JPH0677724A - 平面パッチアンテナ及びその特性調整方法 - Google Patents

平面パッチアンテナ及びその特性調整方法

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JPH0677724A
JPH0677724A JP22557192A JP22557192A JPH0677724A JP H0677724 A JPH0677724 A JP H0677724A JP 22557192 A JP22557192 A JP 22557192A JP 22557192 A JP22557192 A JP 22557192A JP H0677724 A JPH0677724 A JP H0677724A
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JP
Japan
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electrode
patch
width
strip line
extending direction
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Pending
Application number
JP22557192A
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English (en)
Inventor
Masaaki Arita
雅昭 有田
Hiromitsu Shimazaki
大充 島崎
Masatoshi Otsuka
正敏 大塚
Toshiiku Itou
俊郁 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は装置の小型化が進んでも十分な特性
を得ることができる平面パッチアンテナ及びその特性調
整方法を提供することを目的とする。 【構成】 基板7に形成されたパッチ電極8とストリッ
プライン4aが接続された電極11を接続する内部導体
14をスルーホール13に設ける。さらに電極11が形
成されている面にアース電極9を形成する。パッチ電極
8の幅Lに対するパッチ電極8の幅Lと端面8a,8b
からそれぞれはみ出したアース電極9の幅Mの比Z=M
/Lを0.01以上0.14以下、好ましくは0.07
以上0.10以下にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グローバル・ポジショ
ニング・システム(GPS)や携帯無線電話装置等に用
いられる平面パッチアンテナ及びその特性調整方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6,図7及び図8は従来の平面パッチ
アンテナを示す表面図,裏面図及び断面図である。
【0003】図6,図7及び図8において、1は樹脂や
セラミックス等の誘電体材料で構成された基板、2は基
板1の表面に形成されたパッチ電極、3は基板1の裏面
に形成されたアース電極、4はアース電極3の中央部に
設けられ、アース電極3と絶縁された方形の電極で、電
極4にはストリップライン4aが設けられている。5は
基板1に設けられたスルーホールで、スルーホール5の
内壁には、電極4とパッチ電極2を電気的に接続する内
部導体6が設けられている。
【0004】スルーホール5の形成位置は図6に示すよ
うに、パッチ電極2の端面2aと端面2bからそれぞれ
同じ距離になるように、即ちB1=B2となるように形
成する。また端面2cと端面2dからそれぞれ同じ距離
の地点から端面2d側にずれた位置、すなわちA1<A
2となるように形成する。またストリップライン4aは
スルーホール5から端面2cに向かう方向に延在させて
いる。
【0005】このように構成された平面パッチアンテナ
は、受信効率を高めるために電圧定在波比を向上させる
(電圧定在波比を理想的な1に近づける)ことが必要と
なってくる。電圧定在波比を向上させるために、ストリ
ップライン4aの幅SWを所定の幅に設定することが知
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、ストリップライン4aの幅SWを調整する
ことだけでは、電圧定在波比は2.0以上となってしま
う。現在ではこの程度の定在波比で十分であるが、装置
が小型するにつれて平面パッチアンテナも小型化して行
くと、更なる電圧定在波比の向上(電圧定在波比が2.
0以下)が求められる。
【0007】本発明は前記従来の課題を解決するもの
で、電圧定在波比を向上させることができ、装置の小型
化が進んでも十分な特性を得ることができる平面パッチ
アンテナ及びその電圧定在波比の調整方法を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、ストリップラインの延在方向に対して垂直なパッチ
電極の幅に対するパッチ電極の延在方向に平行な端面か
らはみ出した前記延在方向に対して垂直なアース電極の
幅の比を0.01以上0.14以下、好ましくは0.0
7以上0.10以下にした。
【0009】
【作用】この構成により、電圧定在波比を従来よりも1
に近づけることができる。
【0010】
【実施例】図1,図2及び図3はそれぞれ本発明の一実
施例における平面パッチアンテナを示す表面図,裏面図
及び断面図である。
【0011】図1,図2及び図3において、7はセラミ
ックや樹脂等の誘電体材料で構成された基板で、基板7
には表面に方形状のパッチ電極8が形成されている。こ
のパッチ電極8の対角線上の一対の角部は特性向上のた
めに削られている。基板7の裏面にはアース電極9が形
成されている。アース電極9の中央部には開口部10が
設けられており、開口部10中には電極11と電極11
に接続されたストリップライン12が形成されている。
また電極11とパッチ電極8はスルーホール13内に設
けられた内部導体14によって電気的に接合している。
【0012】パッチ電極8,アース電極9,電極11及
びストリップライン12はそれぞれ基板7上にスクリー
ン印刷等の手段によって所定の形状に銀ペースト(北陸
塗料株式会社 SR3035)を塗布し、塗布された銀
ペーストを焼き付けて形成される。この時例えば焼付け
条件として、昇降温速度1200℃/Hr、保持温度8
00℃、加熱時間5分間等が考えられる。この時銀ペー
ストを基板7上に焼き付けて形成された電極等の厚さは
10μm〜20μm程度になる。また内部導体14はス
ルーホール13の直径よりも小さな直径を持つピン等の
先に銀ペーストを付着させ、スルーホール13の内壁に
そのピンの先に付着した銀ペーストを塗布し、上記と同
様の焼付け条件下で焼き付けて形成する。
【0013】スルーホール13の形成位置は図1に示す
ように、パッチ電極8の端面8aと端面8bからそれぞ
れ同じ距離になるように、即ちC1=C2となるように
形成する。また端面8cと端面8dからそれぞれ同じ距
離の地点から端面8d側にずれた位置、すなわちD1<
D2となるように形成する。またストリップライン12
はスルーホール13から端面8cに向かう方向に延在さ
せている。
【0014】本実施例は図3に示すパッチ電極8の幅L
(スルーホール13から端面8cに向かう方向と垂直方
向の幅)とパッチ電極8の端面8a及び端面8bからそ
れぞれはみ出したアース電極9の幅M(端面8a側の幅
Mと端面8b側の幅Mは同じ長さ)の比Zを調整して電
圧定在波比を向上させることを特徴とする。
【0015】比Zは下記式にて表わされる。 Z=M/L 比Zは下記式で表わされる範囲内が好ましい。
【0016】0.01≦Z≦0.14 特にこの範囲内でも下記式で表わされる範囲内が好まし
い。
【0017】0.07≦Z≦0.10 このように比Zの範囲を規定することによって、電圧定
在波比を従来よりも向上させることができる。即ち従来
では、ストリップライン12の幅SWを所定の幅にする
ことによって電圧定在波比を1に近づけていた。しかし
ながら本実施例では、このストリップライン12の幅S
Wを電圧定在波比が最も1に近づくように調整するとと
もに、比Zを調整して電圧定在波比を向上させる。すな
わちストリップライン12の幅SWとアース電極9の幅
Nを所定の比にすることによって電圧定在波比を向上さ
せる。従来では電圧定在波比は2.0以下にすることは
困難であったが、本実施例の方法によれば容易に電圧定
在波比は2.0以下にすることができる。
【0018】以上のことを確認するために実験を行っ
た。まず実験を行う前に以下のようなサンプルを作製す
る。基板7としてはセラミックスを用い、基板7の大き
さは縦50mm、横50mm、高さ3mmとし、スルー
ホール13の直径は1.3mmとし、パッチ電極8は5
mm角とし、D1:D2=2:3とした。このような条
件の下で、比Zを0.00から0.29まで変化させた
サンプルを10個作製した。この時これらサンプルは図
2に示すストリップライン12の幅SWを設定して、電
圧定在波比が1に近づくようにしている。
【0019】上記のように作製したサンプルについてネ
ットワークアナライザー(ヒューレット・パッカード社
製 8753C)によって電圧定在波比を求めた。図4
はこの実験装置を示す概略図である。所定の周波数の信
号を掃引信号発生器15より発信する。基準となる信号
はネットワークアナライザー16に入り検波器17で測
定され、またサンプルの平面パッチアンテナ18に達し
た信号内の反射波は、信号分離器19を経て分離され、
検波器20で測定され、演算処理後に平面パッチアンテ
ナ18の電圧定在波比が表示器21に表示される。また
電圧定在波比以外の特性(アンテナ利得、中心周波数、
周波数帯域幅、円偏波特性、指向特性)についても、電
波暗室でスペクトルアナライザー(アドバンテスト社製
R3316A)を用いて測定した。この時の概略図を
図5に示す。標準信号発生器22より所定の周波数の信
号を測定用送信アンテナ23を経て発信し、この信号を
サンプルの平面パッチアンテナ24にて受信して、信号
が可変抵抗減衰器25を経て演算され、アンテナ特性が
測定用受信機26上に表示される。27は測定誤差補正
用の標準アンテナである。測定条件は測定用送信アンテ
ナ23,平面パッチアンテナ24,標準アンテナ27の
それぞれの設置位置を地上から1.5mとし、測定用送
信アンテナ23と平面パッチアンテナ24間の距離及び
測定用送信アンテナ23と標準アンテナ27間の距離は
それぞれ4mとした。
【0020】以上の実験結果を(表1)及び(表2)に
まとめた。(表1)は平面パッチアンテナの電圧定在波
比及びその他の特性を、(表2)には指向特性を記載し
た。
【0021】
【表1】
【0022】(表1)から判るように比Zが0.01≦
Z≦0.14の範囲にあれば電圧定在波比が2.0以下
となっており、しかもその範囲内でも0.07≦Z≦
0.10の範囲内であれば電圧定在波比が1に近づいて
いることが判る。またアース電極9の幅Nを変更するこ
とによって他の特性が劣化することはない。
【0023】
【表2】
【0024】さらに(表2)から判るようにアース電極
9の幅Nを変更しても指向特性は変化しないことが判
る。
【0025】以上のように本実施例では、ストリップラ
イン12の幅SWを調整し、更に比Zを調整することに
よって電圧定在波比を1に近づけることができ、平面パ
ッチアンテナの特性を向上させることができる。また比
Zを0.01≦Z≦0.14更に好ましくは0.07≦
Z≦0.10とすることによって特性を向上させること
ができる。
【0026】なお基板7のアース電極9を形成していな
い部分7a,7bを切断しても特性に変化はない。
【0027】
【発明の効果】本発明は、ストリップラインの延在方向
に対して垂直なパッチ電極の幅に対するパッチ電極の延
在方向に平行な端面からはみ出した前記延在方向に対し
て垂直なアース電極の幅の比を0.01以上0.14以
下、好ましくは0.07以上0.10以下にしたことに
より、電圧定在波比を従来よりも1に近づけることがで
きるので、装置の小型化が進んでも、十分な特性を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における平面パッチアンテナ
を示す表面図
【図2】本発明の一実施例における平面パッチアンテナ
を示す裏面図
【図3】本発明の一実施例における平面パッチアンテナ
を示す断面図
【図4】平面パッチアンテナの電圧定在波比を測定する
実験装置を示す概略図
【図5】平面パッチアンテナの諸特性を測定する実験装
置を示す概略図
【図6】従来の平面パッチアンテナを示す表面図
【図7】従来の平面パッチアンテナを示す裏面図
【図8】従来の平面パッチアンテナを示す断面図
【符号の説明】
7 基板 8 パッチ電極 9 アース電極 11 電極 12 ストリップライン 13 スルーホール 14 内部導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 俊郁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、前記基板の一面に設けられたパッ
    チ電極と、前記一面と反対側の他面に形成された電極
    と、前記電極に接続されたストリップラインと、前記基
    板に設けられ、前記電極と前記パッチ電極を連結するス
    ルーホールと、前記スルーホール内に設けられ、前記パ
    ッチ電極と前記電極を電気的に接続する内部導体と、前
    記電極及び前記ストリップラインと接触しないように前
    記他面に設けられたアース電極とを備え、前記ストリッ
    プラインの延在方向に対して垂直なパッチ電極の幅に対
    する前記パッチ電極の前記延在方向に平行な端面からは
    み出した前記延在方向に対して垂直な前記アース電極の
    幅の比を0.01以上0.14以下にしたことを特徴と
    する平面パッチアンテナ。
  2. 【請求項2】ストリップラインの延在方向に対して垂直
    なパッチ電極の幅に対するパッチ電極の延在方向に平行
    な端面からはみ出した前記延在方向に対して垂直なアー
    ス電極の幅の比を0.07以上0.10以下にしたこと
    を特徴とする請求項1記載の平面パッチアンテナ。
  3. 【請求項3】基板と、前記基板の一面に設けられたパッ
    チ電極と、前記一面と反対側の他面に形成された電極
    と、前記電極に接続されたストリップラインと、前記基
    板に設けられ、前記電極と前記パッチ電極を連結するス
    ルーホールと、前記スルーホール内に設けられ、前記パ
    ッチ電極と前記電極を電気的に接続する内部導体と、前
    記電極及び前記ストリップラインと接触しないように前
    記他面に設けられたアース電極とを備えた平面パッチア
    ンテナの特性調整方法であって、ストリップラインの延
    在方向に対して垂直な前記ストリップラインの幅を最小
    の電圧定在波比になるように設定するとともに、前記延
    在方向に対して垂直なパッチ電極の幅と、前記延在方向
    に対して垂直なアース電極の幅を電圧定在波比が最小と
    なるように調整することを特徴とする平面パッチアンテ
    ナの特性調整方法。
JP22557192A 1992-08-25 1992-08-25 平面パッチアンテナ及びその特性調整方法 Pending JPH0677724A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100342778B1 (ko) * 1999-03-04 2002-07-04 가타오카 마사타카 위성방송수신용 컨버터
US8016804B2 (en) 2005-10-13 2011-09-13 Kyeng Im Lee Hygienic band having three-dimensional structure and manufacturing method thereof

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