JPH0678297B2 - カルバメートの製造法 - Google Patents
カルバメートの製造法Info
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
関する。さらに詳しくは、ニトロベンゼン誘導体、ギ酸
エステルおよび一酸化炭素を反応物として還元性カルボ
ニル化反応を行うことによりカルバメートを生成する製
造法に関する。
バメートはコリンエステラーゼおよびアセチルコリンエ
ステラーゼの抑制剤であり、取扱上比較的安全と認めら
れている殺虫剤である。有機リン殺虫剤が使えず、殺虫
効果を達せられないばあいでも、カルバメートを用いて
殺虫効果を達成することができる。
いることもできる。
く、高収率でイソシアネートとアルコールを発生するの
で、危険性の高いホスゲンのかわりに、カルバメートを
利用してイソシアネートを合成することができる。当業
者が周知のとおり、イソシアネートはポリウレタン(P
U)樹脂の重要原料である。
して、(a)アニリンなどのアミンを酸化カルボニル化
反応により製造するか、(b)ニトロベンゼンまたはニ
トロソベンゼンを還元性カルボニル化反応により合成す
るものであった。酸化カルボニル化反応を利用する従来
の方法としては、たとえば下記のものがあげられる。
ガニック・ケミストリィ(J. Org.Chem. )、1458頁に
白金などの金属とヨウ化物を触媒として、一酸化炭素、
酸素、アルコールおよびアミンを反応させ、高い収率で
カルバメートをうることを記載している。その化学反応
は下記の式で表わすことができる。
RNHCOOR’+H2 O 同年福岡らはジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイアテ
ィ、ケミカル・コミュニケーション(J. Chem. Soc. Ch
em. Commun. )、399 頁にパラジウム金属とヨウ化物を
触媒として、アニリン、アルコール、一酸化炭素および
酸素を反応させ、水とN-フェニル- カルバメートを合成
することを記載している。
85年のジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイアティ、ケ
ミカル・コミュニケーション(J. Chem. Soc. Chem. Co
mmun. )、1141頁に塩化パラジウムと塩化銅を触媒とし
て、酸性条件下、アミン、アルコール、一酸化炭素およ
び酸素を反応させ、カルバメートを合成することを記載
している。
るので、圧力が不適当、または温度が高すぎると極めて
爆発しやすく危険である。したがって、ハワード・アル
パー(Howard Alper)は1987年のオルガノメタリック
(Organometallic)、2391頁に一酸化炭素で酸素を用い
るかわりに常温、常圧下で反応させる方法を開示した。
その化学反応は下記の式で表わすことができる。
炭素を加えなければならないので、一酸化炭素を多く必
要とする。
- カルバメートを合成する方法として、下記のものがあ
げられる。
)らは米国特許第4,600,793 号明細書中に、ルテニウ
ムを触媒とし、ニトロベンゼンとアルコールの還元性カ
ルボニル化反応を行い、N-フェニル- カルバメートを合
成する方法を開示した。その化学反応は下記の式で表わ
すことができる。
年のジャーナル・モレキュラー・カタリシス(J. Mol.
Catal.)、67頁にパラジウム金属錯体とフェナントリン
を触媒とし、ニトロベンゼンとアルコールの還元性カル
ボニル化反応を行い、カルバメートを合成する方法を開
示した。
87年のテトラヘドロン・レタース(Tetrahedron Lett.
)、6411頁に酢酸パラジウムと酢酸銅を触媒として、
酸と酸素が存在する条件下、1大気圧にて、ニトロソベ
ンゼンとアルコールの還元性カルボニル化反応を行い、
カルバメートを合成する方法を開示した。その化学反応
は下記の式で表わすことができる。
炭素とアルコールの反応を開示している。しかしなが
ら、用いられるアルコールは往々その場で製造する必要
があり、またアルコールの輸送は容易ではない。これに
比して、ギ酸エステル化合物は様々な分野において副産
物として多量に生じるものであり、経済価値のある消耗
方法が要望されていた。
記の先行技術における欠点を改善すべく鋭意研究を重ね
た結果、ギ酸エステルとニトロベンゼン誘導体の還元性
カルボニル化反応を行うことにより、N-フェニル- カル
バメートを合成する方法を見出し、本発明を完成するに
いたった。
はフェニル基、アルキルフェニル基、アミノフェニル
基、アセチルフェニル基、アルドフェニル基、またはメ
トキシフェニル基を表わす)で示されるカルバメートの
製造法において、式: ArNO2 (式中、Arは前記と同じ)で示されるニトロベンゼン
誘導体、式: HCOOR (式中、Rは前記と同じ)で示されるギ酸エステルおよ
び一酸化炭素を、パラジウム金属錯体触媒系の存在下の
密閉系において、還元性カルボニル化反応させることか
らなり、該触媒系はパラジウム金属錯体、ホスフィン、
および所望によりハロゲン化物を含む、該一酸化炭素の
圧力は反応前室温で常圧から1.5×107 Paであり、
該反応系の反応温度は120〜200℃であることを特
徴とするカルバメートの製造法を提供する。
金属錯体の使用量はニトロベンゼン誘導体のモル数の1
/20〜1/200であり、パラジウム金属錯体:ホス
フィン:ハロゲン化物のモル比は1:2:0〜1:2
0:30である。好ましいパラジウム金属錯体の使用量
はニトロベンゼン誘導体のモル数の1/60〜1/80
であり、パラジウム金属錯体:ホスフィン:ハロゲン化
物の好ましいモル比は1:8:12〜1:12:17で
ある。
金属錯体はたとえば、PdCl2 、PdCl2 (PPh
3 )2 、Pd(PPh3 )4 、Pd(dba)2 (式
中、PPh3 はトリフェニルホスフィン、dbaはジベ
ンジリデンアセトンを表わす)があげられる。
はたとえば、トリフェニルホスフィン、ジメチルフェニ
ルホスフィン、トリ-n- ブチルホスフィン、ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)ブタン、ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)プロパン、およびそれらの酸化物、たとえばトリ-n
- ブチルホスフィンオキシドなどがあげられる。
0〜180℃である。本発明の方法における好ましい一
酸化炭素の圧力は反応前室温にて3×106 〜8×10
6 Paの間である。
ェニルカルバメートの製造法に関するものであり、式: ArNO2 (式中、Arは前記と同じ)で示されるニトロベンゼン
誘導体、式: HCOOR (式中、Rは前記と同じ)で示されるギ酸エステルおよ
び一酸化炭素を、パラジウム金属錯体触媒系の存在下、
還元性カルボニル化反応させる。該反応は下記反応式で
表わすことができる。
フェニル基、アルキルフェニル基、アミノフェニル基、
アセチルフェニル基、アルドフェニル基、またはメトキ
シフェニル基をそれぞれ示す。好ましいArとしてはフ
ェニル基があげられる。
合物は石油分解における重要な副産物であり、鋼鉄工業
の副産物でもあるので、その量は多くて獲得しやすい。
現在ギ酸エステルの応用として、クラッキング反応を経
てえられたアルコール類またはアルカン類があり、ギ酸
エステルとアルケン類またはアルキン類化合物からエス
テル類化合物を合成することもできるが、いずれの利用
効果も好ましいものではない。本発明は、初めてギ酸エ
ステルとニトロベンゼンよりN-フェニル- カルバメート
を合成する方法を提供したものであり、その収率と選択
率の両者により、このギ酸エステルの新規応用は産業上
の利用価値があることが示される。
応性については、ギ酸n−ブチルエステルの反応性が最
もよく、炭素数の減小にしたがい反応性も低下する。ギ
酸n−ブチルエステルのニトロベンゼン誘導体に対する
仕入れモル比は通常1より大きく、約4〜5の程度であ
り、過剰のギ酸n−ブチルエステルは溶媒とすることが
できる。
体のうち、Arがフェニル基であるニトロベンゼンの反
応性が最もよく、その次に反応性がよいのはArがメト
キシフェニル基であるニトロベンゼンメチルエーテルで
ある。
ラジウム金属錯体、ホスフィン、そして、所望によりハ
ロゲン化物を含む。そのうち、パラジウム金属錯体:ホ
スフィン:ハロゲン化物のモル比は1:2:0〜1:2
0:30の間であり、好ましくは、1:8:12〜1:
12:17の間である。適切なパラジウム金属錯体はた
とえば、PdCl2 、PdCl2 (PPh3 )2 、Pd
(PPh3 )4 、Pd(dba)2 およびその類似物が
あげられ、式中のPPh3 はトリフェニルホスフィン
を、dbaはジベンジリデンアセトンを表わす。触媒活
性についてはPdCl2 (PPh3 )2 が最も優れてい
る。
パラジウム金属錯体はニトロベンゼン誘導体のモル数の
約1/20〜1/200であり、好ましくは約1/60
〜1/80である。
フェニルホスフィン、ジメチルフェニルホスフィン、ト
リ-n- ブチルホスフィン、ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)ブタン、ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、
トリ-n- ブチルホスフィンオキシド、およびその類似
物、そのうち、トリ-n- ブチルホスフィンオキシドが最
も好ましく、その次に好ましいのはトリ-n- ブチルホス
フィンである。
のよしあしに関わる。本発明の好ましい実施例にて、臭
化カリウムを使用したものは、使用していないものより
収率が30%以上向上した。好ましいハロゲン化物とし
ては、臭化物とヨウ化物があげられる。
うち、一酸化炭素の圧力がかなり重要であり、圧力が低
すぎても、高すぎても収率が低下する。室温にて最も適
した一酸化炭素の圧力範囲は常圧から1.5×107 Pa
(約150atm)であり、好ましくは3×106 〜8
×106 Paの間である。本発明の製造法において反応
温度が100℃より低いと進行しがたいが、反応温度が
高すぎても触媒自体が破壊されやすい。適する反応温度
の範囲は120〜250℃であり、好ましくは140〜
180℃である。
細に説明するが、これらの実施例は説明するためのもの
であり、本発明の範囲を限定するものではない。
ロベンゼン誘導体を高圧反応ボンベに入れ、さらに該触
媒系を加え、最後に高圧の一酸化炭素を加えてから、一
酸化炭素ソースを閉めて、加熱し一定の時間にわたり反
応温度を維持した。えられた生成物は全て 1H−NM
R、およびGC−MASSで構造を同定し、GCで転化
率と収率を測定した。以下の実施例中の各表における収
率(%)および選択性(%)は下記の式より算出され
る。
ロベンゼン誘導体のモル%を意味する。
体の比較 本実施例には、定量のニトロベンゼン7mmol、ギ酸n−
ブチルエステル30mmol、臭化カリウム1.6mmol、トリ
-n- ブチルホスフィンオキシド1mmol、パラジウム金属
錯体0.1mmolを定温(160℃)、定時(24時間)、
一酸化炭素定圧(6×106 Pa)の条件(反応前室温
での圧力)にて、パラジウム金属錯体の種類をかえて一
系列の反応を行った。結果は表1に示したとおりであ
る。
ブチルエステル30mmol、定モル比の触媒系、すなわち
パラジウム金属錯体:臭化カリウム:トリ-n- ブチルホ
スフィンオキシド=1:16:10を定温(160
℃)、定時(24時間)、一酸化炭素定圧(6×106
Pa)の条件にて、触媒の使用量をかえて一系列の反応
を行った。結果は表2に示したとおりである。
ブチルエステル30mmol、臭化カリウム1.6mmol、ホス
フィンまたはホスフィンオキシド1mmol、PdCl
2 (PPh3 )2 0.1mmolを定温(160℃)、定時
(24時間)、一酸化炭素定圧(6×106 Pa)の条
件(反応前室温での圧力)にて、使用するホスフィンの
種類をかえて一系列の反応を行った。結果は表3に示し
たとおりである。
ホスフィンオキシドの比較 本実施例には、定量のニトロベンゼン7mmol、ギ酸n−
ブチルエステル30mmol、臭化カリウム1.6mmol、Pd
Cl2 (PPh3 )2 0.1mmolを定温(160℃)、定
時(24時間)、一酸化炭素定圧(6×106 Pa)の
条件(反応前室温での圧力)にて、トリ-n- ブチルホス
フィンオキシドの使用量をかえて一系列の反応を行っ
た。結果は表4に示したとおりである。
ブチルエステル30mmol、トリ-n- ブチルホスフィンオ
キシド1mmol、パラジウム金属錯体0.1mmolを定温(1
60℃)、定時(24時間)、一酸化炭素定圧(6×1
05 Pa)の条件にて、ハロゲン化物1.6mmolを用いる
条件および用いない条件で一系列の反応を行った。結果
は表5に示したとおりである。なお、表5においてBu
はブチルを示す。
比較 本実施例には、定量のニトロベンゼン7mmol、ギ酸n−
ブチルエステル30mmol、トリ-n- ブチルホスフィンオ
キシド1mmol、PdCl2 (PPh3 )2 0.1mmolを定
温(160℃)、定時(24時間)、一酸化炭素定圧
(6×106 Pa)の条件にて、臭化カリウムの使用量
をかえて一系列の反応を行った。結果は表6に示したと
おりである。
較 本実施例には、定量のニトロベンゼン7mmol、ギ酸エス
テル30mmol、臭化カリウム1.6mmol、トリ-n- ブチル
ホスフィンオキシド1mmol、PdCl2 (PPh3 )2
0.1mmolを定温(160℃)、定時(24時間)、一酸
化炭素定圧(6×106 Pa)の条件にて、使用するギ
酸エステルの種類をかえて一系列の反応を行った。結果
は表7に示したとおりである。
ルエステル30mmol、臭化カリウム1.6mmol、トリ-n-
ブチルホスフィンオキシド1mmol、PdCl2 (PPh
3 )2 0.1mmolを定温(160℃)、定時(24時間)
条件にて、一酸化炭素の圧力をかえて一系列の反応を行
った。結果は表8に示したとおりである。
ルエステル30mmol、臭化カリウム1.6mmol、トリ-n-
ブチルホスフィンオキシド1mmol、PdCl2 (PPh
3 )2 0.1mmolを定時(24時間)、一定した一酸化炭
素圧力(6×106 Pa)の条件にて、反応温度をかえ
て一系列の反応を行った。結果は表9に示したとおりで
ある。
ルエステル30mmol、臭化カリウム1.6mmol、トリ-n-
ブチルホスフィンオキシド1mmol、パラジウム金属錯体
0.1mmolを一酸化炭素圧力(6×106 Pa)、定温
(160℃)の条件にて反応時間をかえて一系列の反応
を行った。結果は表10に示したとおりである。なお、
表10中、Pd(dba)2 a)についてはホスフィンと
してビス(ジフェニルホスフィノ)ブタンを用いた。
の比較 本実施例には、定量のニトロベンゼン誘導体7mmol、ギ
酸n−ブチルエステル30mmol、臭化カリウム1.6mmo
l、トリ-n- ブチルホスフィンオキシド1mmol、PdC
l2 (PPh3 )2 0.1mmolを一酸化炭素定圧(6×1
05 Pa)、定温(160℃)、定時(24時間)の条
件にて、使用するニトロベンゼン誘導体の種類をかえて
一系列の反応を行った。結果は表11に示したとおりで
ある。
る消耗方法が要望されていたギ酸エステルをニトロベン
ゼン誘導体および一酸化炭素とパラジウム金属錯体触媒
系の存在下で反応させることにより、高収率で高選択的
にカルバメートを製造することができる。
Claims (16)
- 【請求項1】 式: 【化1】 (式中、RはC1 〜4 のアルキル基、Arはフェニル
基、アルキルフェニル基、アミノフェニル基、アセチル
フェニル基、アルドフェニル基、またはメトキシフェニ
ル基を表わす)で示されるカルバメートの製造法におい
て、式: ArNO2 (式中、Arは前記と同じ)で示されるニトロベンゼン
誘導体、式: HCOOR (式中、Rは前記と同じ)で示されるギ酸エステルおよ
び一酸化炭素を、パラジウム金属錯体触媒系の存在下の
密閉系において、還元性カルボニル化反応させることか
らなり、該触媒系はパラジウム金属錯体、ホスフィン、
および所望によりハロゲン化物を含む、該一酸化炭素の
圧力は反応前室温で常圧から1.5×107 Paであり、
該反応系の反応温度は120〜200℃であることを特
徴とするカルバメートの製造法。 - 【請求項2】 該パラジウム金属錯体の使用量がニトロ
ベンゼン誘導体のモル数の1/20〜1/200であ
り、パラジウム金属錯体:ホスフィン:ハロゲン化物の
モル比が1:2:0〜1:20:30である請求項1記
載の製造法。 - 【請求項3】 該パラジウム金属錯体の使用量がニトロ
ベンゼン誘導体のモル数の1/60〜1/80であり、
パラジウム金属錯体:ホスフィン:ハロゲン化物のモル
比が1:8:12〜1:12:17である請求項1記載
の製造法。 - 【請求項4】 該一酸化炭素の圧力が3×106 〜8×
106 Paである請求項1記載の製造法。 - 【請求項5】 該反応温度が140〜180℃である請
求項1記載の製造法。 - 【請求項6】 該パラジウム金属錯体がPdCl2 、P
dCl2 (PPh3 )2 、Pd(PPh3 )4 、Pd
(dba)2 (式中、PPh3 はトリフェニルホスフィ
ン、dbaはジベンジリデンアセトンを表わす)からな
る群より選ばれる請求項1記載の製造法。 - 【請求項7】 該ホスフィンが、トリフェニルホスフィ
ン、ジメチルフェニルホスフィン、トリ-n- ブチルホス
フィン、ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン、ビス
(ジフェニルホスフィノ)プロパンおよびトリ-n- ブチ
ルホスフィンオキシドからなる群より選ばれる請求項1
記載の製造法。 - 【請求項8】 該ハロゲン化物が臭化物またはヨウ化物
である請求項1記載の製造法。 - 【請求項9】 該Arがフェニル基である請求項1記載
の製造法。 - 【請求項10】 該Arがメチルフェニル基である請求
項1記載の製造法。 - 【請求項11】 該パラジウム金属錯体がPdCl
2 (PPh3 )2 (式中、PPh3 はトリフェニルホス
フィンを表わす)である請求項6記載の製造法。 - 【請求項12】 該ホスフィンがトリ-n- ブチルホスフ
ィンオキシドである請求項7記載の製造法。 - 【請求項13】 該ホスフィンがトリ-n- ブチルホスフ
ィンオキシドである請求項11記載の製造法。 - 【請求項14】 該パラジウム金属錯体の使用量がニト
ロベンゼン誘導体のモル数の1/60〜1/80であ
り、パラジウム金属錯体:ホスフィン:ハロゲン化物の
モル比が1:8:12〜1:12:17である請求項1
3記載の製造法。 - 【請求項15】 該一酸化炭素の圧力が3×106 〜8
×106 Paである請求項14記載の製造法。 - 【請求項16】 該反応温度が140〜180℃である
請求項15記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014330A JPH0678297B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | カルバメートの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4014330A JPH0678297B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | カルバメートの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05201952A JPH05201952A (ja) | 1993-08-10 |
JPH0678297B2 true JPH0678297B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=11858064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4014330A Expired - Fee Related JPH0678297B2 (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | カルバメートの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678297B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP4014330A patent/JPH0678297B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH05201952A (ja) | 1993-08-10 |
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