JPH0678098U - 車両のルーフキャリア積載用ルーフバッグ - Google Patents

車両のルーフキャリア積載用ルーフバッグ

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JPH0678098U
JPH0678098U JP2678793U JP2678793U JPH0678098U JP H0678098 U JPH0678098 U JP H0678098U JP 2678793 U JP2678793 U JP 2678793U JP 2678793 U JP2678793 U JP 2678793U JP H0678098 U JPH0678098 U JP H0678098U
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JP
Japan
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bag
carrier
roof
top cover
carrier bag
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Application number
JP2678793U
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English (en)
Inventor
俊三 安岡
Original Assignee
株式会社ジーフオー
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Publication date
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリアバーの前後取付間隔が異なる場合で
もルーフキャリアに強固に固縛でき、荷物の形状に応じ
て変形しかつ流線型を維持して走行風の影響を少なくし
たルーフバッグを提供する。 【構成】 ルーフバッグ3は荷物を収納するキャリアバ
ッグ4と、その前端にフッキングしてキャリアバッグ4
を覆うトップカバー5とからなる。いずれも、防水性を
備えかつ流線型となるように先細りとなっている。トッ
プカバー5は直射日光の遮蔽処理がされており、また、
キャリアバッグ4のオープニングカバー6には通気孔8
があって、収納物が蒸れにくいように配慮される。キャ
リアバッグ4の底部には保形用のボトムプレートが備え
られ、それに前後の間隔をおいたスリットがあけられ
る。固縛ベルト11の通すスリットを適宜選択すれば、
車両のルーフ1に取り付けたキャリアバー2A,2Bへ
の掛けまわしによる固縛を安定したものにすることがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両のルーフキャリア積載用ルーフバッグに係り、詳しくは、乗用車 などのルーフに取り付けたルーフキャリアに積載されると共に固縛され、荷物な どを収納して運搬することができるルーフバッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
乗用車などの車両によってキャンプや行楽などに出かけるとき、キャンプなど の必需品であるテント・寝具や食料品などと共に種々の道具を携帯することが多 い。携帯品が多いとトランクに積みこめない荷物を車室内に置くことがあるが、 それでもスペースを確保できない場合には、しばしばスチール製やプラスチック 製のハードケースが使用される。 ハードケースは、乗用車などのルーフに取り付けたルーフキャリアにUボルト やナットなどを用いて固定し運搬されることがある。ハードケースは風雨に十分 に耐えることができること、ルーフキャリアへの固縛が強固にできること、走行 中の風圧に耐えられることなどの利点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ルーフキャリアは、ルーフ上で前後平行して配置される二本のキャ リアバーよりなるのが一般的である。キャリアバーはルーフの両側方部位に固定 されることが多いが、ルーフの形状によっては取付位置に制約を受ける。したが って、キャリアバーを、ハードケースの寸法に適した位置に取り付けることがで きない場合には、極めて安定の悪い状態で積載するか、積載が不可能となること があり、搭載性が極めて低い。 さらに、ケース自体がハードであるので収納物に順応した変形は期待できず、 荷詰め作業に手間ひまを要したり、荷物の形態によっては収納不可能となること がある。それのみならず、函形であることから風圧を大きく受けやすく、高速走 行時ステアリング操作に微妙に影響を与えたり、低いガードなどでの通過を阻害 するといった難点がある。また、直射日光やルーフからの照りかえしがあるとケ ース内の温度が高くなるので、熱気に影響されにくい荷物しか収納できなくなる といった問題がある。
【0004】 本考案は上述の問題に鑑みなされたもので、その目的は、ルーフに取り付けた キャリアバーの前後間隔に制約されることなく積載し、かつ簡便にして強固に固 定できること、荷物の形状などに応じて変形し収納性の向上が図られること、走 行中に受ける風圧を軽減して走行性や操舵性への影響を少なくできること、降雨 や積雪時の水の侵入を防止したり、温度上昇時の通気性を確保して収納物への悪 影響を軽減できることを実現した車両のルーフキャリア積載用ルーフバッグを提 供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自動車のルーフに前後平行して取り付けた複数本のキャリアバーか らなるルーフキャリアに乗載して固縛され、荷物を収納して運搬することができ る車屋搭載式のルーフバッグに適用される。 その特徴とするところは、図1を参照して、ルーフバッグ3は、収納空間が画 成されるキャリアバッグ4と、そのキャリアバッグ4の前端下部にフッキングす ると共に後方へ延びてキャリアバッグ4の上部全面を滑らかに覆うトップカバー 5とからなる。キャリアバッグ4は防水性生地が用いられると共に、走行中の風 圧を軽減するため前後方向に流線型をなす外形に形成される。収納空間の後部位 の上面には、一つの縁辺4Aを中心にして開閉し他の縁辺がファスナー7(図2 参照)により閉止されるオープニングカバー6が取り付けられ、収納空間内の熱 気を放出するための通気孔8がオープニングカバー6に形成される。キャリアバ ッグ4の底面に保持された補強兼保形用のボトムプレート10には、図2のよう に、前後に間隔をおいて三個所以上配置されたスリット12,12が左右それぞ れに設けられ、前後のスリット12,12を選択して縦通しルーフ1上の前後の キャリアバー2A,2B(図1参照)に掛けまわした後にフック13によって固 定される長さ調節自在な固縛ベルト11がキャリアバッグ4に取り付けられる。 そして、トップカバー5は、防水および直射日光遮蔽処理が施されると共に、長 さ調節自在な固定ベルト16を介してキャリアバッグ4に固定できるようになっ ている。
【0006】
【作用】
キャリアバッグ4に荷物を収納してオープニングカバー6を閉め、必要に応じ てトップカバー5をキャリアバッグ4の前部にフッキングして被せる。ルーフバ ッグ3をルーフキャリア2に積載して、ボトムプレート10のスリット12,1 2から出ている固縛ベルト11をキャリアバー2A,2Bに掛けまわして固定す る。 ルーフバッグ3は流線型をしていて、走行中に受ける風圧は少なく、トップカ バー5もキャリアバッグ4にフッキングした状態でほぼ密着しており、ルーフバ ッグ3が煽られることも少なく、トップカバー5が吹き飛ばされることもない。 キャリアバッグ4もトップカバー5も荷物の形状に馴染んだように変形可能であ り、荷物の収納に手間どることも少ない。 荷物が少なくキャリアバッグ4の流線型が保てない場合には、トップカバー5 がキャリアバッグ4を押さえるように固定ベルト16を短くすれば、トップカバ ー5によって滑らかな外形を与えることができる。ルーフバッグ3はルーフ1に 積載できる範囲で選定すればよく、収納量を多くするときには幅の広いものを用 い、他の携帯品と並べてルーフ1に搭載するときは、幅の狭いものを使用すれば よい。 キャリアバッグ4のオープニングカバー6には通気孔8があり、内部の蒸れや 過熱を防止すべく熱気の放出を促進することができる。トップカバー5は雨水の 侵入を防止したり、直射日光を反射することができる。ボトムプレート10はキ ャリアバッグ4をルーフキャリア2に載せたときの保形を図り、形崩れが酷くな るような所望外の変形は防止される。 キャリアバー2A,2Bの取付位置によっては固縛ベルト11の位置を変える ことができる。ボトムプレート10をキャリアバッグ4から出して固縛ベルト1 1が挿通するスリット12の位置を変えれば、キャリアバー2A,2Bへの掛け まわしが強固となりやすく、ルーフバッグ3の安定した固縛が実現される。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、キャリアバッグには荷物の形状に制約されることなく収納す ることができ、それにトップカバーを被せて雨水などの侵入を防止したり、直射 日光によって熱気のこもるのを軽減することができる。キャリアバッグ自体もト ップカバーを被せたときも流線型となり、走行風による積載状態の乱れやステア リングへの悪影響を少なくできる。トップカバーはキャリアバッグと前端下部で フッキングしており、高速走行によって吹き飛ばされることもない。 オープニングカバーは一つの縁辺を中心にファスナー7によって開閉するよう にしているので、トップカバーを使用しない場合でも、そのオープニングカバー が走行風を受けて開くようなことはない。オープニングカバーからは荷物の出し 入れができるだけでなく、キャリアバッグ内の熱気を通気孔から放出させること もできる。 キャリアバッグの底部に配置されるボトムプレートは保形や補強機能を発揮す ると共に、前後に並ぶスリットを選択して固縛ベルトの出る位置を変えることが でき、、キャリアバーへの安定した固定を実現する。キャリアバッグの嵩張りに 応じてトップカバーも変形し、その状態でトップカバーを長さ調節自在な固定ベ ルトによってキャリアバッグに固定することができる。
【0008】
【実施例】
以下に、本考案に係る車両のルーフキャリア積載用ルーフバッグを、その実施 例を示した図面に基づいて詳細に説明する。 図1は乗用車のルーフ1に取り付けたルーフキャリア2に積載して固縛されて いるルーフバッグ3の斜視図であり、収納空間を画成するキャリアバッグ4とそ れを覆うトップカバー5とからなっている。このキャリアバッグ4は、それ単独 で荷物を収納して運搬することができるが、風雨を直接受けることも考慮して、 キャリアバッグ4の上部全面を滑らかに覆うトップカバー5が被せられる。 キャリアバッグ4は柔軟で変形可能な防水性生地で製作される一方、トップカ バー5は防水および直射日光遮蔽処理が施された布地などが使用される。キャリ アバッグ4は例えばビニールコーティングされており、縫製によって所望形状に 形づくられたり、高周波溶着によって縫い目のないバッグ状に成形される。トッ プカバー5も同様な方法によって製作され、いずれも、雨水の侵入を防止するこ とができるように配慮されている。
【0009】 ルーフバッグ3は走行中の風圧を軽減するために前後方向に流線型をなす外形 となっており、そのためにキャリアバッグ4も図2に示すように前方部位が低く やや尖った形状とされ、二点鎖線で示すトップカバー5は、キャリアバッグ4の 前端下部にフッキングして、後方へ滑らかに変化する図3のような形状となって いる。 自動車のルーフ1に取り付けられるルーフキャリア2は、図1に示すように複 数本(通常は図示したように二本)のキャリアバー2A,2Bが前後平行してル ーフ両側部位のレインレールなどを介して固定される。ルーフキャリア2へは後 述するごとくキャリアバッグ4のみを固定すればよいが、トップカバー5もキャ リアバー2A,2Bに固縛するようにしてもよい。 ルーフバッグ3は図示の例で平面矢視が前後に長いものとなっているが、ルー フ幅まで拡げた広いものとすることもできる。収納量の多少や同時に積載する携 帯品を考慮して、適宜な寸法のものを使用すればよい。例えばカヌーと左右に並 べて積載するときは、幅の狭いルーフバッグを採用すればよい。 キャリアバッグ4に画成されている収納空間の後部位の上面には、荷物を出し 入れするための開口が設けられる。その前縁4Aは図4および図5に示したオー プニングカバー6に連続しており、そのオープニングカバー6は前縁4Aを中心 にして開閉することができる。その側縁および後縁はジッパー形式のファスナー 7などにより閉止することができる。ちなみに、開閉の中心は前縁4Aにかぎら ず側縁において行ってもしてもよく、一つの縁辺を中心にして開閉し他の縁辺が ファスナーにより閉止できるようになっていればよい。なお、ファスナー7によ る開閉が円滑となるように、開口の全周縁はやや立ち上った形状となっており、 本例ではファスナー7,7のそれぞれに金具7a,7bが設けられ、右半分と左 半分とを分担して開閉する恰好となっている。 このオープニングカバー6のほぼ中央部には、前後方向に延びた長方形の網目 を備える通気孔8が設けられる。その網目は合成樹脂繊維などで構成された通気 に十分なメッシュが形成されており、直射日光やルーフからの照りかえしにより 収納空間内に生じた熱気を放出することができるように配慮されている。
【0010】 一方、図6に示すようにキャリアバッグ4の後面の上部にも二つの空気抜き孔 9,9が設けられ、上記した通気孔8と共にたとえ僅かであっても空気の流通が 図られるようになっている。なお、通気孔8はトップカバー5で覆われるが、空 気抜き孔9の設けられている位置がトップカバー5より低い場合には、雨水の侵 入を防止する必要のあるとき、栓9aを嵌められるようにしておくとよい。 キャリアバッグ4の底部には、底面を補強するためと荷物を収納したときのバ ッグの保形を容易にするためのボトムプレート10が配置される。本考案におい ては、ルーフバッグ3をルーフキャリア2に固定するという特殊性があることか ら、底部は内布地4aと外布地4bの上下二枚から構成され、後部で開口する薄 い袋状となっている。 これは、後述する固縛ベルト11(図7参照)の取付位置を変更するために、 ボトムプレート10を挿脱自在としておくのに便利である。なお、その開口方向 は側部であっても前部であっても差し支えないが、特別に閉止する手段を設ける ほどの袋ではないので、走行に影響されることのない後部に開口させておくこと が好ましい。
【0011】 上記したボトムプレート10はプラスチックなどの薄板材で製作され、図7に 示すように、前後に間隔をおいて三個所以上に配置されたスリット12,12が 左右それぞれに設けられる。図示の例では前側と後側に六個所の合計12のスリ ットがあり、左前のスリット12の中から一つと左後のスリット12の中から一 つとを選択して一本の固縛ベルト11が縦通され、右側も同様にして他の固縛ベ ルト11が挿通される。なお、その固縛ベルト11は、図1に示した前後のキャ リアバー2A,2Bに掛けまわした後に張りを持たせてフック13により固縛さ れ、キャリアバッグ4をルーフキャリア2に強く固定することができる。 上記のスリット12に対応して、図7のように、前記した外布地4bにも固縛 ベルト11の挿通孔14,14が設けられている。すなわち、キャリアバーの取 付位置が車種ごとに少々異なることがあっても、固縛の強化やルーフバッグの姿 勢の安定を保つために、固縛ベルト11を適当な位置のスリット12から出すこ とができるように配慮されている。 固縛ベルト11は、最も離れたスリット12Aとスリット12Fに縦通された ときにもキャリアバー2A,2Bへの掛けまわしができる十分な長さが確保され る。そして、いずれのスリットが選択された場合でも固縛することができるよう に、固縛ベルト11をずらせて、フック13の位置を変えることができる。 固縛ベルト11を引き出すスリット12を変更する場合にはボトムプレート1 0を一旦取り出す必要があり、上記したごとくの底部の袋から後方へ引き出すこ とができる。そして、スリット12を選択して固縛ベルト11を挿通した状態で 袋へ挿入し、腕を袋に入れて固縛ベルト11の先端を外布地4bの挿通孔14へ 案内する。同時に、他の手の指で袋内の固縛ベルト11をボトムプレート10の 上面に沿うまで挿通孔14から引き出せばよい。
【0012】 キャリアバッグ4に被せられるトップカバー5は、走行中の風で巻きあがらな いようにルーフバッグ3の前端下部にフッキングするようにしている。トップカ バー5の先端には、図3に示すように、上面から連なる短い前部底面5aが備え られる。トップカバー5は合成樹脂コーティングなどが施された柔軟ではあるが キャリアバッグ4よりも硬質の布地で成形され、直射日光の反射を促すために銀 白色などのものが採用される。 このトップカバー5の両側の前後には短いベルトを介してフック15,15が 取り付けられている。図7のように、キャリアバッグ4の底面を横断して側方へ 延びる固定ベルト16を図8のようにフック15によって結合すると、トップカ バー5の外れが防止されるようになっている。その固定ベルト16は長さ調節自 在であり、ルーフバッグ3の収納量の多少に応じて固定ベルト側のフックの位置 が公知の要領で簡単に変えられる。 トップカバー5の後部やルーフバッグ3の後部にも同様の形式のフック17や 固定ベルト18が取り付けられ、走行中の巻きあげ風によってトップカバー5が 煽られないように配慮されている。上記したフック13,15,17は如何なる 形態のものでもよいが、通常見られるような雌雄嵌合式であって爪を有したプラ スチック製の係止具を採用しておけば、側方を押すなどして爪を外すことができ る。
【0013】 このような構成のルーフバッグ3は、次のようにしてルーフキャリア2に積載 して固定され、目的地ではルーフ1から降ろして、収納した荷物を取り出すこと ができる。 車両のルーフ1にルーフキャリア2を取り付ける際に、可能なかぎりキャリア バー2A,2Bの前後間隔を長くとる。しかし、ルーフ1の形状によってはキャ リアバー2A,2Bの間隔に制約を受けることがあるので、ルーフバッグ3を積 載して固定するに適したように固縛ベルト11,11を配置すべく、ボトムプレ ート10の前後のスリット12,12を選定する。 まず、ボトムプレート10をキャリアバッグ4の底部の袋から取り出し、固縛 ベルト11を所望するスリット12,12に挿通する。ボトムプレート10を袋 に戻して固縛ベルト11の両端を挿通孔14,14から引き出し、フック13, 13が固縛に適した位置となるように引っ張る。袋内の固縛ベルト11はボトム プレート10の上面に沿って張りが与えられる(図2参照)。 荷物を収納した後にキャリアバッグ4のオープニングカバー6を閉じてキャリ アバー2A,2Bに載せ、図8のように、固縛ベルト11がキャリアバー2A, 2Bに跨がるようにして掛けまわし、フック13でもって止める。なお、キャリ アバッグ4の底部の左右は固縛ベルト11,11で固定されるが、固縛ベルト1 1を掛けまわす際に、キャリアバー2A,2Bのそれぞれに何回か強く巻きつけ た後にフック13を掛ければ、キャリアバッグ4の横ずれを防止することができ る。
【0014】 キャリアバッグ4は変形可能な生地で製作されており、収納量の多少や形状に 順応して変形する。オープニングカバー6も布地であり、ファスナー7で閉める ことができれば、形崩れなどは特に問題とならない。底面にはボトムプレート1 0があり、積載時の保形性などは確保され、固縛ベルト11を強く締めてもバッ グの形崩れはほとんど生じない。 なお、図には表していないが、キャリアバッグ4の下部側面にリングなどを取 り付けておけば、そのリングにゴム製ベルトを通すことができる。したがって、 キャリアバー2A,2Bとの固定がさらに強固にでき、走行中の遠心力などによ るルーフバッグ3の横ずれをより一層防止する効果が発揮される。 降雨や降雪がないか日照りが激しくなければトップカバー5をつけておく必要 はなく、通気孔8や空気抜き孔9を介してキャリアバッグ4の内部が蒸れるのを 抑制することができる。 トップカバー5を取り付ける場合には、キャリアバー2A,2B上にあるキャ リアバッグ4の前端にトップカバー5の前部底面5aをフッキングしながら被せ て、フック15,17でもってキャリアバッグ4に固定する。キャリアバッグ4 は先尖りであるが、トップカバー5はそれに馴染むように沿うので、流線型は維 持される。荷物の多少によってルーフバッグ3の高さが異なっても、固定ベルト 16,18の長さを調節すれば、トップカバー5をしっかりとキャリアバッグ4 に被せられる。 走行風を受けても、前方でフッキングされているトップカバー5が外れること はない。直射日光が強くても、トップカバー5に銀白色が施されていると、キャ リアバッグ4内の昇温は抑制される。熱気が漂っても、通気孔8や空気抜き孔9 から放出され、過度の蒸れは防止される。もちろん、雨が降ってもキャリアバッ グ4内に水が侵入することもない。 ちなみに、図示しないが、キャリアバッグ4の左右面などに適当な寸法のポケ ットを設けておけば小物を入れることができる。また、キャリアバッグ4やトッ プカバー5の上面に沿うように嵩の小さくなる握りを取り付けておけば、車から 降ろした後の持ち運びが容易となる。 ルーフバッグ3を使用しないときには、ボトムプレート10を引き出せばキャ リアバッグ4を小さく折り畳むことができ、保管時などの嵩張りを少なくするこ とができる。
【0015】 以上の説明から分かるように、本考案のルーフバッグはハードケースに比べて 嵩を小さくしたり、ルーフの一部や全面に積載することができる。また、収納さ れた荷物の形状に応じて変形も許容され、しかも、流線型による風圧軽減が図ら れると共に、ステアリングへの微妙な影響も少なくすることができる。 また、ルーフキャリアへの固定方法も簡単であり、キャリアバーの前後間隔が 異なっても、ルーフバッグ側で固縛ベルトの位置を変えることにより対応させる ことができ、搭載性の優れたものとなる。キャリアバッグもトップカバーも防水 性があって雨水の侵入を防止でき、トップカバーに直射日光を遮る銀白色などを 施しておくと、キャリアバッグ内の蒸れを少なくできる。トップカバーやキャリ アバッグに設けた通気孔や空気抜き孔を介して熱気を放出することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 キャリアバッグにトップカバーを被せたルー
フバッグをルーフキャリアに積載して固縛した状態の斜
視図。
【図2】 キャリアバッグ単体の側面図。
【図3】 トップカバー単体の側面図。
【図4】 キャリアバッグの平面図。
【図5】 キャリアバッグの前面図。
【図6】 キャリアバッグの後面図。
【図7】 キャリアバッグの底面図。
【図8】 トップカバーを被せたキャリアバッグをキャ
リアバーに固縛している状態の側面図。
【符号の説明】
1…ルーフ、2…ルーフキャリア、2A,2B…キャリ
アバー、3…ルーフバッグ、4…キャリアバッグ、5…
トップカバー、6…オープニングカバー、7…ファスナ
ー、8…通気孔、10…ボトムプレート、11…固縛ベ
ルト、12…スリット、13…フック、16…固定ベル
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のルーフに前後平行して取り付け
    た複数本のキャリアバーからなるルーフキャリアに積載
    して固縛され、荷物を収納して運搬することができる車
    屋搭載式ルーフバッグにおいて、 上記ルーフバッグは、収納空間が画成されるキャリアバ
    ッグと、該キャリアバッグの前端下部にフッキングする
    と共に後方へ延びて該キャリアバッグの上部全面を滑ら
    かに覆うトップカバーとからなり、 上記キャリアバッグは防水性生地が用いられると共に、
    走行中の風圧を軽減するため前後方向に流線型をなす外
    形に形成され、 前記収納空間の後部位の上面には、一つの縁辺を中心に
    して開閉し他の縁辺がファスナーにより閉止されるオー
    プニングカバーが取り付けられ、 該オープニングカバーに前記収納空間内の熱気を放出す
    るための通気孔が形成され、 前記キャリアバッグの底面に保持された補強兼保形用の
    ボトムプレートには、前後に間隔をおいて三個所以上配
    置されたスリットが左右それぞれに設けられ、前後のス
    リットを選択して縦通しルーフ上の前後のキャリアバー
    に掛けまわした後にフックによって固定される長さ調節
    自在な固縛ベルトがキャリアバッグに取り付けられ、 上記トップカバーは、防水および直射日光遮蔽処理が施
    されると共に、長さ調節自在な固定ベルトを介して前記
    キャリアバッグに固定できるようになっていることを特
    徴とする車両のルーフキャリア積載用ルーフバッグ。
JP2678793U 1993-04-23 1993-04-23 車両のルーフキャリア積載用ルーフバッグ Pending JPH0678098U (ja)

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