JPH0678403A - 蓄電池の故障診断装置 - Google Patents
蓄電池の故障診断装置Info
- Publication number
- JPH0678403A JPH0678403A JP13739792A JP13739792A JPH0678403A JP H0678403 A JPH0678403 A JP H0678403A JP 13739792 A JP13739792 A JP 13739792A JP 13739792 A JP13739792 A JP 13739792A JP H0678403 A JPH0678403 A JP H0678403A
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- Japan
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- storage battery
- light emitting
- emitting diode
- failure
- battery
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- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 蓄電池を構成している単電池の故障判定及び
保守点検が無接触で行うことができるようにしたもので
ある。 【構成】 蓄電池を構成する単電池Ｂ1，Ｂ2…の正負極
間にツェナーダイオードＺＤと発光ダイオードＬＥＤの
直列回路Ｓ1，Ｓ2…と並列に接続する。単電池Ｂ1が例
えば故障していると、直列回路Ｓ1間に印加される電圧
が単電池Ｂ1のときの電圧より上昇し、ツェナーダイオ
ードＺＤのツェナー領域より高くなる。これにより発光
ダイオードＬＥＤが点灯することから単電池の故障判定
ができる。
保守点検が無接触で行うことができるようにしたもので
ある。 【構成】 蓄電池を構成する単電池Ｂ1，Ｂ2…の正負極
間にツェナーダイオードＺＤと発光ダイオードＬＥＤの
直列回路Ｓ1，Ｓ2…と並列に接続する。単電池Ｂ1が例
えば故障していると、直列回路Ｓ1間に印加される電圧
が単電池Ｂ1のときの電圧より上昇し、ツェナーダイオ
ードＺＤのツェナー領域より高くなる。これにより発光
ダイオードＬＥＤが点灯することから単電池の故障判定
ができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば電気自動車に
搭載される蓄電池の故障診断装置に関するものである。
搭載される蓄電池の故障診断装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】電気自動車は低公害車であるといわれて
いるが、一充電当たりの時間が長くかつ一充電当たりの
走行距離が短いため、現在あまり普及していない。しか
し、近年、電気自動車用のバッテリに改良が加えられて
一回当たりの充電時間が極めて短時間でできるようにな
るとともに一充電当たりの走行距離も長く採れるように
なりつつある。このため、一定の距離毎に電気自動車用
充電スタンドを設置すれば、長い距離の走行が可能とな
る。
いるが、一充電当たりの時間が長くかつ一充電当たりの
走行距離が短いため、現在あまり普及していない。しか
し、近年、電気自動車用のバッテリに改良が加えられて
一回当たりの充電時間が極めて短時間でできるようにな
るとともに一充電当たりの走行距離も長く採れるように
なりつつある。このため、一定の距離毎に電気自動車用
充電スタンドを設置すれば、長い距離の走行が可能とな
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】電気自動車に搭載され
る蓄電池の電圧は３００〜５００Ｖと非常に高い。この
電圧を得るために蓄電池を構成する単電池を３００個程
度も直列に接続する構成を採っている。単電池が数百個
も直列接続されていると、その中から数個の不良の単電
池を見付け出すのは極めてむずかしい。この理由は不良
の単電池を検出するために通常、数百個直列に接続され
ている単電池の配線を全部取り外し、単電池１個１個点
検しなければ、故障の電池を見い出すことはできないか
らである。また、数百ボルトも印加されている電池の配
線を取り外すには安全性においても問題がある。
る蓄電池の電圧は３００〜５００Ｖと非常に高い。この
電圧を得るために蓄電池を構成する単電池を３００個程
度も直列に接続する構成を採っている。単電池が数百個
も直列接続されていると、その中から数個の不良の単電
池を見付け出すのは極めてむずかしい。この理由は不良
の単電池を検出するために通常、数百個直列に接続され
ている単電池の配線を全部取り外し、単電池１個１個点
検しなければ、故障の電池を見い出すことはできないか
らである。また、数百ボルトも印加されている電池の配
線を取り外すには安全性においても問題がある。
【０００４】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、故障している単電池を無接触で良否の判定ができ
るとともに保守点検の安全性を図ることができるように
した蓄電池の故障診断装置を提供することを目的とす
る。
ので、故障している単電池を無接触で良否の判定ができ
るとともに保守点検の安全性を図ることができるように
した蓄電池の故障診断装置を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、第１の発明は蓄電池を構成する単電池
の正負極間にツェナーダイオードと発光ダイオードから
なる直列回路を並列接続したことを特徴とするものであ
る。
達成するために、第１の発明は蓄電池を構成する単電池
の正負極間にツェナーダイオードと発光ダイオードから
なる直列回路を並列接続したことを特徴とするものであ
る。
【０００６】第２発明は蓄電池を覆う保護カバーに複数
の窓を発光ダイオードの位置に合わせて設けたものであ
る。
の窓を発光ダイオードの位置に合わせて設けたものであ
る。
【０００７】第３発明は発光ダイオードに替えてフォト
カプラを設けたものである。
カプラを設けたものである。
【０００８】第４発明は蓄電池を構成する単電池の正負
極間にＩＣメモリを並列接続し、各単電池に温度情報，
ガス情報および印加電圧を検出するセンサを設け、この
センサで検出した出力をＩＣメモリに記憶させ、このＩ
Ｃメモリの内容を読み出し装置により読み出して単電池
の良否を判定することを特徴とするものである。
極間にＩＣメモリを並列接続し、各単電池に温度情報，
ガス情報および印加電圧を検出するセンサを設け、この
センサで検出した出力をＩＣメモリに記憶させ、このＩ
Ｃメモリの内容を読み出し装置により読み出して単電池
の良否を判定することを特徴とするものである。
【０００９】第５発明は蓄電地を構成する単電池の正負
間に抵抗を並列接続し、この抵抗の印加電圧を分圧する
分圧点と、発光ダイオードとトランジスタの直列回路を
構成するトランジスタのベースをインバータを介して接
続して単電池の短絡故障を判定することを特徴とするも
のである。
間に抵抗を並列接続し、この抵抗の印加電圧を分圧する
分圧点と、発光ダイオードとトランジスタの直列回路を
構成するトランジスタのベースをインバータを介して接
続して単電池の短絡故障を判定することを特徴とするも
のである。
【００１０】
【作用】単電池が故障すると、その単電池間に印加され
る電圧が上昇し、ツェナーダイオードのツェナー領域を
越す。これにより発光ダイオードが点灯して単電池の故
障であることを報知する。また、単電池の保守点検時に
ＩＣメモリに記憶されている情報を読み出して単電池の
良否の診断に用いる。また、単電池に短絡故障が発生す
ると、単電池に並列接続される抵抗にでんあつ印加され
なくなり、インバータの出力がローレベルよりハイレベ
ルになりインバータに接続されたトランジスタが導通
し、発光ダイオードが点灯する。
る電圧が上昇し、ツェナーダイオードのツェナー領域を
越す。これにより発光ダイオードが点灯して単電池の故
障であることを報知する。また、単電池の保守点検時に
ＩＣメモリに記憶されている情報を読み出して単電池の
良否の診断に用いる。また、単電池に短絡故障が発生す
ると、単電池に並列接続される抵抗にでんあつ印加され
なくなり、インバータの出力がローレベルよりハイレベ
ルになりインバータに接続されたトランジスタが導通
し、発光ダイオードが点灯する。
【００１１】
【実施例】以下この発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１において、Ｂ1，Ｂ2…は数百ボルトの蓄電
池を構成する単電池で、これら単電池Ｂ1，Ｂ2…の正負
極間にはツェナーダイオードＺＤと発光ダイオードＬＥ
Ｄからなる直列回路Ｓ1，Ｓ2…を並列に接続する。この
ような構成にすると、例えば単電池Ｂ1が故障したと
き、単電池Ｂ1間には単電池Ｂ1以上の電圧が印加される
ようになる。この印加電圧がツェナーダイオードＺＤの
ツェナー領域を越えると、発光ダイオードＬＥＤは点灯
する。この発光ダイオードＬＥＤが点灯したことによ
り、単電池Ｂ1は故障であることが判定できる。
明する。図１において、Ｂ1，Ｂ2…は数百ボルトの蓄電
池を構成する単電池で、これら単電池Ｂ1，Ｂ2…の正負
極間にはツェナーダイオードＺＤと発光ダイオードＬＥ
Ｄからなる直列回路Ｓ1，Ｓ2…を並列に接続する。この
ような構成にすると、例えば単電池Ｂ1が故障したと
き、単電池Ｂ1間には単電池Ｂ1以上の電圧が印加される
ようになる。この印加電圧がツェナーダイオードＺＤの
ツェナー領域を越えると、発光ダイオードＬＥＤは点灯
する。この発光ダイオードＬＥＤが点灯したことによ
り、単電池Ｂ1は故障であることが判定できる。
【００１２】図２（ａ），（ｂ）は保護カバーＰＲＣ
で、蓄電池Ｂを覆って各単電池Ｂ1，Ｂ2…に取り付けた
発光ダイオードＬＥＤの位置に合わせて保護カバーＰＲ
Ｃに発光ダイオードＬＥＤの発光状態視認窓Ｗ1，Ｗ2…
を設けた実施例である。この実施例では発光ダイオード
ＬＥＤが点灯していれば保護カバーＰＲＣの発光状態視
認窓Ｗ1，Ｗ2…から故障の単電池Ｂ1，Ｂ2…が即座に判
定できる。
で、蓄電池Ｂを覆って各単電池Ｂ1，Ｂ2…に取り付けた
発光ダイオードＬＥＤの位置に合わせて保護カバーＰＲ
Ｃに発光ダイオードＬＥＤの発光状態視認窓Ｗ1，Ｗ2…
を設けた実施例である。この実施例では発光ダイオード
ＬＥＤが点灯していれば保護カバーＰＲＣの発光状態視
認窓Ｗ1，Ｗ2…から故障の単電池Ｂ1，Ｂ2…が即座に判
定できる。
【００１３】図３は発光ダイオードＬＥＤとフォトトラ
ンジスタＰＨＴからなるフォトカプラＰＨＣを発光ダイ
オードＬＥＤに替えて設けた実施例で、この実施例では
フォトカプラＰＨＣが検出した信号を図示しない制御回
路に導くことにより遠方にて単電池の故障が判定でき
る。
ンジスタＰＨＴからなるフォトカプラＰＨＣを発光ダイ
オードＬＥＤに替えて設けた実施例で、この実施例では
フォトカプラＰＨＣが検出した信号を図示しない制御回
路に導くことにより遠方にて単電池の故障が判定でき
る。
【００１４】図４はツェナーダイオードＺＤと発光ダイ
オードＬＥＤの直列回路Ｓ1，Ｓ2…に替えてＩＣメモリ
ＩＣ1，ＩＣ2…を設けかつ単電池Ｂ1，Ｂ2…の温度情
報、ガス情報や印加電圧をセンサーＤＥＴ1，ＤＥＴ2…
で検出してこれらをＩＣメモリＩＣ1，ＩＣ2…に記憶さ
せた実施例で、この実施例を用いれば蓄電池の保守点検
にＩＣメモリＩＣ1，ＩＣ2…の内容を読み出して装置Ｒ
Ｅにより、読み出した後、良否判定装置ＪＤで単電池Ｂ
1，Ｂ2の良否を判定すれば蓄電池や無接触で保守点検が
できるようになる。
オードＬＥＤの直列回路Ｓ1，Ｓ2…に替えてＩＣメモリ
ＩＣ1，ＩＣ2…を設けかつ単電池Ｂ1，Ｂ2…の温度情
報、ガス情報や印加電圧をセンサーＤＥＴ1，ＤＥＴ2…
で検出してこれらをＩＣメモリＩＣ1，ＩＣ2…に記憶さ
せた実施例で、この実施例を用いれば蓄電池の保守点検
にＩＣメモリＩＣ1，ＩＣ2…の内容を読み出して装置Ｒ
Ｅにより、読み出した後、良否判定装置ＪＤで単電池Ｂ
1，Ｂ2の良否を判定すれば蓄電池や無接触で保守点検が
できるようになる。
【００１５】図５は単電池Ｂ1，Ｂ2…にそれぞれ並列に
抵抗Ｒ1、Ｒ2…が接続されており、各抵抗Ｒ1、Ｒ2に印
加される電圧を所要の電圧に分圧する分圧点よりインバ
ータＩＮＶ1、ＩＮＶ2…を介してトランジスタＴＲ1、
ＴＲ2…の各ベースに接続され、前記トランジスタＴ
Ｒ1、ＴＲ2…はそれぞれ発光ダイオードＬＥＤ1、ＬＥ
Ｄ2…と直列接続されている。このように構成される蓄
電地の短絡判別装置Ｌ1、Ｌ2…は例えば、単電池Ｂ1に
短絡故障が発生すると、単電池Ｂ1と並列接続されてい
る抵抗Ｒ1には電圧が印加されなくなり、この抵抗Ｒ1の
分圧点に接続されているインバータＩＮＶ1の出力はロ
ーレベルからハイレベルになり、トランジスタＴＲ1が
導通する。トランジスタＴＲ1が導通すると、発光ダイ
オードＬＥＤ1にも電流が流れて点灯する。この発光ダ
イオードＬＥＤ1が点灯することによって単電池Ｂ1の短
絡故障であることを判別することができる。また、第１
発明の単電池の開路故障と第５発明の短絡故障の発光ダ
イオードの発光色を区別することで、単電池の開路故障
と短絡故障を区別することができる。
抵抗Ｒ1、Ｒ2…が接続されており、各抵抗Ｒ1、Ｒ2に印
加される電圧を所要の電圧に分圧する分圧点よりインバ
ータＩＮＶ1、ＩＮＶ2…を介してトランジスタＴＲ1、
ＴＲ2…の各ベースに接続され、前記トランジスタＴ
Ｒ1、ＴＲ2…はそれぞれ発光ダイオードＬＥＤ1、ＬＥ
Ｄ2…と直列接続されている。このように構成される蓄
電地の短絡判別装置Ｌ1、Ｌ2…は例えば、単電池Ｂ1に
短絡故障が発生すると、単電池Ｂ1と並列接続されてい
る抵抗Ｒ1には電圧が印加されなくなり、この抵抗Ｒ1の
分圧点に接続されているインバータＩＮＶ1の出力はロ
ーレベルからハイレベルになり、トランジスタＴＲ1が
導通する。トランジスタＴＲ1が導通すると、発光ダイ
オードＬＥＤ1にも電流が流れて点灯する。この発光ダ
イオードＬＥＤ1が点灯することによって単電池Ｂ1の短
絡故障であることを判別することができる。また、第１
発明の単電池の開路故障と第５発明の短絡故障の発光ダ
イオードの発光色を区別することで、単電池の開路故障
と短絡故障を区別することができる。
【００１６】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
蓄電池を構成している単電池の故障判定及び保守点検が
無接触で行うことができ、安全性に富む利点がある。
蓄電池を構成している単電池の故障判定及び保守点検が
無接触で行うことができ、安全性に富む利点がある。
【図１】この発明の一実施例を示す構成説明図、
【図２】この発明の第２実施例を示すもので、（ａ）は
概略的な正面図、（ｂ）は概略的な平面図、
概略的な正面図、（ｂ）は概略的な平面図、
【図３】この発明の第３実施例を示す構成説明図、
【図４】この発明の第４実施例を示す構成説明図、
【図５】この発明の第５実施例を示す構成説明図。
Ｂ1，Ｂ2…単電池、ＺＤ…ツェナーダイオード、ＬＥＤ
…発光ダイオード、Ｓ1，Ｓ2…直列回路。
…発光ダイオード、Ｓ1，Ｓ2…直列回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 博之 東京都目黒区碑文谷４丁目22番13号 北斗 電工株式会社内 (72)発明者 堀江 英明 神奈川県横浜市神奈川区宝町２番地 日産 自動車株式会社内
Claims (5)
- 【請求項１】 蓄電池を構成する単電池の正負極間にツ
ェナーダイオードと発光ダイオードからなる直列回路を
並列接続したことを特徴とする蓄電池の故障診断装置。 - 【請求項２】 蓄電池を覆う保護カバーに複数の窓を発
光ダイオードの位置に合わせて設けたことを特徴とする
請求項１に記載の蓄電池の故障診断装置。 - 【請求項３】 発光ダイオードに替えてフォトカプラを
設けたことを特徴とする請求項１に記載の蓄電池の故障
診断装置。 - 【請求項４】 蓄電池を構成する単電池の正負極間にＩ
Ｃメモリを並列接続し、各単電池に温度情報，ガス情報
および印加電圧を検出するセンサを設け、このセンサで
検出した出力をＩＣメモリに記憶させ、このＩＣメモリ
の内容を読み出し装置により読み出して単電池の良否を
判定することを特徴とする蓄電池の故障診断装置。 - 【請求項５】 蓄電地を構成する単電池の正負間に抵抗
を並列接続し、この抵抗の印加電圧を分圧する分圧点
と、発光ダイオードとトランジスタの直列回路を構成す
るトランジスタのベースをインバータを介して接続して
単電池の短絡故障を判定することを特徴とする蓄電地の
故障診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13739792A JP3226960B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 蓄電池の故障診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13739792A JP3226960B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 蓄電池の故障診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0678403A true JPH0678403A (ja) | 1994-03-18 |
| JP3226960B2 JP3226960B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=15197709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13739792A Expired - Lifetime JP3226960B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 蓄電池の故障診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3226960B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0677912A2 (de) * | 1994-04-13 | 1995-10-18 | Rolf Dr. Zinniker | Ladeschaltung für Batterien |
| CN103660951A (zh) * | 2012-09-05 | 2014-03-26 | 中国北车股份有限公司大连电力牵引研发中心 | 轨道车辆的电压指示装置和轨道车辆 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP13739792A patent/JP3226960B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0677912A2 (de) * | 1994-04-13 | 1995-10-18 | Rolf Dr. Zinniker | Ladeschaltung für Batterien |
| EP0677912A3 (de) * | 1994-04-13 | 1996-02-14 | Rolf Dr Zinniker | Ladeschaltung für Batterien. |
| CN103660951A (zh) * | 2012-09-05 | 2014-03-26 | 中国北车股份有限公司大连电力牵引研发中心 | 轨道车辆的电压指示装置和轨道车辆 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3226960B2 (ja) | 2001-11-12 |
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Legal Events
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