JPH0677703B2 - 静電用スプレーガン - Google Patents

静電用スプレーガン

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JPH0677703B2
JPH0677703B2 JP2202666A JP20266690A JPH0677703B2 JP H0677703 B2 JPH0677703 B2 JP H0677703B2 JP 2202666 A JP2202666 A JP 2202666A JP 20266690 A JP20266690 A JP 20266690A JP H0677703 B2 JPH0677703 B2 JP H0677703B2
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JP
Japan
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barrel
high voltage
air
electrostatic spray
spray gun
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JP2202666A
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卓生 山崎
麻夫 鈴木
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Anest Iwata Corp
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Anest Iwata Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は霧化塗料を高電圧による静電効果により被塗物
へ塗着させる静電用スプレーガンのうち、塗料を霧化す
るのに圧縮空気を利用するものに適用されるものであ
る。
[従来の技術] 静電用スプレーガンには、霧化形態として圧縮空気によ
るエアー霧化を利用したエアー静電、液圧霧化を利用し
たエアレス静電、液圧霧化に加えエアーを付加したエア
ーエアレス静電、そして回転するカップ、又はディスク
の縁より塗料を静電気の作用により霧化させる回転霧化
静電がよく知られている。これらのスプレーガンの形態
としては、先端に霧化装置を備え、かつ塗料の帯電及び
電界形成のための電極が設けられており、後部には吹付
を制御・操作するハンドルもしくは本体部があって、そ
の中間を絶縁材から成るバレルで接続し、このバレル内
には高電圧ケーブル、高抵抗を含む高電圧回路、塗料通
路及び吹付用の圧縮空気通路が設けられている。塗料通
路は必要によりバレル内に設けず、外部より先端の霧化
装置部に接続されることがある。
このような構成において、高電圧回路は先端の電極に至
る間に接続部が設けられている。
通常、先端電極は先の細い、電気容量のより小さいもの
として、針金状のピン電極が最も良い状態と高い安全性
が得られることが知られている。
更に、このピン電極はニードル弁の先端に設けられる
が、ニードル弁自体が塗料の噴出を制御するため可動で
あり、このため塗料ノズル後部において、ニードル弁と
摺動しながら電気的導通をはかる接続部が設けられてい
るのが一般である。この場合、高電圧が印加される部分
の後端はバレル内に位置することも多く、その周囲の肉
厚を多くするのみならず、後部の本体もしくはハンドル
部の接地部との距離を維持するため、バレルを長くした
り、沿面距離を長くするために複雑な絶縁ガイドを設け
たりしていた。
また、高抵抗を含む高電圧回路はバレル内に設けられる
が、この部分の周囲にあっても絶縁性から肉厚を多くし
ている。
一般にはこれらの高電圧回路は、高分子系樹脂等の絶縁
材によって電気の漏洩・放電を防止しているが、これら
絶縁材の外表面には、イオン化した空気が発生する。こ
のため絶縁材は劣化しやすくなり、やがて絶縁破壊に至
ることになる。このような絶縁破壊を防止する手段とし
て、前述のように肉厚を多くしたり、漏洩部分にパッキ
ンを入れ、強固に締め付けることによって密閉するなど
の方法がとられている。
[発明が解決しようとする問題点] 前記したような従来の方法においては、高電圧回路もし
くは高電圧印加部の肉厚を多くすることと、沿面放電距
離を十分にとることが必要となるが、この場合には静電
スプレーガン自体の重量が重くなり、操作性が損なわれ
ることは明白である。また、距離を十分とることも、全
体長さが長くなり、重量が増すばかりでなく、重心が前
の方になってますます操作性が低下する結果となる。
[問題点を解決するための手段] これらの問題点を解決するため、本発明の静電ガンにお
いては、高電圧印加部の周囲に発生するイオン化空気
を、スプレーガンとして吹付に用いる空気によって吹き
飛ばし、そのまま吹付空気として使用するもので、前記
バレル内には高電圧が印加される部分を保護するガイド
を設け、該ガイドの外側に形成される空間部を、バレル
の後方から前方に向けて吹付空気が流れる通路に形成し
たものである。
[作用] 静電用スプレーガンに送られてきた空気は、高電圧の印
加によってガイドの外側に形成される空間部にイオン化
空気が溜ってくる。このイオン化空気を吹付空気の流れ
によってバレルの後方から前方に向けて吹き飛ばし、霧
化装置のエアー噴出口より外部へ噴出する。この作用は
静電用スプレーガンに空気が流れ、これによって高電圧
が印加されている間維持される。したがって、バレル内
部のガイドの外側に形成される空間部にイオン化空気が
とどまることがなくなり、絶縁材の劣化が防止できて耐
久性が向上でき、しかも高電圧回路部を保護するガイド
の肉厚も薄くすることが可能となる。
また、霧化装置へ供給する吹付空気にはイオン化空気が
混ざった状態で噴出するため、塗料の霧化に際し帯電効
果を高め、静電による塗着効率を向上させる。
[実施例] 第1図は、本発明の1実施例を示す静電用スプレーガン
の断面図である。
先端の霧化装置は、塗料ノズル1の外側に設けた空気キ
ャップ2、及び塗料ノズル1の内側に挿入され、ノズル
口11を開閉するニードル弁3より構成され、絶縁材のバ
レル4の先端部に、カバー5によって固定される。ニー
ドル弁3の先端には、導電材料からなるピン電極6が取
付けられており、ニードル弁3と共に進退する。また、
ニードル弁3はバレル4に入り込む摺動する部分を金属
部31とし、後述の高電圧回路と電気的に接続されるよう
になっており、塗料ノズル1内とはニードル弁パッキン
7と摺動して、バレル4側と遮断している。
これらの装置は、従来より静電スプレーガンとして知ら
れている技術である。したがって、霧化装置としての範
囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
次に後部については、手動にて操作するハンドガンの例
が示されており、ハンドル8、引金9、引金9によって
操作される空気弁10、後部ニードル12、等が示されてい
る。これらの構成も既に公知のものであり、ハンドル8
の下部より高電圧ケーブル13、塗料パイプ14、吹付エア
ーパイプ15がそれぞれ挿入され、バレル4内を通って先
端霧化装置部へ送られるよう構成されている。
バレル4は、第2図に示す如く空気通路16、塗料通路1
7、高電圧回路18の他にニードル弁3を、後部の操作に
よって進退させる中間ニードル19がそれぞれ縦貫してい
る。この中間ニードル19は樹脂製であり、前記ニードル
弁3の後部金属部と接続されている。したがってその周
囲にはニードルガイド20を設け、バレル4内のニードル
ガイド取付部21に、接着等の手段により緊密に維持され
る。
また、高電圧回路18は、先端部に高抵抗22が挿入された
ケーブル挿入孔23内に高電圧ケーブル24が挿入され、封
止部材25、係止具26で固定される。高抵抗22の先は導電
材27、パッキン受け28を介して前記ニードル弁3の金属
部31に電気的に接続され、電極6に荷電される構造とな
っている。
さらに、高電圧回路18においては、ケーブル挿入孔23の
外側に高電圧ガイド32が形成される。
第1図に加えて、第3図、第4図を参照してみるよう
に、空間部16は、バレル4内部の前記ニードルガイド20
ならびに高電圧ガイド32の外側に形成されたが空間であ
り、吹付に際しては、この空間部全体をバレルの後方か
ら前方に向けて空気が通過し、霧化装置部へ送り込まれ
るように構成されている。
本発明においては、吹付空気が噴出された場合に高電圧
が印加されるよう構成するものであり、例えば、空気の
流動によって作動するフロースイッチ等を用いて吹付空
気を流した時に高電圧回路18の電源が入るようにするこ
とで、高電圧がかかった時に発生するイオン化空気を吹
付空気で吹き払い、バレル4内の空間部16において、イ
オン化空気の溜まりによる高電圧部周囲の絶縁材の劣化
を防止できるのである。
実際の例では、60kvに荷電した電極6から後方のハンド
ル部8に放電し帯電する電位を測定したところ、空間部
を吹付エアーを通した場合は、フロースイッチを無視し
て荷電し、空間部のエアーの流れを無しとした場合に比
べ約1/4〜1/2の電圧が減少した結果が得られた。
[発明の効果] 以上の如く本発明によれば、バレル内で発生したイオン
が空間部にイオン化空気として溜ったものを、空間部に
バレルの後方から前方に向けて吹付空気を通過させるこ
とにより、吹付空気と共に霧化装置より噴出させること
ができ、高電圧部を覆う絶縁材の周囲の空間部内に溜ま
るイオン化空気を押し流し排除して、絶縁材の劣化とこ
れにともなう絶縁破壊を防止し、バレルの耐久性の向上
がはかれる。
また、絶縁材そのものも薄くてすむために軽量化が可能
なうえ、後部へ沿面放電するイオンを前方へ吹き飛ばす
ことになるため、全体として絶縁距離の短縮が可能とな
り、バレルそのものの長さを短く形成して操作性の向上
をはかることが可能となる。
更には、イオン化空気を霧化装置より噴出することで塗
料の滞電効果をあげ、静電塗装効果を高めることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す静電スプレーガンの断
面図で、第2図は第1図のII−II断面、第3図は第1図
のIII−III断面を、第4図は第2図のIV−IV断面を示し
ている。 1…塗料ノズル 2…空気キャップ 3…ニードル弁 4…バレル 6…ピン電極 16…空間部 20…ニードルガイド 32…高電圧ガイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に塗料ノズルとエアー噴出口を設け、
    電極を備えた霧化装置を配し、後部には操作部を備えた
    本体との間を絶縁材よりなるバレルで接続し、該バレル
    を空気通路及び高電圧回路がそれぞれ貫通する静電用ス
    プレーガンにおいて、高電圧は吹付空気が流れた時に印
    加される手段を備えると共に、前記バレル内には高電圧
    が印加される部分を保護するガイドを設け、かつ、前記
    バレル内の前記ガイドの外側に形成される空間部を、前
    記バレルの後方から前方に向けて吹付空気が流れる通路
    に形成してなる静電用スプレーガン。
  2. 【請求項2】高電圧が印加される部分が、少なくとも高
    電圧ケーブル及び高抵抗を含む高電圧回路であるところ
    の特許請求の範囲第1項記載の静電用スプレーガン。
JP2202666A 1990-07-31 1990-07-31 静電用スプレーガン Expired - Lifetime JPH0677703B2 (ja)

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JPH0487650A JPH0487650A (ja) 1992-03-19
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CN105903587B (zh) * 2016-06-22 2018-02-27 江苏大学 一种气辅式旋流雾化静电喷枪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59112876A (ja) * 1979-03-16 1984-06-29 ノ−ドソン・コ−ポレ−シヨン 静電塗装方法

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