等に、一度でしかも平均化して位置させること
のできる袋体への詰物挿入装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、本発明は次のような構成としている。挿入すべき
袋に対応した数の筒状の升を隣接配置し、升の端部で升
の開口を閉じたり開いたりする可動板を配設した升集合
体を設けた。この升集合体の一端には、升内の収容物を
導き出す変形可能な筒体からなる導出体を配設したもの
である。
【0005】
【作用】筒状の升の底部に設けた可動板で、升の底部開
口を閉じると各升内には、袋体への詰物を一定量だけ収
容することができる。一方、導出体は詰物を入れる袋体
の内部に挿入されるが、導出体を形成する筒体は変形可
能であるから、袋体内に1本づつ簡単に挿入することが
できる。可動板を開く方向に移動すると、収容された詰
物は導出体によって導かれ、升から袋内に瞬時に落下す
る。一定量の詰物を各小室に対して瞬時に落すことによ
り、小室内には平均化した状態で詰物が存在することに
なるものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して説
明する。図1は本発明の袋体への詰物挿入装置を示す斜
視図、図2は図1の枠体を示す斜視図、図3は図1の要
部を分解して示す斜視図、図4は図3で示した升集合体
の可動板を移動した状態の斜視図、図5は図4の断面を
示す説明図である。図1で示すように本発明の袋体への
詰物挿入装置10は、この装置の外枠である枠体20
と、この枠体の最上段に設けたホッパー15と、このホ
ッパーに入れた収容物としての詰物を必要量だけ選出す
る升集合体30と、この升集合体に収容した詰物を袋体
に導き出す導出体40とからなる。これらを更に詳細に
説明すると、図2で示すように枠体20は、L形アング
ルや柱材を折曲したり接合したりして、縦方向に長く設
定した枠本体22と、この枠本体を区分するように設け
た第1の棚24と、第2の棚25とからなる。下段であ
る第2の棚25には、コ字形に壁面27を設けて、第2
の棚面を二分している。このような枠体20には、図3
で示すホッパー15と升集合体30及び導出体40とを
装着する。図1で示すように升集合体30は第1の棚2
4上に配置され、更にその上にはホッパー15が載置さ
れる。第1の棚24からは導出体40が吊り下げられ、
導出体の最下端は第2の棚25上の壁面27内に位置す
る。図3で示すようにホッパー15は、台形を逆さにし
た形状の箱であり、ここには袋体への詰物となる小豆等
を投入する一般的なホッパー15である。
【0007】図3で示すように升集合体30は、その上
下面を開口した枠形の箱本体32と、この上下面の開口
を塞ぐように配設した板状の第1の可動板36と第2の
可動板38とからなる。これらの可動板はスライド移動
するように、箱本体32に設けられ図示しない溝内を移
動すると共に、その先端部は箱本体から突出され、スラ
イド移動する場合の取手となる。箱本体32から突出し
た第1の可動板36の先端と箱本体32とは布状物より
なるストッパー37で接続され、第1の可動板36が箱
本体32から外れないように配慮している。第1の可動
板36自体に、図示しない溝内で当接する一体化ストッ
パーを設けなかったのは、ホッパー内の小豆が溝内の余
分な空間に入り込んで可動板の動きを悪化させることを
考慮したものである。図4で示すようにこの箱本体32
の内部には、仕切板31で筒形に小区分された筒状の升
33を設けている。この筒状の升33は、枕を形成する
袋体内に設けた小室の数に対応して設けており、升の大
きさによって詰物の量を設定することができる。また、
筒状の升33に隣接して箱本体32の内部には、その開
口を塞ぐように傾斜板35を設けており、ホッパー15
内に収容した詰物を、筒状の升33側に送り込めるよう
に設定している。筒状の升33は上下の両端が開口して
おり、第1の可動板36と第2の可動板38とで、その
開口を塞ぐことによって、一定量の詰物を選出する升を
形成している。すなわち、図5を参照してこれを説明す
ると、第2の可動板38で筒状の升33の底面を塞ぎ、
第1の可動板36を開くと点線の位置に移動して升の上
部を開口する。するとホッパー15から筒状の升内に収
容物の小豆が落下して升内を満たす。ここで第1の可動
板36を実線で示すように移動して升の上面を塞ぐと、
升内には設定した必要量の小豆がホッパー内の小豆と分
離される。更に、第2の可動板38を開く方向にスライ
ド移動すると筒状の升33内に残った小豆が導出体40
に向って落下するようにしたものである。
【0008】図3で示すように導出体40は、升集合体
30を形成する箱本体32の下部裏面側に取付けられる
ものであり、筒状の升33に対応した大きさと数とで筒
の集合体を形成している。この筒の上部は、布や皮等の
如く変形可能な軟質材を用いた袋状の筒42で形成さ
れ、下部は合成樹脂製のパイプ材等を用いた筒体45で
ある。両者は固着され、筒体45が袋状の筒42で吊り
下げられた状態に設定している。袋状の筒42に軟質材
を用いたのは、袋状の筒42が動く範囲で、筒体45を
変移させることができるようにした為である。袋状の筒
42の開口部は、升集合体30を形成する筒状の升33
から落下する収容物の受口43であり、筒体45側に向
ってじょうごのように形成している。一方、これに接続
した筒体45は、その断面を長円形として、小豆を挿入
したあとの小室の形状と一致するように設定している。
以上説明したこれらの升集合体30や導出体40等は前
述したように図1で示す如く組立てられる。
【0009】このように構成した袋体への詰物挿入装置
10の使用例として、前述した多層枕を例に図面を参照
して説明する。図6は本発明の袋体への詰物挿入装置に
袋体を装着した状態を示す説明図である。図7で説明し
た多層枕を形成する袋体62は、図6で示すように本発
明の袋体への詰物挿入装置10に装着する。すなわち、
詰物を挿入できるようにその一辺を開口した袋体62の
開口を、導出体40側に向けて第2の棚25上に置き、
筒体45を図7で示した少室64の中へ1本づつ入れる
ことで装着する。小室64と筒体45とは同じ配列に設
定されていることと、筒体45上部の袋状の筒42が自
由に変移できることから、容易に筒体45を小室64内
に装着することができる。また、袋体への詰め物挿入装
置10には、升集合体に設けた第1の可動板36と第2
の可動板38とを、図3で示すように箱本体32の中に
入れた状態に設定してから、ホッパー15内に詰物とし
ての小豆等をあらかじめ投入しておく。
【0010】ついで、図5の点線で示したように、第1
の可動板36を引き出すと、升集合体30の筒状の升3
3の上部が開口され、ホッパー15内から小豆が落下し
て升内に充満する。このような状態で第1の可動板36
を図5の実線で示すように移動して閉じると、筒状の升
33内には必要量の小豆が隔離される。この筒状の升3
3は、袋体62の挿入すべき小室に入れる量に設定され
ているから、第1の可動板36をスライド操作するだけ
で、必要量が選出できる。
【0011】筒状の升33内に小豆を隔離した状態で、
第2の可動板38を箱本体32から引き出すと、筒状の
升33の底部が開口されたことになるから、升内の小豆
が落下する。この小豆は、導出体40を形成する袋状の
筒42と筒体45を通って、袋体62の小室64内に落
下する。図6からも判明するように、小室内には筒体4
5が挿入されているから、この状態では小室内に小豆が
完全に挿入されることなく、筒体45内にも存在してい
る状態である。よって、袋体62を第2の棚25から床
面側に降すと、筒体45が小室から抜けると共に、小豆
が小室内に残って挿入されたことになる。筒状の升33
から小豆が落下する時に、第2の可動板38の移動する
時間差によって、小豆の落下量は升毎に多少の差はあ
る。しかし、図6で示す筒体45内には、小豆が一旦滞
留されるから、袋体62を第2の棚25から降すことに
よって、小室内には同時に小豆が挿入されることにな
る。したがって、小室内には均一化された状態で小豆が
挿入され、従来例の如く手で入れた時のように不均一に
なることはない。
【0012】小室に小豆の入った袋体は、その開口部を
縫い合せすることによって、枕を形成することができ
る。よって、以上説明したように第1の可動板36を開
閉し、ついで、第2の可動板38を開にするだけで、一
定量の小豆を複数の小室内に均一化して入れることがで
きるものである。本発明の袋体への詰物挿入装置は、多
層枕に限ることなく、複数個の収納部を持つ物品であれ
ば有効に活用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の小室をもつ袋体内に、一定量の詰物を同時に挿入で
きるようにしたことによって、多くの効果を得ることが
できた。すなわち、従来の手作業に比べて作業能率が向
上しただけでなく、小室内に対し一定条件で詰物を挿入
することができるから、袋体の変形も無くばらつきの少
ない一定した品質の製品が得られるようになった。詰物
の挿入は可動板の開閉操作だけであるから、作業が簡単
であり、しかも詰物は自然落下によって挿入され、動力
が不要で騒音の発生も無く、省資源の装置である。子供
用、大人用の枕に対しては、升内に適当な厚さの板を貼
ることによって容量を縮小し、升内の体積を変えること
ができるから、調節が簡単であるなど、多くの効果を得
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の袋体への詰物挿入装置を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の枠体を示す斜視図である。
【図3】図1の要部を分解して示す斜視図である。
【図4】図3で示した升集合体の可動板を移動した状態
の斜視図である。
【図5】図4の断面を示す説明図である。
【図6】本発明の袋体への詰物挿入装置に、袋体を装着
した状態を示す説明図である。
【図7】本発明の袋体への詰物挿入装置に使用される多
層枕の断面を示す説明図である。
【符号の説明】
10 袋体への詰物挿入装置 15 ホッパー 20 枠体 30 升集合体 33 筒状の升 36 第1の可動板 38 第2の可動板 40 導出体 42 袋状の筒 45 筒体 60 多層枕 62 袋体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の筒状の升を隣接配置し、それら
    の升の端部で升の開口を閉じたり開いたりする可動板で
    覆った升集合体と、 この升集合体の升の一端に配設され、前記升のそれぞれ
    に対応して升内の収容物を、変形可能な筒体を介して導
    出する導出体と、 この導出体と前記升集合体とを支持する枠体とからなる
    ことを特徴とする袋体への詰物挿入装置。
JP27764392A 1992-09-03 1992-09-03 袋体への詰物挿入装置 Pending JPH0679072A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27764392A JPH0679072A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 袋体への詰物挿入装置

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JP27764392A JPH0679072A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 袋体への詰物挿入装置

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Publication Number Publication Date
JPH0679072A true JPH0679072A (ja) 1994-03-22

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ID=17586290

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27764392A Pending JPH0679072A (ja) 1992-09-03 1992-09-03 袋体への詰物挿入装置

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JP (1) JPH0679072A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7285010B2 (en) 2001-05-15 2007-10-23 Ebara Corporation TDI detecting device, a feed-through equipment and electron beam apparatus using these devices

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7285010B2 (en) 2001-05-15 2007-10-23 Ebara Corporation TDI detecting device, a feed-through equipment and electron beam apparatus using these devices
US7521692B2 (en) 2001-05-15 2009-04-21 Ebara Corporation TDI detecting device, a feed-through equipment, an electron beam apparatus using these device and equipment, and a semiconductor device manufacturing method using the same electron beam apparatus

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