JPH0677745B2 - セラミックス汚水処理装置 - Google Patents

セラミックス汚水処理装置

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JPH0677745B2
JPH0677745B2 JP20799189A JP20799189A JPH0677745B2 JP H0677745 B2 JPH0677745 B2 JP H0677745B2 JP 20799189 A JP20799189 A JP 20799189A JP 20799189 A JP20799189 A JP 20799189A JP H0677745 B2 JPH0677745 B2 JP H0677745B2
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ITOCHU SERAMITSUKUSU KK
KUREE BAAN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は生体触媒反応で汚水を浄化する画期的な汚水処
理装置に関するものである。
即ち、従来の汚水処理装置は、その排水のBOD値が、い
づれも10[ppm]以上であって、国の基準にも達してい
ないところ、本発明は4〜5[ppm]に達し、我国唯
一、国の浄化基準を満足する汚水処理装置の創始提供に
関するものである。
[従来の技術] バイオリアクターを応用する汚水処理法は(イ)流動法
としての活性汚泥法(ロ)接触法としての生体触媒固定
化担体を用うる方法に大別さされる。
前記(イ)活性汚泥法は大量の活性汚泥中に汚水を導入
し散気して汚水中の有機物を分解した後に浮遊する汚泥
を沈降並びに濾過後化学処理して放流するものである。
これらは都市の綜合下水処理場等の大形設備として設置
されている。
次に(ロ)接触法は生体触媒を有機材料または無機材料
に固定化しO2を供給して生物反応を行なわせるプロセス
である。これらの接触法はバイオリアクターとして醸造
食品の製造等が行なわれている。これらのことから汚水
処理プロセスとしも注目されるようになり中小容量の汚
水処理装置として採用されている。
これらの中小形汚水処理装置は主として好気性バクテリ
ヤの撥気槽に接触材として通常汎用プラスチック製の波
形板の多層組合せ並びにハニカム構造体の充填構造が採
用されている。また極く一部に汎用プラスチック製平板
にセラミックファイバーを接着したものや多孔質セラミ
ックス小片を積層充填する方法も提案されている。
[本発明の目的:解決すべき問題点] 以上の如く生物反応による汚水処理装置として(イ)活
性汚泥法,(ロ)接触法の両者があるが、先づ(イ)活
性汚泥法は大量の活性汚泥を必要とすること、またそれ
らの流失損とさらに浮遊汚泥の濾過が必要となるため大
形の設備となる。次に流動層であるためチャンネリング
(偏流)を起し易いので均一な生物反応が行なわれず効
率が低下する。更に劣化汚泥の廃棄処分法として例えば
焼却炉の設備などメンテナンス関係に大きな設備が必要
となっている。また汚水の浄化能力として処理水のBOD
値が7乃至10[ppm]と高く環境保全上不充分であり改
善すべき余地がある。次に(ロ)接触法による中小形汚
水処理装置においては一般にプラスチック製の波形板の
多層構造やハニカム構造体が接触材として用いられてい
る汎用プラスチック板は触媒固定化担体としての性能が
著しく小さい。またハニカム構造は固形物の混入により
目詰りが発生し逆洗が必要となるので反応効率が低下す
る。従って処理結果水のBOD値は平均15乃至20[ppm]と
著しく高く、衛生上不充分である。この理由は通常の河
川水の平均値が約5[ppm]であるからである。
次にプラスチック平板にセラミックスペーパーを積層し
た接触材は反応効率が改善されるが、その反面、セラミ
ックスペーパーはバインダとしてセルローズ、せんい、
レヂンが混合され、それらの接着用レヂンは溶出する危
険性がある。更にペーパーの剥離等により効率が低下す
るという欠点もある。
また、セラミックス多孔体は強度が弱いので構造的に複
雑となり、目詰りも生ずる。
次に接触材としてセラミックスのハニカム構造体ある
が、機械的強度を保持するために、溶固組織となり触媒
担持能力が劣り、固液混合の場合は目詰りを生じ逆洗が
必要となるなどの問題点がある。
更に最近のバイオリアクタとしてセラミックモノリス
(ハニカム状で1インチ当たり400個のダクトがあり壁
厚さ0.15[mm])は生物触媒固定化能が大きく接触法と
して優れているといわれているが、コーヂライト製のフ
ァインセラミックスのため高価格で大形のものは製造が
困難である。従って一般の固液混合の汚水処理装置とし
ては機能的,経済的に採用不可能である。
更に次に、すべての従来技術の決定的不充分な問題点
は、浄化処理後のBOD値が約10[ppm]以上であって、一
般河川水の平均値約5[ppm]より高いことで、浄化処
理水を流したとしも、従来技術ではほとんど皆河川の水
質汚濁の原因となっていることである。
本発明は前述の接触法による中小形汚水処理装置の組織
構造上の諸欠点を殆んど除去すべく、更にまた性能上衛
生的に不充分の点については、活性汚泥法,接触法を含
めたすべての従来技術を超えて、代表的浄化度即ちBOD
値を改善進歩せしむべく、浄化排水が河川水を汚染させ
ないということでは世界最初であるセラミックス汚水処
理装置を創始し提供することを目的とする。
[本発明の構成・問題点解決の手段] 本発明は前記BOD値の画期的引き下げの目的を達成する
ため遠赤外線域乃至は赤外線域の電磁波放射率が多く、
機械的強度大なる大形セラミック板を接触材として隔壁
多層構造とする長期安定な効率を発揮するセラミックス
汚水処理装置を構成するものである。
即ち具体的構成の第1の特徴は、せんい状及び又は扁平
状の無機質の結晶もしくは素片を合計で60重量[%]以
上90重量[%]以下含有して層状に積層された薄肉大形
セラミックス板を生体触媒固定化担体とするセラミック
ス汚水処理装置であることである。
また第2の特徴は、前記せんい状及び扁平状の無機質の
結晶もしくは素片は常に、少なくともその半分がβ形ワ
ラストナイトであることである。あとの半分について
は、通常陶磁器質セラミックスの原料であるβ形ワラス
トナイト−陶石−長石−珪石系においては、アルカリを
含むガラス質の生成によってβ〜α形の転移が生成し、
又は、α形ワラストナイト系の固溶体となり、せんい状
層状構造が、破壊されることになる。
次に第3の特徴は、前記薄肉大形セラミック板を金属酸
化物のゾルーゲル水溶液で処理し、含滲させるもので、
接触材として生物触媒の固定化をさらに効果的にするこ
とである。
第4の特徴は、前記薄肉大形セラミック板が処理汚水の
気液平行流に平行する方向で多数の溝を有することであ
る。これは流れに直角方向の要素を溝の形状にもたせ
ず、かつ目詰りしにくくして、単位体積当りの生化学反
応面積を極力大とするためである。
第5の特徴は、前記いずれかの薄肉大形セラミック板を
更に複数枚並設することにより隔壁多層構造として構成
されるセラミックス汚水処理装置であることである。
本発明装置のこれらの構成について更に説明すると、例
えば本願の発明者の一部が共通であって既に出願済みで
ある特開昭60−186463号公報に材料並びにその製法が開
示されているものがある。
これはβ形ワラストナイト結晶を主成分とするもので、
従来品に比し、曲げ強度が格段にすぐれて低弾性率とな
り、低熱膨張率の優れた特性をもつもので大形薄肉厚さ
のセラミック板として初めて出現した現在唯一のもので
ある。
本発明の主体となる大形薄肉セラミック板は前記特開昭
60−186463号とほぼ同様な原料組成で同一製造プロセス
で製造されるが、表面組織の改善を施すために一部の原
料種類,焼成条件等々の考究によって創製されたもので
気孔率15乃至20[%]で曲げ強度350[kg/cm2]以上と
なっている。この大形セラミック板は900[mm]×2500
[mm]×4[mm]の大きさまで製造できるので撥気反応
層内に一定間隔で隔壁を併立する構造とし下部より処理
汚水と空気を供給し上部よりフローする処理水は固液分
離層で分離する。
セラミック板は化学的に有機材料,金属材料より格段に
優れていることで、目詰りによる逆洗を必要としないメ
ンテナンスの容易な構造とすること出来る。
次に本発明の主要構成となる大形セラミック板はせんい
状並びに扁平状結晶質物がほぼ平行的に配列されてお
り、それらに平行して適切な気孔を形成するので、生体
触媒の固定化機能をもつものであるが、更に性能を向上
するために、金属酸化物として、Si+4、Al+3、Zr+4、Fe
+3、Ti+4等のゾルーゲル状水溶液を含滲することによ
り、前記の気孔内に数10[Å]のアモルファス状水酸化
物皮膜を形成することにより、好気性菌の固定化とその
繁殖を助長しようとするものである。
[作用] 本発明の主体となるセラミック板はすぐれた生体触媒固
定化担体であるために具備すべき条件として(イ)機械
的強度が高い,(ロ)化学的,生物的に安定、(ハ)有
害物が皆無等を満足する特徴をもっている。
次に生体触媒固定化には担体の表面組織が重要である
が、本発明のセラミック板は、天然の珪灰石を原料とす
るが、この珪灰石の主要な不純物となる石灰石を、フロ
ーテーションにより除去し湿式解砕方法による特殊処理
で、アスペクト比の大きいやわらかいせんい状β形ワラ
ストナイト構造の層状組織としているのでそれらに平行
な気孔形状をもっており好気性バクテリヤの担持能が極
めて高くなる表面構造となっている。
更に前記気孔内にプラス電位をもつ微細な金属水酸化物
のアモルファス皮膜を形成せしめマイナス電位を有する
生物触媒の担持能を増大している。
次にβ形ワラストナイト結晶は遠赤外線域電磁波の放射
率が極めて高い特性をもつので生物反応が適温で均一に
行われるから極めて効率よく酸化反応が進行する。
更に本発明装置は大形セラミック板を5乃至7[cm]間
隔で併立させているので固体による目詰り等は皆無で逆
洗する必要がないことによって連続的にバクテリヤの増
強が行われるので反応効率が極めて高いという特徴をも
っている。
[実施例1] 以下、本発明の実施例1を図面に基づき説明する。
第1図は汚水処理装置の全体構造を示す横断面構成図で
あり、第2図は第1図のII矢視の上面図である。
接触撥気槽1は四面を囲む外槽2とその内部に多数層に
並設されるセラミック接触板3と、圧縮空気を送出する
散気管4,5と、汚水が導入される汚水用導入管6等とか
ら構成される。外槽2の上部には汚水処理済の水が蓄溜
する蓄溜槽7があり、その隔壁8からオーバフローした
水は沈降分離槽9に送出される。沈降分離槽9には逆流
管10と放流管11とが連結される。
散気管4と汚水用導入管6および逆流管10は外槽2の下
部の下槽12内に収納され、散気管5は外槽2の中間部に
配設される。なお散気管4,5と汚水用導入管6および逆
流管10には第4図および第5図によく示す如く、上方に
向かって開口する多数の小孔13,14,15,16がそれぞれ穿
孔される。
散気管4,5は送風機17に連結し、汚水用導入管6は汚水
を圧送するポンプ18に連結する。また放水管11は図略の
沈降槽に連通する。
セラミック接触板3は一定の間隔を隔てて並設し外槽2
の内部の隔壁として併立する。第3図(a),(b),
(c)は第1図のA丸印部を拡大表示したもので本発明
装置中のセラミック接触板3の断面形状を示す。
第3図(a)に示す如く、セラミック接触板3aは内部に
多数本のせんい19を有するものからなり、その両表面に
は処理汚水の気液並行流に平行する方向に沿って多数の
V溝20が連続的に形成される。
第3図(b)に示すセラミック接触板3bはその両表面に
弧状溝21を形成したものである。
第3図(c)に示すセラミックス接触板3cはその両表面
に梯形溝22を設けたものである。
弧状溝21および梯形溝22も気流並行流に並行する方向に
沿って多数個形成するものである。なお溝形状としては
V溝20,弧状溝21および梯形溝22に限定するものではな
い。
セラミック板接触板3は4[mm]厚さで900[mm]×1,0
00乃至1,500[mm]の大形板でその製法技術としては特
願昭59−39374号公報に記載される如きものが採用され
る。その主要成分はせんい状結晶体であるβ形ワラスト
ナイトからなり、原料粒度,混合比率,塑性成形工程の
新しい発想から生まれたもので焼成板はせんい状結晶体
の層状組織となっている。このため1[m2]以上で4
[mm]厚さと極めてそりの少ない寸法正確な弾性のある
平板が製造できる。
本実施例では以上の如き特徴をもつセラミック接触板3
が採用されるので外槽2内に極めて容易にセットするこ
とができる。
このセラミック接触板3の特徴として気孔率15乃至20
[%]であり、特に気孔が表面に対して平行に存在しワ
ラストナイト層間に気孔を持つ従来組織に見られないも
のである。
従来の陶磁器質タイルが気孔率10[%]内外であるのに
比較して、気孔の構造および分布方向が異なり、更にそ
の曲げ強度が3乃至4倍の350乃至400[kg/cm2]の高強
度で低弾性率(約1/10で4×105[kg/cm2])となり大
きな弾性体を示すので反応槽における隔壁としての機械
的強度を保持することが出来る。
また前述した通りせんい状結晶体の層状組織の表面とな
っているので、表面のサンディングにより面の粗さを任
意に調整してバクテリヤの担体として充分な構造をもっ
ているのみならず高温焼成を行なっているので化学的、
生物性浸食に対して極めて高い抵抗性を有し(鉱酸,有
機酸に対してほとんど無浸食)、有害質物の溶出は全く
認められない大きな特徴を発揮する。
このセラミック接触板3の主要成分であるβ形ワラスト
ナイトは焼成による結晶構造の変化が生成しない組織と
して考究したものであるからβ形ワラストナイト結晶の
遠赤外線域電磁波の放射率は少しも低下していないセラ
ミック接触板3となっている。
散気管5は前記した如く、外槽2の中間部に設けられ、
第1図のB丸印部の拡大図が第4図に示されている。散
気管5はクッションラバ23を介しセラミック接触板3と
連結する散気管5を中間に設けたのは汚水を上昇させる
空気のエアーレーションの均一化を行うためである。
次に、本実施例の汚水処理装置による作用を説明する。
汚水はポンプ18により汚水用導入間6内に導入される。
一方、圧縮空気は散気管4,5内に導入する。散気管4,5の
小孔13,16から噴水する空気により汚水内導入管6の小
孔から出る汚水は上昇しセラミック接触板3間の隙間を
通過する。この際にセラミック接触板3に接触する。セ
ラミック接触板3の表面には汚水を浄化する好気性微生
物が付着しているが、前記の如くセラミック接触板3は
その両表面にV溝20,弧状溝21および梯形溝22が設けら
れているため平板のものに較べ大きな表面積を有するこ
とになる。従って好気性微生物も多数にその表面に付着
するため効果的な浄化処理が行われることになる。
汚水処理されて蓄溜槽7に蓄溜し隔壁8からオーバフロ
ーした処理水は沈降分離槽9に流入し、その一部は放流
管11から沈降槽に送られ、一部の汚水処理不十分の処理
水は逆流管10より下槽12側に送られ、小孔15から噴水し
散気管4からの空気により再び上昇し、再処理されるこ
とになる。
本実施例では単独の接触撥気方法を採用したが綜合汚水
浄化設備のユニットとして本実施例を組立て使用しても
よい。
次に本実施例とプラスチックの波形接触板を用いた従来
技術とを比較した実験データを第1表に示す。
特に、汚水BOD値並に汚水処理水BOD値の試験は、JIS−K
0102の国家規定の方法により実施した。
以上の実験値に見られるように市販されている小型合併
浄化槽と比較すると本実施例によるセラミック接触板3
の採用によって、ほぼ完全な汚水処理が達成される。
従って処理水は通常河川中に放流されても水質汚染の公
害が殆んど除去されるといえるものである。
[実施例2] 本実施例の1とほぼ同様の条件の下に前記薄肉大型セラ
ミック接触板3にAl+3ゾル状溶液を含滲させたものを用
いたものである。
これにより浄化能力は一層向上し、浄化槽出口の処理済
水の残留BOD値は3[ppm]まで低下した。
この結果の値は小形簡易汚水処理装置としては我国最高
のものといえる。
[本発明の効果] 本発明によれば次の如く優れた効果が得られる。
(1)機械的強度に優れた薄肉の大型セラミック接触板
を生物反応槽の生体触媒固定化担体として採用すること
により比較的小型で分解効率97.5[%]を達成し従来装
置では不可能とされたBOD値5[ppm]以下(JISKO102)
の処理水を得ることが出来た。
(2)化学的、生物的に安全であるセラミック接触板を
バクテリヤ担体として採用することにより長期的にメン
テナンス不要で連続的稼動が達成出来る。
(3)この大型セラミック接触板は遠赤外線域放射率が
高くバクテリヤの活性化温度域を保持することが出来る
ので安定した連続反応が行われる。
(4)反応槽構造としてコンパクトであるため設備面積
が小さくまた汚水処理容量に応じ組合せ連結が出来る。
(5)汚水(生活廃水など)中のBOD値を5[ppm]以下
に減少することが達成出来ることは環境上の問題を完全
にクリヤー出来ることは最も大きなメリットである。
(6)大型セラミック板は従来全くない連続製造プロセ
スよって大量生産が出来るので省エネルギーとなり、コ
ストダウンが達成出来るため従来装置以上に経済的な装
置とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構造図、第2図は第1
図のII矢視上図面、第3図(a)乃至(c)は実施例に
使用されるセラミック接触板の拡大断面図、第4図は第
1図のB丸印部の拡大断面図、第5図は第1図のV−V
線断面図である。 1……接触撥気槽、2……外槽、3,3a,3b,3c……セラミ
ック接触板、4,5……散気管、6……汚水用導入管、7
……蓄溜槽、8……隔壁、9……沈降分離槽、10……逆
流管、11……放流管、12……下槽、13,14,15,16……小
孔、17……送風機、18……ポンプ、19……せんい、20…
…V溝、21……弧状溝、22……梯形溝、23……クッショ
ンラバー。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも半分がβ形ワラストナイトであ
    る、せんい状及び/又は扁平状の無機質の結晶もしくは
    素片を、合計で60重量[%]以上90重量[%]以下含有
    して、層状に積層された薄肉大形セラミック板を、生体
    触媒固定化担体とすることを特徴とする、セラミックス
    汚水処理装置。
  2. 【請求項2】前記せんい状及び又は、扁平状の無機質の
    結晶もしくは、素片を合計で60重量[%]以上含有する
    粘結性粘土系の陶磁器質焼結体で、30重量[%]以上の
    β形ワラストナイト(天然ワラストナイト)結晶として
    残留する鉱物的組成の薄肉大形セラミックス板で請求項
    1に記載のセラミックス汚水処理装置。
  3. 【請求項3】前記薄肉大形セラミック板をSi+4,Al+3、Z
    r+4、Fe+3、Ti+4の金属酸化物のゾルーゲル溶液にて処
    理し、該液を含滲する請求項1に記載のセラミックス汚
    水処理装置。
  4. 【請求項4】前記薄肉大形セラミック板が処理汚水の気
    液平行流に平行する方向で多数の溝を有するものである
    請求項1又は2に記載のセラミックス汚水処理装置。
  5. 【請求項5】前記請求項1より3までのいずれかに記載
    の薄肉大形セラミック板を、更に複数枚並設することに
    より隔壁多層構造として構成されたことを特徴とするセ
    ラミックス汚水処理装置。
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