JPH0678090B2 - エアゾ−ル缶のガス充填方法およびそれに用いるガス充填装置 - Google Patents
エアゾ−ル缶のガス充填方法およびそれに用いるガス充填装置Info
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- JPH0678090B2 JPH0678090B2 JP59198872A JP19887284A JPH0678090B2 JP H0678090 B2 JPH0678090 B2 JP H0678090B2 JP 59198872 A JP59198872 A JP 59198872A JP 19887284 A JP19887284 A JP 19887284A JP H0678090 B2 JPH0678090 B2 JP H0678090B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エアゾール缶のガス充填方法およびそれに用
いられるガス充填装置に関する。さらに詳しくは、エア
ゾール缶の底部に形成されたガス充填孔からガスを充填
する方法およびそれに用いられるガス充填装置に関す
る。
いられるガス充填装置に関する。さらに詳しくは、エア
ゾール缶の底部に形成されたガス充填孔からガスを充填
する方法およびそれに用いられるガス充填装置に関す
る。
エアゾール缶の底部に形成されたガス充填孔からガスを
充填するには、ガス充填装置とエアゾール缶の間をシー
ルし、つぎにがスを充填してから、前記ガス充填孔を塞
がなければならない。
充填するには、ガス充填装置とエアゾール缶の間をシー
ルし、つぎにがスを充填してから、前記ガス充填孔を塞
がなければならない。
しかるに従来、そのようなガス充填作業を効率的に進め
る充填方法およびそれに用いられる装置は存在していな
い。
る充填方法およびそれに用いられる装置は存在していな
い。
本発明はエアゾール缶のガスの充填を効率的に行なうこ
とのできるガスの充填方法およびそれに用いられる装置
を提供することを目的とする。
とのできるガスの充填方法およびそれに用いられる装置
を提供することを目的とする。
本発明のエアゾール缶のガス充填方法は、打栓孔と噴射
孔のまわりにシール部が形成されているガス充填装置の
ホルダーに、底部にガス充填孔が形成されたエアゾール
缶の底部を圧着して保持させ、前記ガス噴射孔から噴射
させたガスをガス充填孔から導入してエアゾール缶内に
充填させ、ついで打栓孔から栓体を押し出してガス充填
孔に挿入し、エアゾール缶を密閉するようにしている。
孔のまわりにシール部が形成されているガス充填装置の
ホルダーに、底部にガス充填孔が形成されたエアゾール
缶の底部を圧着して保持させ、前記ガス噴射孔から噴射
させたガスをガス充填孔から導入してエアゾール缶内に
充填させ、ついで打栓孔から栓体を押し出してガス充填
孔に挿入し、エアゾール缶を密閉するようにしている。
またそのガス充填方法に用いられるガス充填装置は、エ
アゾール缶を圧着させて保持するようにしているホルダ
ーの底部に、該エアゾール缶の底部に形成されたガス充
填孔に向い合う位置に設けられた打栓孔と、エアゾール
缶の底面と当接させられるシール部と、該シール部に囲
まれた部分のガス噴射孔とがそれぞれ形成されている。
アゾール缶を圧着させて保持するようにしているホルダ
ーの底部に、該エアゾール缶の底部に形成されたガス充
填孔に向い合う位置に設けられた打栓孔と、エアゾール
缶の底面と当接させられるシール部と、該シール部に囲
まれた部分のガス噴射孔とがそれぞれ形成されている。
本発明にかかわるガス充填方法により、また本発明にか
かわるガス充填装置により、エアゾール缶のガス充填を
行なうときは、充填孔まわりのシール、ガスの充填、エ
アゾール缶の密閉という作業が連続的に、一台の装置で
行なうことができるので、効率的なガスの充填作業が可
能となる。
かわるガス充填装置により、エアゾール缶のガス充填を
行なうときは、充填孔まわりのシール、ガスの充填、エ
アゾール缶の密閉という作業が連続的に、一台の装置で
行なうことができるので、効率的なガスの充填作業が可
能となる。
また、エアゾール缶とガス充填装置のホルダーとの間の
シールは、ホルダー側のシール部にエアゾール缶の底面
を圧接して行なうので、シール性が向上し充填中のガス
漏れを防止することができる。
シールは、ホルダー側のシール部にエアゾール缶の底面
を圧接して行なうので、シール性が向上し充填中のガス
漏れを防止することができる。
さらに、大きさのことなる各種のエアゾール缶の間で、
ガス充填孔とガス充填装置のホルダーに当接させられる
底部の形状とを共通の構成としておけば、どのエアゾー
ル缶でも単一種のガス充填装置で充填作業ができるの
で、能率的な充填作業が可能となる。
ガス充填孔とガス充填装置のホルダーに当接させられる
底部の形状とを共通の構成としておけば、どのエアゾー
ル缶でも単一種のガス充填装置で充填作業ができるの
で、能率的な充填作業が可能となる。
本発明にかかわるガス充填方法およびガス充填装置を実
施例を挙げて説明する。
施例を挙げて説明する。
第1図は本発明にかかわる一実施例であるガス充填装置
の全体斜視図、第2図はエアゾール缶(1)の缶底部の
形状を示す要部断面図、第3図はエアゾール缶(1)の
缶底部の他の形状を示す要部断面図、第4図は第1図に
示されているホルダー(3)まわりの縦断面図、第5図
は第1図に示されているチャック(4)まわりの部分断
面正面図、第6図はガス充填装置(A)におけるガス充
填工程の説明図、第7図はガス充填装置(A)における
回収工程の説明図である。
の全体斜視図、第2図はエアゾール缶(1)の缶底部の
形状を示す要部断面図、第3図はエアゾール缶(1)の
缶底部の他の形状を示す要部断面図、第4図は第1図に
示されているホルダー(3)まわりの縦断面図、第5図
は第1図に示されているチャック(4)まわりの部分断
面正面図、第6図はガス充填装置(A)におけるガス充
填工程の説明図、第7図はガス充填装置(A)における
回収工程の説明図である。
第1図において、(A)は本発明にかかわるガス充填方
法の実施に用いるガス充填装置、(1)はエアゾール
缶、(2)はフィーダー、(3)はホルダー、(4)は
チャック、(5)は昇降シリンダ、(6)はターンテー
ブル、(7)は回収ボックス、(8)は移送シリンダで
ある。
法の実施に用いるガス充填装置、(1)はエアゾール
缶、(2)はフィーダー、(3)はホルダー、(4)は
チャック、(5)は昇降シリンダ、(6)はターンテー
ブル、(7)は回収ボックス、(8)は移送シリンダで
ある。
本発明によってガスを充填されるエアゾール缶として
は、たとえば二重エアゾール缶があるが、それに限られ
ず種々のエアゾール缶に適用が可能である。
は、たとえば二重エアゾール缶があるが、それに限られ
ず種々のエアゾール缶に適用が可能である。
前記二重エアゾール缶とは缶体内に取りつけられたアル
ミ泊や合成樹脂フィルム性の袋体や外部から圧力で簡単
につぶれる内部容器(以下、単に袋体という)内に原液
が封入され、その袋体と缶体の空間に噴射剤となるガス
たとえばLPガスやフロンガスなどを充填するものであ
る。
ミ泊や合成樹脂フィルム性の袋体や外部から圧力で簡単
につぶれる内部容器(以下、単に袋体という)内に原液
が封入され、その袋体と缶体の空間に噴射剤となるガス
たとえばLPガスやフロンガスなどを充填するものであ
る。
そのようなエアゾール缶は、本発明によるガス充填をや
りやすくするため、第2図に示されているように、エア
ゾール缶(1)の缶底を、中心部にガス充填(1a)とそ
の周囲を平らに成形されたシール面(1b)とを設けるよ
うに構成されている。またそのような缶底部の形状は、
第3図に示されているように、ガス噴射孔(1a)のまわ
りの部分を少し内側へ曲げて、後述する栓体を挿入しや
すく、かつ挿入された栓体が抜けにくくなるようにして
もよい。なおこのような缶底部の形状は、大小各種のエ
アゾール缶(1)の間で共通にしておけば、どのエアゾ
ール缶(1)も本発明にかかわるガス充填装置(A)を
用いることができるので便利となる。
りやすくするため、第2図に示されているように、エア
ゾール缶(1)の缶底を、中心部にガス充填(1a)とそ
の周囲を平らに成形されたシール面(1b)とを設けるよ
うに構成されている。またそのような缶底部の形状は、
第3図に示されているように、ガス噴射孔(1a)のまわ
りの部分を少し内側へ曲げて、後述する栓体を挿入しや
すく、かつ挿入された栓体が抜けにくくなるようにして
もよい。なおこのような缶底部の形状は、大小各種のエ
アゾール缶(1)の間で共通にしておけば、どのエアゾ
ール缶(1)も本発明にかかわるガス充填装置(A)を
用いることができるので便利となる。
さて、そのエアゾール缶(1)は、コンベアその他の適
宜の運搬手段で、ガス充填装置(A)の受台(9)に送
り込まれる。受台(9)の始端とホルダー(3)との間
では、フィーダー(2)が往復運動するようにされてい
る。フィーダー(2)は、その基部が摺動ロッド(10)
に固着され、また該摺動ロッド(10)に平行に架設され
たガイドロッド(11)に貫かれている。
宜の運搬手段で、ガス充填装置(A)の受台(9)に送
り込まれる。受台(9)の始端とホルダー(3)との間
では、フィーダー(2)が往復運動するようにされてい
る。フィーダー(2)は、その基部が摺動ロッド(10)
に固着され、また該摺動ロッド(10)に平行に架設され
たガイドロッド(11)に貫かれている。
前記摺動ロッド(10)は移送シリンダ(8)のピストン
ロッドに連結されているので、移送シリンダ(8)の伸
縮動作によって、前記フィーダー(2)は前記往復運動
を行なう。フィーダー(2)のその運動によって、エア
ゾール缶(1)は受台(9)からホルダー(3)内に送
り込まれる。
ロッドに連結されているので、移送シリンダ(8)の伸
縮動作によって、前記フィーダー(2)は前記往復運動
を行なう。フィーダー(2)のその運動によって、エア
ゾール缶(1)は受台(9)からホルダー(3)内に送
り込まれる。
ホルダー(3)は第4図に示されているように、円筒部
材(3a)と底部材(3b)を有している。底部材(3b)は
中央部を截頭円錐状に形成されており、その截頭円錐状
部分(3c)の上面にはシール部を構成するOリング(1
2)が取りつけられている。底部材(3b)の中心には打
栓孔(13)が形成されており、前記截頭円錐状部分(3
c)の上面で開口されている。なおその開口部直下では
先細状のターパー部(13a)が形状されている。そのテ
ーパー部(13a)と開口部との間の部分は、テフロンな
どのすべり性のよい合成樹脂で形成するか、その部分に
シリコーンオイルなどの潤滑剤を注入するようにする
と、後述する栓体(1c)が円滑に押し出されるので好ま
しい。また底部材(3b)には、通路(14)が形成されて
いる。その通路(14)は前記截頭円錐状部分(3c)上面
でOリング(12)に囲まれた部分で前記打栓孔(13)に
対し同心状に開口され噴射孔(15)が構成されている。
また前記通路(14)は接続口(16)に連通されており、
そこから充填すべきガスを導入するようになっている。
材(3a)と底部材(3b)を有している。底部材(3b)は
中央部を截頭円錐状に形成されており、その截頭円錐状
部分(3c)の上面にはシール部を構成するOリング(1
2)が取りつけられている。底部材(3b)の中心には打
栓孔(13)が形成されており、前記截頭円錐状部分(3
c)の上面で開口されている。なおその開口部直下では
先細状のターパー部(13a)が形状されている。そのテ
ーパー部(13a)と開口部との間の部分は、テフロンな
どのすべり性のよい合成樹脂で形成するか、その部分に
シリコーンオイルなどの潤滑剤を注入するようにする
と、後述する栓体(1c)が円滑に押し出されるので好ま
しい。また底部材(3b)には、通路(14)が形成されて
いる。その通路(14)は前記截頭円錐状部分(3c)上面
でOリング(12)に囲まれた部分で前記打栓孔(13)に
対し同心状に開口され噴射孔(15)が構成されている。
また前記通路(14)は接続口(16)に連通されており、
そこから充填すべきガスを導入するようになっている。
そのように構成されたホルダー(3)は基台(17)上に
ボルト締めなどによって取りつけられている。(18)は
前記底部材(3c)と基台(17)との接触面からのガス漏
れを防止するために取りつけたOリングである。
ボルト締めなどによって取りつけられている。(18)は
前記底部材(3c)と基台(17)との接触面からのガス漏
れを防止するために取りつけたOリングである。
基台(17)に形成された切欠部(17a)には、前記ター
ンテーブル(6)の縁部が嵌り合って回転できるように
なっている。ターンテーブル(6)の縁部には栓体受け
(6a)が等間隔に多数設けられており、そのそれぞれに
は前記エアゾール缶(1)のガス充填孔(1a)に挿入さ
れる栓体(1c)が、保持されるようになっている。ター
ンテーブル(6)は間欠的に回転するようになってお
り、停止した状態では、前記栓体受け(6a)が、打栓孔
(13)に向い合うようになっている。またその状態での
栓体受け(6a)に向い合うように、基台(17)側にも案
内孔(17b)が形成されており、その案内孔(17b)には
打栓孔(19)が挿入されている。
ンテーブル(6)の縁部が嵌り合って回転できるように
なっている。ターンテーブル(6)の縁部には栓体受け
(6a)が等間隔に多数設けられており、そのそれぞれに
は前記エアゾール缶(1)のガス充填孔(1a)に挿入さ
れる栓体(1c)が、保持されるようになっている。ター
ンテーブル(6)は間欠的に回転するようになってお
り、停止した状態では、前記栓体受け(6a)が、打栓孔
(13)に向い合うようになっている。またその状態での
栓体受け(6a)に向い合うように、基台(17)側にも案
内孔(17b)が形成されており、その案内孔(17b)には
打栓孔(19)が挿入されている。
そして打栓棒(19)を押し上げれば、栓体(1c)が栓体
受け(6a)から打栓孔(13)内へ押し上げられるように
なっている。その打栓棒(19)の押し上げストロークの
上限は前記テーパー部(13a)の少し下方に設定されて
おり、打栓棒(19)によって押し上げられる栓体(1c)
は前記テーパー部(13a)に圧入される。そしてつぎに
別の栓体が押し上げられたとき、それによって前記栓体
(1c)がテーパー部(13a)を通過し押し出されるよう
になっている。つまりこのように構成されたことによっ
てテーパー部(13a)には常に栓体(1c)が残るように
なっている。なお前体(1c)はニトリルゴムやシリコン
ゴムなどの弾力性のある各種ゴムによって構成されてい
る。そのため前記栓体(1c)がテーパー部(13a)に圧
入状態とされていることによって、打栓孔(13)のシー
ルが行なわれるようになっている。また前記テーパー部
(13a)で栓体(1c)の外径を絞ることによって、後述
するガス充填(1a)への栓体(1c)の挿入をやりやすく
している。
受け(6a)から打栓孔(13)内へ押し上げられるように
なっている。その打栓棒(19)の押し上げストロークの
上限は前記テーパー部(13a)の少し下方に設定されて
おり、打栓棒(19)によって押し上げられる栓体(1c)
は前記テーパー部(13a)に圧入される。そしてつぎに
別の栓体が押し上げられたとき、それによって前記栓体
(1c)がテーパー部(13a)を通過し押し出されるよう
になっている。つまりこのように構成されたことによっ
てテーパー部(13a)には常に栓体(1c)が残るように
なっている。なお前体(1c)はニトリルゴムやシリコン
ゴムなどの弾力性のある各種ゴムによって構成されてい
る。そのため前記栓体(1c)がテーパー部(13a)に圧
入状態とされていることによって、打栓孔(13)のシー
ルが行なわれるようになっている。また前記テーパー部
(13a)で栓体(1c)の外径を絞ることによって、後述
するガス充填(1a)への栓体(1c)の挿入をやりやすく
している。
なお打栓孔(13)の内径は栓体(1c)の外径よりやや大
きく形成されており、テーパー部(13a)に圧入される
までの押し上げ工程で栓体(1c)が軽く押し上げられる
ようにされている。
きく形成されており、テーパー部(13a)に圧入される
までの押し上げ工程で栓体(1c)が軽く押し上げられる
ようにされている。
前述のようにして、フィーダー(2)によってホルダー
(3)内に送り込まれたエアゾール缶(1)は、チャッ
ク(4)によってその上部を把持され、昇降シリンダ
(5)によってホルダー(3)底部に押し当てられる。
チャック(4)は第5図に示されているように、昇降シ
リンダ(5)のピストンロッド(5a)にフランジ(5b)
を介して取りつけられている。チャック(4)は前記フ
ランジ(5b)に固定されたフランジ(4a)、該フランジ
(4a)に固定されている締付用シリンダ(4b)、締付用
シリンダ(4b)のピストンロッド先端に固定されたカム
(4c)、締付用シリンダ(4b)の下面に2枚の板状部材
が向い合せて固定されてなるブラケット(4d)、該ブラ
ケット(4d)の両端部で揺動可能に軸着された一対の爪
部材(4e)、該爪部材(4e)の上部に形成された溝に嵌
め込まれ、両方の爪部材(4e)を開き方向に付勢するリ
ング状スプリング(4f)、前記ブラケット(4d)の下面
に固定されたリング状の押え金具(4g)を備えている。
(3)内に送り込まれたエアゾール缶(1)は、チャッ
ク(4)によってその上部を把持され、昇降シリンダ
(5)によってホルダー(3)底部に押し当てられる。
チャック(4)は第5図に示されているように、昇降シ
リンダ(5)のピストンロッド(5a)にフランジ(5b)
を介して取りつけられている。チャック(4)は前記フ
ランジ(5b)に固定されたフランジ(4a)、該フランジ
(4a)に固定されている締付用シリンダ(4b)、締付用
シリンダ(4b)のピストンロッド先端に固定されたカム
(4c)、締付用シリンダ(4b)の下面に2枚の板状部材
が向い合せて固定されてなるブラケット(4d)、該ブラ
ケット(4d)の両端部で揺動可能に軸着された一対の爪
部材(4e)、該爪部材(4e)の上部に形成された溝に嵌
め込まれ、両方の爪部材(4e)を開き方向に付勢するリ
ング状スプリング(4f)、前記ブラケット(4d)の下面
に固定されたリング状の押え金具(4g)を備えている。
前記カム(4c)は爪部材(4e)の上部に形成された斜面
(4h)と摺接されており、締付用シリンダ(4b)がカム
(4c)を押し下げると爪部材(4e)が閉じられ、エアゾ
ール缶(1)の首部をその爪先で把持することができる
ようになっている。また締付用シリンダ(4b)がカム
(4c)を引き上げると、爪部材(4e)がリング状スプリ
ング(4f)の弾発力で締め付けられ、下方の爪先は開け
られる。そのようにして首部が把持されていたエアゾー
ル缶(1)がチャック(4)から取りはずされる。
(4h)と摺接されており、締付用シリンダ(4b)がカム
(4c)を押し下げると爪部材(4e)が閉じられ、エアゾ
ール缶(1)の首部をその爪先で把持することができる
ようになっている。また締付用シリンダ(4b)がカム
(4c)を引き上げると、爪部材(4e)がリング状スプリ
ング(4f)の弾発力で締め付けられ、下方の爪先は開け
られる。そのようにして首部が把持されていたエアゾー
ル缶(1)がチャック(4)から取りはずされる。
さらにチャック(4)には、フランジ(4a)に固定され
た4本のステー(4h)によって垂設されたリング状部材
(4i)が設けられている。そのリング状部材(4i)の内
周は、エアゾール缶(1)の上部外周に接して、首部で
把持されたエアゾール缶(1)を安定的に保持するよう
作用する。
た4本のステー(4h)によって垂設されたリング状部材
(4i)が設けられている。そのリング状部材(4i)の内
周は、エアゾール缶(1)の上部外周に接して、首部で
把持されたエアゾール缶(1)を安定的に保持するよう
作用する。
以上のように構成されたチャック(4)は昇降シリンダ
(5)によって昇降させられる。前記昇降シリンダ
(5)が出す力は締付用シリンダ(4b)のボディ、ブラ
ケット(4d)および押え金具(4g)を力の伝達経路とす
ることができるので、第6図に示されているようにホル
ダー(3)内にあるエアゾール缶(1)を上から押えつ
けることができる。
(5)によって昇降させられる。前記昇降シリンダ
(5)が出す力は締付用シリンダ(4b)のボディ、ブラ
ケット(4d)および押え金具(4g)を力の伝達経路とす
ることができるので、第6図に示されているようにホル
ダー(3)内にあるエアゾール缶(1)を上から押えつ
けることができる。
第2図および第3図に示されている缶底形状を有するエ
アゾール缶(1)は、前記ホルダー(3)内においてそ
のガス充填(1a)が、前記打栓孔(13)に向い合うよう
位置される。またそのシール面(1b)はOリング(12)
に当接するように位置される。したがってチャック
(4)を介して昇降シリンダ(5)によってエアゾール
缶(1)を押えつければ、エアゾール缶(1)のシール
面(1b)とOリング(12)とは充分な力で密着し、充填
ガスが漏れないようシールすることができる。また後述
する打栓作業を安定的に行なわしめることができる。
アゾール缶(1)は、前記ホルダー(3)内においてそ
のガス充填(1a)が、前記打栓孔(13)に向い合うよう
位置される。またそのシール面(1b)はOリング(12)
に当接するように位置される。したがってチャック
(4)を介して昇降シリンダ(5)によってエアゾール
缶(1)を押えつければ、エアゾール缶(1)のシール
面(1b)とOリング(12)とは充分な力で密着し、充填
ガスが漏れないようシールすることができる。また後述
する打栓作業を安定的に行なわしめることができる。
そのようなシール工程を含む本発明の方法によるガスの
充填作業は、つぎのようにして行なわれる。
充填作業は、つぎのようにして行なわれる。
まず接続口(16)から充填すべきガスを導く。ガスは通
路(14)を通って噴射孔(15)から噴射される。噴射さ
れたガスはエアゾール缶(1)のガス充填(1a)から缶
体内に充填される。このとき缶体とホルダー(3)の間
はOリング(12)でシールされており、また打栓孔(1
3)は前回の打栓工程においてテーパー部(13a)に押し
上げられている栓体(1c)で密着されているるので、ガ
ス漏れはどこからも生じないようになっている。
路(14)を通って噴射孔(15)から噴射される。噴射さ
れたガスはエアゾール缶(1)のガス充填(1a)から缶
体内に充填される。このとき缶体とホルダー(3)の間
はOリング(12)でシールされており、また打栓孔(1
3)は前回の打栓工程においてテーパー部(13a)に押し
上げられている栓体(1c)で密着されているるので、ガ
ス漏れはどこからも生じないようになっている。
このようにしてガスが必要量充填されれば、、ガスの導
入を止め、つぎの打栓工程に入る。打栓は前述のように
打栓孔(19)を押し上げることにより行なわれる。その
ことによってターンテーブル(6)の栓体受け(6a)に
保持されていた栓体(1c)が打栓孔(13)内を押し上げ
られ、テーパー部(13a)に押し込められると、先の打
栓工程でテーパー部(13a)に押し込められていた栓体
(1c)がさらに押し出されて、エアゾール缶(1)のガ
ス充填孔(1a)内に挿入される。なおそのとき前記栓体
(1c)は、その長さの関係でその下端部分が打栓孔(1
3)内に残されたままとなる。以上のようにして、エア
ゾール缶(1)はガスが充填された状態に密閉される。
入を止め、つぎの打栓工程に入る。打栓は前述のように
打栓孔(19)を押し上げることにより行なわれる。その
ことによってターンテーブル(6)の栓体受け(6a)に
保持されていた栓体(1c)が打栓孔(13)内を押し上げ
られ、テーパー部(13a)に押し込められると、先の打
栓工程でテーパー部(13a)に押し込められていた栓体
(1c)がさらに押し出されて、エアゾール缶(1)のガ
ス充填孔(1a)内に挿入される。なおそのとき前記栓体
(1c)は、その長さの関係でその下端部分が打栓孔(1
3)内に残されたままとなる。以上のようにして、エア
ゾール缶(1)はガスが充填された状態に密閉される。
つぎにエアゾール缶(1)は、チャック(4)に把持さ
れてホルダー(3)から取り出される。すなわち、第5
図に示されている締付用シリンダ(4b)が作動して、爪
部材(4e)を閉じ、エアゾール缶(1)の首部を把持す
る。ついで昇降シリンダ(5)を縮小動させてエアゾー
ル缶(1)を持ち上げる。そのことによって缶底のガス
充填孔(1a)で緊締されている栓体(1c)がその下端部
を残していた打栓孔から完全に抜きとられる。このよう
にしてホルダー(3)の上方にエアゾール缶(1)が持
ち上げられると、第7図に示されているように回収ボッ
クス(7)を移送シリンダ(8)を伸長させて、移動さ
せる。回収ボックス(7)の一面には、2枚のゴム板
(7a)が観音扉状に取りつけられており、エアゾール缶
(1)缶体にあてると、それが押し開らかれ、エアゾー
ル缶(1)がボックス内に入るとそれ自体の弾性力で閉
じられるようになっている。そのようにした状態でチャ
ック(4)の爪部材(4e)を締付用シリンダ(4b)を縮
小動させて開らけ、エアゾール缶(1)を回収ボックス
(7)内に落とし込む。つぎに移送用シリンダ(8)を
縮小動させ回収ボックスを再び元の位置に復帰させる。
この位置において回収ボックス(7)に向いあうように
設けられている押し出しシリンダを作動させて、エアゾ
ール缶(1)を回収ボックス(7)から外に押し出すよ
うにする。なおそのようにしてエアゾール缶(1)を押
し出す側の面にも前記ゴム板(7a)と同様のゴム板(7
b)が設けられており、移送中のエアゾール缶(1)が
落下しないようにすると共に押し出しシリンダ(7c)が
作動するときはその働きを邪魔しないように構成されて
いる。
れてホルダー(3)から取り出される。すなわち、第5
図に示されている締付用シリンダ(4b)が作動して、爪
部材(4e)を閉じ、エアゾール缶(1)の首部を把持す
る。ついで昇降シリンダ(5)を縮小動させてエアゾー
ル缶(1)を持ち上げる。そのことによって缶底のガス
充填孔(1a)で緊締されている栓体(1c)がその下端部
を残していた打栓孔から完全に抜きとられる。このよう
にしてホルダー(3)の上方にエアゾール缶(1)が持
ち上げられると、第7図に示されているように回収ボッ
クス(7)を移送シリンダ(8)を伸長させて、移動さ
せる。回収ボックス(7)の一面には、2枚のゴム板
(7a)が観音扉状に取りつけられており、エアゾール缶
(1)缶体にあてると、それが押し開らかれ、エアゾー
ル缶(1)がボックス内に入るとそれ自体の弾性力で閉
じられるようになっている。そのようにした状態でチャ
ック(4)の爪部材(4e)を締付用シリンダ(4b)を縮
小動させて開らけ、エアゾール缶(1)を回収ボックス
(7)内に落とし込む。つぎに移送用シリンダ(8)を
縮小動させ回収ボックスを再び元の位置に復帰させる。
この位置において回収ボックス(7)に向いあうように
設けられている押し出しシリンダを作動させて、エアゾ
ール缶(1)を回収ボックス(7)から外に押し出すよ
うにする。なおそのようにしてエアゾール缶(1)を押
し出す側の面にも前記ゴム板(7a)と同様のゴム板(7
b)が設けられており、移送中のエアゾール缶(1)が
落下しないようにすると共に押し出しシリンダ(7c)が
作動するときはその働きを邪魔しないように構成されて
いる。
以上のようにして、本発明にかかわる方法によってガス
の充填作業が能率的に行なわれる。またその一連の工程
は繰り返し行なわれ、つぎつぎとエアゾール缶(1)の
ガス充填、打栓が前記ガス充填装置(A)によって実行
される。
の充填作業が能率的に行なわれる。またその一連の工程
は繰り返し行なわれ、つぎつぎとエアゾール缶(1)の
ガス充填、打栓が前記ガス充填装置(A)によって実行
される。
前述のようなガス充填(A)の各工程の制御は、マニュ
アルで操作するようにしてもよいが、ガス充填装置の各
部分の動作を光電スイッチやリミットスイッチなどで検
知してシーケンス制御させるなど適宜の方法で自動化し
てもよい。そのばあい作業効率はより一層向上させるこ
とができる。
アルで操作するようにしてもよいが、ガス充填装置の各
部分の動作を光電スイッチやリミットスイッチなどで検
知してシーケンス制御させるなど適宜の方法で自動化し
てもよい。そのばあい作業効率はより一層向上させるこ
とができる。
第1図は本発明にかかわる一実施例であるガス充填装置
(A)の全体斜視図、第2図はエアゾール缶(1)の缶
底部の形状を示す要部断面図、第3図はエアゾール缶
(1)の缶底部の他の形状を示す要部断面図、第4図は
第1図に示されているホルダー(3)まわりの縦断面
図、第5図は第1図に示されているチャック(4)まわ
りの部分断面正面図、第6図はガス充填装置(a)にお
けるガス充填工程の説明図、第7図はガス充填装置
(A)における回収工程の説明図である。 (図面の主要符号) (A):ガス充填装置 (1):エアゾール缶 (1a):ガス充填孔 (3):ホルダー (12):Oリング (13):打栓孔 (15):ガス噴射孔
(A)の全体斜視図、第2図はエアゾール缶(1)の缶
底部の形状を示す要部断面図、第3図はエアゾール缶
(1)の缶底部の他の形状を示す要部断面図、第4図は
第1図に示されているホルダー(3)まわりの縦断面
図、第5図は第1図に示されているチャック(4)まわ
りの部分断面正面図、第6図はガス充填装置(a)にお
けるガス充填工程の説明図、第7図はガス充填装置
(A)における回収工程の説明図である。 (図面の主要符号) (A):ガス充填装置 (1):エアゾール缶 (1a):ガス充填孔 (3):ホルダー (12):Oリング (13):打栓孔 (15):ガス噴射孔
Claims (2)
- 【請求項1】打栓孔と噴射孔のまわりにシール部が形成
されているガス充填装置のホルダーに、底部にガス充填
孔が形成されたエアゾール缶の底部を圧着して保持さ
せ、前記ガス噴射孔から噴射させたガスをガス充填孔か
ら導入してエアゾール缶内に充填させ、ついで打栓孔か
ら栓体を押し出してガス充填孔に挿入し、エアゾール缶
を密閉することを特徴とするエアゾール缶のガス充填装
置方法。 - 【請求項2】エアゾール缶を圧着させ保持するホルダー
の底部に、該エアゾール缶の底部に形成されたガス充填
孔に向い合う位置に設けられた打栓孔と、エアゾール缶
の底面と当接させられるシール部と、該シール部に囲ま
れた部分にガス噴射孔がそれぞれ形成されてなるエアゾ
ール缶のガス充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59198872A JPH0678090B2 (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | エアゾ−ル缶のガス充填方法およびそれに用いるガス充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59198872A JPH0678090B2 (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | エアゾ−ル缶のガス充填方法およびそれに用いるガス充填装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6181921A JPS6181921A (ja) | 1986-04-25 |
JPH0678090B2 true JPH0678090B2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=16398322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59198872A Expired - Lifetime JPH0678090B2 (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 | エアゾ−ル缶のガス充填方法およびそれに用いるガス充填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678090B2 (ja) |
-
1984
- 1984-09-22 JP JP59198872A patent/JPH0678090B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6181921A (ja) | 1986-04-25 |
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